COLUMN
ボディコーティングについて解説
大切な車を美しく維持するために、手入れの中で欠かせないのが洗車です。しかし、車を購入したばかりの方や今まで洗車をあまりしてこなかった方など、やり方が具体的にイメージできないという方もおられることでしょう。
洗車は簡単に見えますが、やり方を間違えれば逆に車にダメージを与えてしまったり、汚れを付着させてしまったりするリスクにも繋がりかねません。そこでこのコラムでは、車の手入れが必要な理由から、手入れをするタイミングや頻度、必要な道具などを解説します。
目次
泥水の中を走った後など汚れが目立つ状態であればともかく、目に見えるような汚れのない状態であれば、手入れを行う必要性はないと思われる方もおられるでしょう。しかし、目立つ汚れがない状態の場合も、車の手入れは大切です。
そこで、車の手入れをしない場合のリスクや、なぜ重要なのかについて詳しく解説します。
目立った汚れがなくとも、空気中には埃やゴミ、排気ガス、花粉、黄砂といった無数の汚れの成分が漂っています。そうした成分と水分が合わさると、排気ガスの成分が酸性の液体となったり、花粉の成分が塗装内部に浸食したりして塗装に悪影響を与えます。
鳥の糞に含まれる酸性の消化液や虫の死骸が含んでいるアンモニアなども塗装の変色、浮き上がり、剥離といった影響を及ぼすため注意が必要な汚れです。
また、水分を自然乾燥に任せてしまうと、水に含まれるミネラル類がイオンデポジットと呼ばれるリング状の白い跡になったり、水滴が太陽光の熱を集めて塗装をへこませてしまうウォータースポットが発生したりとダメージの元となります。
汚れはボディコーティングの大敵です。コーティング被膜に汚れが付着した状態で放置すると、汚れが落ちにくくなり、ボディコーティングの性能が弱まってしまいます。
例えば水分に含まれるミネラル分が結晶化することによってできるイオンデポジットは、放置すると洗車した程度では落ちなくなる厄介なものです。こうなるとイオンデポジット除去剤で溶かして落とすか、コンパウンドで研磨しないと取れません。これらの処置を施すとコーティング被膜のメンテナンスも必要となるため、汚れは固着する前に落とすことが大切です。
車の汚れが気になると「今すぐに解決したい」と思う方もおられるでしょう。しかし、車の手入れには、向いている天候と向いていない天候があります。
そこで、車の手入れを行う際の天候として、向き不向きなタイミングについて以下に解説します。
車の手入れに向いているのは、暑すぎず寒すぎない天候です。そして晴れの日よりは曇りの日のほうが良く、また風が強くなく、気温的には25度程度が適しています。
適した気候でない場合は、晴天で気温が高い日であれば、日陰に駐車してボディ表面の温度を下げると理想の環境に近づけられます。他にも、日差しが強く照り付ける日は、日差しが弱まる夕方まで待ってから作業を開始するのがおすすめです。
車の手入れをするのに避けたい日は、快晴の夏日と風が強い日です。快晴の夏日は気温が高いため、水分の乾燥が早くなります。そうすると水分に付着した埃や塵が水垢となって残ったり、水分中に含まれるミネラル分が残ってしまったりする恐れがあり、乾燥する前に拭き取るのは中々難しいものです。
カーシャンプーを使って洗車するケースでは、自然乾燥によってカーシャンプーの成分が残る恐れもあります。風が強く吹いている日は、空気中の埃や塵が舞い上げられて車の表面に付きやすくなり、折角洗車してもすぐに汚れが付着してしまうため手入れに向いていません。また、空気中には黄砂や砂埃が混じっている場合もあります。これらが車の表面に付着した状態でスポンジやタオルで擦ると塗装を傷付けてしまいます。
車の手入れは保管状況によって頻度は変わるため、ご自身の車に合ったタイミングで実施することが大切です。
そこで、ここでは車の利用状況や車両の特徴をパターン別に分けて、手入れにおすすめの頻度をご紹介します。
手入れの頻度は多すぎると、塗装面を頻繁に擦ることになって傷付きやすくなり、過度に擦ると折角施工したボディコーティングの被膜が剥げてしまうことも考えられます。
反対に少なすぎると、汚れが固着して除去するのが難しくなります。汚れが固着した状態だと撥水効果を発揮できなくなってしまうため、ご自身の車の状態を見極めて適切なタイミングで手入れを行うことが大切です。
車の保管場所としては、屋根と壁があるガレージ、屋根と柱だけのカーポート、何もない吹きさらしの屋根なし駐車場が代表的なものでしょう。ガレージの中に停めている場合は、雨や風に晒されることがないため、手入れは2ヶ月に1回程度の頻度で十分です。
カーポートはガレージよりも雨や風の影響を受けやすいので、1.5ヶ月に1回程度の頻度が適切ですが、車の状態に応じて適宜手入れを行ってください。屋根なし駐車場の場合は、車を雨や風から守るものが何もないために水垢や汚れが付きやすくなることから、1ヶ月に1~2回程度の頻度がおすすめです。
初めて車の手入れを行う場合は、使用する道具の用意に迷う方もおられるでしょう。そこで、車の手入れに必要な道具には、どのようなものがあるか解説します。それぞれの道具は、ご自身の車のサイズや状態に合わせて選ぶとよいでしょう。
バケツは、10L前後のものであれば持ち運ぶのにも重すぎず、カーシャンプーをバケツに入れた水で希釈するのにも丁度いい大きさです。
機能に関しては、踏み台機能とグリッドガードの有無を確かめるのがおすすめですが、踏み台機能のバケツを選ぶ際は、十分な耐荷重があることを確認しておくと壊れるリスクを抑えることができます。
ホースは、短すぎると届かない部位が出てきてしまうため、軽自動車なら15m程度、ワンボックスカーなら20m程度の長さが適しています。
カーシャンプーを選ぶ際に押さえたいポイントは、泡立ち・泡切れの良さと、シャンプーの種類の2つです。
泡が十分に立っていれば泡が汚れを絡め取り、泡がクッションの役割を果たして摩擦による傷を防げます。そして、泡切れが良いものを使えば、水ですすいだ際にカーシャンプーの成分が残る心配がありません。
カーシャンプーの種類には中性のものとアルカリ性のものがあります。中性のものは中程度までの汚れを落とすのに向いており、塗装面やボディコーティングへの影響も少ないのが特徴です。
アルカリ性のものは洗浄力に優れており、虫の死骸、鳥のフン、油汚れなどの落としづらい汚れに向いています。ただし洗浄力が強い分、使った後はしっかりと洗い落とさないと塗装を傷める原因になる点には注意が必要です。
洗車用のスポンジは、ボディ用とタイヤ・ホイール用のものを2つ用意します。これはタイヤやホイールを洗ったスポンジでボディを擦ると、泥や鉄粉が付いた状態で擦ることになって傷付ける恐れがあるからです。
ボディ用のスポンジは、表面が凹凸になっていて柔らかいものが適しています。素材はウレタン製のものが泡の立ちが良いためおすすめです。大きさは手のサイズに合ったものか、柄付きやグローブ型のものが持ちやすくていいでしょう。
タイヤ・ホイール用のスポンジも柔らかめのほうがおすすめですが、タイヤ・ホイールを洗うとスポンジはすぐに傷んでしまうため、ボディ用の使い古しでも構いません。ホイールのスポーク内部やボルト周辺、エンブレムの周りなどの細かい部分を洗う際は、ブラシを使って落としてください。
普段家庭で使っているようなタオルで車のボディを擦ると摩擦によって傷が付きやすく、また繊維が残ったり水分が拭き取り切れなかったりするため、必ず拭き上げ用クロスを使ってください。クロスの生地は厚手であれば使い勝手が良くなります。
拭き上げに適しているのはマイクロファイバークロス、セーム革、PVA(ポリビニルアルコール)です。マイクロファイバークロスは繊維の太さが8マイクロメートル以下という極細繊維でできているため、吸水性と速乾性に優れているのが特徴です。
PVAは親水性に優れており、かつ繊維が残りにくく、同時に高い吸水性も持ち合わせています。セーム革には天然のものと人工のものがありますが、人工のもののほうが吸水性に優れ、また濡れてもぬめりにくいためおすすめです。
洗車用の脚立には、ノーマル脚立と横に長い脚立の2種類があります。ノーマル脚立は一般家庭でも使われる逆V字型のものです。ノーマル脚立は折り畳めること、軽量であること、持ち運びがしやすいことが特徴です。
横に長い脚立は天板が横に広くスペースが取られているもので、安定していること、天板上で移動できるために洗車の際に脚立を移動させる必要のないことが特徴です。車高が高くて全長が長い車は横に長い脚立のほうが適しています。
洗車後も綺麗な状態を手軽に維持したいのであれば、ボディコーティングの施工がおすすめです。ボディコーティングは市販のコーティング剤を使用してDIYで行うことも可能ですが、綺麗な仕上がりを求める方はお店に依頼すると失敗するリスクを減らせます。
コーティング剤にはワックスのように少量ずつ塗り込んでいくタイプのものや、吹き付けて塗布するスプレータイプのものがありますが、作業に不慣れな方にはスプレータイプのほうが施工しやすくおすすめです。
ボディコーティングをした車の手入れは、各種の手入れ方法の指示に従うことが大切です。ここでは、ボディコーティングに共通する手入れの基本的な注意事項を2つご紹介します。
洗車をして汚れを残さず落とした後は、水分を念入りに拭き上げることが大切です。拭き上げがしっかりできていないと水道水に含まれるミネラル成分が染みとなって白く残り、イオンデポジットとなって固着する原因になります。
ルーフやドアの隙間、ドアミラーの周り、ワイパーの付近などは特に水分が残りやすいため注意が必要です。拭き上げは一定の方向に向けてクロスを動かし、拭きムラが残らないように注意してください。
洗車機は高速で回転するブラシやスポンジが塗装面に擦り付けられるため、細かな傷が付着しやすいです。また、摩擦によってコーティング被膜のトップコートが摩耗し、コーティング被膜が本来持っている撥水機能が損なわれるのも無視できない点です。
他にも、洗車機のメニューの一つであるワックス洗車によってブラシやスポンジに残留したワックス成分がコーティング被膜に付着してしまうこともあります。油膜が付着して汚れやすくなれば、コーティング被膜が劣化するリスクが高まってしまいます。
「ボディコーティングをしたいが自分でやるのは自信がない」、「どこに依頼するのがいいのか分からない」とお悩みの方は、イエローハットにお任せください。
イエローハットではボディコーティングの中でも持続期間の長いガラスコーティングを、好みに合わせてお選びいただける3種類ほどご用意しています。
シャインズコートは、ノウハウが豊富なスタッフが選定したお客様と車に最適な最先端のガラスコート剤と、塗装にダメージを与えないよう研究された施工方法と技術とが組み合わされたガラスコーティングです。単に車の美観を保つだけでなく、車にダメージを与える紫外線、泥、砂、埃などから守り、傷や汚れを付きにくくします。
手軽にコーティングを試してみたい方には、被膜形成型ガラスコーティングである「ゴールドZコーティング」がおすすめです。
コストパフォーマンスを重視する方には反応硬化型ガラスコーティングの「プラチナZコーティング」。
より耐久性や撥水効果を追求したい方には高純度反応硬化型ガラスコーティングの「ダイヤモンドZコーティング」をおすすめしています。
ダイヤモンドZ>プラチナZ>ゴールドZの順にガラス成分の結合量が多く、塗装面の保護効果や持続性だけでなく撥水効果や撥水持続効果も高まり、光沢・ツヤといった美観も向上します。
1年毎に有料の定期メンテナンスを受けていただくことによりダイヤモンドZは約5年、プラチナZは約3年にわたり効果を維持し、塗装面を保護できるだけでなく施工証明期間を継続できます。
ご予約はお電話とWEBで承っております。電話は10:00~18:00(年末年始を除く)、コールセンターのスタッフがさまざまな疑問に丁寧にお答えいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。WEBは24時間ご予約を受け付けています。なお、今ならWEBからのご予約で1,000円OFFとなるお得なキャンペーンを実施中です。(2022年2月時点)
車の手入れの頻度は保管場所や車体の色によって異なり、また、泥道を走った時や花粉や黄砂の時期、鳥のフンや虫の死骸が付いた時など、走行場面によっても異なります。普段から車の状態を把握して適切な頻度で手入れをすることは美観の維持につながるだけでなく、車の傷みを防ぐことにも繋がります。
そして、手入れの手間を軽減したいのであれば、ボディコーティングがおすすめです。中でもシャインズコートは紫外線や熱、酸に強く、独自技術による撥水性や光沢・ツヤを向上させる効果もあり、施工後のお手入れも容易になるガラスコーティングです。ボディコーティングの施工を信頼できるお店に依頼したいと考えているなら、ぜひイエローハットのガラスコーティングをご検討ください。
ネット予約で1,000 円引