違う種類のエンジンオイルを混ぜても大丈夫？注ぎ足す際の注意点も解説

エンジンオイルには粘度やベースオイルによってさまざまな種類がありますが、これらの異なるエンジンオイルを混ぜて使用しても良いのか疑問に思ったことがある方もおられるでしょう。このコラムでは、違う種類のエンジンオイルを混ぜて使用して良いのか、エンジンオイルの注ぎ足し作業の手順を解説します。また、作業を進める際の注意点や余ったエンジンオイルを保管する方法についても併せてご紹介していきます。

粘度の違うエンジンオイルの場合

　

まず、粘度が違うエンジンオイルを混ぜて使用することについて解説します。
結論から言えば、粘度の異なるエンジンオイルを混ぜるのは、エンジンに負荷が掛かるため避けるべきです。
エンジンオイルの粘度は、容器に書かれている「0W-20」や「10W-30」といった粘度表示によって表されます。前半のWの前にある数字は低温時における粘度、後半の数字は高温時における粘度を示しています。低温時の粘度は数値が低いほど粘度が柔らかく、低温環境下でもエンジンに負荷をかけづらいことを表し、高温時の粘度は数値が高ければ粘度が硬く、高温時でも潤滑作用を発揮しやすいことを表しています。
エンジンオイルは単品で性能を発揮するように成分や粘度が調整されており、粘度が違う製品を混ぜると粘度が変わったり、エンジンオイル本来の働きが弱まったりする恐れがあります。例えば、エンジンオイルの粘度が硬くなると、燃費や低温始動性の低下といったトラブルを起こすリスクが大きくなり、逆にエンジンオイルの粘度が柔らかくなると潤滑作用が弱まり、パーツが破損するリスクが生じます。

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ベースオイルが違うエンジンオイルの場合

　　　　

エンジンオイルには、大きく分けて全合成油、部分合成油、鉱物油の3種類のベースオイルがあります。
全合成油は、添加剤を配合することで燃費や耐久性、低温始動性などを向上させた最高品質のエンジンオイルです。車の性能を引き出すのに適しており、スポーツ走行を頻繁に行う方に適したエンジンオイルです。
部分合成油は、鉱物油をベースとして、全合成油を配合したエンジンオイルです。性能、値段などは鉱物油と全合成油の中間程度に位置しています。
鉱物油はもっとも多く流通しているエンジンオイルで、耐熱性や耐酸性などは高くないため、小まめに交換作業を行う必要があります。
このようにベースオイルは3種類に大別できますが、粘度の硬さが同一であればベースオイルの種類が異なるエンジンオイルを混ぜて使用しても、故障などの問題が起きるリスクは低いと言えます。ただし、ベースオイルを混ぜると本来持っている耐熱性や耐酸性などが十分に発揮されない恐れがあります。

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古いエンジンオイルと新しいエンジンオイルの場合

　　　　

劣化が進んだ古いエンジンオイルと新しいエンジンオイルを混ぜて使うことは、エンジンに負荷が掛かるリスクがあるので避けるべきです。
古いエンジンオイルは熱や汚れなどを吸着することで劣化が進んでおり、潤滑作用や清浄作用などが低下している状態です。そのようなエンジンオイルに新品を注ぎ足しても、走行性能はあまり回復しません。場合によっては新たに注ぎ足したエンジンオイルの劣化が早まる恐れもあります。

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エンジンオイルの入れすぎに注意する

　　　　

エンジンオイルを適正量よりも多く注ぎ足すと、「オイルたたき」と呼ばれる現象が起きて走行性能や燃費が低下したり、白煙が発生したりする原因になります。注ぎ足し作業を行った後には、必ずエンジンオイルの量をオイルレベルゲージで確認し、残量が上限の印から下限の印の間に収まるよう調節してください。残量を正しく判断するには、車を水平な場所に停めることも重要です。
万が一エンジンオイルを多く注ぎ足しすぎてしまった場合、オイルチェンジャーを用いた「上抜き」によってエンジンオイルを抜きます。何らかの理由で上抜きができない車種の場合は、車体底部のドレンボルトを外してエンジンオイルを抜く、「下抜き」を行ってエンジンオイルの残量を調整します。いずれの作業も整備に慣れていない人が行うと怪我や故障のリスクがあるため、不安がある場合はお店に依頼することをおすすめします。

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注ぎ足しを続けない

　　　　

エンジンオイルは注ぎ足しではなく、できるだけ全量交換を行うことが車を長持ちさせる秘訣です。全量交換を行わずに注ぎ足しを続けていると、劣化したエンジンオイルの比率が高くなり、エンジンが故障、破損するリスクが大きくなります。もしエンジンが焼き付いて動作しなくなった場合、オーバーホールになると高額な修理コストが必要となります。
なので、走行中にエンジンオイルランプが点灯した、エンジンオイル交換ができない状況でオイル漏れが発生した、などの緊急時を除いて注ぎ足しを行うことはおすすめできません。応急処置として注ぎ足しを実施した場合でも、その後できるだけ早めに全量交換を実施するよことをおすすめします。
なお、交換や注ぎ足しをしてもすぐにエンジンオイルが減る場合、オイル漏れやパーツ破損が考えられるので、すぐに点検修理を実施する事をおすすめします。

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こぼした場合は拭き取る

　　　　

作業途中でエンジンオイルがこぼれて車体に付いてしまった場合、必ずきれいに拭き取ってください。特に、高温になりやすい金属パーツに油分が付着した場合、拭き取らずにエンジンを動かすと発火するリスクがあります。
また、注ぎ足し後は、オイルレベルゲージとオイルフィラーキャップを装着することも忘れずに行いましょう。エンジンを始動させた際にエンジンオイルがこぼれる恐れがあるためです。

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効率よくエンジンオイル交換が可能

　　　　　

イエローハットでは、電話あるいはオイル交換ネット予約でエンジンオイル交換の予約を受け付けており、作業当日は待ち時間なく、スムーズにエンジンオイル交換を実施できるが特徴です。エンジンオイル交換ネット予約の利用手順は以下の通りです。

1. ①予約サイトにアクセス
2. ②エンジンオイル交換する車種を選択
3. ③お近くの店舗を選択
4. ④エンジンオイル交換のみか、オイルフィルターも交換するかを選択
5. ⑤希望する日時の空き状況を確認し希望時間を設定
6. ⑥最後に、イエローハットの会員ページを利用していない方は会員登録をします。
7. ⑦予約内容を確認し、予約完了メールを受信したらエンジンオイル交換の予約完了です。
   エンジンオイル交換であれば当日の作業時間は約15分と、長時間お待たせすることはありません。

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安全・安心に作業が完了できる

　　　　　

イエローハットなら、車に適したエンジンオイルの選定から実際の作業までを専門のスタッフが担当するので、安全・安心にエンジンオイル交換を実施できます。
交換できるエンジンオイルも、エコカーからスポーツカーまで幅広く対応できるラインナップを取り揃えております。

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