クルマを支える『縁の下の力持ち』
        タイヤの役割とタイヤサイズ・空気圧・交換時期について

クルマはタイヤがなければ走れない。
―クルマを支える重要な役割を担っているのがタイヤです。―
昔「タイヤは命を乗せている」といったCMがあったように、タイヤは、道路とコンタクトをとる唯一の大切なパーツ。ハガキ4枚分の接地面積で約1.6トンもの重さを支えるまさに頼れる力持ち。
自分の走りにマッチしたタイヤ選びができるよう、 タイヤはどんな役割を担い、どのような注意が必要なのかを見ていきましょう。

ひと口にタイヤといってもさまざま。
クルマにさまざまな種類があるように、タイヤにも走る目的や車種、季節に応じて多くの種類がありますが、その中でも大きく、夏タイヤ、冬タイヤの2つに分類されます。

タイヤ写真
「夏タイヤと冬タイヤの違い」
たとえばこんな種類があります
夏タイヤ夏タイヤ タイヤ関連用品タイヤ関連用品

タイヤのあれこれ

タイヤってどんな働きをしてるの?

タイヤの4つの重要な役割を知ろう!

路面と接する唯一の自動車部品であり、大切な機能を果たすタイヤ。 タイヤは4つの役割を発揮するために作られているんだ。
  1. 車の重量を支える役割
    タイヤ1本あたりが接地する面積はわずかハガキ1枚分ほどなんだ。1本当たり400kg前後の重さを支えているんだよ。
  2. 衝撃を吸収し、乗り心地を良くする役割
    主にゴムと空気でできているタイヤは、走行中に路面から受ける衝撃をタイヤの空気がバネとなって緩和する働きがあるんだ。乗り心地という面でとくに重要な役割を担っているよ。
摩擦力の説明
  1. 「走る」「止まる」という役割
    エンジンのパワーを路面に伝えて、発進や加速を行ったり、ブレーキで減速、停止させるなどがタイヤの重要な役割。タイヤが正常に働いて初めてドライバーの意思通りにコントロールすることができるんだ。
  2. クルマの進路を決める役割
    タイヤには、右折、左折、直進するというように、走る方向を自由に変えて、その進路を保つ役割があるんだよ。
   
   
   

タイヤを新しくしたいけど、私の車のタイヤってどうやって選ぶの?

タイヤサイズの見方にはいろいろあるんだよ!

タイヤサイズの見方
タイヤのサイドウオール(側面)には、そのタイヤのサイズや仕様を表す数字やアルファベットの記号が表示されているんだ。
タイヤサイズの表記
タイヤ幅
タイヤ側面の文字や模様の厚みを除いた幅がmmで表示されているよ。
偏平率
偏平率は、80>70>65>60>55>50>45(%)と、数字が小さくなるほど、タイヤの幅に対して、タイヤの高さが低くなることを表しているよ。 偏平率
ラジアル構造
R=ラジアル構造の意味で、現在の乗用車タイヤはほとんどこの構造なんだ。バイアスタイヤは“−”で表示されるよ。
タイヤ内部のカーカス(繊維)がタイヤの回転方向に対して垂直になっているものを、ラジアル構造といい、 斜めになっているものをバイアス構造と言うんだよ。
リム径
タイヤの内径(ホイールの付く部分)を“インチ”で表示しているよ。一般的な乗用車では10〜20インチまであるんだ。
 
ロードインデックス(荷重指数)
ロードインデックス(荷重指数)は、規定の条件下で、そのタイヤ(1本)に負荷することが許容される最大負荷能力(最大荷重)を示す数値だよ。
ロード
インデックス
荷重
(kg)
60 250
61 257
62 265
63 272
64 280
65 290
66 300
67 307
68 315
69 325
70 335
71 345
72 355
73 365
74 375
 
ロード
インデックス
荷重
(kg)
75 387
76 400
77 412
78 425
79 437
80 450
81 462
82 475
83 487
84 500
85 515
86 530
87 545
88 560
89 580
 
ロード
インデックス
荷重
(kg)
90 600
91 615
92 630
93 650
94 670
95 690
96 710
97 730
98 750
99 775
100 800
101 825
102 850
103 875
104 900
 
ロード
インデックス
荷重
(kg)
105 925
106 950
107 975
108 1000
109 1030
110 1060
111 1090
112 1120
113 1150
114 1180
115 1215
116 1250
117 1285
118 1320
119 1360
速度記号
そのタイヤに表示されているロードインデックスをかけた状態で走行可能な最高速度をアルファベット記号で表したものだよ。
記号 最高速度 記号 最高速度
Q 160km/h ZR 240km/h超
S 180km/h W 270km/h
H 210km/h Y 300km/h
V 240km/h (Y) 300km/h超

タイヤの空気ってあまり気にしたことないけど・・・

空気圧は乗るごとにチェックする習慣をつけよう!

タイヤの性能を十分に発揮するには、空気の量が適正に入っていることが重要!空気圧過多だと摩耗が早まってしまうんだ。 逆に空気圧不足はクルマが不安定になったり、発熱して破損しやすくなったりすることがあるんだよ。

空気圧過多では・・・

  • タイヤの接地面中央部だけに異常摩耗を起こしやすい。
  • 少しの段差でも跳ねるような乗り心地になる。
  • 操縦安定性を損ない、乗り心地が悪くなる。

空気圧不足では・・・

  • タイヤが早く減り、寿命が短くなる。
  • 高速で走行中、最悪の場合にタイヤのバースト(ゴムの剥離で破裂)を引き起こす。
  • 雨の日の高速走行時に、タイヤと路面の間に水が入り込んで浮き上がるハイドロプレーニング現象が発生し、ハンドル操作ができなくなる。
  • 操縦安定性を損ない、乗り心地が悪くなる。
  • 車の燃費が悪くなる。
  • カーブでタイヤの変形が大きくなり操縦安定性を損なう
空気圧の説明図

微妙な変化を感じよう

通常空気圧は10kPa(0.1kgf/cm2)単位で調整するんだけど、意外と10kPa変更しただけでも変化が現れるよ。それがわかるくらいにクルマの挙動変化を感じ取れるようになれば車両のわずかなトラブル発生にも早期に気付き、安全性につながるね。

知っていると便利だよ

  • 空気圧調整は、タイヤが冷えているときに行おう。タイヤが熱を持っている時に調整すると、冷えた時に空気圧が適正値より下回ってしまうよ。
  • 高速道路を走る前には空気圧を高めに調整してね。タイヤの耐久性が向上(負荷能力が上がる)し、腰砕け感が減るんだ。
  • 偏平率の低いタイヤは、空気圧が減っていてもタイヤサイドのたわみが小さいから、空気圧低下を見逃しがち。こまめな空気圧チェックが必要だね。

空気圧の点検はお近くのイエローハットで

イエローハットでは空気圧の点検・補充を無料で行っているんだ。
気軽にスタッフに頼んで安心、快適なカーライフを楽しもう!

へー、タイヤの空気圧って大事なんだ!でも空気って少しずつ減っていくんですよね?

タイヤのエアーには窒素ガスがお薦め!

  • 窒素ガスは抜けにくい
    窒素は酸素に比べ透過係数が小さいため、タイヤ内からゴムへの透過率が酸素に比べ低くなるんだ。さらに熱による膨脹も大気に比べて少なく、空気圧を一定に保つんだよ。

タイヤを長持ちさせるコツってあるの?

つねに安全で快適なカーライフに欠かせないタイヤローテーション(位置交換)

タイヤを上手に使って長持ちさせるためにはタイヤのローテーションが不可欠!タイヤを長持ちさせるためにも早めのローテーションが必要なんだ。 約5,000kmを目安にローテーションするのがオススメだよ。

ローテーション

ローテーションの効果

  • 偏摩耗(片減り)の防止
  • ライフ(寿命)のアップ
  • タイヤ疲労度の均一化

ローテーションのポイント

  • フロント(前輪)タイヤとリア(後輪)タイヤを交換。
  • タイヤローテーションは、5,000km走行時を目安に。
  • FF車は早めにローテーションを実施。
  • 摩耗初期のローテーションは、偏摩耗防止に効果あり。
タイヤは装着されている位置によって摩耗の仕方や進み方が違うから、定期的に位置を交換する作業(ローテーション)が必要なんだよ。

駆動型式の違いによるローテーションの違い

タイヤがバランスよく均等に減っているかをチェックしよう。中央だけ減っている、片側だけ減っているなど、偏摩耗をしているときは要注意!異常振動が起こったり、タイヤ音が大きくなったり、タイヤの寿命が低下してしまうよ。
クルマの駆動形式が分からない場合は、イエローハットのスタッフに聞いてね!

駆動型式の違いによるローテーションの違い

今のタイヤって結構長く使っているけど、いつ交換すればいいの?

スリップサインが現れる前に早めに交換しよう!

スリップサインとは:
スリップサインタイヤが減ってくると、これ以上の使用は危険というサインが接地面に現れるんだ。それがスリップサイン。タイヤが減ってくるにつれて排水性能・動力性能が低下し、車の乗り心地が悪くなってしまう。残り溝が1.6mmになると一部に溝がない平らな面が出くるから、それで確認しよう!
タイヤが正しく働くためには、スリップサインの現れる前が交換の目安。スリップサインが現れたタイヤは安全性に悪影響が出て、整備不良の対象になっちゃうから、注意しよう!とくに高速道路を頻繁に利用する場合は、安心、安全を考え、早めの交換がオススメだよ。

タイヤ交換の目安は?

クルマやタイヤの種類、乗り方によっても違ってくるんだけど、劣化の進行が早まってくる、使用開始後3年か走行距離30,000kmが交換時期の目安。スリップサインがでてからの交換は問題外!日頃のチェックを習慣付けて、安全のために早めの交換がオススメだよ。

なるほど!私の車のタイヤもそろそろ交換時期だ。交換する時の注意点ってあるの?

タイヤ交換は4本が基本だよ!

すり減ったタイヤをそのまま使い続けるのは、ドライバーとしての常識を疑われても仕方ないね。安定走行が損なわれるだけじゃなくて、ブレーキの利きが悪くなったり、雨の日にスリップしたりして、思わぬ事故を起こしかねないんだ。タイヤは命を乗せている……。そして回りに迷惑をかけないためにも、すり減ったタイヤ、ひどい保管環境に置かれていたクルマのタイヤは、いますぐ交換しよう! タイヤ交換は2本、4本が基本。

交換のポイント

  • 4本同一ブランドのタイヤを
    新車時のタイヤは、前後左右同一ブランド、同一パターンを装着してバランス走行の安定性を確保しているんだ。交換もそれを守るのが大切だよ。
  • 左右のバランスをとることが大切
    タイヤ交換の必要性が生じた場合は、左右のタイヤを同時に交換することで、バランスが保てるよ。交換は左右同時にすることが、安全のためにもオススメ。
  • 交換は4本が基本
    タイヤを人の手足にたとえると、長さもパワーも同じが理想。交換は、4本が基本と覚えておこうね。
  • 早めの交換が肝心
    タイヤの寿命は、走行距離や残溝に関わらず、3年目位からゴム部の硬化が始まり、劣化してくるから、4本同時に早期の交換をオススメするよ。
  • 以外に多いバルブのエアー漏れ
    タイヤバルブ(ホイールに着いている、エアーを入れるパーツ)の寿命も3年といわれているんだ。タイヤ交換の際にバルブの交換も済ませておくと安心だね。

パンクをしてしまったら、迷わず交換しよう

パンクの修理は応急処置と考えよう。迷わずタイヤ交換と覚えておいてね。

日頃から心掛ければベストドライバー

タイヤの4つのチェックポイント
安全走行のために、定期的なタイヤチェックが必要!4つのチェックポイントを確認し、タイヤがベストな状態かどうかを判断してね。
  • 空気圧
  • キズ
  • ローテーション