

スタッドレスタイヤは溝の深さが新品の半分まで摩耗すると、冬用タイヤとしての機能が落ちて使えなくなってしまう。とくに、濡れた路面では性能低下が激しくて、テストでは制動距離が1.5倍以上にもなるといわれているよ。そのためスタッドレスタイヤの深さを見るために、「プラットホーム」というものが設けられているんだ。
溝の深さを点検するプラットホームは、タイヤサイド4カ所の矢印(↑)部分の接地面にあるよ。だけど、実際にプラットホームを探すのは大変だよね。溝に100円玉を差し込んで見よう。1の字が見えたら残り半分(ほぼ5mm)以下の深さで、スタッドレスタイヤとしては性能の限界だよ。
摩耗とは別の問題として、スタッドレスタイヤの接地面が、時間的な経過に伴ってヒビ割れしたり、硬化したりして本来の性能を失う「ゴムの劣化」も気になってくるね。たとえ接地面が減っていないスタッドレスタイヤでも、一般的には使用開始後3シーズンぐらいが使用限度の目安と言われているよ。

最も注意したいのは乾燥路の走り方。スタッドレスタイヤは雪や凍結路面で高いグリップ性能を発揮するんだけど、柔らかいゴムを使用しているから乾燥路を走ると溝の減りが激しくなるんだ。

たとえ溝が深くても、エッジが摩耗して丸くなってしまうと氷・雪上性能は極端に低下してしまうよ。乾燥路にでも、急発進や急ブレーキ、コーナーでも無理はせずに丁寧な走行を心掛けよう。
前に言ったように、「春になったらすぐ交換」をすることが、長持ちのコツだよ。

スタッドレスタイヤを購入するときは、多少の出費を我慢してホイール付きを購入するのが賢い選択。使いたいときにホイールごと交換するだけで済むから、自分一人でも交換が可能。タイヤだけの場合、ホイールのコストはかからなくて済むけど、自分での交換は不可能。専門ショップで交換を頼むとその出費もバカにならないし、タイヤをホイールからはがしたり組み込んだりで、タイヤを傷める結果に。
結局、3シーズン使ってホイール付の方が安かったということになりかねないんだ。

スタッドレスタイヤでも空気圧管理は大切!
スタッドレスタイヤでも、いま使っているノーマルタイヤと同じ空気圧で問題はないけど、自然に減少していくんだ。適正空気圧はクルマ運転席側のドア付近に書かれているから、定期的に確認して指定値を守って、燃費や性能を損なわないよう注意しよう!
スタッドレスタイヤの保存方法は
スタッドレスタイヤの特徴である柔らかいゴムを硬化(劣化)させないことが重要。そのためには、まずは融雪剤や泥、油脂などの付着した異物を綺麗に水洗いして、水分を拭き取ることが大切。保管場所は、直射日光が当たらず、温度変化の少ない通気性の良いところを選ぼう。保管時は、市販のタイヤラックなどに立て掛けておくか下にスノコなどを敷いて平積みしカバーを掛けるのが基本。タイヤに変な癖が付かないように時々動かすことも忘れずに行おう。ホイール付の場合の空気圧は規定の半分程度にタイヤ圧を入れておくことをオススメするよ。