COLUMN
ボディコーティングについて解説
車のボディに関しては色褪せや汚れが目立つため、こまめに洗車などの手入れを行っている方は多くおられます。しかし、意外と見過ごされやすいのがヘッドライトです。ヘッドライトのレンズは、使用過程で徐々に曇りや黄ばみが発生します。そこで、ヘッドライトを美しく保つ方策としておすすめなのは、ヘッドライトコーティングです。
本コラムでは、ヘッドライトコーティングの概要、ヘッドライトコーティングを長持ちさせるポイント、ヘッドライトコーティングの施工の流れなどについて解説します。施工することで、車の外観により磨きをかけられるでしょう。ぜひご参考になさってください。
目次
ここではヘッドライトの美しさを長持ちさせるために、ヘッドライトが黄ばむ原因と、コーティング剤の耐久性について解説します。劣化したヘッドライトの表面を磨くだけでもきれいな見た目になりますが、実は磨きだけでは美しさが長持ちしません。その理由についても紹介します。
以前は、ヘッドライトレンズの素材にガラス材が使用されていましたが、現在はポリカーボネートと呼ばれるプラスチックが主流です。ポリカーボネートは耐衝撃性、耐久性、加熱成形性、事故時の安全性など色々な面でガラスよりも優れており、1980年代から普及が進みました。
一方でポリカーボネートは、紫外線や経年劣化、ライトバルブの熱、もしくは外的要因(飛び石など)によりダメージを受けやすいのが弱点です。工場出荷時にはヘッドライトにコーティング塗装が施されていますが、紫外線を浴びたり洗車を繰り返したりしていくうちに、曇りや黄ばみが発生してしまいます。
ヘッドライトコーティングは、市販のコーティング剤を使ってDIYで施工することも可能です。ただし、DIYの場合は洗浄や研磨など手間のかかる下地処理が必要なうえ、耐久性も数ヶ月程度とあまり長持ちしません。
一方お店での施工では、ポリカーボネート用に開発された専用のコーティング剤を使用していることが多く、高い耐久性を実現しており、長期にわたり美しさを保てるでしょう。施工メニューには、ヘッドライトのポリッシャー洗浄が含まれている場合が多いため、前もって汚れを落としておく必要もありません。
ヘッドライトコーティングのクオリティは、新車時にヘッドライトに塗布されていた厚いハードコートの劣化部分をどこまできれいに除去できるかに大きく左右されます。劣化したハードコートをきちんと削り取れていないと、残されたハードコートの劣化により、短期間で黄ばみや曇りが再発してしまうのです。
ここでは、DIYのヘッドライトコーティングを長持ちさせるポイントとして、使用するコーティング剤とコーティング前の下準備について解説します。
使用するコーティング剤の選定に関しては、耐久性、価格、密着性の3点を考慮する必要があります。
まず耐久性に関しては、できるだけ高耐久のものを選ぶと良いでしょう。ガラス、もしくはガラス系のコーティング剤がおすすめです。ただ施工が簡単でも耐久性が低いものを選ぶと、頻繁に再施工する必要が出てきます。
値段については、高い方が長持ちするだろうといった基準でコーティング剤を選ぶことは、あまりおすすめできません。業務用の可能性もあり、専用工具などが必要になることもあるため、ご自身で施工するのは難しくなります。
コーティング剤は、薄いクリア被膜をヘッドライトの表面に張ることで、保護機能を発揮します。しかし、クリア被膜の密着性が悪いと、すぐに剥がれてしまうこともあるでしょう。したがって、車のヘッドライトに合わせてコーティング剤を選ぶことが重要と言えます。施工方法はコーティング剤によって異なるため、説明書の確認が欠かせません。
コーティング剤を塗布する前に、ヘッドライト表面の下処理をしっかりと行う必要があります。怠ってしまうと、ムラになるだけでなく密着性が低下するためです。耐水ペーパーでクリア層を剥がして、コンパウンドで表面を研磨する作業は、重要な工程といえます。
ここでは、お店で行うヘッドライトコーティングの、一般的な施工の流れを紹介します。
(1)マスキング
ヘッドライト周辺のエンジンフード、ラジエーターグリル、フェンダーなどをマスキングテープで養生します。
(2)コーティング塗装剤の研磨
コンパウンド等を使って新車時に施されているコート剤を剥離していきます。
(3)ポリッシャーによる透明度のアップ
ポリッシャーを用いて上記(2)の工程でできたヘッドライトの表面に残った細かい磨き傷を取り除いて研磨し、透明度を向上させます。
(4)コーティング剤の塗り込み
ヘッドライト用のコーティング剤を、車体にかからないように注意しながら吹き付けます。
(5)乾燥作業
コーティング施工後は水分が付かない様に乾燥させます。
ヘッドライトはコーティングできる場所の一例です。その他にコーティングを施工できる箇所について4つご紹介します。
ボディは、コーティングをする箇所としては定番です。ボンネット、フェンダー、ドア、ルーフ、テールゲートなどがコーティング箇所として代表的ですが、ボディコーティングを施すことによって、車体全体を汚れや傷から保護することが可能です。さらに、塗装の色褪せを防いで美観を長く維持できます。
ホイールは外観の中でもとくに汚れやすいため、コーティングをおすすめしたい箇所の一つです。コーティングを施すことで、汚れが付着しにくくなり、メンテナンスを楽に行えます。とくに前輪のホイールについては、ブレーキの構造上「ブレーキダスト」が付着しやすく、茶色く汚れていることがほとんどです。
ホイールにコーティングを施工することで、ホイールをきれいな状態に保ちやすいため、外観の美しさが長持ちします。
窓ガラスに対するコーティングは、良好な視界を確保するためにもおすすめです。近年は異常気象によって、短時間に猛烈な雨が降ることも珍しくありません。そのような時に窓ガラスが汚れていると、視界不良になって安全な運転ができなくなってしまいます。
その点、窓ガラスにコーティングを施せばガラスの表面が平滑になり、水分や汚れが滞留するのを防いで高い撥水性と耐汚性が得られます。そして、ウロコやイオンデポジットといわれる頑固な汚れを防ぐことができるでしょう。視界が良くなると雨の日の安心感に繋がるため、窓ガラスはコーティングをしておきたいおすすめ箇所の一つです。
レザーシートにコーティングを施すと、潤いと保湿効果により、皮本来の持つ艶やかさが得られます。他にも、納車時の自然な肌触りや質感の維持、メンテナンスの負担軽減、色移りの防止、テカリや滑りの防止などのメリットがあります。
レザーシートは、乗り降りする時や運転している時に乗員の衣服と擦られるほか、湿気に弱いという特徴もあります。紫外線を浴びることで、色褪せや変色することもあるでしょう。レザーシートはとても繊細なものであり、良い状態を保つためにも手入れをおすすめします。
ヘッドライトコーティングも大切ですが、ヘッドライト同様に様々なダメージにさらされるボディへのコーティングも欠かせません。そして、コストパフォーマンスに優れたボディコーティングをお探しの方は、ぜひイエローハットにご相談ください。
イエローハットでは、独自に開発したガラスコーティング「シャインズコート」を用いたボディコーティングを展開しております。シャインズコートは、独自の新技術によってガラス被膜に撥水性能を持たせて汚れが固着しにくいうえに、ガラスならではの美しい光沢と艶を両立させたガラスコーティングです。
硬度が2H相当の「ゴールドZコーティング」(16,500円~)、7H相当の「プラチナZコーティング」(27,500円~)、5H相当+高密度結合の「ダイヤモンドZコーティング」(47,300円~)の3つのメニューをご用意しております。(全て税込み価格・2021年12月現在)ご希望に合わせてお選びください。
また、インターネットからご予約いただくと店頭施工時に1,000円引きとさせていただくキャンペーンを実施中です。(2021年12月現在)
新車時のヘッドライトは透明感があって輝いていますが、時間の経過とともに黄ばんできます。予防策の中で最も有効なのが、このコラムで解説したヘッドライトコーティングです。DIYでも行えますが、お店に頼むことも一つの手です。手間がかからず耐久性にも優れたヘッドライトコーティングをしてもらうことができます。
また、ボディも同様にあらゆるダメージにさらされるため、防汚性や耐スクラッチ性能を備えたボディコーティングの施工をおすすめします。どのお店に頼むか迷っている方は、ぜひイエローハットでの施工をご検討ください。充実の施工環境と確かな技術で、お車に美しい輝きと機能性を両立させたボディコーティングを施します。
車のボディコーティングについては、お電話またはインターネットのWEBフォームで承っております。お気軽にお問い合わせください。
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