COLUMN
ボディコーティングについて解説
新車をディーラーで購入する時、オプションとしてボディコーティングを勧められた方もおられるのではないでしょうか。納車の際にボディコーティングを施すことは、別途で行う手間を省くことができるため魅力的な手段です。
しかしながら、ボディコーティングはディーラー以外のお店でも施工でき、求める機能や価格によってはディーラー以外で施工した方が良いケースもあります。
そこで今回は、ディーラーでボディコーティングを施工する際の流れやディーラーで行うメリット・デメリット、ディーラー以外で依頼できるお店などについて解説します。
目次
ディーラーでボディコーティングを施工する際は、主に納車前の新車への作業となります。塗装が劣化していたり汚れがこびりついたりしている経年車ではないため作業手順は簡単な傾向にあります。
一連の流れとしては、水を掛けて表面の大まかな汚れを洗い流した後に、シャンプーを使って細かな汚れを浮かせて洗い流します。次の作業では、経年車であれば水垢・イオンデポジット・鉄粉の除去、脱脂・表面研磨などの下地処理を行います。
水気を完全に拭きとった後は、コーティング剤の塗布の作業です。コーティング剤の種類によっては粘性があることから、スポンジに付着させたコーティング剤を塗りムラにならないように伸ばしていきます。
コーティング剤が定着したらマイクロファイバークロスでコーティング剤を拭き上げ、その後は自然乾燥または加熱乾燥させて作業は終了です。
では、ディーラーでの新車購入時に、ボディコーティングの施工を依頼した方が良いのでしょうか。必要性の有無に悩む時は、メリットとデメリットを比較してみることがおすすめです。
そこで、ディーラーで車のボディコーティングを行う場合のメリットとデメリットについて、それぞれ解説しますので確認してみましょう。
ディーラーでボディコーティングを行うと納車時には施工済みになっているため、コーティングのために改めて車を持ち込む手間が省けるのは大きなメリットの1つです。
また、ディーラーでは同一系統の車両を何台もコーティング施工をした経験があることから、車両個々の特性を熟知しています。ディーラーは全国各地にあることからアフターメンテナンスを任せられるのもメリットです。
新車購入時に他のオプションと合わせてお得に対応が受けられるケースもありますが、ボディコーティング単体で見ると他の業態に比べ て施工価格は高い傾向があります。
ディーラーにボディコーティングを依頼する場合は納車前に依頼ができますが、メリットが多ければ納車後にディーラー以外のお店で行うことも検討したいものです。
そこで、どのような傾向があるのかが比較できるように、ディーラー以外でボディコーティングが行える店舗と特徴をご紹介していきます。
カー用品店では、コーティング施工を請け負っているケースも多々あります。ディーラーや専門店に比べるとコストが安く抑えられていることが多く、コストパフォーマンスの高いボディコーティングを施したい方におすすめです。
点検や修理と合わせて依頼することも可能で、車の相談を総合的に請け負ってくれる点も大きな魅力です。
ガソリンスタンドの主な業務は給油や、エンジンオイル交換といった簡単なメンテナンス作業です。店舗によって対応は異なりますが、中にはボディコーティングを扱っている店舗もあります。
ただし、ガソリンスタンドではボディコーティングは給油やメンテナンス業務に比べると二次的な業務であることから、手軽さや早さ、安さを求める方の利用に向いています。
ボディコーティングを主たる業務としていることから、艶・光沢・耐久性を求めて検証を重ねている場合が多く、施工環境や設備、機材、コーティング剤にこだわっているのが特徴です。
その分施工時間は他のお店に比べると長く、数日間かかる場合もあります。また、一般的にコストも他の業態よりも高くなります。
鈑金や塗装を専門とするお店には、焼付けができる塗装・乾燥設備を持ったところが少なくありません。そのため、ボディコーティングを行ってもらえる場合もあります。
また、ガラス系のコーティング剤塗布後に塗料の乾燥と同条件の加熱乾燥を行う焼付コーティング、マット塗装に艶が出ないようなボディコーティングなどに対応しているお店もあります。
塗布するコーティング剤には、いくつか種類があります。使用する種類によって耐久性や性能が異なるため、ボディコーティングを行う際にコーティング剤選びは欠かせません。
そこで、ここでは一般的に使用される主な4つのボディコーティングについて解説します。
ワックスは、シリコンやカルナバ蝋を主成分として油分を含んでおり、油が水を弾く性質を利用してボディ塗装面の保護を図るものです。比較的低コストで施工も簡単なことから、多くのユーザーに使われています。
艶出しや光沢効果に優れていますが、熱や雨によって劣化したり油汚れが付きやすくなったりするデメリットもあるため、効果を維持するには小まめな手入れが必要です。
手入れでは小まめに洗車をしてワックスが劣化した部分を取り除き、その部分に新しいワックスを塗り直さなければいけません。車を小まめに手入れすることが苦にならなければ問題ありませんが、成分の性質上紫外線に弱く、屋外駐車をしている車にはあまりおすすめできません。
ポリマー系コーティングは、イオン結合や分子結合によってフッ素やシリコンなどの高分子体化合物を密着させる働きのあるものです。ワックスよりも耐久性・持続性が高く、光沢と艶出しに優れ、数回くらい雨に降られた程度であれば流れ落ちてしまう心配はありません。
お店に施工を依頼する場合でもコストは低く、2時間程度の作業で完了することから気軽に依頼できます。車の利用頻度が多く短時間で終わらせたい方に向いているコーティング剤と言えます。
ただし、ワックスよりは長持ちするとは言え、約2ヶ月から3ヶ月程度で劣化してくることから、その場合は洗車して劣化した部分を取り除いて新しく塗り直す必要があります。
ガラス系コーティングは、ポリマー系コーティングにガラス繊維が含まれているものです。ガラス成分が含まれていることで、耐候性や耐熱性の向上、被膜の劣化を防ぐなどの効果があり、6ヶ月から1年程度はコーティング被膜が持続します。ワックスやポリマー系コーティングよりも光沢や艶出しに優れていますが、ガラスコーティングよりもガラス成分量が少ないため紫外線耐性は低めです。
ガラスコーティングはボディ塗装面を高い透明性と高い強度を持ったガラス被膜で守り、被膜が最も強いボディコーティングです。紫外線や汚れに対しても強く、高い耐擦り性と耐熱性を持っていることから被膜が剥がれにくい傾向にあります。定期的なメンテナンスを施せば、約3年から5年にわたって効果を発揮します。高い効果を持っている反面、コストはここで紹介したボディコーティングの中では最も高くなります。
ガラスコーティング剤の主成分である二酸化珪素は施工が非常に難しく、施工の際には手間のかかる下地処理を必要とすることから、ガラスコーティングはお店で施工するのが一般的です。
ボディコーティングを施工した後も、効果を維持するために定期的なメンテナンスが必要です。コーティングの効果をより実感しやすくするために、メンテナンスも意識しておきましょう。ここでは、メンテナンスが必要な車の状態と、メンテナンスの方法について解説します。
まず、メンテナンスが必要な車の状態は、大きく分けて3つの見分け方があります。
1つ目は、洗車しても取れないシミが塗装面に付着しているケースです。シミを放置しておくと、熱による酸化などで被膜が劣化して塗装面にまで浸食が進んでしまう可能性があります。
2つ目は、水の弾き具合が低下しているケースです。施工直後は撥水効果で水玉が弾かれ、水引きが良くなっていますが、コーティング被膜が傷んでくると水弾きや水引きが悪くなります。
3つ目は、洗車しても汚れが落ちにくくなるケースです。施工直後は多少の汚れであれば洗車で簡単に落ちます。しかし、コーティング被膜の劣化や撥水効果が低下してしまうと、汚れが塗装面にこびりついて洗車しても中々落ちなくなってしまいます。
コーティング被膜が傷む前の予防的メンテナンスの方法としては、ボディ表面のクリーニングがあります。これは、ボディ塗装面に付着した砂利・花粉・黄砂などの汚れを洗い流した後にメンテナンス剤をボディ塗装面に塗り込み、最後に水をかけながらマイクロファイバークロスで拭き上げる作業です。
これは予防がメインのメンテナンスなので、ご自身でもできますしお店に依頼することもできます。
コーティング被膜が傷んできたら、洗車をした後にトップ被膜の再塗布を行います。ボディコーティングの種類によって異なるものの、一定のサイクルで行えばコーティング被膜を長期にわたって持続させることが可能です。
ボディコーティングが全面的に劣化してきたような重度な場合では、古いコーティング被膜を剥がし、再度ボディコーティングを施すものです。
メンテナンスのやり方を誤ると寿命を縮めることにもなりかねませんので、次の点に気を付けてメンテナンスを行いましょう。まず、カルシウムやミネラルが豊富な井戸水は、イオンデポジット付着の原因となるため、必ず水分を拭きとることをおすすめします。傷が付くリスクがあることからブラシの古い洗車機、雑巾・毛ばたきなどの使用も控えると長持ちに繋がります。
そして、油汚れの付着やコーティング被膜のダメージにつながるため、指定されたメンテナンス溶剤以外のワックスや撥水剤は使わない、コーティング被膜が削られて剥がれてしまうため研磨剤は使用しないといった点も意識するとより効果的なメンテナンスが行えます。
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ディーラーでのボディコーティングは、納車時に完了していて二度手間がかからないといったメリットがある一方、他店に比べるとコストが高めなどのデメリットがあります。
一手間かけて品質と価格の両方にこだわりたいなら、経験豊富なスタッフがいるお店で施工することをおすすめします。そして、ボディコーティング施工店の選定に迷ったら、信頼と実績のあるイエローハットのご利用をぜひご検討ください。イエローハットのボディコーティングは、艶と輝きを長く保つ定番のカーケアとして幅広いお客様にご愛顧いただいていますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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