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ボディコーティングについて解説
車を購入するときは、車種やボディサイズ、エンジン形式など、さまざまなことに迷うものです。また、ボディカラーも大いに頭を悩ませる選択の一つであり、好みの他にも、汚れが目立たない色、傷が目立たない色など、機能面を重視して選ぶ方も多いでしょう。
そこでこの記事では、車のボディカラーを選ぶポイント、車の汚れが目立つ色と目立たない色、汚れを付着させないための対策などについて解説します。色によって異なる特性を理解し、ご自身の駐車環境や走行環境に適したボディカラーを選びましょう。
目次
車のボディカラーを選ぶ際に、日々の手入れを考えて車の汚れが目立たない色を選びたいという方も多いのではないでしょうか。また、売却の際に高値が付く人気の色を選びたいという方もいるでしょう。ここでは車のボディカラーを選ぶポイントを3点ピックアップし解説します。
屋根付きの駐車場や屋内の駐車場に停めるのがメインであれば、駐車時の塗装面の汚れや劣化はあまり気にしなくても構いませんが、屋外の駐車場に停めるのがメインである場合は注意が必要です。屋外に停めておくと雨や土埃に晒されて汚れや傷、紫外線による劣化などの影響で車の塗装面が傷みやすくなるため、駐車環境を考慮したボディカラーを選びましょう。
どの色でも屋外駐車は厳しい環境と言えますが、そのなかでも白や黒のボディカラーは汚れが目立ちやすいことから手入れが大変になる可能性もあります。また、赤系は紫外線を吸収しやすいため塗装の劣化が早く、長期間の屋外駐車では色褪せの原因となることから避けたほうが無難です。
車を売却に出す際、走行距離、グレード、車の状態などが判定材料になりますが、色に関しても人気のあるボディカラーの場合査定が高くなる傾向があります。車のグレードや程度が同じでも、色によって需要が変動するため、中古車買取業者はその点を査定に反映させます。
一般的に高い評価を受けるボディカラーは、白、黒、シルバーなどの定番色です。これらの色は幅広い年齢層から人気があるため、査定額が高くなる可能性もあります。前述したようにイメージカラーの車も査定額が高くなることがありますが、こちらは市場で人気を獲得していない場合は有利には働きません。
日常で使用する車は、雨や埃、水垢や小さな傷がどうしても気になるものです。日々の洗車を心掛けていても色によって汚れが目立つものとそうでないものがあります。ここではどのようは色だと汚れが目立つのか、目立たないのかについて解説します。
汚れが目立つ色として白色、黒色、赤色が挙げられます。白色は水垢や砂などが付着すると目立つ色です。白色は幅広い層に人気がありますが、洗車などの手入れをせずに汚れを放置しておくと車が古びた印象を与えてしまいます。
黒色も白色同様に、水垢や埃の汚れが目立ちやすい色です。黒色の車は独特の光沢感がありスタイリッシュな雰囲気を持っていますが、泥や砂などが付着すると汚れが白く浮いてくる傾向があり、洗車を怠ると沈んだ色合いになってしまいます。また、黒色の車は熱を集めやすい特性があることから、洗車後に水気をしっかりと拭き取らないと、水垢が残って落ちにくくなるため注意が必要です。
白色、黒色に次いで赤色の車も汚れが目立ちやすい色とされています。赤色は紫外線の影響が他の色よりも強く、長期間太陽の日差しに晒されると色褪せを起こすリスクがあります。
汚れが目立たない色としてはシルバー、グレー、ブラウン系などの色が挙げられます。これらの色は濃い色とは違って砂や埃の色と似ていることから目立ちにくく、シルバーはメタリック系のものであればなお汚れが目立ちにくいでしょう。
自分の好みのボディカラーが汚れの目立つ色だった場合でも、諦められないこともあるでしょう。では、自分の好みの色を選んだ際に車に汚れを付着させない対策はあるのでしょうか。ここでは車に汚れを付着させないおすすめの対策について解説します。
車の手入れとして最も基本的なものが洗車です。汚れの原因は種々ありますが、水垢、鳥の糞、鉄粉などが代表的な汚れとして挙げられます。
水垢は、排ガスなどに含まれる油分が雨に混じって車に付着するものや、雨に含まれるミネラルや小さな埃が水分の乾燥後に残ってしまうものなどが原因です。これらを放置すると、蓄積して中々取れなくなったり塗装が剥離したりする原因となります。
鳥の糞は特に春から夏にかけて被害が多くなり、強い酸性を含むことから長期間穂放置すると塗装に染み込んで、剥離やひび割れの原因となります。鉄粉はブレーキダストや電車の線路などから発生するもので、空気中の酸素と水に反応して酸化し、錆の原因となるものです。
これらの汚れは初期段階では塗装面に固着しておらず、こまめに洗車すれば落とすことが可能なため、こまめな洗車を心掛けましょう。
洗車の頻度を少なくし、汚れが付きにくくする方策として、ボディコーティングを施すのも有効です。ボディコーティングを施す事でボディ塗装面の上に薄い被膜が形成され、汚れが付着しにくくなり、付着したとしても落としやすくなります。汚れが塗装面に直接接触するのを防止するため、塗装面の劣化や剥離に対しても効果を感じられるでしょう。
ボディコーティングの施工後は定期的な洗車が必要ではあるものの、洗車の頻度を少なくでき、また洗車も楽になるのがメリットです。水垢や雨シミが目立つようであれば親水タイプを施すといいでしょう。親水タイプは水滴が水玉になりにくく、水玉がレンズの役割を果たしてシミとなるのを防ぎ、雨である程度の汚れが流れ落ちるセルフクリーニング効果も期待できます。
ボディコーティングには愛車を汚れや傷から守るメリットの他にもさまざまなメリットがあります。ここでは代表的な4つのメリットを解説します。
車の塗装面は、埃、砂、泥、排ガス、油脂物質、鉄粉などの外的なダメージ要因に常に晒されており、これらは車の艶が失われる原因となります。また、濃色系の色だと紫外線の影響によって色褪せが起きやすくなります。鳥の糞や虫の死骸、花粉などは塗装面の腐食の原因となり、放置すると再塗装が必要になるほどのダメージを与えることもあることから、軽微なものでも侮れません。
ボディコーティングを施すことで、被膜が塗装面覆うためさまざまなダメージ要因による劣化を防ぎ、艶や輝きを長期間にわたって維持することが可能です。
ボディコーティングの種類によっては、塗装よりも高い硬度や平滑度を持つものもあり、傷や汚れの原因となる飛び石、砂、鉄粉などからボディ塗装面を守る効果が期待できます。
また、乗り降りする際にドアノブやその周辺に爪や鞄をぶつけることで小傷が付くことも日常で多くありますが、硬度の高いボディコーティングであれば小傷を防ぐことが可能です。
ボディコーティングを施すと、ボディ塗装面の表面にある微細な凹凸を被膜で覆って平滑な面となることから、付着した汚れが軽い洗車で落ちやすくなります。そのため何度もスポンジやクロスで擦る必要がなくなり、洗車の手間が大幅に軽減されるのは大きなメリットです。
そして、撥水性であれば水滴が水玉となって落ちやすくなり洗車後の拭き上げも楽になるメリットもあります。親水性の場合は水が流れやすいため、水はけが良くなります。
ボディコーティングをしてあるかどうかは査定項目の対象には含まれていないことから、ボディコーティングの有無が直接売却時の査定額に影響することはありません。しかしながら、ボディ塗装面を研磨して艶や輝きを取り戻したり細かい部分を清掃したりする手間が省けるため、査定価格がアップする可能性は大いにあります。
コーティングができるのはボディ塗装面だけではありません。ヘッドライトやホイール、窓ガラスなど、車の印象をアップさせる箇所もコーティングが可能です。ここでは、それぞれの箇所にコーティングする場合の注意点について解説します。
ヘッドライトのレンズは、以前はガラスでできていましたが、近年は製造技術の進歩によってポリカーボネイトと呼ばれるプラスチック製のものが主流となりました。これはコスト面や軽量性の面からガラス製のものよりも優れており、国産車・輸入車を問わず幅広く採用されています。
しかし、プラスチック製のレンズは紫外線による経年劣化、走行中に受ける傷、ハロゲンライトの熱などの影響によって黄ばみやくすみが発生するのが弱点です。ダメージが進行すると光量が不足して視界が損なわれ、また車検にも通らなくなる恐れがあります。
ヘッドライトは夜間走行時の視界を確保する重要なパーツであるため、快適な走行を目指すのであれば黄ばみや傷の発生を抑えるヘッドライトコーティングの施工がおすすめです。DIYでも施工は可能ですが、下地処理をしっかり行わないとコーティングの効果が薄れてしまうため、作業に慣れていない方は専門のお店へ依頼しましょう。
ホイールはボディよりも汚れやすい部分であり、ホイールが汚れる原因は主にブレーキダストと油分です。ブレーキダストとは、ブレーキをかけた際にブレーキパッドとディスクローターが強い摩擦で擦れあって発生する粉塵のことで、ディスクブレーキを採用している車では必ず発生するものです。油分に関しては、車の排ガスや路面のアスファルトに含まれている油分が、雨天時に水分と共にホイールに付着します。
ホイールの汚れの主因としてはブレーキダストによるもののほうが多く、ブレーキダストは鉄粉であることから錆を発生させる原因にもなるものです。ホイールにコーティングを施すことで、表面にある微細な凹凸を埋め平滑な表面となり、ブレーキダストや汚れが付着しにくくなり、付着しても除去が容易になります。
窓ガラスは、大気中の汚れや酸性雨に含まれる硫黄酸化物の付着による汚れの膜によって視界が妨げられます。また、イオンデポジットやウロコの付着も発生することから、放置しておくとガラスの透過率の低下や光の拡散・屈折による視認性の低下が発生し、走行中に危険をもたらしかねません。
窓ガラスにコーティングを施すとクリアな視界が確保でき、ガラスの表面が平滑になることでワイパーの動作もスムーズになります。窓ガラスのコーティングは撥水性のものと親水性のものがありますが、撥水性のほうが雨水を水玉状にして弾く効果があることから視認性が確保しやすくなります。
イエローハットではガラスコーティング「シャインズコート」を提供しています。最先端のガラスコート剤が酸や紫外線、汚染物質からボディを守り、新車時のような光沢を長期間維持できます。また、ヘッドライト、ホイール、窓ガラスのコーティングメニューも揃えております。
シャインズコートはガラス成分の結合量に応じてエコノミークラスのゴールドZコーティング、スタンダードクラスのプラチナZコーティング、プレミアムクラスのダイヤモンドZコーティングと3つのグレードからお選びいただけます。どのグレードでも鉄粉除去などの入念な下地処理を実施し、上質な仕上がりをお約束いたします。
なお、インターネットからのご予約で全メニューが1,000円引きとなりますので、ぜひチェックしてください。(2021年12月現在)
車のボディカラーは、色によって汚れが目立ったり劣化したりしやすいといった特徴があります。車を選ぶ際は、自分の好みのほかに、車の汚れが目立たない色なのかを確認するようにしましょう。
愛車のボディの艶や光沢を長く維持し、汚れから守りたいと考えているのであればボディコーティングを施すのがおすすめです。コーティング施工の依頼先に迷ったときは、ぜひイエローハットのボディコーティングをご検討ください。イエローハットのボディコーティングはコストパフォーマンスに優れ、ボディコーティングが初めての方にもお試しいただきやすい価格設定です。ご相談・ご予約はインターネットのWEBフォームまたはお電話で承っております。
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