COLUMN
ボディコーティングについて解説
ボディガラスコーティングのDIYは失敗しやすい？塗りムラの原因や対処法も解説
ボディコーティングの中ではガラスコーティングが効果と持続期間に優れており、お店に依頼されることが多いと思われますが、最近ではDIYでもガラスコーティングができる商品が増えてきました。ガラスコーティングの施工はちょっとした不手際で失敗することも少なくありませんので、このコラムでは、ガラスコーティングをDIYで施工する際の注意点、失敗した時の対処法、下地処理やアフターケアの必要性などについて解説します。
目次
ボディコーティング FAQ
ガラスコーティングのDIYは失敗しやすい？
車の塗装面に薄いガラス被膜を張り、車を細かい傷や汚れから守るガラスコーティングですが、施工するにはお店に依頼するほか、DIYするという手もあります。ガラスコーティングは、失敗しやすいとされていますが、施工の流れを理解して正しく施工できれば多くのメリットもあります。ここでは、施工の正しい流れや、DIYによるメリットについて解説します。
まずは施工の流れを理解することが大切
ガラスコーティングをDIYで失敗なく施工するためには、施工の流れを理解して正しい手順を踏むことが大切です。基本的な施工手順は以下の通りです。
- 洗車：流水で塵や泥などを一通り落とした後、カーシャンプーを泡立ててスポンジでボディ全体を洗う。
- 下地処理：イオンデポジット、鉄粉、油脂などを除去し、塗装表面を研磨する。
- コーティング剤の塗布：ボディ上の水分をしっかりと拭き取った後、40cm四方程度を一区画としてコーティング剤を塗布していく。塗布した後にマイクロファイバークロスなどで拭き上げる。
- 乾燥：コーティング剤を拭き上げた後、接触乾燥として１～２時間、初期乾燥として３～６時間、水気を避けて乾燥させる。完全硬化には３～4週間程度は必要となります。
DIYで施工すればこんなメリットがある！
DIYでガラスコーティングを施工するメリットは、お店への依頼に比べて低コストで済むことが一番大きいでしょう。ガラスコーティング剤は数万円程度で入手が可能です。
他は洗車のためのバケツやシャンプー、下地処理のための各種ケミカル用品、拭き上げのためのマイクロファイバークロスなどを用意すればいいため、トータルで考えてもさほど大きなコスト負担とはなりません。
ガラスコーティングのDIY施工でよくある失敗は「塗りムラ」
ガラスコーティングをDIYで施工した場合によくある失敗は塗りムラ等です。以下に塗りムラ、拭き残しが起こりやすいパターンについて解説します。失敗の原因を事前に知ることで、いざDIYをする際に役立つでしょう。
失敗の原因1.塗り残し・塗り忘れ
ドアのハンドル部分やスポイラーの裏側などは施工を忘れやすい箇所です。コーティング剤を塗布している最中にミスに気が付いて施工すれば問題ありませんが、忘れたまま放置すると硬化してしまって塗りムラの原因となります。塗り残し・塗りムラを防ぐためには、1つのパネルを1つの部位として細かく分けて順番に作業し、均一になるように注意することも大切です。
失敗の原因2.拭き残し
コーティング剤塗布後に意外に多いのが拭き残しです。作業中は拭き残しに気が付きにくいものですが、駐車場などの広い場所に停めて見てみると拭き残しに気が付きやすくなります。
拭き残した箇所があると、コーティング剤の塗布の厚さが均一にならずムラの原因となります。また、拭き取りはコーティング剤を塗装面になじませるためのものでもあるため、拭き残しはボディコーティングの効果や耐久性にも影響を及ぼします。光が当たる角度を変えて見ると拭き残しを発見しやすいことから、日向や日陰に車を移動して入念にチェックしましょう。
失敗の原因3.水分
ガラスコーティングを施工する前には下準備の一環として洗車が必要ですが、洗車後に水分をしっかり拭き取らないと失敗の原因になります。特にドアミラーの付け根部分やエンブレム回り、給油口のカバーなどは水分を拭き取ったつもりでも裏側や狭い隙間に残っていることがあるため注意が必要です。水分が失敗の原因となる理由は、残った水分が流れ出すことで、コーティング被膜の定着を妨げることにあります。また、ガラスコーティング施工後、初期硬化するまでの3～6時間以内に水気に触れてしまうとコーティング被膜の硬化に影響が出て、本来の性能を発揮できなくなるため、周辺環境に注意する必要があります。雨天時や湿度の高い日のガラスコーティング施工は控えることをおすすめします。
失敗の原因4.硬化スピード
ガラスコーティングは溶剤が乾燥するのと同時に硬化が始まります。しかし、気温が高過ぎるとコーティング剤塗布作業中に乾燥が早く進んでしまい伸びが悪くなり、均一に塗布するのが難しくなります。また、気温が低すぎても適切な硬化が得られません。
ガラスコーティングに失敗したときの対処法
ガラスコーティングに失敗したときの対処法は硬化状況によって異なり、場合によってはガラスコーティングを剥がさなければいけないという最悪な状況にもなりかねません。ここでは失敗状況の例をあげ、それぞれの対処法についてご紹介します。
硬化状況によって対処法は異なる
コーティング剤を塗布している最中、もしくは塗布直後の全く乾いていない状態であれば、クロスで塗り伸ばすことでムラを解消することが可能です。この段階で修正すれば比較的容易に手直しができることから、塗布中や塗布直後にムラができていないかをよく確認することが大切です。
コーティング剤塗布後3～６時間程度までで表面硬化中の状態であれば、完全硬化していないため、ムラができた部分に同じコーティング剤を塗り込んで拭き上げるとムラが解消できる場合があります。
コーティング剤塗布後12時間以上経過して完全硬化している状態の場合は、ムラを解消するにはコーティング被膜を剥がす以外に方法はありません。
ガラスコーティングはどうやって剥がすの？
ガラスコーティングは他の種類と比べると被膜の強度が高いため簡単には剥がせませんが、溶剤を使って除去する、またはコンパウンドで磨くかのいずれかの方法で剥がすことは可能です。
剥がす作業に入る前に洗車をして塗装面の汚れを落とすことから始めます。ケミカルで除去する場合は、酸性のケミカル剤をウェスやタオルでコーティング被膜に塗っていった後、別の新しい乾いたウェスやタオルで拭き上げます。この作業を何度か繰り返すことでコーティング被膜が除去できます。
コンパウンドで磨く場合は、濃色用の仕上げコンパウンドをスポンジに付けて20cm四方程度を一単位として磨いていきます。なお、コンパウンドを使用したらボディコーティングのメンテナンスの実施は必要となります。
ガラスコーティングを失敗しないためには下地処理を入念に
ガラスコーティング施工後の仕上がりは、いかに下地処理を入念に行うかに懸かっています。ここでは、下地処理の流れと下地処理作業に必要なものについて解説します。
下地処理の流れを理解しよう！
下地処理は、以下の流れに沿って進めます。
- 洗車：カーシャンプーを使って車体全体を洗い、この段階で落とせる汚れは全て落としましょう。十分に洗った後は水分を残さないようにくまなく拭き上げます。
- イオンデポジット除去：イオンデポジットができている場合は研磨剤の含まれていないイオンデポジット除去剤で除去します。
- 鉄粉除去：液剤タイプか粘土タイプの鉄粉除去剤を使って鉄粉を溶かすか引き抜きましょう。
- コンパウンド研磨：洗車しても落ちない汚れがある場合は、コンパウンドを使って研磨することで落としましょう。
- 脱脂：塗装面に付着した油分をシリコンオフや脱脂専用シャンプーなどの脱脂剤を使って落とします。
下地処理作業には何が必要？
下地処理作業にはカーシャンプー、イオンデポジット除去剤、鉄粉除去剤、コンパウンド、脱脂剤の他にマイクロファイバークロス、スポンジ、セーム、バケツなどが必要です。
マイクロファイバークロスは洗車での拭き上げの他、ケミカル液剤を施工する際にも使います。スポンジは洗車用とコンパウンドでの研磨用にそれぞれ1個ずつ必要です。セームは必須ではありませんが、吸水性が高くて広い面積の水気を一度に吸い取れるため、あると重宝するでしょう。バケツはカーシャンプーを泡立てるのに使いますが、汚れの程度に合わせて2個あると便利です。
ガラスコーティング施工後はアフターケアも大切！
完璧に施工したガラスコーティングも、永久的なものではなく劣化していくことは避けられません。施工後は定期的に洗車することや、駐車環境に配慮することが重要です。ここではガラスコーティング施工後に必要なアフターケアについて解説します。
定期的な洗車を行う
ガラスコーティングを施工すれば水弾き効果で汚れは自然に落ちやすくなるものの、走行している間に汚れはどうしても付いてしまいます。汚れが定着してしまうとボディコーティング被膜を劣化させる原因となるため、定期的に洗車をする必要があります。
シャンプーは酸性、アルカリ性、中性の3つに大別されます。酸性のものは洗浄能力が強いとされていますが、強いぶん塗装面にダメージを与えるリスクも高いため、弱酸性のシャンプーを使用すると良いでしょう。
駐車環境にも考慮する
ガラスコーティングの効果を維持するためには、できる限り紫外線が当たらず、汚れの少ない場所に駐車することを意識してください。ガラスコーティング被膜には紫外線や汚れによる塗装面へのダメージを軽減させる効果がありますが、長時間紫外線や汚れにさらされることによってコーティング被膜も傷んできます。
屋根付きのガレージや屋内駐車場に停められればベストですが、費用や立地の制限で青空駐車にせざるを得ない方も多いことでしょう。その場合はこまめに洗車して汚れが定着しないように心掛けることが重要です。こまめな洗車が難しい場合は、車体カバーで覆うことでダメージの原因を低減させる効果が期待できます。
高品質のガラスコーティングをお求めならぜひイエローハットへ！
ガラスコーティングはDIYでも施工できますが、高品質なガラスコーティングを求めるならお店に依頼することをおすすめします。そして、お店選びに迷ったら実績のあるイエローハットにぜひお任せください。ここからはイエローハットのガラスコーティングについてご紹介します。
ガラスコーティング「シャインズコート」とは？
- エコノミークラス
手軽にガラスコーティングを試せるゴールドZコーティングです。
硬度が2H相当の被膜形成型コーティングで、施工証明期間は1年です。 - スタンダードクラス
品質と価格のバランスを重視したプラチナZコーティングです。
硬度が7H相当の反応硬化型コーティングで、施工証明期間は3年です。 - プレミアムクラス
品質を何よりも重視したダイヤモンドコーティングは、硬度が5H相当に高密度結合を加えた高純度反応型コーティングです。硬度と柔軟性を併せ持ち、施工証明期間は最長の5年を実現しています。
最先端の下地処理オプションもご用意
イエローハットの下地処理過程では、特殊配合の研磨剤を配合した高濃度アルカリ剤を使うことによって塗装膜を薄くせずに手磨きでツヤを出せるのが特徴です。手磨き作業に先立って、洗車専用アイテムによる全体洗車で汚れ落とし、エンブレム回りなどの細かな箇所の汚れを落とす細部洗浄、鉄粉除去クロスによる突き刺さった鉄粉の除去を行います。
また、オプションの下地処理として、PRO専用ポリッシャー＋スポンジバフでツヤを復活させる「軽研磨下地処理」、PRO専用ポリッシャー＋ウールバフ＋スポンジバフで滑らかさとツヤを復活させる「2工程磨き下地処理」をご用意しています。
シャインズコートのご予約・ご相談はWEBまたは電話から受付中
イエローハットではシャインズコートに関する質問、相談、施工の予約を電話もしくはWEBサイトで受け付けています。WEBサイトにはパソコン、スマートフォンのどちらからでもアクセス可能で、WEBサイト内に用意されているフォームに店舗、メニュー、施工希望日時を入力するだけで簡単に予約が可能です。お問い合わせに対しても迅速に返答いたします。電話は通話料無料、年末年始を除く朝10時から夕方の6時まで受け付けています。さらに、今ならWEBサイトからボディコーティングを予約された方を対象に、全メニュー1,000円引きの特典を実施しております（2022年3月現在）。
まとめ
ガラスコーティングをDIYで施工した場合、下地処理やコーティング剤塗布の些細な不手際でムラになり、失敗してしまうことがあります。ガラスコーティングは他のコーティングと比べると施工するのは何かとハードルが高いため、お店に依頼するのがおすすめです。施工するお店選びで迷われている方は、ぜひイエローハットのシャインズコートをご検討ください。
イエローハットのガラスコーティングは、手間を惜しまない丁寧な下地処理と塗装を傷めない施工が特徴です。「愛車の輝きをよみがえらせたい！」そんなときは、ぜひイエローハットにおまかせください。
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