COLUMN
ボディコーティングについて解説
車の塗装面を保護して美観を長く保つことのできるボディコーティングは、車の手入れ方法として広く認知されています。中でも強度の高い被膜を形成して車をさまざまなダメージ要因から守ることのできるガラスコーティングは、コーティングの種類の中でも最も効果の高い点が特徴です。そこでこのコラムでは、ガラスコーティングの費用を安くする方法やお店選びのポイント、DIYで行う際の注意点、施工後のメンテナンスなどについて解説します。
目次
ガラスコーティングの価格は、施工するお店、車体サイズ、効果や持続性などによって左右します。ここでは各項目について詳しく解説します。
ガラスコーティングの施工が可能なお店は、ディーラー、カー用品店、ガソリンスタンド、自動車整備工場、コーティング専門店などですが、お店によって施工価格が異なります。
単純な価格比較ではガソリンスタンド、カー用品店、整備工場などはコストが低めに設定され、ディーラーやコーティング専門店は高めに設定される傾向があります。ただし、価格だけに注目して依頼するのはおすすめできません。
それぞれ、スタッフの専門知識の豊富さや、使用するコーティング剤の耐久性などの性能、施工環境の充実度、アフターフォローの手厚さなどが違います。ボディコーティングの施工をする際は価格だけを見て選ぶのではなく、ご自身が何を重視するかでお店を選ぶことが大切です。
ガラスコーティングの施工価格は車体のサイズによっても大きく異なります。これは単純に小さいサイズの車はコーティング剤を塗布する面積が狭く、大きいサイズの車は面積が大きいためです。また、車体サイズによって使用するコーティング剤の分量も異なることはもちろんのこと、施工の手間も異なります。
車体サイズの分類は、軽自動車のSSサイズから、コンパクトカーのSサイズ、小型セダンのMサイズ、大型セダン・ミニバンのLサイズまであります。施工するお店によって区分が異なるため、ご自身の車がどのサイズに該当するか事前に確認し、場合によっては見積りを出してもらうようにしましょう。
同じガラスコーティングでも効果や持続性は、使用するガラスコーティング剤の種類や施工方法によって変わってきます。ガラスコーティング剤はそれぞれ被膜硬度や被膜の厚み、密着性、耐候・耐久性、耐熱性などが異なり、後述する水の弾き方にも種類があります。
また、車の状態も価格を変動させる要因の1つです。経年経過や走行条件、保管環境によって塗装面の状態は千差万別です。例えば納車して間もない新車であれば傷や汚れもほとんどないため施工は容易ですが、経年車であれば塗装面を整えるための下地処理に工数がかかるためコストは高めとなります。
ガラスコーティングは優れた性能を持つことから他のボディコーティングに比べてコストが高めに設定されているのが一般的です。そのため、よりコストの低いボディコーティングをお探しの方もおられるでしょう。
ただし、それぞれのボディコーティングの特徴を把握していないと、期待する効果が得られない可能性があります。ここからは、ワックス(油脂系コーティング)、ポリマーコーティング、ガラス系コーティングの特徴について解説します。
ワックスは、ヤシ成分の天然の蝋であるカルナバ蝋を主成分としたものが大半です。塗装面に塗り広げた後、乾燥させてから拭き上げることでコーティング効果を発揮します。
ワックスにはDIY用として固形タイプ、半練りタイプ、スプレータイプなどさまざまな種類のものが売られています。費用は1缶600~2,000円ほどのものが一般的です。
固形のものは最もポピュラーで、深い艶が出るのが特徴です。基本的には研磨剤が含まれていないため、濃い車体色でも傷を付ける心配はありません。
半練りのものは艶出し、塗りやすさ、拭き取りやすさに優れているのが特徴です。製品によっては研磨剤を含んでいるものもあるため、使用頻度や力加減に注意する必要があります。
スプレー式のものは艶出し効果や撥水性で上記の2種類よりは劣るものの、施工の容易さが特徴です。いずれも効果は数週間程度と短く、こまめなメンテナンスが必要です。
ポリマーコーティングは、ワックスよりも高い耐久性や光沢を持つボディコーティングとして1980年代に登場しました。ポリマーコーティングはフッ素やシリコンを含ませた高分子重合体(ポリマー)が主たる原料であり、分子結合する化学反応を起こすことで塗装面の内部に浸透して保護機能を発揮します。費用は1缶2,000~5,000円ほどのものが一般的です。
ワックスよりも優れた性能を持ち、一度雨に降られた程度では落ちません。しかし、耐熱性、耐紫外線性、耐擦り性などはガラス系コーティングほど高くなく、持続期間は約2~3ヶ月です。
ガラス系コーティングは原料にポリマーに加えてガラス成分の1つであるケイ素化合物もしくはガラス繊維を含んだもので、この含有物によって一定の耐久性を発揮します。他にもシリコーン、シラン、二酸化ケイ素、フッ素化合物などが含まれており、ワックスやポリマーコーティングに比べて光沢や艶もより自然です。費用は1缶2,000~5,000円ほどのものが一般的です。
しかしながら、ポリマーの中にガラス成分がわずかでも含まれていたらガラス系コーティングと称するケースもあるため、ガラス系コーティングを施工する場合は必ず含有量を確認してください。ガラス成分の含有量によって持続期間は異なりますが、一般的には約半年~1年効果が持続します。
ガラスコーティングはお店で施工するのが一般的ですが、市販されているガラスコーティング剤を使ってDIYで施工することも可能です。ここでは、用意すべき道具と施工の流れについて解説します。
DIYでのコーティング施工の大まかな流れは以下の通りです。
DIYでガラスコーティングを施工すれば費用は抑えられますが、作業に慣れていない方だと失敗のリスクと隣り合わせの方法でもあります。ここではDIY施工時に注意すべき点について解説します。
ガラスコーティング剤には、撥水タイプ、親水タイプ、疎水タイプの3つのタイプがあり、それぞれ特徴が異なります。
撥水タイプは水をしっかりと弾き、水がコロコロと転がるように流れ落ちるのが特徴です。見た目の美しさでは撥水タイプが優れていますが、水滴が残ったまま乾燥するとレンズ効果でウォータースポットができやすい難点もあります。
親水タイプは水に濡れると、汚れと共にゆっくりと落ちていくセルフクリーニング効果があるのが特徴です。水を弾く力は強くないものの水はけ効果には優れています。
疎水タイプは水に濡れると、汚れと共に直線的かつ滑らかに流れ落ちるのが特徴です。これもセルフクリーニング効果が期待でき、汚れが落ちる効果は親水タイプよりも優れています。
ガラスコーティングの施工は取り扱いの難しさから、いくつかの高度な施工技術が要求されます。
1つ目は、施工をスピーディーに行わなければならないことです。ガラスコーティングは塗布し始めた瞬間から硬化が始まります。塗布してから時間を置いて拭き上げようとすると、硬化が進んでしまっていて均一に拭き取れない恐れがあります。
2つ目は、ムラができやすいことです。コーティング剤の拭き上げが一通り終了した後に、明るい場所で見るとムラになっていることも珍しくありません。その時点でコーティング被膜が硬化してしまっていると、白いムラとして残ってしまうため念入りな作業が求められます。
ガラスコーティングを施工した後は、定期的なメンテナンスを実施することでガラスコーティングが本来持つ機能や耐久性を発揮できます。ここからは、メンテナンスが必要な判断基準とメンテナンス施工の流れについて解説します。
メンテナンスが必要な判断基準は以下の3点が挙げられます。
・水の弾き具合や水の引き具合が悪くなってきた
撥水性タイプのガラスコーティングでは水が水玉状になって弾かれ、親水タイプでは水が引くように流れますが、このような効果が低下してきたらコーティング被膜が傷んでいる兆候です。
・洗車しても染みが取れなくなってきた
染みが付着したまま放置しておくとコーティング被膜を傷めるだけでなく塗装面にまで浸食が及ぶ可能性があるため、早めの対処が必要です。
・洗車しても汚れの落ち具合が悪くなってきた
汚れが固着して堆積するとボディコーティングの効果が失われるため、早急なメンテナンスを実施しましょう。
メンテナンスの流れは次の通りです。
ボディコーティングのDIYに自信がない方は、万が一のことを考えお店に依頼することがおすすめです。
お店に依頼すると言っても、同じガラスコーティングでも施工するお店によって価格に幅があり、どこに依頼するのがいいのか迷われる方も多いことでしょう。
ガラスコーティング施工の依頼先にお悩みの際は、高い品質でありながらコストパフォーマンスに優れるイエローハットのボディコーティングをぜひご利用ください。
ここからはイエローハットのガラスコーティングの特徴についてご紹介します。
イエローハットでは、プロの目で選んだ最先端のコーティング剤と下地処理溶剤を使ったガラスコーティング「シャインズコート」を提供しています。ボディの艶出し効果に優れ、種々のダメージ要因からボディを守る効果があります。シャインズコートには3つのコースがあり、ご要望やご予算に合わせて選択していただくことが可能です。
ガラスコーティングの施工が初めてで、使用感を試してみたい方や、他社で施工された方のメンテナンスとしてはエコノミークラスのゴールドZコーティングがおすすめです。
品質だけでなくコスト面のバランスも重視したい方には、スタンダードクラスのプラチナZコーティングをおすすめしています。
何よりも品質を重視しあらゆる点で妥協したくない方には、プレミアムクラスのダイヤモンドZコーティングがおすすめです。
イエローハットではボディコーティングの仕上がり品質を左右する下地処理に最も多くの時間と工数をかけ、ボディを傷つけないよう丁寧かつ入念に行っている点も特徴です。
下地処理では、まずはボディに優しい洗車専用アイテムで汚れを除去します。次に、高濃度アルカリ剤で細かな箇所の汚れを浮かして除去した後、プロ使用の鉄粉除去クロスで突き刺さった鉄粉を取り除きます。最後に、研磨剤を配合した高濃度アルカリ剤で汚れを除去しながら手磨きを行います。このように丁寧な下処理を行うことでボディコーティングの仕上がりも変わってきます。
また、下地処理オプションとしてボディのエッジ部分を削り取る「軽研磨下地処理」と、それに加えてボディ表面全体を平滑化する「2工程磨き下地処理」もご用意しております。車の状態やお好みに合わせてお選びください。もちろん、経験豊富なイエローハットのスタッフからも愛車に合った施工をご提案いたします。
イエローハットではシャインズコートに関する質問・予約を電話もしくはWEBの両方で受け付けています。電話はフリーダイヤルで受け付けており、受付時間は年末年始を除く午前10時から午後6時までです。
WEBではサイト内に用意されているフォームに車のメーカー名、車種、施工する店舗、作業内容、予約日時、お客様情報を入力すれば問い合わせは完了です。今ならWEBサイトからご予約いただくと、全メニュー1,000円引きとなるキャンペーンを実施しています(2022年4月現在)。
ガラスコーティングの施工には高度な技術と適切な施工環境が必要なため、DIYで上手に施工するのは難しいものです。高い施工技術、最適な施工環境、失敗のない熟練の技を求めるなら、お店に依頼することをおすすめします。中でもイエローハットのガラスコーティング「シャインズコート」は、研究された施工方法と技術で他に類を見ない唯一無二のプロ施工ガラスコーティングです。WEB予約で1,000円引きとなるこの機会にぜひご利用ください(2022年4月現在)。
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