COLUMN
ボディコーティングについて解説
購入したばかりの新車なら、傷や汚れは一切ないとお考えの方も多くおられるでしょう。しかし、実際にはさまざまな要因により、新車にも細かい傷や汚れがついてしまう場合もあります。出来る限り新車を傷や汚れから守るためには、早い段階でボディコーティングを施工することがおすすめです。
そこでこのコラムでは、新車に傷や汚れが付いてしまう理由やボディコーティングの効果と、ボディコーティングの施工方法や効果を維持する方法をご紹介します。
目次
新車は輝きがあり、傷や汚れのない印象を受ける方もおられるでしょう。実際に新車を見ると、傷や汚れがある場合もありますが、自然光や照明の下でも気づきにくいものが多い傾向にあります。
まずは、なぜ新車に汚れや傷が付いてしまうのかを明らかにしていきます。
納車後に自分で洗車を行った場合を含み、洗車は適切な器具を選び丁寧に行ったとしても、全く傷をつけずに終えることは困難です。そして、車の販売店から購入するまでの間、新車は艶やかな外観を維持するために数回の洗車が行われています。
買い手が決まった際も納車作業の一環として最後の洗車を行う場合がありあます。このようにして何度も洗車を行う以上、新車といえども傷は避けられません。
イオンデポジットの付着も、新車につく汚れとしてよく見られます。イオンデポジットとは雨水や水道水に含まれるミネラルが水分の乾燥によって車体に留まり、時間の経過とともにその残留物が蓄積したものです。放置すると車体を侵食し、塗装や車本体にダメージを与える原因となります。
炎天下の洗車は、拭き取る前から洗車で付着した水が乾いてしまうため、拭き残しが発生しやすくイオンデポジットが発生する要因の1つです。また、井戸水は水道水以上にミネラルを多く含むため、洗車で使われる水に井戸水が利用されていた場合にも、イオンデポジットが発生しやすくなります。
走行中や経年によるダメージに比べれば、新車の細かな傷や汚れは充分リカバリーができるものです。新車に深刻な傷が入る前にボディコーティングを施工すれば、傷つきづらくなるだけでなく、新車が持つ塗装の艶や光沢などの美しさも長く保つことができます。
ここでは、ボディコーティングの効果に加えて、窓ガラスやヘッドライトなど、ボディ以外にコーティング施工が可能な箇所について解説します。
コーティング面は、塗装面に代わって傷や汚れを引き受ける役割も持ちます。排気ガスなどによる汚れや洗車の際の摩擦などで発生するスクラッチ傷、酸性雨による雨シミから塗装面が守られるため、長く光沢を維持することが可能です。単に傷や汚れから塗装を守るばかりではなく、付いた汚れが落としやすくなる効果もあります。
また、紫外線には塗装の色褪せや剥離を引き起こす作用がありますが、塗装面の上にコーティング被膜を作ることで紫外線による塗装へのダメージを軽減できます。
ボディコーティングの種類はワックス、ポリマーコーティング、ガラス系コーティング、ガラスコーティングの4つがあります。
・ワックス
カルナバ蝋などを原料とした油脂によるボディコーティングです。施工方法が簡単で深い艶を出せますが、ワックス自体に傷を防ぐ効果はありません。また、雨で流れ落ちやすい、変質したワックスが汚れの原因となるなどの性質があるため、数週間ごとに洗車しワックスを塗り替える必要があります。
・ポリマーコーティング
シリコンやフッ素などを塗装面に塗布することで被膜を作るボディコーティングです。ワックスと異なり被膜自体に汚れを防ぐ効果があり、DIYでも施工できます。ただし、紫外線に反応しやすい性質があり変質すると剥がれ落ちてしまうため、約2~3ヶ月に1回程度はボディコーティングが必要です。
・ガラス系コーティング
ガラス繊維入りのコーティング剤によるボディコーティングです。雨風や太陽熱などへの耐性、傷に対する防護力は高く、効果を発揮する期間は半年~1年程です。ただし、施工は難しい物もあり、DIYでは失敗するリスクが高くなります。
・ガラスコーティング
液剤内にガラス繊維が多く含まれるボディコーティングです。耐紫外線、耐熱性、耐油性などの防護性能はボディコーティングの中で最も優れており、効果は約3~5年続きます。施工には高い技術と専門的な設備が必要なため、失敗なく施工するにはお店へ依頼することをおすすめします。
コーティング施工はボディ本体以外にも窓ガラス、ヘッドライト、レザーシート、プラスチック、メッキモールなど車のさまざまな箇所に施せます。
・窓ガラス
前もって窓ガラスにコーティングを施工することで、雨水や油膜が付着しづらくなります。見た目がキレイになるばかりでなく、クリアな視界が確保できることで快適かつ安全な運転をサポートできます。油膜の汚れはワイパーと擦り合わさることでビビリ音が発生する原因となりますが、コーティングで付着を未然に防げれば不快な音が発生することもありません。
・ヘッドライト
ヘッドライトの素材は、ポリカーボネートというプラスチックです。紫外線や熱に弱い素材のため、白い濁りや黄変が発生してしまいます。放置するとひび割れや光量低下といった影響を及ぼしますので、新車のうちにコーティングを施工するのがおすすめです。
・レザーシート
レザーシートなどの車内の備品もコーティングによって、汚染や摩耗を抑えることが可能です。中でもレザーシートへのコーティングは、ジーパンなどの色移りを軽減し、水分や油分を弾いて清掃が楽になるといったメリットがあります。
ボディコーティングの効果を最大限に発揮するには下地処理が欠かせません。下地処理とは塗装面や車体の汚れや傷を消すことで、表面の凹凸を滑らかにしてコーティング剤が結合しやすい土台を作る作業です。
ここでは工程とコツを確認しながら下地処理の重要性を解説しますので、どのような役割があるのかを見ていきましょう。
下地処理が不十分だと、コーティング剤が塗装面ではなく汚れと密着してしまうため、コーティング面が塗装面から剥がれやすくなります。
また、いくらコーティング剤が光沢に優れていても、塗装が滑らかな状態でなければ艶やかなボディを手に入れることはできません。
下地処理は洗車から始まります。まずは水で砂や泥などを流し、スポンジにバケツで泡立てたカーシャンプーを染み込ませて、水洗いで落ちなかった汚れを優しく落としていきます。
続いてカーシャンプーでは除去が難しい、鉄粉・水垢・イオンデポジットの除去です。鉄粉は鉄粉除去剤または鉄粉除去用の粘土を使って取り除きます。
水垢やイオンデポジットは、マイクロファイバークロスに専用の除去剤を吹き付け、白くなった部分を擦って落としていきます。この方法で取り切れなかった場合は、侵食が塗装面にまで及んでいるため研磨が必要となる傾向にあります。
研磨は、コンパウンド剤を使用して塗装面の固着した汚れや傷を削り取る作業です。コンパウンド剤は乾きやすいので、少しずつ研磨して水で洗い流していきます。
研磨が終わった後は再び洗車を行い、除去剤の残った成分を洗い落とします。またこれらの除去剤には油分が含まれているため、脱脂剤による残った油分の除去も行うとよいでしょう。
車を傷めることなく下地処理を行うには2つのコツがあります。
1つ目は、傷・汚れをなるべく残さないことです。拭き取りに使うマイクロファイバークロスなどは目の細かいものを使用すると、引っかき傷を防げます。固着した汚れは無理矢理落とそうとはせず、汚れの性質に合った洗剤を使用します。
2つ目は、研磨に使うコンパウンド剤に注意を払うことです。コンパウンドの粒子は、大きい方から順に粗目、中目、細目、極細目、超微粒子があります。このうち粗目・中目は塗装前の本体の下地処理に使われるほど削り込みが強いため、DIYでの下地処理の使用はおすすめできません。
新車であっても細かな傷や汚れはついています。そのため、丁寧な下地処理が必要なボディコーティングを施工できるのか気になっている方もおられるでしょう。
ここでは、傷のある新車にボディコーティングを施す方法と工程について解説します。
新車のボディコーティングはDIYでも施工は可能ですが、クオリティを重視するのであればお店へ依頼する方が確実です。また、深い傷はポリッシャーによる研磨が必要ですが、使用法を誤ると塗装を削りすぎてしまい、かえって車を傷つけてしまう可能性もあります。心配な場合は、お店に依頼する事で傷に合わせてポリッシャーを使い分けて研磨してくれます。
下地処理が完了し、コーティング剤を塗布する段階では、ムラの発生を抑えるために20cm~40cm四方と細かく範囲を区切って塗布を行います。その後、30秒程度表面を乾燥させてからマイクロファイバークロスで余分なコーティング剤をしっかり拭き上げます。
車体全面の施工が完了した後は、目視によるムラの確認を行います。光の加減による見落としを避けるため、懐中電灯などで車体を照射して隅々までチェックするとよいでしょう。
ボディコーティング施工後は、車体が濡れない場所でしっかり乾燥させる必要があります。屋根のある場所に駐車しておくのが難しい場合は、天気予報で雨の降らない日を選んで施工するとスムーズです。
ある程度硬化し始めている状態であれば、上から再びコーティング剤を塗り込むことでムラをリカバリーできます。
完全に硬化した後の軽度のムラであれば、ケミカル剤を塗り込むことでムラをなくせます。それでも消えないムラであればコンパウンドによる研磨が必要ですが、コンパウンド使用後はコーティング剤の再塗布で対応できます。
防汚性、撥水性といったボディコーティングの効果をできるだけ長く保つには、定期的な洗車とメンテナンスが欠かせません。
そこで、ここではボディコーティングを長持ちさせるにはどのような方法があるのかについて、2つのポイントをご紹介します。
付着した汚れがイオンデポジットやウォータースポットなどに悪化していくとコーティング面も侵食され、塗装面へと達すれば腐食・変色などが始まってしまいます。固着してしまったイオンデポジットの除去には専用の液剤が必要となるため、汚れたらその都度洗車するとよいでしょう。
また、特に目立った汚れが見えない場合でも定期的に洗車を行ってください。青空駐車の場合は月1~2回、屋内駐車では2ヶ月に1回、青空駐車と屋内駐車の中間的な特徴を持つカーポート駐車は1.5ヶ月に1回程度の洗車がおすすめです。
メンテナンスクリーナーは必ずボディコーティングに合ったものを使用し、メンテナンス作業は、洗車の度に実施することがおすすめです。メンテナンスクリーナー液では落ちないシミや鉄粉・スクラッチ傷などが見られる場合は、ポリッシュメンテナンスを行います。ただし、DIYでのポリッシュメンテナンスは、失敗した際のリスクが大きいため、お店に依頼するとよいでしょう。
ガラスコーティングはDIYでも施工できるものの、上質な仕上がりを得るにはDIYでは難しいものです。また、施工途中で失敗してしまうと車を傷つけてしまう恐れや出費がかさむ可能性があります。
ここでは、自分で行うガラスコーティングの施工が難しい理由とDIYで起こりがちな失敗について解説します。
手間をかけずにボディコーティングを施工したい方は、状態に合わせて種類が選べるイエローハットにお任せください。ここからは、イエローハットのガラスコーティング「シャインズコート」の特徴やお得なキャンペーンについてご紹介します。
イエローハットのガラスコーティング「シャインズコート」は、独自技術によって本来撥水能力を持たないガラス被膜に高い撥水性能を持たせています。そして、丈夫な被膜で紫外線、酸性雨、泥、砂、ホコリなどさまざまな汚れと傷から塗装面を保護します。
こだわっているのは性能だけではありません。コーティング剤のガラス繊維にケイ素ガラスを使用することにより、美しい輝きと深い艶を備えたボディコーティングを実現しています。
シャインズコートはゴールド、プラチナ、ダイヤモンドの3プランが用意されているため、目的とご予算に合わせて最適なプランが選べます。また、1年ごとの定期メンテナンスを追加いただくことでプラチナは最長3年間、ダイヤモンドは最長5年間、コーティングの効果が発揮されるようになるため、コストパフォーマンスにも優れています。
シャインズコートの全てのプランでコーティング前に下地処理を実施しています。高濃度アルカリ剤や鉄粉除去用クロスなどを使って隅から隅まで汚れを取り除いた後、研磨剤配合の溶剤を使って丁寧な手磨きで下地処理を行います。
また、下地処理の効果を上げる2つのオプションを予約当日に店頭で申し込みいただくことも可能です。PRO専用ポリッシャーなどの専用工具を駆使してキズのエッジ部分を削り取り、塗装面の艶を取り戻す「軽研磨下地処理」、エッジだけではなく塗装表面を平らにして洗車キズ自体を磨き取る「2工程磨き下地処理」をご用意しております。
イエローハットでは現在WEBから施工に関する相談、予約、見積りを受け付けています。また、ボディコーティング施工の予約を行うことで、全てのボディコーティング代金が1,000円引きになるキャンペーンを実施中です(2022年4月現在)。イエローハットの無料会員への入会を行った後に、イエローハットのWEBページで施工する車の名前、利用店舗、ボディコーティングメニュー、希望日時をお選びいただくだけでご予約は完了です。詳細はコールセンタースタッフよりお電話でご説明いたします。
新車を長くキレイに保つには下地処理を行って洗車傷を消し、その後にボディコーティングを施工するのがおすすめです。DIYでの施工はコストを抑えられる魅力がありますが、失敗すると修正のためにかえって費用がかかってしまう恐れもあります。
コストパフォーマンスに優れたガラスコーティングをお探しの方は、ぜひイエローハットのシャインズコートをご検討ください。シャインズコートは性能だけでなく、艶にもこだわったイエローハット独自のボディコーティングです。今ならWEB予約をしていただいた方を対象に、全てのコーティングメニューが1,000円引きとなる特典を提供しております(2022年4月現在)。
ネット予約で1,000 円引