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エンジンオイルのグレードとは?その種類やエンジンオイルに含まれる成分もご紹介

エンジンオイルはエンジンを良好な状態に保つために欠かせないものです。そんなエンジンオイルにはグレードが定められているのはご存知でしょうか。エンジンオイルのグレードについて知っておくことで、適切なエンジンオイル選びに役立てることができます。
このコラムでは、エンジンオイルのグレードについて、その基本や種類、さらにエンジンオイルに含まれる成分について解説いたします。

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オイル交換 FAQ

作業予約サイトからネット予約を全店で受付しています。また、お電話でもご予約できます。
ネット予約こちら>
エンジンオイルの交換工賃が税込550円~、オイルフィルター交換工賃が税込770円~となります。カード会員様はメンテナンスパックをご購入でこちらの工賃が無料となります。
その他、エンジンオイル、オイルフィルターの商品代がかかります。エンジンオイルは品質、価格帯から選べる豊富な種類を用意しています。
イエローハットでは走行距離3,000km~5,000km毎、または3ヶ月~6ヶ月毎のエンジンオイル交換をお勧めしています。
普通乗用車であれば、国産車はもちろん輸入車も作業可能です。
一部輸入車等、店舗によって作業出来ない車種がありますので詳しくは最寄店舗へお問合せください。
エンジンオイル交換の作業時間目安は15分~30分となります。(車種により作業時間は異なります)
また、ネット予約しておくと作業開始までの待ち時間が大幅に短縮できます。

エンジンオイルのグレードとは?

エンジンオイルのグレードとは、エンジンオイルの品質を表す規格のことです。グレードは市場に出回るエンジンオイルを一定の品質に保つために存在していますが、国や地域によっていくつもの規格があり、規格ごとに重視している性能に違いがあります。現在は1つのオイルに対して複数の規格認定を受けていることが多くなってきています。

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エンジンオイルのグレードの種類

    

ここからは、複数あるエンジンオイルのグレードのうち、主な4種類のグレードを解説していきます。

API規格

    

API規格は、「American Petroleum institute」(アメリカ石油協会)が規定するグレードです。API規格には大きく2つの種類があり、ガソリンエンジン用は「S」から始まり、ディーゼルエンジン用は「C」のアルファベットから始まります。SやCの後に続くアルファベットが進むほど求められる性能が高いことを表しています。
ガソリンエンジンで現在普及している規格は、「SL」「SM」「SN」「SN PLUS」の4つですが、2020年5月には最新規格の「SP」が登場しています。


ILSAC規格

    

ILSAC規格は、「International Lubricant Standardization and Approval Committee」(国際潤滑油標準化認証委員会)が、ガソリンエンジン向けに規定している規格です。ILSAC規格は、エンジンの小型高出力化と省エネの両立のため日米の自動車メーカー組織が共同で制定しました。
これまでに「GF-1」「GF-2」「GF-3」「GF-4」「GF-5」のグレードが使用されてきており、2020年5月からは新しく「GF-6」が登場しました。GF-6は燃費の向上に加え、エンジンを長時間稼働させても粘度変化が起こりにくくなるよう、持続性能の向上、LSPIやタイミングチェーン摩耗対策などが施されています。


ACEA規格

    

ACEAは、「Association des Constructeurs Europeens d'Automobiles」(欧州自動車工業会)が規定している規格です。BMWやフォルクスワーゲンをはじめとする欧州車メーカー15社が共同で創設しました。
ACEA規格では、ドイツのアウトバーンのような高速・長距離走行時でも耐えられるよう、省燃費性能以上に耐久性が重視されているという特徴があります。
ACEA規格はガソリンエンジン用の「Aカテゴリー」、軽負荷ディーゼルエンジン用の「Bカテゴリー」、クリーンディーゼル用の「Cカテゴリー」、高負荷ディーゼルエンジン用の「Eカテゴリー」という4つのカテゴリーに分類されています。他の規格が古いグレードを順次廃止するのに対し、ACEA規格では、それぞれのグレードに対象になるエンジンが明示されており、数年ごとにそれぞれの規格自体が更新されていきます。


JASO規格

    

JASOは、日本の自動車技術会(JSAE)の自動車規格組織(Japanese Automobile Standards Organization)が制定する、自動車やその関連部品に関わる規格です。
主にバイクの4サイクルガソリンエンジンオイルに使われており、動摩擦維持指数である「DFI」、制動時間指数である「STI」、静摩擦維持特性である「SFI」を測定し、「MA」「MA1」「MA2」「MB」のグレードで表記されます。これらはあくまでエンジンオイルの特性を表しており、アルファベットによって優劣が付いているわけではありません。
また、ディーゼル車のうち普通自動車や小型トラックなどの軽負荷ディーゼルエンジン車用に「DL-1」、中型や大型トラックなどの高負荷ディーゼルエンジン車用に「DH-2」という規格も規定されています。

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エンジンオイルに含まれる成分

さまざまな規格があることが分かりましたが、そもそもエンジンオイルはどのような成分で構成されているのでしょうか。エンジンオイルは主に「ベースオイル」と呼ばれるオイルと、「添加剤」がブレンドされることによって製造されています。それぞれ具体的に解説していきます。

ベースオイル

     

ベースオイルは、その名の通り、エンジンオイルの基になるオイルです。「鉱物油」「全合成油」「部分合成油」の3種類があります。

     

鉱物油は、石油精製で不純物を取り除き抽出されたもので、最も低コストのベースオイルと言えます。ただし、空気に触れて酸化しやすいため、劣化が早いという特徴があります。一方で、日常的な使用では鉱物油でも問題ないうえ、年式の古い車の中には、鉱物油のみしか利用できない車もあります。

     

全合成油は、主に石油系原料であるナフサから化学合成された最高品質のエンジンオイルです。劣化しづらいうえ、減りにくく、高いエンジン始動性、流動性など優れた性能を発揮します。スポーツ走行をする方、ドライブの質にとことんこだわりたいという方におすすめです。

     

部分合成油は、鉱物油と化学合成油を混ぜ合わせ、全合成油と鉱物油の良いところを合わせたエンジンオイルです。鉱物油の短所である劣化のしやすさが補われ、値段も全合成油に比べてリーズナブルです。


添加剤

    

ベースオイルだけでは、必要な性能を満たすことはできません。そのため、添加剤は既存の機能を助長したり、新たな機能が追加されたり、機能を保護したりする役割を持っています。ここでは、エンジンオイルに使用されているそれぞれの添加剤の種類と、その作用をご紹介します。

    

・摩擦調整剤
エンジン内部のパーツの表面に保護膜を形成し、エンジン内部の摩擦抵抗を下げる役割を向上させます。特に、最近増えている省燃費エンジンオイルには欠かせない添加剤と言えます。

    

・粘度指数向上剤
エンジンオイルの粘度を保ち、シリンダーとピストンの間の油膜を維持する役割を果たします。粘度指数向上剤には油溶性高分子ポリマーが使われます。

    

・錆止め添加剤
エンジン内部で発生する窒素酸化物や硫黄は錆の発生に繋がりますが、これらの成分を中和するのが錆止め添加剤の役割です。

    

・流動点降下剤
ベースオイルはそのままでは極端に寒い気候では硬くなり、流動性を失ってしまいます。流動点降下剤を加えることで、低温時にもエンジンオイルが硬くなるのを防ぎます。

    

・酸化防止剤
エンジンオイルは空気に触れると酸化し、本来持つ役割を失ってしまいます。酸化防止剤はこの酸化を抑制する機能を果たします。

    

・清浄分散剤
エンジン内部では高温燃焼によってスラッジと呼ばれる汚れが発生します。この汚れを中和して溶かし、定着するのを防ぐのが清浄分散剤です。また、これらの汚れをエンジンオイルに取り込み、洗い流す役割も果たします。

    

・消泡剤
走行中、エンジン内部では気泡が発生し、部品の摩擦やエンジンオイルの酸化、冷却作用の低下を引き起こします。この気泡の発生を抑えるのが消泡剤の役割です。

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エンジンオイルの粘度とは?

エンジオイルを選ぶうえで、「グレード」の他にも「粘度」という重要な要素があります。「粘度」はエンジンオイルの硬さを表し、それぞれの車種に合った粘度範囲がメーカーによって指定されています。車種の他に、使用条件によっても適した粘度は変わります。ここでは、エンジンオイルの粘度を示す規格や分類について解説します。

SAE規格とは?

    

エンジンオイルの粘度には、「Society of Automotive Engineers」の略語である「SAE」(アメリカ自動車技術者協会)が定めた分類が使用されています。これをSAE規格と呼びます。
SAE規格では、「10W-30」や「0W-20」といった表記でエンジンオイルの粘度を示します。左側は低温粘度を表し、「0W」「5W」「10W」「15W」「20W」「25W」の段階があります。右側は高温粘度を表し「20」「30」「40」「50」「60」の段階があります。いずれも数字が大きくなるほどエンジンオイルの粘度が硬くなることを表しています。


マルチグレードとは?

    

マルチグレードとは、「5W-30」や「10W-50」のように低温粘度と高温粘度が併記される表記方法です。左側の数字の後に表記されている「W」は「Winter」の略語で「冬」を意味し、低温時の粘度を表しています。この数値が小さいほど、寒くても粘度が柔らかいことを意味します。一方、右側の数値は高温時の粘度を表しています。この数値が大きいほど高温であってもエンジンオイルの硬さを維持することが可能です。


シングルグレードとは?

    

シングルグレードとは、「SAE20」「SAE40」のように単一の粘度分類だけが記される表記方法です。対応する温度の幅が限定されているため、季節やシーンによってエンジンオイルの交換を行う必要があります。近年はマルチグレードのエンジンオイルを指定する車が増えているため、シングルグレードのオイルを選択する機会は減ってきています。

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エンジンオイル交換なら、イエローハットにお任せ!

エンジンオイルは、どのようなグレードの商品でも、使用していることで劣化し、本来の役割を果たせなくなっていくため、定期的な交換が必要です。イエローハットでは、エンジンオイル交換のタイミングの目安として3,000km~5,000km毎、もしくは3ヶ月~6ヶ月のどちらか早い方を推奨しています。

エンジンオイル交換を検討している方は、ぜひイエローハットにお声がけください。
オリジナルブランドオイルや純正オイルといった数多くのラインナップの中から、ノウハウのあるスタッフがご自身の車に最適なエンジンオイルを選定させていただきます。

また、オイル交換ネット予約をご利用いただければ、24時間どこからでもエンジンオイル交換の日時指定予約を行うことが可能です。当日もお待たせすることなく、作業は15分程で完了するため、忙しい方にもぴったりです。

さらにイエローハットでは、「クレジット&ポイントカード」会員様、または「メンバーズカード」会員様でメンテナンスパックをご購入(税込550円)いただければ、通常有料のエンジンオイル交換工賃が1年間無料になります。

イエローハットは、エンジンオイルの交換のみならず、車の状態をキープするためのあらゆるサービスに対応しています。
車のことなら何でもイエローハットにご相談ください。

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まとめ

この記事では、ここまで、エンジンオイルのグレードの種類や、エンジンオイルを構成する成分、粘度表示について解説してきました。今後エンジンオイルを購入される場合は、どのような規格のどのグレードのエンジンオイルなのかをチェックしたうえで購入することをおすすめします。
エンジンオイルの交換を含め、車のメンテナンスにお悩みの方は、イエローハットにご依頼ください。経験豊富なスタッフが快適なドライブをサポートさせていただきます。

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