COLUMN
今だから聞きたいオイル交換の基礎知識
車に詳しい方やメンテナンスが好きな方でない限り、エンジンオイルポンプという部品を知っておられる方は少ないでしょう。エンジンオイルポンプは、普段は見えませんが、エンジンにとって不可欠な部品です。このコラムでは、エンジンオイルポンプの概要や仕組みについて、またエンジンオイルの潤滑システムについて詳しく解説していきます。
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目次
エンジンオイルポンプとは、エンジン内部の最下部にある「オイルパン」に溜まっているエンジンオイルを汲み上げ、エンジン内部に循環させる働きを持っている部品です。エンジンオイルは、エンジンが稼働する際に生じる熱を冷却する作用や、防錆作用など、さまざまな役割を持ちます。仮にエンジンオイルが適切に循環できなければエンジンは本来の役割を果たせず、トラブルが発生する原因になるため、エンジンオイルポンプは非常に重要な働きを担っているのです。
4サイクルエンジンのエンジンオイルポンプに多く採用されている代表的な方式として、「ギア式エンジンオイルポンプ」と「トコロイド式エンジンオイルポンプ」の2種類が挙げられます。
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エンジンオイルポンプには、エンジンオイルを潤滑するために備わっている構成部品があります。ここでは、構成部品である「オイルフィルター」「プレッシャーレギュレーター」「オイルプレッシャーゲージ」の3つを解説していきます。
オイルフィルターは、エンジンオイルに含まれている金属片やスラッジなどの不純物を取り除き、エンジンオイルを清潔にする役割を持ったパーツです。しかし、汚れを除去する効果にも限界はあり、長期間交換しないで使用し続けると目詰まりを起こすことがあります。こうなると、汚れが付いたままのエンジンオイルをエンジン内部に循環させてしまう恐れがあります。
オイルフィルターを交換する際は、エンジンオイルを全て排出する必要があるため、エンジンオイルを交換するタイミングでのみ交換することが可能です。イエローハットでは、エンジンオイル交換2回につき1回のオイルフィルター交換を推奨しています。
※車の状態や走行距離によっても異なります。
プレッシャーレギュレーターは、エンジンオイルポンプの圧力が強くなった際にバイパス通路にエンジンオイルを逃がすためのパーツです。エンジンオイルポンプに過度に圧力がかかると、エンジンオイルの供給量が増え、油圧が上がって周辺部品に悪影響を及ぼす恐れがあります。そこで、プレッシャーレギュレーターは、必要以上に供給したエンジンオイルをバイパス通路へ逃がすようリリーフ弁を開きます。通常、リリーフ弁は圧力が強くなければ開かないようにできています。バイパス通路へ逃がされたエンジンオイルは、再びオイルパンに戻ります。
オイルプレッシャーゲージは油圧計のことを指し、エンジン内にあるエンジンオイルの潤滑具合を計測します。油圧が低いとエンジン内にオイルが不足していることが把握でき、油圧が高いと必要以上にエンジンオイルがエンジン内に入っていることが把握できます。
油圧計には2種類が存在します。
1つ目は、ブルドン管式油圧計です。空洞で弧を描くような形をしたブルドン管が圧力によって形状変化する特性を利用し、油圧を測る仕組みです。油圧が高くなると、ブルドン管が変化してまっすぐになろうとし、それに連動して管の端に備わっている可動片が回転して油圧を表示します。
2つ目は、バイメタル電気式油圧計です。バイメタルと呼ばれる金属は、熱を与えることで湾曲し温度によって曲がり方が異なります。油圧が少ない場合は電気を流す量が少なく、すぐにゲージが開いてエンジンオイルが流れます。逆に、油圧が高いと電気量が多くなりゲージが開く時間も多くかかります。この性質を利用して油圧を計測するのがバイメタル電気式です。
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エンジンオイルを循環し、エンジン内部が潤滑されることで、部品の金属同士の摩擦や焼き付きが抑えられ、エンジンが健全な状態に保たれます。日本国内で生産されたエンジンには、主に4つのエンジンオイル循環システムが存在します。以下では、4種類のエンジンオイル循環方式について解説します。
ウェットサンプ圧送式は、エンジンオイルに圧力をかけることで、強制的にエンジン内部にエンジンオイルを循環させる仕組みです。オイルパン内のエンジンオイルをエンジンオイルポンプで汲み上げ、オイルフィルターに通した後に、オイル・ホールと呼ばれる穴を介してエンジンの各部に送り込みます。潤滑作用を完了したエンジンオイルは、再びオイルパンに戻り、再利用されます。
ドライサンプ圧送式は、オイルパンを設けずエンジン外部にオイルタンクを備えていることが特徴です。ただし、オイルタンクがオイルパンの代わりに備わっていること以外、ウェットサンプ圧送式と全く変わりはありません。潤滑を終えたエンジンオイルは、オイルポンプを経由してオイルタンクへと再び戻されます。
分離潤滑式は、バイクなどの2サイクルエンジンに多く備わっている潤滑システムです。エンジン外部に取り付けられたオイルタンク内のエンジンオイルを「プランジャーポンプ」で圧送する循環システムです。プランジャーポンプとは、液体を容積変化させて吸い込み口側から吐き出し側へ押し出す往復式ポンプのことを指します。
分離潤滑式システムでは、エンジンオイルが吸入混合気と混ざってエンジン摺動部に潤滑されて消費されるため、再利用されることはありません。そのため、エンジンオイルを濾過するオイルフィルターも必要ありません。
圧送式+分離潤滑システムは、圧送式と分離潤滑式を組み合わせた方式で、シリンダー内でローターを回転させる動力「ロータリーエンジン」に採用されていた潤滑システムです。
オイルポンプでオイルを圧送しつつも、アペックスシールなどへは混合気とオイルを混ぜ合わせた別の潤滑経路を利用しています。
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ご説明してきたように、エンジンにおいてエンジンオイルポンプはなくてはならない存在であり、仮に故障してしまっては一大事です。そんなエンジンオイルポンプに対して交換などのメンテナンスを行う必要はあるのでしょうか。ここでは、エンジンオイルポンプの交換について解説します。
結論から言えば、エンジンオイルポンプはエンジンと一体となっている部品であり、基本的に交換の必要はありません。ただし、仮に交換することがあるとすれば、エンジンを分解して交換や清掃を行う「オーバーホール」する際が、交換の最適なタイミングであると言えます。
エンジンオイルには、部品同士の摩擦を抑える働きがあります。そのため、金属片や汚れをエンジンオイルが取り込む仕組みになっています。エンジンオイルフィルターについても同様です。しかし、どちらも長期の間交換されていないと、取り込んだ金属片がオイルの燃えカス(スラッジ)へと変貌してエンジンオイルポンプを詰まらせる要因となってしまいます。
エンジンオイルポンプがスラッジによって詰まってしまった場合、エンジンオイルポンプの交換が必要になります。
エンジンオイルポンプの寿命はエンジンとほとんど変わりません。エンジン同様、エンジンオイルポンプを正常に動かすには、適切なタイミングでエンジンオイルの交換が必要です。エンジンオイル交換を長期間怠ってしまうと、エンジンオイルポンプが故障し、最終的にエンジンが故障する原因になります。適切なタイミングでエンジンオイルの交換を実施することで、エンジンの寿命までにエンジンオイルポンプが故障する可能性を低くすることができます。
エンジンオイルポンプを長く使っていくためにも、定期的なエンジンオイル交換は欠かせません。エンジンオイル交換はご自身でも実施可能ですが、整備の知識が必要です。
そこで、エンジンオイル交換をお店にご依頼されたいという方は、高いノウハウと実績のあるイエローハットにお任せください。
イエローハットでは、オイル交換ネット予約というサービスをご提供しており、24時間いつでもご予約を承っております。ご予約いただければ、作業当日もお待たせすることはなく、作業自体も15分程度で完了するため、お手間を掛けません。交換するエンジンオイルについては、オリジナルブランドをはじめ、豊富なラインナップからお客様の走行環境や車種に応じてスタッフが最適な商品をお選びします。
また、イエローハットには「クレジット&ポイントカード」会員様、または「メンバーズカード」会員様でメンテナンスパックをご購入(税込550円)いただければ、エンジンオイル交換にかかる作業工賃が1年間無料となる特典もございます。
車のメンテナンスが必要な場合には、イエローハットにお問い合わせください。
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このコラムでは、エンジンオイルポンプについて解説してきました。エンジンオイルポンプは、エンジンオイルをオイルパンから汲み上げ、エンジン内部に循環させる作用を持ち、車を動かすうえで欠かせないパーツです。
エンジンオイルポンプは、エンジンと同様、定期的な交換が必要ない部品ですが、エンジンオイル交換など必要なメンテナンスを怠ると、故障の原因につながり、修理が必要なこともあります。
エンジンオイル交換をしたいとお考えの方は、ぜひイエローハットにご相談ください。定期的なメンテナンスで車のコンディションを良好な状態に保ちましょう。
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