COLUMN
今だから聞きたいオイル交換の基礎知識
オイルフィルターは、エンジンオイルの汚れをエレメントと呼ばれるろ紙でろ過し、汚れの混入によってエンジンオイルがすぐに劣化してしまわないようにするパーツです。エンジンオイルと深い関係のあるパーツですが、オイルフィルターのみを交換しても問題ないかどうか気になる方もおられるでしょう。
このコラムでは、オイルフィルターのみ交換する場合の注意点や定期的な交換が必要な理由、交換方法などについて解説します。
STEP01
オイル交換する車両を選択し、ご利用の店舗を選択します
STEP02
作業メニュー(オイルフィルター交換)を選択した後、ご希望の日時を選びます
STEP03
会員様専用ページのID/パスワードでログインします
(会員様専用ページに登録されていないかたは、新規でご登録します)
STEP04
予約完了メールを受信したらあとは当日お店に行くだけ
目次
オイルフィルターは、エレメント(ろ紙)にエンジンオイルを通過させて汚れを取り除いています。内部にはろ過される前の汚れたエンジンオイルが数百ml程度残っているため、オイルフィルターだけを交換すると交換直後から汚れたエンジンオイルが混ざってしまうのです。
このため、オイルフィルターだけを交換することも可能ではありますが、エンジンオイルの劣化を早めてしまうことからできる限り同時に交換するのが望ましいです。
また、取り外す際にエンジンオイルがこぼれて減ってしまった分だけ補充する作業が発生するので、エンジンオイルとオイルフィルターをセットで交換した方が効率的に作業を行えるのです。
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ここでは、オイルフィルター交換をお店へ依頼するケースと、ご自身で交換するケースについて詳しく解説します。
車のメンテナンスに関するノウハウがなく、工具も持っておられない場合はお店へオイルフィルター交換を依頼するのがおすすめです。オイルフィルター交換は服が汚れたり、専用の工具を揃えるための初期費用が掛かったり、車のオイルフィルター取り付け位置によってはジャッキアップで作業が必要だったりとメンテナンス初心者にはハードルの高い作業です。また、車に合ったサイズやタイプのオイルフィルターを選ぶ必要があり、誤ったサイズのオイルフィルターを取り付けてしまうと、取り付け部分からエンジンオイル漏れが起きる可能性があります。
お店であればご自身で行うよりも短時間で作業が完了するため、定期的なメンテナンスも負担なく行えます。さらに、オイルフィルターの交換時に漏れるエンジンオイルやオイルフィルター交換を行うも処分してもらえるため、処理方法に困ることもありません。
オイルフィルター交換はご自身でも行える作業です。ガソリン車に使用するフルフロータイプのオイルフィルターには、本体を丸ごと取り替えるカートリッジタイプとエレメントのみを交換するリプレイスタイプがありますが、今回はカートリッジタイプの交換手順について解説します。
また、エンジンオイルは安全に作業できる上抜きで行う事をおすすめします。
・用意するもの
1.新品のオイルフィルター
2.オイルフィルターレンチ
3.廃油処理箱
4.パーツクリーナー
5.エンジンオイル
6.オイルチェンジャー
7.オイルジョッキ
8.ウエス
9.ガレージジャッキまたはパンタグラフジャッキ
10.リジットラック
・作業開始前にチェックすべきポイント
交換作業を開始する前に、エンジンオイルを注ぐ口についているフィラーキャップが外れるかどうか確認しておきましょう。フィラーキャップが外れないと新しいエンジンオイルの補充が行えません。
また、エンジンオイルを抜く5分程前に暖機運転をしておくと、エンジンオイルが温まって抜きやすくなります。
・エンジンオイルを抜く
オイルレベルゲージを抜き、オイルチェンジャーのノズルをオイルパンの底までしっかり挿入してエンジンオイルを抜きます。ノズルがエンジンオイルを吸い上げなくなるまでしっかり抜き取るようにしてください。
・古いオイルフィルターを取り外す
オイルフィルターの取り付け位置によっては、ジャッキアップして作業する必要があります。ジャッキアップする場合は必ずリジットラックを最低2つ使用して車を固定し、安全を確保してください。
オイルフィルターを外す際はエンジンオイルが漏れ出ることがあるため、受け皿を用意して作業にあたると安心です。オイルフィルターにオイルフィルターレンチをしっかりはめこんで取り外します。
・新しいオイルフィルターを取り付ける
新品のオイルフィルターを取り付ける前に、カートリッジのO-リングというフチの部分にエンジンオイルをなじませます。この工程を踏むことで、摩擦でO-リングが劣化してオイル漏れが発生するのを防げます。
取り付ける際は、車に応じた適正トルクで取り付けます。
・エンジンオイルを補充する
オイルジョッキを用いてこぼれないように補充しましょう。交換すべき量の8割を目安に注ぎ、オイルレベルゲージのLとHの真ん中あたりにエンジンオイルが付着するように調整します。
次は暖機運転に移りますが、油分が車に付着している場合はパーツクリーナーでしっかり拭き取ってください。
3分程度の暖機運転を行ってエンジンオイルをエンジン全体へ回したら、1分程時間を置きます。再度オイルレベルゲージで油量を確認して調整したら作業は完了です。
・オイルフィルターの処分方法
古いオイルフィルターは、燃えるゴミとして処分することはできません。オイルフィルターカッターを用いてエンジンオイル・鉄・フィルター部の紙に部品を解体し、各素材に応じた方法で処分する必要があります。
解体処理は手間の掛かる作業のため、オイルフィルターを購入したお店に処分してもらえる場合は依頼することをおすすめします。
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エンジンオイルには、ピストンやシリンダーなどの金属同士の摩擦によって生じる金属粉や燃焼で生じる燃えカスなどの不純物が、エンジン内部に滞留するのを防ぐ清浄作用があります。オイルフィルターはこの不純物を取り除き、エンジンオイルが汚れで劣化するスピードを緩めているのです。そのため、オイルフィルターのエレメント(ろ紙)には取り除いた不純物が溜まっていき、交換をしないまま使い続けると目詰まりを起こします。
目詰まりによってろ過が行えなくなるとリリーフバルブが開いて油量を確保しますが、汚れたエンジンオイルがエンジンを巡ってしまいます。劣化したエンジンオイルが油膜切れを起こせば金属パーツの摩耗を招き、エンジンの焼き付きなどのトラブルに繋がります。
ここでは、オイルフィルターのよくある3つのトラブルについて解説します。
シールガスケットとは、エンジンブロック側の取り付け面とオイルフィルターの気密性を持たせるためのパッキンで、Oリングとも呼ばれます。
エンジンオイルをシールガスケットに塗布しないまま取り付けてしまうと、摩擦によって切れてしまいます。
また、シールガスケットや取り付け面にゴミなどが付着したまま取り付けてしまうと、シールガスケットに異物が押し当てられる密閉不良が起き、この状態で走行を続けるとやがてシールガスケットが切れてしまうのです。
エンジンオイル漏れは、古いシールガスケットを取り除かずに新しいオイルフィルターを取り付けてしまう二重ガスケットや、正しくオイルフィルターが取り付けられていない場合も起こります。
また、内部構造や取り付け面の口径が合わないオイルフィルターを使用することも、エンジンオイル漏れの原因となります。
オイルフィルターの変形とは、オイルフィルターのケースの頭部が膨れていたり、ボトム部がそり返っていたりする状態です。これは油圧に異常がある場合に発生するトラブルで、エンジンのレギュレーターバルブが正常に作動していないために起こります。
この場合はエンジンの異常に該当するため、速やかに修理へ持ち込むようにしてください。
イエローハットでは交換時期の目安として、オイルフィルター交換時期はエンジンオイル交換2回につき1回のオイルフィルター交換、エンジンオイル交換は走行距離3,000km~5,000km毎もしくは3ヶ月~6ヶ月のどちらか早い方をおすすめしています。
しかし、悪路での走行や短距離・低速走行などのシビアコンディションでの走行が多い場合は、エンジンに高い負荷が掛かることでエンジンオイルの劣化が進み、オイルフィルターに汚れが溜まりやすくなります。そのため、通常よりも早いペースでオイルフィルター・エンジンオイル交換を実施してください。
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オイルフィルター交換は、エンジンオイル交換を同時に行った方が効率的に作業できます。しかし、ご自身で行うには工具を準備したり、オイルフィルターの処分方法を考えたりする手間が掛かります。
オイルフィルター交換をお店に依頼することをご検討中の方は、ぜひイエローハットをご利用ください。イエローハットのオイルフィルター交換は、15分程度とスピーディーに完了します。
また、電話とネットで作業予約を承っており、特にネット予約であれば24時間ご予約を受け付けております。
さらに、「クレジット&ポイントカード」会員様、または「メンバーズカード」会員様でメンテナンスパックをご購入(税込550円/年)いただければ、オイルフィルター・エンジンオイル・エアフィルター交換の交換工賃が無料となります。
オイルフィルターのみを交換することは可能ですが、交換してすぐに汚れたエンジンオイルに晒されてしまうため、オイルフィルター・エンジンオイルをなるべくきれいな状態に保つにはエンジンオイルも同時に交換するのがおすすめです。
また、ご自身でオイルフィルター交換を行う場合は、車によってはジャッキアップが必要なケースもあり、危険な作業となります。
ご自身でオイルフィルター交換を行うのが不安な方や、安全にオイルフィルター交換を実施されたい方は、ぜひお近くのイエローハットまでご相談ください。
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