COLUMN
今だから聞きたいオイル交換の基礎知識
エンジン性能の向上、そしてハイブリッド車の登場もあり、近年は静粛性の高い車が増えてきました。そのため、走行中の車内の快適なドライブに欠かせない要素の1つとして大きくクローズアップされるようになってきています。
ただし、静粛性は快適さに関わるためだけのものではありません。静粛性の向上を図ることはエンジンのコンディションを保ち、車の寿命を延ばすことにも繋がります。
そこで、このコラムではエンジンオイルと静粛性の関係をエンジンオイルの粘度から考えていき、併せて車の静粛性を高めるための対策をご紹介します。
STEP01
オイル交換する車両を選択し、ご利用の店舗を選択します
STEP02
作業メニュー(オイルフィルター交換)を選択した後、ご希望の日時を選びます
STEP03
会員様専用ページのID/パスワードでログインします
(会員様専用ページに登録されていないかたは、新規でご登録します)
STEP04
予約完了メールを受信したらあとは当日お店に行くだけ
目次
車のコンディションや走行環境・普段の乗り方に適した粘度のエンジンオイルを使用することで、エンジンの状態を正常に保つことができ、快適な走りを楽しむことが可能になります。一方、粘度の選び方を誤ると、パワーダウンや燃費の悪化、あるいは高温時に油膜切れを起こすなどの不調・トラブルに繋がりやすくなります。
そして、エンジンオイルの粘度は、エンジンの静粛性にも深く関わります。低粘度のエンジンオイルを使用すれば、抵抗が減るので燃費や低温始動性は向上しますが、燃焼工程で生じる衝撃を受け止めて分散させる働きが低下しやすいので、エンジン音の大きさが目立つ可能性があります。
また、自動車メーカーが指定する粘度のエンジンオイルを入れている場合であっても、経年によるエンジン内のパーツの劣化やクリアランスの増大により、新車時に保たれていた静粛性能が維持できなくなるケースも少なくありません。
この場合、指定粘度内で硬い粘度のエンジンオイルを入れることにより、静粛性の改善を図れることがあります。これは、高粘度による優れた潤滑作用が、摩耗が進んだ金属同士の摩擦抵抗を減らしてパーツの動作がスムーズになることで、エンジンノイズを低減できるためです。
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エンジンオイルの粘度は、車の静粛性に深く関わります。しかし、走行中に車から聞こえてくる音はエンジン音だけではありません。車体の構造やタイヤから生じる音、あるいは外部環境からもたらされる音なども静粛性を損なう要因となります。そこで、ここではこうした騒音を防いで車の静粛性を高める方法を2つご紹介します。
走行中にまず気になる騒音と言えば、タイヤから発せられるロードノイズではないでしょうか。ロードノイズは、走行時にタイヤが路面と接触して摩擦を起こすことにより生じた振動が、サスペンションを通じてボディに伝わり、車内まで響いてくるものです。したがって、タイヤを衝撃吸収しやすいタイプに交換することで、振動・騒音を抑えられる可能性があります。
静音テープや遮音シートなどの遮音材を使うことも静粛性を高める有効な方法です。以下に、代表的な遮音方法をご紹介します。
・タイヤハウスに遮音材を塗る
タイヤから伝わるロードノイズの低減対策では、タイヤハウスのデッドニングが効果的です。吸音性に優れた素材からなる遮音材をタイヤハウスに塗る、あるいは吹き付けることで、振動や騒音はもちろん、飛び石の巻き上げ音などもタイヤハウスで吸収することができます。
・床やトランクに遮音シートを使用する
吸音素材でできた遮音シートを座席の足元やトランクに敷くことで、ロードノイズの車内への侵入を軽減できます。ただし、運転席に敷く時には、シートがずれてアクセル・ブレーキペダルの操作が妨げられることのないよう、しっかりと固定されているか必ず確認してください。
・ボディ各部の隙間に静音テープを貼る
貼り付けるタイプの静音テープをドア開口部やフロントガラスの接合部、あるいはボンネット周りに貼ることで、雨音や風切り音などをシャットアウトできます。静粛性を向上させることはもちろん、車内の気密性アップにより、エアコンの効き具合やカーオーディオの臨場感を高める効果が期待できます。
いずれもDIYによる処置が難しい場合は、お店に作業を依頼するようにしてください。
ここでは、起こりがちなトラブル別に防音対策をみていきましょう。
車のボディは、プレス加工された鉄板をつなぎ合わせて作られるのが一般的なため、ボディ剛性が低い車では走行中にきしみ音が聞こえてくることがあります。また、ダッシュボードとフロントガラスの隙間のガタつきによる異音、あるいはドアやハッチの内側の部品がぶつかることで発生する摩擦音が気になる場合もあるでしょう。
これらの音については、市販のゴム状のチューブで隙間を埋めたり、部品の接触箇所にシリコンシールを貼ったりなどの対策が有効です。
風切り音の程度はボディの形状により大きく変わってきますが、多くの方が気になるのはドアの隙間から車内に侵入してくる「ヒューヒュー」といった音でしょう。この音は、ドアの隙間にあるゴムの緩みや劣化により生じるものです。ゴムを新しいものに取り替えるか、ドアエッジにゴム製の防音材を貼ることで風の侵入を抑えれば解消できます。
ボンネットから聞こえてくる音を低減したい場合は、ボンネット裏面に防音シートを貼るといったDIYでできる簡易的なやり方もあります。
しかし、音が大き過ぎる、またはしっかりとした防音対策を施したいのであれば、お店に頼んでデッドニングする方が安心です。
近年は、突発的な激しい雨が増えています。そのため、走行中雨に遭い、車の屋根に当たる雨音がうるさく感じられることも少なくありません。騒音となる原因は、雨音が車内にダイレクトに響いてしまうほど薄い屋根の鉄板にあります。
ルーフの内張りを剥がしてから吸音材を貼り付けたり、スポンジを敷き詰めたりするなどのデッドニングを施すと効果的です。
走行中に普段聞き慣れない異音が感じられたのであれば、エンジンに何らかのトラブルが発生している可能性があります。ここでは、音別の対処法をご紹介します。
冷却水不足により、オーバーヒートが起こっている場合に聞かれる異音として知られています。この場合、エンジンの熱を冷ます機能を果たすウォーターポンプのベアリング部分の損傷が疑われます。
初期には「カリカリ」音が、そして症状が進行するに連れて「キンキン・カンカン」という音を伴うようになります。エンジンの回転数が安定しない、加速が悪いなどの症状もみられるのであれば、最悪エンジンが焼き付きを起こす恐れも出てきますので、早急にお店へメンテナンスを依頼するようにしてください。
ファンベルトが緩んでいる、ゴムが経年劣化している、あるいはファンベルトを誘導・ガイドするプーリーやテンショナーに不具合が生じている可能性があります。ファンベルトは、エンジンが生み出す動力を、オルタネーターやウォーターポンプなどの補機類に伝える役割を果たします。
ファンベルトの緩みや劣化により生じる滑りが進行すると、最後には切れてしまい、オーバーヒートを起こす恐れがあります。また、プーリーが錆び付いてしまうと、ファンベルトとの摩擦が強まり「ベルト鳴き」を発生させます。この異音と共にゴムが焼け焦げる臭いがしてくることもあります。
対策としては、 市販の鳴き止め剤の使用も考えられますが、効果は一時的なものにとどまります。お店で早めにファンベルトを新調することはもちろん、プーリーや補機類のメンテナンスも併せて実施することが大切です。
まずは、エンジンオイル不足を疑います。エンジンを停めて少し冷ましてから、オイルレベルゲージでエンジンオイルが規定量入っているかを確認してください。そして、エンジンオイルが足りているのにも関わらず「ガラガラ」という音が出ている場合には、補機類のベアリングが発する異音である可能性があります。
異音の原因が、エンジンオイル不足ではないことが明らかになった時点で、レッカー車で輸送を検討し、お店での点検修理をおすすめします。
適切なエンジオイルの粘度は、車や走行環境によって変わってきます。ご自身の車に合った最適な粘度のエンジンオイルを選び、手早くエンジオイル交換を行いたいとお考えの方は、イエローハットにご相談ください。確かな技術を持ったスタッフの適切な作業により、安全かつスピーディにエンジンオイル交換を実施いたします。
また、「オイル交換ネット予約」でご予約いただければ、作業当日の待ち時間がなくなることはもちろん、ご予約内容の確認や変更もいつでも可能です。
そして、充実したピットメニューもイエローハットの特長の1つです。静粛性の向上を目指してタイヤ交換をお考えであれば、定期点検を兼ねてイエローハットのタイヤ交換メニューのご利用もぜひご検討ください。
さらに、「クレジット&ポイントカード」や「オイル&ポイントカード」の会員になっていただければ、エンジンオイルやオイルフィルター、そしてエアフィルターの交換工賃が1年間無料となる特典がご利用いただけます。
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このコラムでは、エンジンオイルと静粛性の関係についてお伝えし、続いて静粛性を高める方法を様々な視点からご紹介してきました。エンジンオイルの粘度はエンジンの静粛性にも深く関わるものです。そして、異音はエンジンのトラブルを知らせてくれる貴重なシグナルであることから、普段から走行中の異音に敏感になり、早い段階でトラブルに対処していくことが大切です。
イエローハットでは、エンジンオイル交換はもちろん、車の安全に関わる様々な点検メニューを実施しております。ぜひ最寄りの店舗までご相談ください。
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