COLUMN
鈑金・塗装修理について解説
車の塗装をきれいな状態に保ちたい方は多いでしょう。洗車などのメンテナンスにより美観は維持できますが、徐々に劣化していくことは避けられません。塗装のコンディションが悪化すると剥がれにつながり、修理に料金がかかります。
このコラムでは、車の塗装が剥がれた場合の修理に関して、料金の目安を紹介しつつ原因を解説します。DIYで修理できるかどうかや、予防方法にも触れますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
車の塗装を修理する場合の料金を把握する前に、まずは剥がれにつながりやすい状況について解説します。塗装をなるべくきれいに保つためにも、原因を把握しておくことが大切です。紫外線や汚れ、水滴などが、塗装にどのような影響を与えるのかに注目してご覧ください。
日中に降り注ぐ太陽光線には、塗装にダメージを与える紫外線が含まれています。人の肌だけでなく、車のタイヤなどにも悪影響を与えるやっかいな存在です。屋外では日光を避けられないため、使用中に紫外線を避けることはできません。
紫外線により塗装の劣化が進行すると、まずクリア層の剥がれにつながります。さらに、カラー層の色あせや色ボケの原因となるため、新車時の色味が徐々に失われます。
車のボディは紫外線だけでなく、汚れによっても劣化することがあります。例えば、走行時に付着する虫の死骸や、鳥のフンなどです。また、走行中に巻き上げられる道路上の汚れ、排気ガスやブレーキダストも塗装を傷めます。
汚れの酸化により塗装にダメージが蓄積され、最終的に剥がれてしまうのです。長期間放置するほど、剥がれやすくなってしまうでしょう。
水滴もボディの塗装を傷める原因となることをご存じでしょうか。雨水には空気中の汚れが含まれており、水滴となってボディ上にとどまります。放置すると水分が乾燥し、汚れのみが塗装面に残ってしまうのです。
また、一見きれいに見える水道水にも注意が必要です。カルキなど水以外の成分が含まれており、イオンデポジットの原因となります。そしてイオンデポジットを放置すると、塗装にくぼみができるウォータースポットに発展し、剥がれにつながるため注意が必要です。
ボディに付いた傷やへこみも剥がれの原因となります。他車や障害物との接触など、ボディが傷付くケースはさまざまです。傷自体、塗装が削れた状態であり、放置すると水分や汚れが染み込んで悪化することがあります。
また、飛び石による傷も注意したい原因のひとつです。塗装面の傷付きや剥がれは、錆の発生につながります。
洗車時など、ボディの塗装の剥がれに気づいた場合は、早急に修理に出すことが大切です。塗装はいくつかの層に分かれており、表面となるクリア層が剥がれた場合でも早めに修理したほうが良いでしょう。
剥がれた部分は早期に劣化が進行する傾向にあり、ボディまで到達すると錆が発生します。そして雨水などにより錆が進むと、周囲の塗装まで剥がれてしまい、修理に高額な費用が必要です。
DIYで、塗装の剥がれを修理できないか、知りたい方もおられるでしょう。DIYはコストを抑えられるため、節約したい場合の選択肢のひとつです。ここでは、DIYで補修する場合に押さえておきたいポイントと、プロに依頼したほうが良いケースについて解説します。
エンジンオイル交換など、車のメンテナンスを自分自身で実施している方も少なくないでしょう。塗装の傷に関しても、DIYで補修できないわけではありません。小さめの傷や剥がれであれば、比較的簡単ですので調整しやすいと言えます。
ただし、傷がなかったかのようなクオリティで補修することは困難です。プロのような仕上がりとなるためには、経験を積む必要があります。クオリティを重要視する場合は、プロに依頼したほうが良いでしょう。
傷ではなく紫外線や汚れ、水滴などの劣化による塗装の剥がれは広範囲に及ぶことがあります。このようなケースでは、DIYよりもプロに依頼したほうが良いでしょう。錆が広がっている場合も同様です。
広範囲の補修は、色合わせが重要となります。修復箇所とその周囲の色味が異なると、余計に目立ってしまいかねません。修理の工程が多く、難易度も高いため、プロに依頼するのが無難です。
車の修理は基本的に高額です。塗装の剥がれは目立つため早く修理したい方は多いかもしれませんが、費用が気になってしまうでしょう。ここでは、塗装の剥がれの修理を依頼した場合の料金の目安や、DIYで必要となるコストについて解説します。
DIYで修理する場合、工賃はかかりません。剥がれを修理するための道具や材料を用意するコストが必要となります。例えば、タッチアップペンで補修する場合は、マスキングテープや耐水サンドペーパー、コンパウンドなどを用意することになるでしょう。
どの方法で修理する場合でも、補修前に洗浄する必要があるため、洗車セットも欠かせません。また、塗料がしっかりと定着するよう脱脂剤も重要なアイテムと言えます。基本的には、高価な工具を使用しなければ数千円程度に収まるでしょう。
塗装が剥がれている範囲が広い場合は、多くの場合において一般板金での修理です。一般板金は、部分的な補修ではなく広範囲で板金・塗装する作業を指します。ボンネット・ルーフ・トランクなど、部位によっては簡易板金が難しいケースでは、一般板金もしくは交換での修理となるでしょう。
料金は傷の大きさや工程、修理の複雑さにより大きく異なるため、現車を確認して見積りをもらうのが確実です。また、お店によっても大きく異なります。
依頼先によっては、一般板金だけでなく、部分的な補修に対応している場合があります。このような簡易板金は、基本的に小さな傷やへこみのみ該当しますが、小さな剥がれであれば修理してもらえるでしょう。修理料金に関しては、一般板金よりも安価なケースが多い傾向です。
例えば、国産車のバンパーの部分塗装(30cm以下)の場合、1万円~5万円程度が料金の目安です。ただし、傷や剥がれが複数箇所ある場合やへこみを伴う場合は、より多くの費用が必要となります。
塗装の剥がれを防ぐ方法はないか、気になる方も多いでしょう。塗装を守るためには、剥がれの原因となる要素をできるだけ遠ざけることが大切です。ここでは、3つの対策について解説します。美観を維持するためにも、ぜひ参考にしてください。
洗車を怠ってしまうと、蓄積した汚れにより塗装にダメージとなります。そのため、小まめな洗車が重要です。洗車のタイミングはライフスタイルによって変わりますが、汚れが目立ってきたら早めに実施することを推奨します。
洗車で気を付けたいのは水滴を残さないことです。雨水よりも水道水のほうがイオンデポジットの原因となります。水滴は残さずきれいに拭き上げましょう。
紫外線は塗装だけでなく、車の各パーツを劣化させる要因です。屋根付きの駐車スペースを確保するのが望ましいですが、難しい場合はボディにカバーをかけると紫外線を防げます。
集合住宅に住んでいる場合など、直射日光が避けられないケースでも選択肢になるでしょう。紫外線だけでなく、雨水が防げる点もカバーを使用するメリットです。
毎日車を使用する場合、カバーの付け外しが手間に感じる方もいるでしょう。また、小まめに洗車するのが難しい多忙な方を含め、ボディコーティングを施工することは剥がれを防ぐための有効な手段です。
ボディコーティングを施工すると、塗装の防護膜となるため、剥がれにくくなります。また、水分が汚れとともに流れ落ちることから、メンテナンスの頻度を少なくできるのもボディコーティングのメリットです。
車の塗装の剥がれを発見した場合は、早めに修理することが大切です。イエローハットのワンプライスクイック鈑金なら、剥がれの原因となる塗装の傷やへこみを安くきれいに修理できます。ここでは、ワンプライスクイック鈑金の魅力とWEB予約方法について紹介しますので、ぜひご覧ください。
ワンプライスクイック鈑金なら、塗装面にできた傷やへこみを安い料金できれいに修復できます。ピンポイントで補修する簡易板金で、コストを抑えているためお手頃な料金設定を実現しました。
バンパー・ドアミラー・ドア・フェンダーの小さな傷やへこみが対象です。基本的に数時間で修理が完了しますので、多忙な方にもおすすめとなっています。※傷・へこみの状態により、施工時間・日数が異なる場合があります。
イエローハットは、板金の見積りが無料のため、お気軽にご依頼いただけます。一部の店舗では、WEB予約よりお客様ご自身で見積り・来店の予約を完了できますので、非常に便利です。予約方法は、店舗と板金したい車種を指定し、お客様情報を入力するだけとなっています。
また、コールセンターからもお見積りの予約ができますので、まずはお気軽にご相談ください。お見積りご提示後、ご納得いただければ施工の日程をご予約いたします。
車の塗装の剥がれは、速やかに修理することが大切です。放置すると剥がれの範囲が広がり、修理により多くの料金がかかるでしょう。小さな傷であれば、DIYでも修理可能です。ただし、きれいな仕上がりを求める方は、プロに相談することを推奨します。
車の傷やへこみの板金・塗装は、イエローハットへお任せください。小さな損傷の場合は、ワンプライスクイック鈑金で安くきれいに直せます。WEBからも予約できますので、お気軽に見積りをご依頼ください。