COLUMN
鈑金・塗装修理について解説
車のドアの板金修理にかかる費用の目安は？依頼先ごとの特徴も解説！
車のドアを板金修理したい場合、どの程度の費用がかかるのか知りたい方もおられるのではないでしょうか。費用を抑える方法についても気になるところです。
このコラムでは、車のドアの板金塗装において、修理の依頼先の特徴や節約する方法を解説します。ドアの修理費用が高くなりやすい理由や、保険の適用についても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
鈑金・塗装修理 FAQ
車のドアの板金修理費用は依頼先によっても異なる
ここでは、車のドアの板金修理に対応した依頼先を5つ紹介します。それぞれの特徴を把握することで、自身の都合やニーズに合った依頼先を見つけられるでしょう。ショップ選びは、修理費用に大きく関わるため重要です。
板金塗装工場
板金塗装工場は、車のドアだけでなく、あらゆるボディパーツの修理に対応しています。板金塗装を専門としているため設備が整っており、比較的安価な費用で高いクオリティーが期待できるでしょう。
ただし、工場によって技術力に差があるケースもあるため、評判や施工事例を確認して依頼することをおすすめします。
整備工場
一般的な整備工場は、車検や点検整備、駆動系統や足回りなどの修理に対応しています。整備工場によっては、板金塗装用の設備を併設している場合があり、そのような工場にも板金修理を依頼可能です。
整備工場についても技術力に差があるため、口コミなどを参考に選ぶことをおすすめします。
ガソリンスタンド
ガソリンスタンドは燃料の販売だけでなく、洗車やタイヤ販売なども行っており、板金修理を受け付けている店舗もあります。
ガソリンスタンドはあらゆる場所にあるため、近隣で見つかりやすいでしょう。板金修理の価格設定は、比較的安価な傾向にあります。
カー用品店
板金修理に対応しているカー用品店も多くあります。手軽な板金プランを用意しているお店であれば、比較的安価に修理できるでしょう。店舗数が多く利便性が高い点も、カー用品店の特徴です。
ディーラー
車の販売をメインとするディーラーでも、板金修理を依頼できます。愛車と同じメーカーのディーラーに依頼することが一般的です。
ディーラーは自社の車に対して専門知識を持っており、クオリティーの面で信頼できるでしょう。
ただし、自社で板金設備を持ってない場合があり、外注しているケースも珍しくありません。修理費用については高めの傾向があるようです。
車のドアの板金はプロに依頼するのがおすすめ
車のドアの板金修理は、プロに依頼することをおすすめします。まず、DIYと比べて仕上がりのクオリティーが段違いと言えるでしょう。
プロは、板金塗装に適したツールを損傷に合わせて使用できる技術力と経験を持っています。また、きれいに仕上げるための環境を整えている点も、DIYとの大きな違いです。
また、プロは板金塗装で修理できるのか、交換すべきなのかを判断できます。ただし、まとまった費用が必要な点はデメリットと言えるでしょう。
車のドアの板金修理にかかる費用はどのくらい？
ここでは、ドアの板金修理にどの程度の費用がかかるのか、目安となる金額をケース別に紹介します。板金塗装では、修理方法や損傷の程度でかかる費用に大きな差が生まれることを押さえておきましょう。修理の依頼先によっても費用は変わるため、参考程度にご覧ください。
通常の板金でドアを直す場合の板金費用
通常の板金でドアの傷のみを直す場合、その修理費用の目安は1枚あたり4万円～6万円程度です。費用は傷の大きさだけでなく、車種やボディカラーでも異なります。
また、車の側面は狭い曲がり角で擦り付けるように傷付けてしまうことも多く、2つ以上のパネルを修理することも珍しくありません。
傷に加えてへこみがある場合は費用が高い傾向がある
ドアパネルは、厚みのある鉄板を使用している訳ではないため、簡単にへこみます。へこみがある場合は、作業工程が増えるため傷のみよりも高額になるのが一般的です。
多くのお店では、傷のみの場合とへこみがある場合を別々に料金設定しています。小さなへこみでも4万円以上の修理費用がかかるでしょう。
簡易的な板金でドアを直す場合の板金費用
ドアに付いた30cm以内の傷や小さなへこみの場合、簡易板金で修理できる可能性があります。簡易板金は、補修範囲を最小限にとどめることで、コストを抑えた板金の手法です。
安さや早さが特徴で、国産車の場合3万円～5万円が修理費用の目安となります。
板金ではなく交換で直す場合の費用
ドアのパネルを大きく損傷した場合や、複雑な形状のへこみがある場合は、修理できず交換となる可能性が高いでしょう。交換となる場合は、ドア自体の部品代と取り替え工賃が発生します。その目安は10万円～30万円程度と高額です。
車の板金修理におけるドア交換費用が高い理由とは？
車の板金修理で、ドアの交換費用がなぜ高く付くのか気になる方もおられるでしょう。ここでは、ドア交換の費用について高くなる理由や、交換が必要になるケースについて解説します。理由を把握することで、自車のドアが交換となった場合に納得できるでしょう。
作業工数の多さ
ドアの交換作業には、多くの工程があります。まずドアを取り外すために内張りや配線、窓ガラスなどの付属品を外さなければなりません。また、新品のドアは未塗装のため、塗装作業が必要です。
そして、付属品を取付け新品のドアを車体に装着するのが作業の大まかな流れですが、細かな作業が多くあります。このように作業工数が多いため、部品代だけでなく工賃も高額です。
ドア1枚の修理で済まないケースが多い
ドア交換となるような大きな損傷がある場合、他のパネルやフレームなどもダメージを負っているケースは少なくありません。
ドアパンチのように1枚のパネルに傷やへこみを生じるケースもありますが、2パネル以上を損傷するケースも多くあります。
交換が必要になるケースとは？
ドアは、板金修理を断られるほど損傷した場合に交換となります。道路脇の構造物や他車との衝突などで大きくへこんだ場合や、全体的に傷やへこみがある場合です。
また、アルミやカーボンなど、鉄以外の素材が使用されている車種は板金不可となります。そのような特殊な素材を使用したドアの値段は、基本的に高額です。
車のドアの板金修理費用を抑えるならDIYもひとつの方法
車のドアの損傷をDIYで修理できないか検討している方もおられるでしょう。DIYは工賃が発生しないため、低いコストで修理できます。
必要となるのは、作業するための工具や材料をそろえる費用だけです。しかし、DIYで修理を実施する前に、デメリットについても把握しておきましょう。
板金塗装では、専門的な知識と繊細な技術、傷の状態に応じて適切に対処するための経験が重要と言えます。板金塗装を個人で実施する場合は、補修箇所が目立ってしまったり、修理後に塗装が剥がれたりといったリスクも考慮しなければなりません。
車のドアの板金をプロに依頼する上で費用を抑える方法
車のドアの板金修理をプロに依頼する場合、可能な限り費用を抑えたい方は多くおられるでしょう。ここでは、ドアの修理費用や交換費用を抑える方法を4つ紹介します。依頼先によって大きく異なる場合があるため、ぜひ参考にしてください。
板金塗装工場を選ぶ
板金塗装を受け付けているお店では、必ずしも自社工場を持っている訳ではありません。契約している板金塗装工場へ外注しているケースがあります。
その場合、板金塗装を受け付けているお店の手数料が上乗せされているでしょう。直接、板金塗装工場へ持ち込むことで、中間マージンを省くことが可能です。
見積りをいくつかもらって比較する
可能な限り安くドアを直したい場合に有効なのが、相見積りです。板金塗装を実施するショップによって、設備や人員などコストで料金設定しています。
複数のお店で見積りを取ると、どこが安いのか明確になるでしょう。ただし、安すぎる場合は仕上がりに納得できない可能性があるため、口コミなど参考に決めることも重要です。
リサイクルパーツの使用を検討する
ドアを交換する場合、新品部品を使用すると高額になることも少なくありません。一方で、中古部品とも呼ばれるリサイクルパーツに交換することで、部品代を大幅に節約できます。ただし、リサイクルパーツが出回っていないケースもあるでしょう。
簡易板金を選択肢に入れる
板金塗装工場やカー用品店によっては、ピンポイントで補修する簡易板金プランを用意している場合があります。
簡易板金では、対象となる部品と損傷の範囲を限定することで、料金をあらかじめ設定している点が特徴です。見積りしなくてもおおよその修理費用が把握できるでしょう。
車のドアの板金修理における注意点
車のドアを板金修理もしくは交換する前に、押さえておきたい注意点があります。ここでは、ドアの板金修理や交換で痕跡が残った場合の注意点やリサイクルパーツの品質保証について解説しますので、参考にしてください。
車のドアを修理・交換すると形跡が残る
車を売却する場合、査定により車の価値を判断します。その際、ドアを修理もしくは交換した形跡があれば、事故を起こした車であると判断されるでしょう。
ドアを交換しただけであれば修復歴車にはなりませんが、事故を起こしたことを隠したいと考える方もいます。しかし、修理や交換の形跡は残るため、隠せるものではありません。売却時には初めから伝えるようにしましょう。
リサイクルパーツの品質は一定ではない
リサイクルパーツは、ドアを交換する際の費用を抑えられる他、リユースするため地球環境にも優しいパーツです。ただし、中古部品のため品質に違いがあります。また、品質保証付きと無しがあるため、注意して流用することが大切です。
車のドアの板金修理費用に保険は使える？
車のドアの板金修理費用を、自動車保険でカバーできないか知りたい方もおられるでしょう。ここでは、自損事故でも保険を使用できるケースや、割増保険料と修理費用を比較する重要性について解説します。修理費用の見積りが高額になってしまった方はぜひ参考にしてください。
自損事故をカバーする車両保険なら保険を適用できる
自動車保険には、対人対物保証以外にも、自車の修理費用を補填できる車両保険が用意されています。車同士の事故や盗難、火災などで保険が降りる事故例は、車両保険の種類によって変わります。
一般型の車両保険は対象となる事故例が多く、自損事故も含まれます。一方で保険料が安いエコノミー型は、自損事故で保険を使用できません。自身のプランを確認したい場合は、保険証券や保険会社へ問い合わせてみましょう。
板金修理の費用と割増保険料を比較して検討しよう
車両保険を使用すると、保険金を板金修理費用に当てられます。ただし、長期的にみると損をしてしまうケースがあるため注意が必要です。車両保険を使用した場合、3等級下がり事故有の割増引率となるため、翌年から3年間は保険料が上がります。
そして、その割増保険料が修理費用を上回ることもあるのです。したがって、保険を使用する前にシミュレーションすることが大切です。
車のドアの板金修理はイエローハットにお任せください
車のドアの板金修理では、多くの費用がかかります。できるだけ出費を抑えたい場合は、イエローハットにお任せください。ここでは、イエローハットのワンプライスクイック鈑金のメリットをご紹介します。また、WEBからの見積り予約の流れも紹介させていただきます。
ワンプライスクイック鈑金なら安い・早い・きれい
ワンプライスクイック鈑金なら、ドアにできた傷やへこみをリーズナブルな費用できれいに修復できます。損傷をピンポイントで補修することでコストを抑え、お手頃な料金設定を実現しました。ドアの傷は税込3万7,400円から、へこみは1箇所で税込4万5,100円からとなっています。（2023年11月時点の価格です）
ドアだけでなく、フェンダーの傷やへこみ、バンパーとドアミラーの傷もワンプライスクイック鈑金で修復可能です。
上記の価格は一例となりますので、金額は異なる場合がございます。実際のお見積りは現車を確認した上で、ご提示させていただきます。また、ワンプライスクイック鈑金は一部実施していない店舗がございますので、 詳しくは最寄りの店舗へお問合せください。
板金の見積りはWEB予約が便利
イエローハットは、ワンプライスクイック鈑金や本格板金の見積りが無料です。そのた見積り予約のためのページを設けており、WEBフォームからご依頼可能です。
WEB予約では、最寄りの店舗と車種情報を選択し、氏名などのお客様情報を入力すると完了します。また、コールセンター経由でもお見積りの来店予約ができますので、ぜひご利用ください。
お客様ご自身で見積り・来店予約を完了できますので非常に便利です。板金のお見積りは無料ですので、まずはお気軽にご相談ください。また、コールセンターへのフリーコールでも予約できます。 イエローハットの店舗にてお見積りご提示後、ご納得いただければ施工の日程をご予約いたしますので、ぜひご利用ください。
まとめ
車のドアを損傷し板金修理に出したい時は、近隣に板金塗装工場やカー用品店、ディーラーがないか探してみましょう。修理費用はお店によって大きく異なることもあるため、比較することが大切です。車両保険は、修理費用の見積りを参考に比較検討して決断することをおすすめします。
車のドアの修理は、イエローハットのワンプライスクイック鈑金をぜひ検討してみてください。修理費用が抑えられ、短時間でお車がきれいになります。見積りはWEB予約が簡単かつ便利です。