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車の部分塗装を自分で行う場合は事前に確認事項や注意点を押さえよう!

塗装は車の印象を左右する要素ですが、時には傷が付くこともあります。外観を損ねてしまうことから、部分的に塗装できないか知りたい方もおられるのではないでしょうか。自分で塗装する場合、正しい知識を習得することが大切です。

このコラムでは、車の部分塗装を自分で実施する際に押さえておきたいポイント、塗装の基礎知識やコツについて解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

鈑金・塗装修理 FAQ

イエローハットのワンプライス鈑金は、補修対象を小さなキズ・へこみに限定。板金・塗装作業の工程を効率化することで、お手頃価格となっています。バンパーの擦りキズ、ワンハンド(15cm×15cm)でしたら、税込22,000円から承っております。詳しくはワンプライス鈑金価格表にてご確認ください。
鈑金・修理には修理箇所の現車確認が必要となります。まずは、キズ箇所を確認するお見積予約が必要となります。お見積りの来店予約はWEBからも受付ております。(施工のご予約は店頭でのお見積り時にご案内をいたします)
車種やキズの程度により異なりますが、補修対象を小さなキズ・へこみに限定したイエローハットワンプライス鈑金でしたら、最短で1日で修理が可能です。詳細の施工日数は店頭でのお見積り時にご案内いたします。
代車はもちろん貸し出ししております。店頭でのお見積り時にお気軽にご相談ください。
パネル全体を塗装する本格板金に比べ、キズの周りだけ塗装するから、補修時間が短く、工賃も安くなり更に材料も節約できる。それがイエローハット ワンプライス鈑金の早さと安さのヒミツです!キズのあった部分が目立たず、色むらもなく、キレイに仕上げます。お車の現在の色に近づけるため、微調色を行います。キズを塗った部分とその他の部分とがほとんど見分けのつかないように塗装します。

車の部分塗装を自分で行うなら基礎知識を押さえよう

ここでは、自分で塗装する際の基礎知識について解説します。塗装を検討する場合は、部分塗装と全塗装のどちらにするか判断が必要です。それぞれの実施する理由について知ることで、部分塗装を施すか全塗装すべきかを決定する際の参考になるでしょう。

部分塗装

部分塗装では、ボディの一部分だけを塗装していきます。塗装全体のコンディションに問題がなく、部分的に損傷などの異常がある場合、部分塗装を施すのが一般的です。バンパーの角を擦ってしまったり、ドアにひっかき傷が付いてしまったりと、一部分を損傷するケースはよくあります。

部分塗装は全塗装よりも範囲が狭いため、比較的DIYで実践しやすいでしょう。金属パネルの塗装に傷が付いたり、剥がれたりした場合、錆につながることから早めに修理することが大切です。


全塗装

全塗装は、文字通りボディ全体を塗装することです。希望のボディカラーに変更したいといったカスタム目的、全体的に塗装が劣化している場合のリフレッシュ目的が主な全塗装を検討するケースと言えます。

自然環境にさらされる車のボディは、紫外線や汚れといったさまざまな要因により劣化するため、徐々に色あせてしまうのが一般的です。また、クリア層がペリペリと剥がれてしまうケースもあります。

全塗装では多くの工数がかかるため、ショップに依頼すると多額の費用がかかります。一方で、塗装に適した環境を用意することが難しいDIYでの施工では、プロが施工するようなクオリティーを求めるのは難しいと言えるでしょう。


車の部分塗装を自分で行う際の確認事項

車の塗装は繊細な作業です。プロであっても塗装に適した環境で実施しないと、クオリティーを求めるのは難しいでしょう。自分で行う場合は、環境だけでなく塗装作業に必要な時間も確保しなければなりません。ここでは、塗装で重要となる要素について解説します。

塗装作業が行える環境が整えられるか

塗装作業は基本的に、屋外で実施するものではありません。天候に左右されることや砂やほこりなどの異物が塗面に付着してしまうことが理由です。また、作業スペースを確保する必要があるため、広めのガレージが必要となるでしょう。

また、どうしても屋外で吹き付けにより塗装を行う場合は、風で塗料が飛ばされてしまっても問題ないかなど、周囲の環境にも配慮することが大切です。このように、適切な作業環境を確保しなければならない点を押さえておきましょう。


焦らず作業ができる時間を確保できるか

高価な機材をそろえるのが難しいDIYでの塗装では、十分な作業時間を確保できるかどうかも重要となってきます。部分塗装の場合、作業自体は1日で完了するでしょう。ただし、塗装後は十分に乾燥させる必要があります。

塗装が乾く前に異物が付着したり、雨に打たれたりすると仕上がりに影響します。焦らず作業できる時間や、乾燥時間を念頭に置いてスケジュールを組むことが大切です。


失敗するリスクを把握しているか

プロのような塗装に関する知識や経験がないと、きれいに仕上げるのは難しいでしょう。DIYでは失敗が付きものです。塗料を吹き付けすぎたり研磨が不十分だったりすると、補修箇所が目立ってしまうこともあります。また、劣化により徐々に変色する塗装の色味と、吹き付ける塗料の色を合わせることは非常に難しい作業です。

仕上がりが悪ければ車を売却する際に、査定額が下がってしまうでしょう。また、失敗してプロに塗装のやり直しを依頼した場合、通常よりも費用が高くなる恐れがあります。


自分で車の部分塗装による修理ができる傷の目安は?

自分で車のボディの部分塗装に挑戦する場合、比較的失敗しにくい傷の目安を把握しておくことが大切です。また、用意するアイテムは、塗装の状態や自身が求めるクオリティーを考慮してそろえます。ここでは、この2点について解説しますので、参考にしてください。

自分で塗装する際に失敗しにくい傷の目安

自分で塗装する際に失敗のリスクを下げるためには、傷の状態を確認することが大切です。塗装の下地まで達した深い傷や、広範囲にわたって傷付いている場合は、プロに依頼したほうが無難と言えます。

初めて修理に挑戦するのであれば、塗装の最上層にあたるクリア層のみの傷、飛び石による小さな損傷の場合に挑戦することをおすすめします。また、あくまでも目立たない程度の補修となることを念頭に、実施することが大切です。


使用するアイテムは損傷具合・求めるクオリティーで選ぶ

塗装のクオリティーは、使用する道具によっても異なってきます。例えば、線傷や飛び石による塗装の剥がれの場合において、比較的修理しやすいのはタッチアップペンです。そして損傷の範囲が広めの場合は、スプレー缶で塗料を吹き付ける方法となるでしょう。

他にも、養生用のマスキングテープや研磨用の耐水サンドペーパー、仕上げ用のクリアやコンパウンドなど、塗装の方法に合わせて細かなアイテムが必要となってきます。


自分で車の部分塗装を行う際の手順

ここでは、スプレー缶を使用して部分塗装する際の基本的な手順を、6つのステップに分けて解説します。それぞれのステップでは、作業内容とともに塗装の不具合を防ぐための注意点についても紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

1.洗車&マスキング作業

第一段階では、塗装する部分をきれいに洗浄していきます。油分を含んだ汚れやごみが付着していると、ブツやハジキといった不具合につながるため、洗車も重要な工程です。洗車後は、しっかりと水分を拭き取りましょう。

次にマスキングテープなどを使用して、塗装箇所の周囲を養生していきます。部分塗装では、ボディパネル一面もしくは補修する損傷部分の3倍~4倍の範囲を残し、その周囲を新聞紙やビニールシートで覆います。養生用のシートの端が、塗装箇所に触れないようにしっかりと固定することが大切です。


2.脱脂&下地作り

次に、塗装部分に付着した油汚れを、シリコンリムーバーなどの脱脂剤を使用して取り除きます。洗車では落としきれなかった油分を飛ばすことで、ハジキと呼ばれる塗装のへこみ発生を防ぐことが可能です。

脱脂後は、塗料を塗布する前の下地を作っていきます。プラサフを損傷箇所とその周囲に、数回吹き付け、乾燥するのを待ちましょう。プラサフは、10分~15分程度の時間を空けて、薄く塗り重ねることがポイントです。塗布後は、少なくとも30分乾燥させます。その後、耐水サンドペーパーとコンパウンドで表面を平らにし、次の工程へ移りましょう。


3.カラーを塗布して乾燥させる

次に、ボディカラーに対応したカラースプレーを用意し、塗料を吹き付けていきます。この工程では、一度に広範囲を塗るのではなく、薄く均一に塗り重ねることが大切です。一部分に塗料を吹き付けすぎると、塗装ムラになったり垂れてしまったりと不具合につながるため注意しましょう。

用意するスプレー缶によっては、スプレーミストの向きを変えられるものがありますので、傷に合わせて選択します。失敗しないためにも、慎重かつ丁寧に作業することが大切です。カラーの塗布後は、10分ほど乾燥させてから、次の工程へと移ります。


4.クリアを塗布して乾燥させる

カラーを塗布した後は、パールやマイカ、メタリックのボディカラーの場合、光沢を生み出すクリアを吹き付けていきます。ここでも、一気に塗らず、数回に分けて重ね塗りを実施することが大切です。カラーを塗布と同様に、塗りすぎると垂れやムラにつながりますので、均一に塗布していきましょう。

クリアペイントは、艶や発色を出すためだけでなく、紫外線などから塗装を保護する役割があるため重要です。


5.ぼかし剤でスプレーダストを目立たなくする

この工程から仕上げの段階です。カラーやクリアを塗布した後のスプレーダストを取り除くために、ぼかし剤を吹き付けていきます。ぼかし剤はその名の通り、ダストを溶かして目立たなくするのが目的のケミカル剤です。古い塗装と補修部分における色の違いも、ぼかし剤を吹くことでなじむでしょう。

そして、ぼかし剤を吹く工程でも、垂れに注意することが大切です。ぼかし剤は、カラー塗料やクリア塗料よりも垂れやすい性質があります。吹き付けすぎないよう、最後まで気を抜かないようにしましょう。


6.仕上げの磨き作業を行う

最後の仕上げとして、塗装した部分を磨き上げていきます。コンパウンドを使用して研磨しますが、塗装が乾燥した状態で実施しないと傷になってしまいますので、最低でも1週間以上は期間を空けるようにしましょう。細目から極細、超極細の順に使用することで、きれいに仕上げられます。

コンパウンドはたたくように広げていき、弧を描くのではなく直線上に磨きます。また、20cm~30cmごとに研磨していきましょう。最後にコンパウンドを取り除いたら完成です。


自分で車の部分塗装を行う際のコツ

部分塗装をする際、塗料は自分の車のボディカラーに適したものを用意する必要があります。ボディカラーごとにカラーナンバーが振られていますので、確認しましょう。ここでは、カラーナンバーの調べ方と、スプレー塗装する際のコツについて紹介します。

愛車のカラーナンバーを調べる方法

カラーナンバーは、コーションプレートを確認することで簡単に調べることが可能です。コーションプレートには、型式や車台番号などが表示されており、そこにカラーナンバーの表記もあります。ただし、自動車メーカーや車種によって貼り付けられている場所が異なりますので、探し出すのが難しい場合もあるでしょう。

エンジンルームや前席のドア付近に貼られているケースが多いようです。具体的な場所は、車名をもとにインターネットで調べるか、ディーラーに問い合わせてみてください。


スプレー塗装を行う際に意識するポイント

スプレー塗装は、高いスキルが必要な作業です。吹き付ける距離やスピードを一定に保たなければ、ムラや垂れにつながります。まずは、コツを押さえておくことが大切です。

まず、塗装する面に対して直角に吹くようにしましょう。斜めに吹くと均一に吹き付けるのが難しくなります。また、一定の幅で塗り重ねることが重要です。塗り重ねる際の幅は、1/2~1/3を目安にすると良いでしょう。

スプレーのノズルと塗装面は、15cm~20cm程度離します。この距離を一定に保ちつつ同じスピードで吹き付けるのがコツです。


自分で車の部分塗装を行うのは難しいと感じたらイエローハットへ

自分で部分塗装する際、経験が少ないほど失敗する可能性が高いと言えるでしょう。きれいな仕上がりを求めている方は、ぜひイエローハットにお任せください。ここでは、イエローハットが実施する部分塗装のクイック鈑金や来店見積りWEB予約をご紹介します。

部分塗装に特化した「ワンプライスクイック鈑金」

イエローハットでは、小さな傷やへこみを直せるクイック鈑金を受け付けています。ワンプライスクイック鈑金はピンポイントでの補修ですので、修理が早くきれいな仕上がりです。また、作業の効率化によりコストを抑えることで、リーズナブルな価格を実現しています。

ワンプライスクイック鈑金の対象は、バンパーとドアミラーの擦り傷、ドアとフェンダーの傷もしくはへこみです。上記の対象とならない場合でも、本格鈑金で修理できますので、ぜひご検討ください。


WEBフォームから手軽に見積り・ご来店の予約ができます

イエローハットでは、板金の見積り予約専用のWEBフォームを用意しており、簡単な情報を入力いただくだけで来店予約の申し込みが可能です。WEBフォームでは、車種や希望の店舗を選択いただき、お名前や電話番号などのお客様情報をご入力するだけとなっています。

お客様ご自身で来店見積り予約を完了できますので非常に便利です。板金のお見積りは無料ですので、まずはお気軽にご相談ください。また、コールセンターへのフリーコールでも予約できます。 店頭にてお見積りご提示後、ご納得いただければ施工の日程をご予約いたしますので、ぜひご利用ください。


まとめ

車を自分で部分塗装する場合は、適切な作業環境と道具、そして十分な時間を確保することが大切です。初めて挑戦する場合は特に、失敗するリスクがあることを考慮しましょう。大きな損傷は、無理にDIYで塗装せず、プロに依頼することをおすすめします。

イエローハットでは、早くきれいに部分塗装するクイック鈑金を実施しています。リーズナブルで明瞭な料金設定となっていますので、まずはお見積りをお申し込みください。WEBサイトから簡単にお見積りのご来店予約が可能です。

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