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バンパーに付いたへこみの直し方とは?DIYに挑戦する際の注意点も解説

車の前後に設けられたバンパーは、歩行者保護のため柔らかい樹脂素材が使われています。小さな衝撃でもへこみにつながりやすく、車の見栄えを大きく損なう要因のひとつです。車のバンパーがへこんでしまい、直し方について知りたい方もいるのではないでしょうか。

このコラムでは、バンパーのへこみの直し方に関して、幾つかの手法を紹介します。DIYでの補修が難しい理由や、直す場合の注意点にも触れますので、ぜひ最後までご覧ください。

鈑金・塗装修理 FAQ

イエローハットのワンプライス鈑金は、補修対象を小さなキズ・へこみに限定。板金・塗装作業の工程を効率化することで、お手頃価格となっています。バンパーの擦りキズ、ワンハンド(15cm×15cm)でしたら、税込22,000円から承っております。詳しくはワンプライス鈑金価格表にてご確認ください。
鈑金・修理には修理箇所の現車確認が必要となります。まずは、キズ箇所を確認するお見積予約が必要となります。お見積りの来店予約はWEBからも受付ております。(施工のご予約は店頭でのお見積り時にご案内をいたします)
車種やキズの程度により異なりますが、補修対象を小さなキズ・へこみに限定したイエローハットワンプライス鈑金でしたら、最短で1日で修理が可能です。詳細の施工日数は店頭でのお見積り時にご案内いたします。
代車はもちろん貸し出ししております。店頭でのお見積り時にお気軽にご相談ください。
パネル全体を塗装する本格板金に比べ、キズの周りだけ塗装するから、補修時間が短く、工賃も安くなり更に材料も節約できる。それがイエローハット ワンプライス鈑金の早さと安さのヒミツです!キズのあった部分が目立たず、色むらもなく、キレイに仕上げます。お車の現在の色に近づけるため、微調色を行います。キズを塗った部分とその他の部分とがほとんど見分けのつかないように塗装します。

バンパーに付いたへこみの直し方

へこみのあるバンパーの修理では、大きさなど状態に合わせてさまざまな手法が取られます。ここでは、基本的なバンパーのへこみ修理の流れと、主な修理方法について解説しますので参考にしてください。へこみの程度によっては、自分自身で実施できるでしょう。

樹脂製バンパーの基本的な修理の流れ

一般的に、多くの車には樹脂製のバンパーが装着されています。まずは、へこみが修理可能かどうかを判断しましょう。へこみが大きく複雑な形状になっている場合や割れがある場合は、基本的に交換となります。

修理できるケースでは、バンパーに熱を加えて柔らかくし、へこんだ部分を引き出したり裏から押し出したりします。ある程度元の形に戻した後、状態に応じてパテで成形し、塗装するのが基本的な流れです。


バンパーに熱を加える方法

ポリプロピレン樹脂は、多くのバンパーに使用されている素材です。熱可塑性と呼ばれる、熱によって柔らかくなる性質があります。そのため、へこみなどの変形した部分を熱した上で成形することで、元の形状に戻すことが可能です。また、冷えるとその形状を維持します。

加熱時に使用するのは、ヒートガンと呼ばれるアイテムが一般的です。メーカーによっては、熱風機や熱風加工機、ホットガン、工業用ドライヤーなどのさまざまな呼び名があります。

家庭用のドライヤーは100℃~110℃程度の温風を作り出せますが、ヒートガンの場合、製品によっては最大で600℃の熱風を発生させることが可能です。


ハンマーやドリーで成形する方法

樹脂製バンパーを温めて柔らかくした際、へこみをハンマーの柄やドリー(当て金)で元の状態に成形する方法があります。バンパーを外した後、必要に応じてフォグランプなどを取り外し、補修できる環境を整えるのが前提となる作業です。

その後、バンパーのへこみ部分の裏側をヒートガンで熱し、ハンマーの柄やドリーで形を整えていきます。作業中に補修箇所が冷めてきたら、再度温めて目立たない状態になるまで成形を繰り返していきましょう。


バキュームで引き出す方法

バンパーのへこみを裏側から押し出すには、基本的にバンパーの脱着が必要となるため、作業量が多いと言えるでしょう。一方で、バキュームを使用してへこみを引き出す方法は、バンパーを取り外す必要がありません。

へこみが大きい場合など、吸盤が取付けられる状態であれば、補修できる可能性があります。へこみが戻りにくい場合、ヒートガンと併用してみるのもひとつの方法です。


パテで埋める方法

バンパーを含め車のボディのへこみは、押し出したり引き出したりするだけで分からないほどになるケースもありますが、完全に復元するのは難しいでしょう。なるべく凹凸を小さくした上で、パテを使用して細かいへこみ部分を成形していくのが一般的です。

パテにはさまざまな種類があります。深めのへこみに対しては、2cmまで盛ることが可能な板金パテがおすすめです。浅めのへこみには、薄く塗るのに適したポリパテを使用すると良いでしょう。


デントリペアキットで引き出す方法は可能?

デントリペアとは、傷のないへこみを修復する際に取られる手法のことです。特殊なツールを使用して裏側から押し出したり引き出したりする手法がありますが、基本的に金属パネルの小さなへこみを対象としており、樹脂製のバンパーには適していません。

樹脂は柔軟性があり押し出すことで変形しますが、塗装は樹脂ほどの柔軟性がないため変形に耐えられない恐れがあります。塗装のヒビや剥がれにつながることもあるため、注意しましょう。


バンパーに付いたへこみは直し方が分かっても容易ではない

バンパーのへこみを、DIYで補修しようとお考えの方もおられるでしょう。基本的にボディの修理は難易度が高めです。きれいに補修するためには知識や経験が必要で、クオリティーを求めるのであればプロに依頼することを推奨します。ここでは、DIYで直せるへこみの目安や簡易板金について紹介しますので、参考にしてください。

DIYで直せるへこみの目安

DIYで直せるへこみの程度の目安を把握し、実践するかどうかを検討すると良いでしょう。比較的挑戦しやすいのは、へこみの深さが数mm程度の場合や範囲が10cm未満の場合かつ、塗装が割れておらず鋭角な突起がないケースと言えます。

ただし、DIYで直せるケースであっても失敗するリスクがあることを把握しておきましょう。道具の使用方法を間違えたり、力加減を誤ったりすると悪化してしまいます。


小さなへこみならプロに依頼しても比較的安価に直せる

DIYでは失敗する可能性があるだけでなく、へこみの状態によってはきれいに仕上げるのが難しいでしょう。小さなへこみであっても、プロに依頼することをおすすめします。板金を扱う車関連のショップでは、簡易板金を実施しているケースがあり、小さなへこみを比較的安価に修理することが可能です。

簡易板金が可能な損傷の程度は、お店ごとに異なりますが、基本的に擦り傷や小さめのへこみを対象としています。コストを削減して価格を抑えている点や、早く仕上がる点が簡易板金の特徴です。まずは見積もりを依頼してみると良いでしょう。


バンパーに付いたへこみの直し方は板金修理と異なる

樹脂製バンパーのへこみを修理する作業は、厳密には板金修理ではありません。ただし、板金修理を実施しているショップでは、基本的にバンパーの修理を依頼することが可能です。ここでは、板金修理に関して押さえておきたい基礎知識と、修理の選択肢について解説します。

板金修理とは?

基本的に板金とは、金属の変形を補修したり交換したりする加工技術を指します。車の場合、大きく分けると「外板板金」「フレーム修正作業」「パネル取替作業」の3つです。

外板板金は、ドアやフェンダーなどの金属パネルを叩いたり引き出したりして修理する作業となります。ただし、修復が困難な場合はパネル取替作業での修理が必要です。また、パネルの形状を元に戻す板金作業と色味を合わせて塗装する塗装作業を分け、それぞれの職人で分担していることが一般的です。

フレーム修正は、車の骨格となる部分を特殊な機材を使用して修復する作業です。


樹脂製のバンパーは鋼板ではないが板金工場で直せる

以前は金属製のバンパーが主流でしたが、歩行者保護の観点から現在の国産車の多くは樹脂製のバンパーを採用しています。バンパーをはじめとする樹脂製のパーツは、本来板金作業には該当しませんが、車のトータルケアに対応したショップがほとんどです。そのため、板金工場を構えているお店に修理を依頼できます。

ただし、依頼するお店によっては、修理ではなく交換が推奨されるケースがあります。一般的にディーラーではその傾向があると言えるでしょう。


修理の選択肢は「自分で直す」か「プロに依頼する」

バンパーのへこみをきれいに直すためには、専用の道具や機材を用意し、鈑金・塗装に関する正しい知識を得る必要があります。また、経験も重要となってきますので、DIYでの補修ではなく、プロに依頼することが無難と言えるでしょう。

ただし、プロに依頼するとまとまった費用がかかります。どこを修理したのか分からない仕上がりを求めるのであればプロに依頼すべきと言えますが、目立たない程度であればDIYに挑戦するのもひとつの方法です。DIYでの補修で必要となるものは、カー用品店やホームセンターでそろえられます。


バンパーに付いたへこみを直す場合の注意点

DIYで樹脂製のバンパーのへこみを修理する場合は、できる限り失敗するリスクを下げることが大切です。特にヒートガンを用いた作業では、使用方法を間違えると修理が困難となります。ここでは、バンパーの修理時において特に注意したいポイントを紹介します。

樹脂製バンパーは高温になると溶けてしまう

樹脂でできたバンパーは、熱することで柔らかくなりへこみを修理できますが、温度調節には注意が必要です。ヒートガンを使用する場合、数百度の熱風を発生させられるため、温めすぎると樹脂が溶け出してしまいます。

ポリプロピレン樹脂は160℃を超えると溶解するため、裏から温風を当てつつ表側から手で表面温度を確かめながら作業することが大切です。熱いと感じたら、ヒートガンでの加熱を中止します。作業中は、火傷しないよう注意しましょう。


バンパーに安全装備が付いている場合は脱着後の調整が必要

現在、新型の車種になるほど、自動ブレーキなどの先進の安全装備が装着される傾向にあります。バンパーには、車種によって安全システムで重要となるセンサーが装着されており、修理する際は注意が必要です。

安全装置に関わるセンサーなどがある場合、バンパーの脱着は特定整備に該当します。個人が趣味の目的で自分の使用する自動車を特定整備する場合、バンパーの脱着作業が禁止されているわけではありません。ただし、センサーの位置がズレると安全性に関わるため、エーミングと呼ばれる調整作業を「自動車特定整備事業の認証事業者」に依頼することが大切です。

DIYではなくプロに依頼する場合は、エーミングに対応しているか確認しておきましょう。


バンパーの傷・ボディのへこみはイエローハットで修理可能

外観を損ねるバンパーの擦り傷やボディのへこみは、なるべく早く直したいと思われるでしょう。イエローハットでは、簡易鈑金のワンプライスクイック鈑金で小さな傷とへこみの修理が可能です。ここでは、イエローハットの板金メニューや見積もりのWEB予約についてご紹介します。

バンパーの傷・ボディのへこみを確かな技術できれいに補修

イエローハットのワンプライスクイック鈑金では、バンパーに付いた擦り傷の修理に対応しています。傷の範囲に応じた料金設定で、イエローハットのホームページからおおよその目安を確認可能です。ワンプライスクイック鈑金の補修に関しては、バンパーだけでなくドアやフェンダー、ドアミラーも対象です。

バンパーのへこみに関しましては、クイック鈑金ではなく本格鈑金での対応となりますが、きれいに修理できますのでお気軽にご相談ください。ドアとフェンダーにおいては、クイック鈑金でへこみにも対応しています。


見積もり・ご来店予約の専用WEBフォームをご用意

ワンプライスクイック鈑金・本格鈑金のお見積もり額は、実車を確認した上でご提示させていただきます。ご来店の予約は専用ページのWEBフォームに、ご希望の店舗・車種・お客様の氏名や電話番号などを入力・選択するだけです。スムーズに予約できますので、ぜひご活用ください。

お客様ご自身で見積もりの来店予約を完了できますので非常に便利です。板金のお見積もりは無料ですので、まずはお気軽にご相談ください。また、コールセンターへのフリーコールでも予約できます。 お見積もりご提示後、ご納得いただければ施工の日程をご予約いたします。


まとめ

樹脂製バンパーのへこみの直し方は、状態に応じて押し出したり引き出したりします。その際は、ヒートガンなどを使用して温めることが大切です。傷がなく、小さめのへこみの場合はDIYでも修理できる可能性があるでしょう。

バンパーをきれいに修理したい場合は、ぜひイエローハットへお任せください。傷の場合は、ワンプライスクイック鈑金できれいに早く安く修理可能です。へこみに関しても相談いただけますので、お見積もりのご予約をお待ちしています。

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