COLUMN
鈑金・塗装修理について解説
車は錆が発生しやすい！修理料金が高額にならないようメンテナンスが大切
車の錆はさまざまな要因で発生します。錆を放置すると大きなトラブルを引き起こす恐れがあるため、早めの対策が重要です。一方で、車に付いた傷や錆の修理をプロに依頼する際には費用がかかるため、修理料金が気になる方もおられるのではないでしょうか。
このコラムでは、高額な修理料金をかけないためのポイントについて解説します。併せて、DIYによる錆修理に取り組む際の注意点も把握できますので、ぜひ参考にしてください。
目次
鈑金・塗装修理 FAQ
車のボディに錆が発生する原因
近年の車は、塗料の品質の向上やボディに使用される金属素材の改良によって、錆が発生しにくくなりました。しかし、さまざまな要因で錆の発生が誘発されてしまいます。錆はボディを腐食するため、発生させないよう注意が重要です。ここでは、車のボディに錆が発生する2つの原因について詳しく解説します。
ボディに付いた傷によるもの
金属が錆びる主な原因は、酸素と水分との化学反応による影響です。車のボディは金属で造られているため、空気中の酸素と水分、雨などに触れると酸化が進みます。そのため、車のボディには錆の発生を防ぐために塗装が施されており、空気や水に触れることはありません。
しかし、塗装面に傷が付くと金属に直接水分や汚れが入り込み酸化が進みます。塗装に傷が付いた場合は、錆が発生する前に修理しましょう。
塩害によるもの
沿岸部または降雪地帯を走行する際や台風の通過後には、塩害への注意が必要です。塩分は酸化を促進させる性質があり、金属と塩水が結び付くと錆びやすくなります。車のボディや下回りに付着した塩分を放置すると、錆が発生するため注意が必要です。
例えば、沿岸部を走行すると潮風により海水の塩分がボディに付着します。また、降雪地帯で凍結防止の目的で使用される融雪剤の主成分は、塩化カルシウムや塩化ナトリウムです。台風によって海水が巻き上げられた場合、内陸部まで影響があるケースもあります。
車のボディに傷が付いたら錆が発生する前に修理しよう
車に傷が付いた場合、早急な修理が大切です。一方で、錆修理にかかる料金を懸念して修理をためらう方もおられるでしょう。修理を先延ばしにすることで錆が進行し、大がかりな修理が必要となり費用がかさむ恐れがあります。ここでは、車のボディに傷が付いた場合に押さえておきたいポイントについてまとめました。
放置すると錆が広がるため修理料金が高くなる
車のボディに傷が付いたときは、錆が発生する前の修理が重要です。傷のみにおける修理料金に比べ、錆が発生・進行した場合は錆の除去工程が増え、通常の修理よりも料金がかかりやすいでしょう。
小さな傷や錆に見えていても、見えない塗装の内部で広がっているケースもあり、思わぬ大がかりな修理となる恐れがあります。傷や錆の修理代は錆の大きさによって変動するため、早い段階での適切なアプローチが重要です。
すぐプロに依頼できない場合は応急処置も検討
プロに修理を依頼したくても金銭的な事情のために、すぐに依頼できない場合もあるでしょう。依頼までに期間が空いてしまう場合、適切な応急処置が大切です。錆を発生させないための応急処置には、タッチアップペンが有効と言えます。
タッチアップペンとは、小さな傷や擦り傷を修復するのに適したペンタイプの塗料です。錆の発生を防ぐだけでなく、傷を目立たなくする効果もあります。しかし、広範囲の傷には適していません。
車のボディに発生した錆修理はDIY可能？
車の錆修理をプロに頼むと高額な費用がかかるため、DIYでの修理を検討する方もおられるでしょう。錆の修理に必要なアイテムをそろえれば、個人による修理は可能です。一方で、DIYによる修理は失敗のリスクが高いため、慎重な検討が求められるでしょう。ここでは、DIYによる錆修理の方法や作業における注意点について詳しく解説します。
DIYで錆修理を行う方法
車の錆に対するアプローチの仕方は2つです。はじめに、物理的な方法で錆を取り除きます。
耐水サンドペーパーを使用すれば、車のボディに発生した錆の除去が可能です。ただし、ボディへ新たな傷が付く恐れもあるため、抵抗を感じる方もおられるでしょう。耐水サンドペーパーの代わりに錆取り効果のある液剤を使用して、錆を除去するという方法もあります。
錆を取り除いた後のステップは再発防止対策です。防錆効果のある塗料を丁寧に塗布して、車のボディを保護します。
DIYは低料金で直せる一方で被害が拡大する恐れあり
DIYによる錆修理の魅力のひとつは、修理費用を抑えられることです。工賃がかからないため、DIYアイテムをそろえるだけで実施できます。しかし、DIYによる錆修理は失敗のリスクがあることに注意が必要です。プロに依頼した場合と同じクオリティーで仕上げることは容易ではありません。
思い通りの仕上がりにならずプロに依頼する場合、DIYで作業した範囲よりも広範囲の塗装を剥がす必要があります。そのため、本来の錆修理に比べて修理料金が高くなるでしょう。状態によっては、高額な費用が発生する可能性もあります。
DIYで行う修理は軽微な錆に限る
小さな範囲の錆であれば、DIYによる修理も比較的簡単です。一方で、大きな錆や腐食が進んでいる場合、DIYでの修理は難しいでしょう。
錆が広範囲にわたっているときや錆の影響でパーツに穴が開いている場合には、専門的なスキルが求められるからです。きれいに仕上げるには、専門の設備や道具が必要になります。
不適切な方法で修理した場合、かえって深刻なダメージを与えかねません。状況によっては大規模な修理が必要になるでしょう。DIYの修理を検討する際には、リスクへの理解が求められます。
錆が発生しないように普段からメンテナンスすることが大切
錆の発生を予防するためには、普段からのメンテナンスが重要です。ただし、間違ったメンテナンスを行うと、錆の進行を助長する恐れがあります。錆が広がると修理にかかる手間や費用が発生するため、メンテナンスに対する正しい理解が大切です。ここでは、錆を発生させないためのメンテナンスについて解説します。
小まめな洗車を心がける
車のボディにはさまざまな汚れが付着します。塩分だけでなく、鳥のフンや樹液、虫の死骸などが付いたまま放置すると、塗装のダメージにつながるため小まめな洗車を心がけましょう。
また、洗車する際は、ボディだけでなく下回りまでしっかりと洗い流すのが重要です。洗車後は、水滴を残さないように丁寧に拭き取ります。定期的に洗車すると、錆の発生リスクを抑えられるでしょう、
傷が付いたらすぐに処置をする
傷を放置すると腐食が進み、大がかりな修理が必要になります。小さな傷であっても、気付いたときに早めの修理が大切です。傷を見逃さないためにも日常点検を実施すると、小さな傷にも気付けるようになるでしょう。
比較的小さな錆でも、内部まで広がっているケースがあります。ボディに傷や錆などを発見したときは、早い段階でプロに相談しておくと良いでしょう。
ボディコーティングを施工する
ボディコーティングは、錆対策に有効です。コーティング被膜を形成することにより、塗装を効果的に保護します。ボディコーティングは自分でも行えますが、プロに依頼すれば美しい仕上がりを期待できるでしょう。
イエローハットではゴールドZコーティングをはじめ、3種類のコーティングメニューをご用意しています。ゴールドZコーティングの価格は16,500円（税込）～です。(2024年3月現在の価格となります)
全メニューで最先端のガラスコート剤を使用しています。
イエローハットのボディコーティングはこちら＞
メーカー保証の対象であれば錆の修理に料金がかからないことも
新車を購入した際に錆を発見した場合、メーカーの保証内容を確かめておくと良いでしょう。自動車メーカーによっては、部品を対象とする「一般保証」と「特別保証」の他に、ボディの塗装や錆に対しての保証を用意しています。
取扱説明書に則った正しい使い方やメンテナンスを行っている場合に適用される、錆や錆によるボディの穴あきに対する保証です。適用外とならないためにも、日頃から正しいメンテナンスを心がけましょう。ただし、傷が原因の場合は適用外となることが一般的です。
見えにくい車の下回りに発生する錆にも注意が必要！
車には金属が多く使用されています。特に下回りは錆が発生しやすい部位のため、十分な注意が必要です。錆による腐食が進んだ場合は車検に通らなくなることもあるため、対策をしましょう。ここでは、車の下回りに錆が発生する理由や錆が発生した際の対策について解説します。
下回りに錆が発生する要因とは？
車の下回りに錆が発生する主な要因は、水分や汚れの付着です。雨上がりに走行した場合、水しぶきが上がり泥が付着するでしょう。雨の成分だけでなく道路上の汚れも含まれているため、錆の発生に注意が必要です。
下回りもボディと同様、融雪剤や潮風による影響を受けます。塩害の恐れがある場合の洗車時には、下回りも念入りに洗うようにすると錆の発生を防げるでしょう。
フレームの錆が進行すると車検に通らなくなる
下回りに発生した錆を放置すると、フレームの穴あきや部品脱落の恐れがあります。錆が発生しているだけで、強度に問題がない場合は車検に通りますが、安全性に問題がある場合は車検に通りません。
下回りの錆は、事前に防錆コーティングを施工することで予防できます。降雪地帯や沿岸部で暮らしている方、高速道路をよく利用する方は施工を検討してみてはいかがでしょうか。
DIYでの防錆コーティングは不可能ではないものの難易度は高い
車の下回りに施工する防錆コーティングは、DIYで施工することも可能です。しかし、難易度は高いと言えるでしょう。車体下部に潜り込む必要があるため、車の下敷きになる危険が伴います。
また、プロの場合は車をリフトアップし立ったまま作業しますが、DIYの場合はリフトがないため、立ったまま作業ができません。ジャッキアップ後、車体下部に潜り込みあおむけの状態で作業する必要があります。慣れない作業になるため、プロに比べると作業に時間がかかるでしょう。イエローハットでは、アンダーコーティング（防錆プロテクター）の作業を承っていますので、是非店頭でご相談ください。
車のボディに錆が発生する前に小傷の修理はイエローハットへ
錆によるボディや部品の腐食を防ぐには、適切なメンテナンスが欠かせません。ボディに傷が付いた場合は、ぜひイエローハットにご相談ください。最短1日での修理が可能なワンプライスクイック鈑金なら、低コストでの傷の修理が可能です。ここでは、イエローハットの強みについてご紹介します。
低料金で修理できるワンプライスクイック鈑金をご用意
ワンプライスクイック鈑金とは、小さな傷やへこみを補修対象にした板金塗装です。板金と塗装のプロセスを最適化しており、明瞭な価格設定を実現させました。
バンパーの小さな傷（15cm×15cm以内）については1箇所につき22,000円（税込）～です。ドアやフェンダーの小さな傷（15cm×15cm以内）については1箇所につき37,400円（税込）～で提供しています。へこみのあるドアやフェンダーの傷の補修については、へこみ1箇所（5cm×10cm以内）につき7,700円が追加で1箇所（5cm×10cm以内）につき45,100円（税込）～です。
上記は2024年3月時点の価格であり一例となりますので、金額は異なる場合がございます。実際のお見積りは現車を確認した上で、ご提示させていただきます。また、ワンプライスクイック鈑金は一部実施していない店舗がございますので、 詳しくは最寄り店舗へお問い合わせください。
修理料金の見積り・ご来店予約用のWEBフォームが便利
イエローハットでは、WEBサイトからの来店ご予約に対応しています。予約専用ページでお車や店舗を選択後、お客様情報を入力するだけです。また、予約の確認や変更・キャンセルもWEBで完結できるため、忙しい方でもお気軽にご予約いただけます。
お客様ご自身で見積り・来店予約を完了できますので非常に便利です。板金のお見積りは無料ですので、まずはお気軽にご相談ください。また、コールセンターへのフリーコールでも予約できます。 お見積りご提示後、ご納得いただければ施工の日程をご予約いたしますので、ぜひご利用ください。
まとめ
車に傷が付いたときには、早めの修理が大切です。塩分が付着すると、錆の発生リスクが高まります。錆が広がると高額な修理料金がかかるため、早い段階でのケアが重要です。
板金塗装をお考えの方は、イエローハットのワンプライスクイック鈑金をご検討ください。小さな傷なら低料金でスピーディーに修理できます。明確な料金設定で利用しやすいのが特徴です。イエローハットの公式WEBサイトでは来店のご予約に対応しています。