COLUMN
鈑金・塗装修理について解説
買い物などで駐車場を利用した際、ドアパンチの被害に遭うことがあります。いつのまにかドアにへこみを発見し、ショックを受けた方もおられるのではないでしょうか。修理代がいくらかかるのかも気になるところです。
このコラムでは、ドアパンチされた場合などで付いた傷の修理費用の目安を紹介します。修理費用を左右するポイントや修理の依頼先についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
車のドアに付く傷は、ドアパンチによるものだけではありません。ドアに生じる損傷にはどのようなものがあるのか、修理にどの程度の費用がかかるのかは、損傷の程度に左右されます。ここでは、線傷や擦り傷、小さなへこみ傷、大きなへこみ傷の3つに分けて修理費用の目安を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
線傷や擦り傷は、比較的軽度の損傷と言えるでしょう。カバンの金具など、硬いものが軽く接触した場合や走行時に枝が触れた際などには線傷が付きます。また、駐車時に運転ミスで障害物へ擦った場合は擦り傷となるでしょう。
線傷や擦り傷の修理では、手のひら程度の大きさの場合、おおよそ3.8万円~5万円の修理費用がかかります。これは目安であり、損傷箇所の大きさや数、または傷付いた部位によって変動する点に注意が必要です。
ドアパンチなどで軽い衝撃が加わった場合、傷だけでなくへこみを生じることがあります。へこみ修理では、へこみを埋めたり引き出したりといった板金作業が必要です。そのため、傷のみのケースよりも作業工程が増えるため修理費は高めの設定です。
へこみ傷の修理費用は、1箇所で約4.5万円~5.5万円かかるでしょう。傷のみの損傷よりも高額となるのが一般的です。
ドアパンチの衝撃は勢いに左右されます。強風にあおられてドアパンチされた場合、大きなへこみ傷となるでしょう。板金塗装では、損傷が大きくなるほど修理費用も高くなることから、小さなへこみ傷よりも高くなります。
大きなへこみ傷の修理費用は、おおよそ7万円~10万円が目安です。ただし、修理できずドア交換となった場合は10万円以上かかるでしょう。
ドアパンチされた場合の修理費用は、損傷の大きさや修理の複雑さが影響すると言えます。どのような要素が費用に影響するのか、具体的に知りたい方もおられるでしょう。ここでは、ドアの損傷状態を4つに分けて修理費用への影響について解説します。
ドアパンチされた場合の損傷の程度は、へこみの深さや範囲が大きいほど高くなります。ぶつけた衝撃が大きいほど、損傷が大きくなり修理費用が高くなるのです。そのため、風が強い日は、車が少ない場所に駐車することをおすすめします。
車のドアにへこみが生じる際、折れ目が入ることがあります。折れ目を伴うへこみの場合、修理が複雑となるため修理費用も高めになるでしょう。えくぼ程度の小さなへこみでは折れ目が生じにくい一方で、大きいへこみほど折れ目が付きやすい傾向です。
へこみ修理では、損傷の部位によって費用が高くなるケースがあります。例えば、ピラーやルーフサイド、プレスラインがへこむと作業の難易度が上がるため、高めの料金となる可能性が高いでしょう。
激しいドアパンチなどにより複雑な形状で変形してしまった場合は、修理不可となることもあるでしょう。その場合はドアを交換する必要があります。ドア交換は部品代に加えて取り替えの工賃がかかり、新品を使用する際には塗装も必要です。
ドアパンチされた際、どこに修理を依頼すれば良いのか選択肢を知りたい方もおられるでしょう。ここでは、ディーラー・板金工場・整備工場・ガソリンスタンドとカー用品店の4つに分けて、お店ごとの特徴を解説します。
新車販売をメインとするディーラーでも、ドアパンチによる板金修理を依頼できます。確かな技術力と高い品質のサービスを受けられる点が、ディーラーに依頼するメリットです。
ただし、ディーラーでは自社で板金修理の設備を持っていない場合があります。その場合は、板金工場などの下請けに外注するのが一般的です。
板金工場は、板金塗装に必要な道具や作業用のブースを有しています。高い技術力を持つ職人が在籍していることも多く、きれいな仕上がりを期待できるでしょう。ただし、技術力や設備は工場ごとに差があります。
修理方法や対応車種も異なるため、事前に調べることが大切です。ホームページにある施工例や評判を確認すると良いでしょう。
自動車整備工場も、ドアパンチの傷などボディの修理に対応している場合があります。板金設備を持っておらず、車検や一般的な修理のみのケースも珍しくありません。事前に問い合わせてみましょう。
板金に適した設備や人材をそろえている場合は、ドアの修理を依頼可能です。整備工場に依頼すると、損傷の影響がボディの内部にも影響を与えていないか点検してもらえることがあります。
ガソリンスタンドやカー用品店でも、板金修理に対応しているケースがあります。どちらも店舗数が多いため、近場で見付けやすいでしょう。また、簡易的な板金に対応していることがあり、比較的リーズナブルな料金設定です。
ただし、ドアの損傷が大きい場合は対応できずに断られる可能性があるでしょう。板金工場や整備工場と同様に、仕上がりのクオリティーや評判をチェックして検討することをおすすめします。
板金修理は繊細な作業であり、きれいに仕上げるためには知識と経験が求められます。また、適切な環境を用意しなければなりません。そのため、修理費用が高額になりがちです。ここでは、ドアパンチの修理費用を抑えるコツについて3つ紹介します。
同じ損傷でもお店ごとに板金作業の手法が異なります。作業の仕方によってかかるコストが異なるので、料金設定はお店それぞれです。どこが安く修理できるかは、見積りを比較して決めることをおすすめします。
見積りが無料のお店をいくつか探し依頼してみましょう。3社程度の見積りを比べると、納得できる金額のお店を見付けられます。
ドアが修理できないほど損傷している場合は、交換で対応する必要があります。ただし、ドアの新品部品は高額です。可能な限り費用を抑えたい場合は、ドアのリサイクルパーツやリビルトパーツを検討すると良いでしょう。
リサイクルパーツは中古品のことで、安さがメリットです。一方、リビルトパーツは中古品の消耗した部分を交換もしくは修繕した再生品を指します。中古品よりも高価ですが、新品のように長く使用できる点がメリットです。
自動車保険には、対人対物補償以外に自車に対する車両保険があります。車両保険には一般的に2種類のコースがあり、一般型に加入している場合は、自損事故でも保険を利用できるでしょう。修理費が高額な場合も保険でまかなえる可能性があります。
ただし、車両保険を使用すると、保険料が上がる点に注意が必要です。3年間は保険料が高くなるため、その増額分の合計が修理費用を上回る可能性があります。そのため、自動車保険を使用する前に、保険会社へ試算を依頼することが大切です。
ドアパンチによるへこみをDIYで修復する方法について、知りたい方もおられるでしょう。ここでは、熱を利用した方法や、吸盤を利用した方法について紹介します。DIYのリスクについても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
ドアに大きなへこみや複雑な形状のへこみが生じた場合は、DIYでの修理が難しいでしょう。一方で、えくぼ程度の小さなへこみであれば、比較的挑戦しやすいと言えます。へこみを裏からたたくには内パネルを分解する必要があるためDIYには不向きですが、外側から吸盤で引っ張るのは比較的簡単です。
他にも、ドライヤーや熱湯でへこみ部分を熱し、急激に冷却することでへこみが戻ることもあるでしょう。
DIYにおけるドア修理は、失敗するリスクについても押さえておくことが大切です。板金塗装はどの工程も繊細な作業であり、知識や技術、経験がなければ想定した仕上がりになりません。また、傷を増やしてしまうなど悪化する可能性があります。
ドアパンチによる損傷では、へこむだけでなく擦り傷が付くことも多く、その場合は塗装が必要です。塗装も初めての方には特に難しく、色ムラなどが発生し余計に目立ってしまうこともあるでしょう。DIY補修の失敗により、プロに依頼した時の修理費用が高くなるケースもありますので、慎重に検討することが大切です。
ドアパンチにより傷付けられた場合、相手がすでにどこかへ行ってしまい、加害者が分からないケースも多いでしょう。ここでは、できるだけドアパンチを避けるために心がけたいポイントと、加害者になってしまった際の注意点を解説します。
ドアパンチを避けるためには、駐車場に停める際、周りに車両が少ないスペースを利用することがポイントです。被害者になるだけでなく、加害者になるリスクを低減できます。駐車場が混雑している場合は、ドアノブをしっかりと掴んでゆっくり開けるようにしましょう。
また、ドアパンチの被害に遭った際、加害者を特定するためにドライブレコーダーを利用するのもひとつの方法です。駐車監視モード付きのレコーダーを取り付けると安心して駐車できるでしょう。
突風にあおられて、隣の車にドアパンチしてしまった場合もあるでしょう。このように故意でなくても加害者となった場合は、警察に連絡する必要があります。駐車場は公道ではありませんが、不特定多数の方が出入りする場合は道路交通法の対象となるためです。
このような駐車場でドアパンチして通報しないと、当て逃げとなってしまうでしょう。刑罰や損害賠償責任が重くなる可能性があります。
イエローハットでは、ドアのへこみや擦り傷をきれいに修復できます。ドアパンチされてしまった場合は、ぜひお見積りをお申し込みください。ここでは、ドアを安くきれいに直せるワンプライスクイック鈑金の特徴や、見積りの予約方法をご紹介します。
イエローハットでは、傷やへこみを直せるワンプライスクイック鈑金を受け付けています。ワンプライスクイック鈑金はピンポイントで補修するため、スピーディーに修理可能です。また、作業を効率化しコストを抑えることで、リーズナブルな価格を実現しています。
ワンプライスクイック鈑金の対象は、ドアとフェンダーの傷もしくはへこみ、バンパーとドアミラーの擦り傷です。上記以外の損傷でも本格鈑金で修復できますので、ぜひご検討ください。
イエローハットでは、板金見積り来店予約のための専用WEBフォームを用意しており、簡単な情報を入力でご来店予約のお申し込みが可能です。WEBフォームでは、お車のメーカーや車種名、希望の店舗を選択するなど、画面の表示通りに進めていくと完了します。
お客様ご自身で見積りのご来店予約を完了できますので非常に便利です。鈑金のお見積りは無料ですので、まずはお気軽にご相談ください。また、コールセンターへのフリーコールでも予約できます。 お見積りご提示後、ご納得いただければ施工の日程をご予約いたしますので、ぜひご利用ください。
ドアパンチによるドアの修理では、損傷の程度によって費用が変わります。傷だけでなくへこみもある場合は費用が高めとなるでしょう。修理費用をできるだけ抑えたい場合は、見積りを比較し、リサイクルパーツやリビルトパーツの使用を検討してみてください。
イエローハットのワンプライスクイック鈑金では、ドアのへこみや傷を安く早くきれいに修復可能です。無料見積りはWEBから来店予約いただけますのでお気軽にご利用ください。