COLUMN
鈑金・塗装修理について解説
車の板金塗装では、大きく複雑な損傷ほど補修に時間がかかります。車の板金塗装を依頼した場合、修理日数がどのくらいかかるのか気になる方もおられるのではないでしょうか。日常的に車を使用する方にとって、修理期間は気になる要素です。
このコラムでは、板金塗装に多くの日数がかかる理由や修理日数が長引く要因について解説します。ケース別に板金塗装にかかる日数の目安も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
車のボディを板金塗装する場合、どのような作業を行うのかイメージが湧かない方もおられるでしょう。板金塗装に日数がかかるのには、幾つかの理由があります。ここでは、板金塗装に日数がかかる理由を3つに分けて解説しますので、参考程度にご覧ください。
車のボディに生じた損傷は、板金塗装で補修できます。板金塗装は、板金作業と塗装作業の2つの工程に分けられ、それぞれにおいて多くの工程が必要です。
板金工程では、主に金属製パネルを引っ張ったりたたいたりしてボディの形状を元通りにします。損傷部位や程度に応じてさまざまな手法で行いますが、パテの塗布や乾燥、研ぎ作業など複数の工程が必要です。
塗装工程では、カラーやクリアなどの塗料を塗布しますが、ただ吹き付けるだけではありません。入念に下地処理を行い、乾燥に時間を割き、磨き上げる必要があります。
このように、板金塗装は多くの工程で成り立っているため、日数がかかるのです。
板金塗装では、損傷に対してさまざまな手法で修復しますが、必ずしも元通りにできるわけではありません。損傷がひどい場合は、部品交換が必要となります。板金の高い技術力があり修理できる場合でも、新品に交換したほうが安いケースも少なくありません。
複雑に変形したボディを修復するには、多くの時間と労力が必要となるため工賃は高額です。一方で交換する場合、部品代はかかりますが、復元作業がないため総額で見ると安く済むケースがあります。
板金塗装は専門知識を持つスタッフが実施します。また、板金塗装に適した作業スペースを確保しなければなりません。板金塗装の人材確保や設備には多くのコストがかかるため、工場の規模は依頼先ごとに異なります。
最低限の人員や設備で運営している場合やスペースが限られている工場では、作業が滞ることも珍しくありません。このように、板金塗装の日数にはさまざまな要因が影響するのです。
板金塗装の作業には多くの時間を要するのが一般的ですが、日数が長引くのには理由があります。例えば、部品交換が必要な場合は調達に時間がかかったり、自動車保険での修理では手続きに時間がかかったりするケースです。ここでは、板金塗装の日数が延びる要因を3つ紹介します。
板金塗装では、部品を交換することも珍しくありません。部品の在庫がない場合は取り寄せる必要があります。その際の輸送に時間がかかるため、日数が長引くのです。輸入車の場合は、本国から取り寄せに多くの時間がかかるでしょう。また、部品が未塗装で届く場合、塗装作業が発生します。
他にも、特殊なパーツや塗装の車に関しては、板金塗装に必要となるものを調達する場合があります。
板金塗装を依頼する際には、自動車保険を使用するケースも少なくありません。板金塗装では、数十万円という高額な費用がかかるケースもあるためです。自動車保険を適用する場合、保険会社とのやりとりや手続きが必要となります。修理金額に対して保険会社とのすり合わせ(協定)で時間がかかるのです。
板金塗装工場と保険会社の協定には、おおよそ3日かかるといわれています。大きく損傷した場合は、協定に1週間程度かかることもあるようです。保険修理は長期になると考えたほうが良いでしょう。
板金塗装工場の混み合い状況も、修理の日数に影響します。例えば、降雪があるとスリップしやすいため事故が多くなり、工場は混雑するでしょう。他にも、大型連休では交通量が多くなるため、事故件数が増えやすいと言えます。そのため、混雑する時期に板金修理を依頼すると、通常よりも日数がかかる傾向です。
また、板金塗装工場に入庫する車両の損傷状況はさまざまです。修理に時間のかかる車両が多いと、遅くなる可能性が高いでしょう。
ボディの損傷により車の見た目が悪くなると、早く直したいと考える方は少なくないでしょう。板金修理には時間がかかりますが、軽度の損傷なら比較的短期間で終わることも珍しくありません。ここでは、板金修理にかかる日数の目安をケース別に紹介します。
板金塗装において、ボディの損傷は多くの工程を経て修復されます。ただし、小さい傷で板金の必要がなく、塗装だけで済む場合は1日で直るケースもあるでしょう。修理期間には損傷の程度や工場の規模など、さまざまな要素が影響しますが、一般的に板金塗装は1日~7日ほどかかります。
また、板金塗装のお店によっては簡易板金を実施しているケースがあり、その場合は数時間で終わることもあるほどスピーディーです。ただし、簡易板金で対応できる損傷の大きさの判断基準は、お店によって異なります。
ボディの損傷が擦り傷だけの場合は、塗装だけで済むケースも少なくありません。パネルの復元作業が必要ないため、多くの場合は1日で完成します。擦り傷が10cm程度であれば、数時間で完了することもあるでしょう。
ただし、広範囲にわたって擦り傷が付いているケースでは、1日以上の日数がかかることもあります。また、部分塗装ではなくパネル1面塗装する場合も時間がかかる傾向です。
ボディに傷だけではなく、へこみが伴っている場合は日数がかかります。へこみを裏側からたたき出したり、表側から引っ張ったりと、元の形状に戻す作業が必要です。また、研磨やパテの使用など、傷よりも工程が増えることから数日かかるでしょう。
ただし、へこみが小さく数も少ない場合は、1日~2日で修理できるお店もあります。簡易板金であれば、1日で終わるケースもあるでしょう。
バンパーは、車の前後に装着されるパーツです。衝撃吸収が主な役割のため、柔らかい樹脂でできており、壊れやすいという特徴があります。傷付きやすい部位であり、擦り傷やへこみ、割れなど損傷の程度はさまざまです。
一般的には、フロントバンパーが2日ほどで、リアバンパーは4日程度の修理日数がかかります。ただし傷が軽度であれば、1日で直る場合もあるでしょう。
ドアを開ける際に塀やポールにぶつけてしまったり、他車と接触したりと、ドアも比較的傷付きやすい場所です。ドアを損傷した場合、バンパーよりも修理費用は高額になるでしょう。
板金作業が必要になるケースでは、分解作業を伴うこともあり、5日ほど日数がかかる傾向です。ただし、ドアに関しても小さな損傷であれば簡易板金で早く直せる可能性があります。
板金塗装をどのお店に依頼しようか迷っている方もおられるでしょう。お店によって板金塗装にかかる日数が異なることも珍しくありません。ここでは、比較的早く修理可能な簡易板金を実施しているお店や損傷が大きい場合の依頼先について紹介します。
簡易板金とは、傷の周辺など最低限の範囲の補修で完了する板金塗装です。簡易板金に対応したお店であれば、数時間で作業完了できるケースが多く、修理費用も抑えられます。全国もしくは広域に店舗を展開しているカー用品店やガソリンスタンドは、簡易板金に対応しているケースが多い傾向です。
ただし、簡易板金は小さめの傷を対象としており、損傷が大きい場合は対応不可となります。その場合、通常の板金塗装となるため、ある程度の日数がかかると考えたほうが良いでしょう。
激しく衝突した場合など、損傷が大きい場合はボディの修復だけでなく走行や安全性に関わる部品の修理も発生するでしょう。重度のへこみや傷がある場合は、車のことを熟知した整備士のいるお店に依頼することも選択肢のひとつです。
例えば、ディーラーや板金塗装と一般整備に対応した修理工場へ相談するのもひとつの方法です。より専門知識を持つ整備士がおり、先進の安全機能を装備した車の修理にも対応してくれることが期待できます。
イエローハットでは、簡易板金のワンプライスクイック鈑金を実施しています。最短1日できれいに修理可能です。ここでは、イエローハットのワンプライスクイック鈑金を利用するメリットやWEBからの見積もり予約の特徴をご紹介します。
イエローハットのワンプライスクイック鈑金は、作業を効率化することでお手頃価格を実現しています。ドアやフェンダーなどの小さな損傷に特化した板金です。修理の範囲を最小限に抑えることで、作業自体は最短3時間で完了します。
そして、ワンプライスクイック鈑金で対応できない損傷も本格板金で修理が可能です。ボディのさまざまな損傷に対応していますので、ぜひお気軽にご相談ください。
イエローハットの板金塗装は、WEBで見積もりの来店予約をいただくと手続きがスムーズです。予約専用ページで車種や店舗の選択、氏名や電話番号などのお客様情報を入力するだけで来店予約の手続きを済ませられます。
お客様ご自身で来店予約を完了できますので非常に便利です。板金のお見積もりは無料ですので、まずはお気軽にご相談ください。また、コールセンターへのフリーコールでも来店のご予約ができます。 お見積もりご提示後、ご納得いただければ施工の日程をご予約いたしますので、ぜひご利用ください。
板金塗装の日数には、損傷の程度が大きく影響するでしょう。他にも、部品調達が必要な場合や、自動車保険の適用なども日数が長引く要因です。小さめの傷であれば、簡易板金に対応したお店に依頼することで手早く修理ができます。
イエローハットでは、ワンプライスクイック板金でバンパーやドア、フェンダーなどの損傷を早く修理することが可能です。WEBから見積もりのご来店予約ができますので、ぜひご活用ください。