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タイヤの空気圧のチェック頻度は?チェック時の注意点なども紹介

タイヤは、重い車体を支える大切なパーツです。適正な空気圧でなければ車体も安定せず走行中に危険が及ぶ可能性があります。そのため、定期的に空気圧のチェックを実施する必要があります。

日頃から車の状態に気を配っている方でも、見ただけではタイヤの空気圧低下は分かりにくいでしょう。そこでこのコラムでは、タイヤの空気圧をチェックする頻度とチェック時の注意点などについて解説します。車を安全に走行するためにも欠かせないことなので、ぜひご一読ください。

タイヤの空気圧をチェックする頻度はどのくらい?

タイヤの空気圧は運転しなくても自然に抜けていくため、最低でも月に1回程度のチェックは必要です。運転頻度の高い方や、高速道路の使用頻度が高い方などタイヤへの負担が大きい場合は、2週間から3週間に1回程度、点検することを心掛けましょう。

また、タイヤの履替えを行うタイミングには必ず空気圧を見ることをおすすめします。タイヤを半年以上保管しておくと、適正空気圧よりも低くなっていることがほとんどなので、履替え後は空気の充填が必要です。他にも、給油のためガソリンスタンドに訪れた際などもチェックするタイミングとしては最適でしょう。

適正空気圧の数値は、ドア付近やオーナーズマニュアルなどに表示されています。ただし、純正サイズ以外のタイヤに履替えている場合は適正値が異なるケースがあるので注意しましょう。

タイヤの履替え作業

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タイヤの空気圧を適切な頻度で調整しないとどんな影響がある?

適正空気圧に調整することではじめてタイヤ本来の性能を発揮できます。しかし、空気圧を定期的にチェックする方は意外に少ないのも事実です。では、空気圧チェックを怠ることで具体的に車にどのような影響を及ぼすのでしょうか。

ここでは、タイヤの空気圧チェックを怠ったことで生じる4つの悪影響について解説します。

タイヤの寿命が短くなる

空気圧が不足している場合、路面との接地面の中で両端部に負荷がかかり続けてしまい一部分だけ異常に摩擦して偏摩擦を引き起こします。空気圧が高すぎる場合も、トレッド中央部分に強い負荷がかかり続けてしまうので注意が必要です。

偏摩擦が発生すると、他の部分の溝が深くてもタイヤの履替えが必要になるためタイヤの寿命低下を招いてしまいます。


燃費が悪化する

空気圧が低下していると、路面との接地面が広くなりタイヤの転がる抵抗が大きくなります。車を動かすためのエネルギーを多く必要とするので燃費性能の悪化の原因ともなってしまうでしょう。また、転がる抵抗が大きくなるほど路面との接地部分が熱によって剥離されてしまう「ヒートセパレーション」を引き起こす可能性があり非常に危険です。


走行安定性が低下する

車がまっすぐ進めるのは、空気圧が適正でタイヤが均等に路面に接地しているためです。しかし、空気圧不足になるとタイヤが歪んでしまいます。タイヤの変形により車体が傾きハンドルが取られまっすぐ走りにくい、直進安定性を損なう状態に陥ってしまいます。

逆に、空気圧過多の場合は衝撃を吸収できなくなり、路面の凹凸がダイレクトに伝わって車体が跳ねるような症状を引き起こします。特に凹凸の激しい砂利道や車が通った跡のある道では、コントロールが効かず事故を引き起こす恐れもあるので注意が必要です。


スタンディングウェーブ現象を引き起こすリスクが高まる

空気圧不足や荷物の積みすぎによってタイヤのたわみ部分が大きくなると「スタンディングウェーブ現象」を引き起こすリスクが高まります。スタンディングウェーブ現象とは、空気圧不足の状態で高速道路を走行した際に、タイヤが波状に変形してしまう現象のことです。タイヤが変形したまま走行を続けてしまうと、タイヤが熱を持ちバーストしてしまう可能性も考えられ非常に危険です。

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適切な頻度で行おう!タイヤの空気圧調整のやり方

セルフ式のガソリンスタンドに空気充填機が置いてあることが多くあります。空気充填機には種類があり、それぞれ特徴や使い方が異なるので使い方を事前にチェックしておくことが大切です。ここでは、空気充填機の種類とともに、使い方について詳しく見ていきましょう。

ガソリンスタンドにある空気入れの種類

空気充填機は、持ち運び型と据え置き型に分かれます。持ち運び型は「エアタンク」「エアキャリー」とも呼ばれ、銀色の球体状をした本体の中に圧搾された空気が入っています。空気を送り込むノズルに空気圧をチェックするメーターなどが備わっており、充填機自体を動かせるため、車の停車位置を気にする必要がありません。「+」と「-」の表示があり、空気を入れる際は「+」、空気を抜く際は「-」を押します。

据え置き型はデジタル式とダイヤル式があり、空気圧計にタイヤの適正空気圧を設定すると、自動で空気圧を測って空気の充填や空気を抜いてくれる仕組みです。機器は動かせないので車の停車場所を設置場所に合わせる必要があります。


空気入れの使い方【種類別】

持ち運び型の場合、まず充填する空気が充填機本体内に入っているかを確認します。空気圧計には緑の印が付いており、印よりも針が右側に触れていると空気がしっかりと入っている状態です。針が左側に触れている場合は空気が不足しているので、スタッフに伝えるなどの対応を行ってください。

空気が入っていることを確認したら、ホイールのエアバルブのキャップを外してノズルの差込口をエアバルブに接続します。このときエアバルブにしっかりはまっていないと、空気が漏れて正確な空気圧を測定できないので注意しましょう。

測定して空気圧不足だった場合は、空気圧計側のグリップを握ると空気の充填ができます。空気を入れすぎた場合は、空気抜きボタンを押せば空気を抜くことが可能です。最後に、ノズルを外してエアバルブのキャップをはめれば完了です。

据え置き型の場合は、適正空気圧をダイヤルまたは「+」と「-」のボタンで設定し、エアバルブのキャップを外してノズルをエアバルブに接続します。鐘のような音が鳴れば自動的に空気が入っている状態です。設定した空気圧まで空気を入れると音が鳴りやむので、ノズルを外しエアバルブのキャップをはめれば作業は完了です。


タイヤの空気圧をチェックする際の注意点

タイヤトラブルなどを引き起こさないためには、定期的な空気圧チェックを心がける必要があります。しかし、チェック時にいくつかのポイントに注意しないとかえってタイヤトラブルを引き起こす要因にもなりかねません。ここからは、空気圧をチェックする際の注意点について確認していきましょう。

タイヤを冷やした状態でチェックする

走行直後は、タイヤ内部の空気が温まって熱膨張を起こしているので正確な空気圧を測定できません。運転前や、走行してから時間がある程度経過しているときにチェックする事をおすすめします。


指定空気圧は前後のタイヤで違うことも

基本的に、前輪と後輪の適正空気圧は同じです。しかし、車両の前部にエンジンがあり前輪を駆動輪とする「FF車」や前後でサイズの違うタイヤを装着している車、車種などによって前後の適正空気圧が異なるケースもあります。特に、輸入車に多く見られるので、事前に確認しておくと良いでしょう。


スペアタイヤの空気圧チェックもしておく

トランクなどに積んでいるスペアタイヤ(テンパータイヤ)の空気圧も必ずチェックするようにしましょう。スペアタイヤ(テンパータイヤ)は万が一のタイヤトラブルの際に、応急手段として役立ちます。しかし、空気が抜けている状態ではいざというときに使用できません。スペアタイヤ(テンパータイヤ)の適正空気圧はタイヤの側面に記載されていますので確認してください。


タイヤは空気圧以外の項目も適切な頻度でチェックしよう

タイヤの空気圧チェックも走行中のタイヤトラブルを防ぐために重要ですが、その他にもチェックすべきポイントはあります。以下の項目もタイヤの空気圧チェックと同じ頻度で行うと安心でしょう。

スリップサインが現れていないか

タイヤの側面にある△マークの延長線上の溝をチェックして、溝底部に有るゴムが盛り上がった箇所がトレッド面に出ている場合はスリップサインが出ている状態です。スリップサインが1箇所でも出ている状態での走行は法律で禁止されています。

タイヤの溝は1.6mm以上であれば車検には通りますが、1.6mm未満の場合は保安基準に達しないため、車検を通過できません。また、溝が減っていると排水性も低下し、雨天時の走行で滑りやすく事故につながる危険性もあります。排水性能は、溝の深さが4mm以下から低下すると言われているため、4mm以下になったらタイヤの履替えを考えましょう。


外観に異常はないか

タイヤの骨組みに使う「タイヤコード」ですが、このタイヤコードまで達している傷やひび割れが目視で確認できるケースは非常に危険です。これらを確認した際はタイヤを交換する必要があります。また、釘・ガラス片などの異物が突き刺さっている場合は修理もしくは交換する事をおすすめします。


バルブも欠かさずにチェックする

空気圧チェックの際には、空気を入れるバルブ部分もチェックしておきましょう。バルブ部分はゴムで作られているので、紫外線などによって劣化しやすく、劣化した状態では空気を充填しても空気が漏れてしまいます。空気が漏れているかのチェック方法は、バルブに石鹸水等をかけて泡が出るかどうかで確認できます。


走行中に分かるチェックポイント

走行中の音(ロードノイズ)が大きくなってきたら履替えの目安ともいえます。ロードノイズはタイヤの健康状態を図る方法の1つです。ブレーキをかけてからの制動距離が長くなってきた、または車体が安定せず乗り心地が悪くなったと感じたらタイヤの履替えのタイミングと考えて良いでしょう。雨天時にスリップする感覚があればタイヤの履替えを行ってください。

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タイヤに関することならイエローハットにお任せください!

空気圧だけではなく、スリップサインや外観、ロードノイズ等のポイントもチェックしておくとタイヤトラブルを未然に防げます。

タイヤの状態チェックや履替えなど、タイヤにまつわるご相談はぜひイエローハットにお任せください。最後に、イエローハットの強みについてご紹介します。

WEBからいつでもタイヤ注文可能

イエローハットでは、WEBから24時間いつでもタイヤを購入できます。車種・フリーワードからお求めのタイヤを選び、ご購入いただいた後は、取り付け希望日と最寄りの店舗を選択してください。その後、取り付け日に最寄りのお店に行くだけでタイヤの交換が可能です。タイヤの他にも、ポータブルナビやドライブレコーダーといったカー用品もWEBで注文できるので店舗に足を運ぶ時間がない方にもおすすめです。


万が一のタイヤトラブルを補償

有償とはなりますが、イエローハットでタイヤ4本セットを購入・交換すると、タイヤ1本がパンクした際も新品に取り替えられる補償にご加入いただけます。補償加入時のタイヤ4本セットの購入代金+交換工賃または税込10万円の安い方を上限として補償いたします。

前後で異なるブランドのタイヤを使用している場合も加入できますが、同一車両に同時装着が条件です。補償期間は、加入から2年または走行距離が2万5,000km以下です。


アフターサポートでタイヤの管理もできる

タイヤ4本セットまたはタイヤ・ホイール4本セット税込2万円以上を購入された方限定で、イエローハットが厳選した以下2項目のアフターサポートをそれぞれ1回無料で提供しています。車を安全に走行するために必要な項目となるので、タイヤ購入時にはぜひこちらもご利用ください。

  • ホイールナットの増し締め点検

ホイールナットは初期走行の環境変化によってゆるむ可能性があるので、走行距離100kmを目処に点検するのがおすすめです。

  • タイヤローテーション

前輪・後輪の偏摩擦を防ぐためにタイヤの履替えのタイミングや12カ月点検の際に行うのがおすすめです。ただし、一部タイヤローテーションができない車種もあるので事前にお問い合わせください。

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まとめ

タイヤの適正空気圧よりも不足または超過している場合は、燃費の悪化や操縦性の低下などの悪影響が生じます。車を安全に運転するためにも、最低でも月に1回程度はタイヤの空気圧をチェックしておくといいでしょう。空気圧だけに限らずタイヤの外観やスリップサインも確認すべきポイントです。

イエローハットでは、WEBで簡単にタイヤを購入できるほか、タイヤトラブルが生じた場合の補償など充実のサービスを提供しています。タイヤの履替えを検討している方は、ぜひ一度イエローハットまでご相談ください。

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