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タイヤホイールの寿命はどれぐらい?交換が必要になるケースや交換方法を解説 

車の足元を飾るホイールは、様々な種類やデザインがあることからカスタムパーツとして人気があります。しかしそれだけではなく、タイヤと同様に本来は車の走行性能に関わる部品ですので、傷や変形がないか日頃のチェックが重要です。ホイールの状態によっては、交換が必要になるケースもあります。

このコラムでは、ホイールの役割と種類を解説し、ホイールの寿命とホイール交換前に確認すべきポイントなどについて紹介します。

タイヤとは異なるホイールの役割と種類をおさらい

ホイールは車の印象を変えるだけではなく、基本的な走行性能にも影響を与える部品です。車の用途や目的に合わせて、適切なホイールを選ぶ必要があります。ここでは、ホイールの主な役割と種類について紹介します。

ホイールの役割

ホイールの主な役割として、以下の3つが挙げられます。

・動力の伝達
車はエンジンから発生した動力を、トランスミッション・ドライブシャフトを通してタイヤとホイールに伝えることで走行しています。地面と直に接しているのはゴム製のタイヤですが、動力の伝達はホイールが担っています。

・空冷作用
減速や停止する際に使用するブレーキは、ブレーキパッドとブレーキローターの摩擦力によりスピードを落としています。その際に発生する摩擦熱は非常に高温であり、そのままでは熱による不具合に発展しかねません。そのためホイールは、回転運動を通して空気に触れ、熱を逃がしてブレーキ回りを冷やす役割を担っています。

・ドレスアップ
ホイールにはスポークやメッシュ、ディッシュなど様々なデザインが展開されています。選ぶホイールによってスポーティーな印象を与えたり、高級感を演出したりできます。ドレスアップにより、車のイメージも変えることが可能です。


ホイールの種類

ホイールは主に金属製ですが、素材によってそれぞれの特性があります。ここでは代表的な3種類を紹介します。

・アルミ製
軽量アルミニウムにより作られたホイールです。比較的軽量ながら剛性にも優れている点が特徴です。加工もしやすいため、幅広いデザインがラインアップされています。

・スチール製
耐久性に優れていることに加え、低コストで大量生産するのに向いています。様々な車種のベースグレードに、標準装備されることが多い材質です。

・マグネシウム製
マグネシウム合金により作られたホイールです。アルミよりも軽量で強度についても優れていますが、錆やすい一面があります。加工が難しく高価なこともあり、流通量は少ない傾向にあります。

タイヤの履替え作業

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タイヤと同じくホイールにも寿命がある!寿命の目安は?

タイヤと違い、ホイールは頑丈ですが、使用状況次第ではダメージを負って強度が低下してしまうため注意が必要です。ここでは、ホイールの寿命や、交換が必要になる場合についてご紹介します。

アルミ製ホイールの寿命は約10~20年

アルミ製のタイヤホイールは耐久性に優れているため、一般的な使用であれば約10年~20年、もしくはそれ以上の寿命があるとされています。

一方でスチール製のホイールは、強度と耐久性があるため寿命も数十年と考えて良いでしょう。ただし、アルミと違い錆やすいため、雨に濡れた状態での放置や、融雪剤が残存している状態は避けたいところです。錆の程度によっては、ホイールの強度が著しく低下するため危険です。いずれのホイールであっても、綺麗な状態を維持すれば長期間使えます。そのためにもこまめなメンテナンスが重要です。


ホイール交換が必要なケース

タイヤホイールが大きく変形したり、クラックという細かいヒビが入ってしまったりした場合は交換が必要です。多くの車に採用されているチューブレスタイヤは、その構造からタイヤとホイールの間に隙間ができると空気抜けが発生します。ホイールが変形しても空気抜けの可能性があるため、その場合も交換が必要です。

新品のタイヤを装着したのにすぐ空気が漏れてしまうという場合は、ホイールに損傷がないか確認してみてください。

小さい変形やヒビであれば、その箇所だけ修理できないか考える方もおられるかもしれません。しかし、修理可能であっても高額な費用がかかる傾向にあり、安全面を考慮すると交換したほうが安心です。


ホイールを長持ちさせるコツ

ホイールを長持ちさせるためには、こまめなメンテナンスが不可欠です。定期的な掃除は汚れを落とすだけではなく、状態をチェックする作業にもなります。また、アルミホイールにコーティングを施すと、泥汚れや飛び石などによる傷をある程度軽減できるでしょう。

さらに、走行中にかかる負荷をできる限り減らすことも大切です。縁石などに擦るといった直接的な場合だけではなく、障害物や段差の乗り越えによる衝撃もダメージにつながります。段差を通過する際は、徐行程度までスピードを落とすことが大切です。

タイヤの履替え作業

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タイヤとホイールを交換する前に確認すべきポイントは?

タイヤとホイールを交換する際、サイズ確認が必要です。ここでは、交換をする前に確認すべきポイントについて紹介します。

ホイールのサイズ

一般的なホイールサイズ表記例として、「16 x 6.0 J 5 114.3 47」という書き方をされていることが多い傾向です。各項目は左から、リム径(16)、リム幅(6.0)、フランジ形状(J)、ボルト穴数(5)、P.C.D(114.3)、インセット(47)を表しています。これらの意味は以下の通りです。

  • リム径:ホイールの直径(単位:インチ)
  • リム幅:フランジ部分を含まないホイールの幅(単位:インチ)
  • フランジ形状:ホイールにタイヤがはまる部分の形状(形状によりJ、JJ、B、Kと表示)
  • ボルト穴数:ホイールを装着する時に必要なボルトが入るホールの数
  • P.C.D(PitchCircleDiameter):ボルトを取り付ける穴の中心を結んでできる円の直径(単位:mm)
  • インセット:リム幅の中心線から車体側の取り付け面までの長さ(単位:mm)

インチアップとインチダウン

ホイールは、純正のものと異なるサイズに交換することも可能です。純正サイズより大きいホイールを装着することをインチアップ、反対に小さいものを装着する場合はインチダウンと言います。それぞれの特徴は以下です。

・インチアップのメリットとデメリット
インチアップのメリットは、見た目が良くなることです。タイヤの外径を変えずにホイールの面積が大きくなるため、スタイリッシュな印象になります。デメリットとしては、路面からの衝撃が伝わりやすくなるため、ロードノイズが大きくなったり、乗り心地が悪くなる傾向がある点です。

・インチダウンのメリットとデメリット
インチダウンのメリットは、乗り心地の良さが挙げられます。また、タイヤの交換費用を抑えやすい点もメリットの一つです。ただしインチダウンすると、タイヤにたわみが発生しやすくなり走行が安定しないというデメリットがあります。


寿命を迎えたホイールはDIYでタイヤごと交換可能!

大掛かりな作業のイメージがあるタイヤとホイールの交換ですが、道具を揃えればDIYでも可能です。ただしホイールのみの交換は、DIYでは困難です。ここではタイヤとホイールをセットで交換する際に必要な道具と、作業の流れについて解説します。

作業に必要な道具

作業の必要となる主な道具は以下の5点です。それぞれの役割について紹介します。

・ジャッキ
ジャッキを使って、車体を持ち上げることをジャッキアップといいます。ジャッキの種類は、主にパンタグラフジャッキとフロアジャッキの2つです。パンタグラフジャッキは車載工具として搭載されていることがあります。

・ジャッキスタンド(ウマ)
ジャッキアップした状態で車体を支持する道具です。フロアジャッキを使用する場合に併用します。

・輪止め
ジャッキアップ中や作業中に、車が動かないようにするためのツールです。安全上に作業するために欠かせません。

・レンチ
十文字形のレンチで、サイズが異なった4つのソケットが付いています。両手で握って回すことができるので、力をかけやすいことが特徴です。

・トルクレンチ
ナットを決まった強さで締め付ける工具です。ナットを締め付ける強さは車種ごとに定められており、緩みや破損を防止するため規定値で締め付ける必要があります。


ホイールの取り外し

ホイールの脱着には危険を伴います。平坦な場所かつ安全を確保した上で作業することが大切です。そして車が動かないよう、シフトレバーがパーキングに入っていることを確認し、サイドブレーキをしっかりかけるようにしましょう。そして輪止めも忘れずに使用します。

ホイールを取り外す際は、まず車体にジャッキをかけて少し持ち上げます。その後、レンチを使用して交換する箇所のホイールナットを少し緩め、地面からタイヤが2~5cmほど離れるまでジャッキアップしていきます。最後に、すべてのホイールナットを取り外したらホイールを外すことが可能です。

注意点としては、ジャッキアップポイントを間違えないことです。不適切な場所にジャッキをかけると、車体が変形してしまいます。取扱説明書を確認してみてください。


ホイールの取り付け

新しいホイールをボルト穴に合わせて取り付けたら、ナットを締めていきます。十字レンチで可能な分の締め付けが完了したら、ジャッキを下げて車体を着地させます。最後の仕上げとして、トルクレンチを使い車種に合ったトルクで締め込みます。締め忘れたナットがないかを確認し作業終了です。

ホイールの交換後、100km程度走行し再度トルクレンチで締め付けることをおすすめします。万が一緩んでいた場合に気付くことができ、より安心して運転に集中できるためです。

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ホイール付きのタイヤを適切に保管する方法

交換を行った後のタイヤの保管方法もホイールの有無で変わります。タイヤの変形を避けるためにも正しい方法を理解しておくことが大切です。

ホイールが付いている場合は、空気圧を半減させたうえで横向き保管するのが理想的です。縦向きにしてしまうと、ホイールの重みが接地面に集中し、タイヤが変形してしまいます。保管スペースの問題により縦向きで保管しなければならない場合、月に1回程度タイヤの接地面を変えると良いでしょう。


タイヤの履替えはイエローハットにご相談ください!

タイヤとホイールは、車の運転性能や安全性能に直結する重要なパーツです。交換が必要になった際は、ぜひイエローハットにお任せください。ここでは、イエローハットのタイヤとホイールに関する各種サービス内容について解説します。

履替え予約はWEBから簡単作業で可能!

夏用・冬用タイヤへの履替え作業予約は、WEBからのお申し込みがおすすめです。車種、店舗、メニューを選び、希望の予約日時を選択するだけで予約が完了します。WEB予約を済ませておけば、当日は店舗に行って受付を済ませるだけで、待ち時間なしで作業を開始いたします。


購入されたタイヤに満足いかなかった場合も安心

イエローハットでは、「クレジット&ポイントカード」「オイル&ポイントカード」の会員様に向けて「プレミアムタイヤ満足保証」を実施しています。対象となる国内タイヤメーカー各社の新品プレミアムタイヤを、4本セットでご購入いただいた会員様向けの保証です。

ご購入されたタイヤに満足いただけなかった場合には、購入いただいてから60日間(走行距離1,000km以内)であれば他のタイヤに交換していただけます。


アフターサポートを無料で実施

タイヤを4本セットもしくはタイヤとホイールの4本セットを税込20,000円以上で購入された方を対象に、以下の2つのアフターサポートを無料で1回実施させていただきます。

1つはホイールナットの増し締め点検です。タイヤを交換した後に初期走行の環境変化によって、極まれにホイールナットが緩む可能性があるため、タイヤ交換後に100km走行したのをめどに増し締め点検を行っています。

もう1つはタイヤローテーションです。タイヤの摩耗の進み方は装着位置によって異なるため、ローテーションを定期的に実行することで摩耗状態を均一にさせてタイヤを長持ちさせることにつながります。

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まとめ

タイヤと違いホイールは比較的長寿命ですが、走行中に負った損傷などにより交換が必要になるケースがあります。道具を揃えればDIYでの交換も可能ですが、お店に任せたほうが安心という方もおられるのではないでしょうか。

タイヤホイールの交換をお考えならぜひイエローハットでの交換をご検討ください。イエローハットなら、お求めになりやすい価格、丁寧な取り付け作業、充実のアフターサポートで満足のいくタイヤホイール交換が可能です。

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