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サイズ違いのタイヤを履く際に注意すべきポイントとは?サイズの見方も解説

サイズ違いのタイヤを履くことが可能かどうか、気になる方もおられるでしょう。ホイールのインチアップを検討している方もタイヤサイズが密接に関係するため、注意点を把握しておきたいとお考えのはずです。

このコラムでは、サイズ違いのタイヤを履く際に確認しておくべきポイントを詳しく解説します。タイヤサイズやホイールサイズの見方も確認できるので、ぜひご覧ください。

純正とサイズ違いのタイヤを履くことは可能?

むやみにタイヤサイズを変更すると安全性も損なわれますし、タイヤや車体にダメージを負うことにもつながりかねません。ここでは、純正サイズと違うタイヤを履くことが可能なのかと、その影響について解説します。まずは、サイズ変更で押さえておきたいポイントを見ていきましょう。

ポイントを押さえれば可能

いくつかのポイントを押さえれば、純正サイズと異なるサイズのタイヤを履くことは可能です。タイヤサイズは、さまざまな制約の中で決まっています。制約から外れていると、ハンドルを切ったときや道路の凹凸に合わせてタイヤが上下に動く際に、車体へ接触してしまうかもしれません。このように、タイヤサイズは安全面や乗り心地に関わってくるため、変更する際はポイントを押さえておく必要があります。ポイントは「タイヤの外径」「車体への干渉の有無」「ボディからのはみ出し」「ロードインデックス」の4つです。


可能だが走行に影響を与える

ポイントを押さえてサイズを変更したとしても、走行への影響がないわけではありません。タイヤのサイズを変更すると、グリップ力や乗り心地が変わってきます。良くなることもあれば、マイナスの方向へ変化することもあるのです。グリップ力が増したが路面からの衝撃が強くなった、というような違いを感じることもあります。

また、燃費が変わる場合もあります。タイヤの横幅が広がれば走行抵抗が増して燃費は悪化しますし、狭まれば逆に良くなるでしょう。このように、タイヤのサイズ変更はさまざまな事柄と密接に関わっています。


サイズ違いのタイヤを履く際のポイント

サイズ違いのタイヤを履くにはいくつか注意点があります。しっかり押さえておくことで、適切なタイヤを選ぶことが可能です。車検や違法改造にも関わってくるサイズ変更のポイントを、ここで確認しておきましょう。

タイヤ外径を変えないことが重要

サイズ変更する際、タイヤの外径を変えないことが重要なポイントです。タイヤの外径を大きくすると、タイヤが車体へ接触する可能性が高まります。接触してしまうとタイヤの損傷や早期摩耗につながる他、最悪の場合バーストしてしまう可能性があります。

また、実際の速度とスピードメーターに誤差が生じたり、オドメーター(走行距離)に誤差が出たりする点にも注意が必要です。タイヤのサイズ変更で外径をぴったり合わせることは難しいですが、できるだけ差が少ないサイズを選択することが重要になります。


ロードインデックスを下げないことも大切

ロードインデックスとは、タイヤの能力を表す指数の一つで、荷重指数とも呼ばれています。タイヤが支えられる重さ(最大負荷能力)を表しており、タイヤの側面を見ることで確認可能です。例えば、荷重指数が「70」であれば、そのタイヤは最大で335kgの負荷に耐えられます。

タイヤのサイズ変更では、ロードインデックスが同等かそれ以上のタイヤを選ぶ必要があります。負荷能力が足りていないと、思わぬ事故に発展するかもしれません。


タイヤが車体へ干渉するのはNG

タイヤのサイズを変更すると、車体へ接触する可能性が出てきます。車体への干渉は、タイヤの損傷につながることから車検においても重要なチェック項目です。特にフロントタイヤは操舵の影響で干渉しやすく、ハンドルを目一杯切ったときにタイヤハウスに触れないかを見る必要があります。

また、タイヤだけでなくホイールの寸法も考慮しなければなりません。判断が付かない場合は、販売店に相談することをおすすめします。


ボディからのはみ出し量には規定がある

ボディからのタイヤのはみ出し量には規定があります。はみ出し量が規定を超えていると、車検に通りません。車検では、タイヤの中心から上側一部の範囲(前方30度、後方50度)のはみ出しは禁止ですが、最外側部がタイヤである場合に限り(フェンダー部分等)10mm未満までの突出が可能となります。

ここで重要なのは、この規定はタイヤのみに限定しているところです。ホイールがタイヤよりもはみ出している場合は、はみ出し量が10mm未満であっても車検には通りません。

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サイズ違いのタイヤに変えるインチアップとは?

タイヤサイズの変更を検討する際、インチアップという言葉を目にすることがほとんどでしょう。車の外観をカスタムする上で、人気の手法です。ここではインチアップのやり方や、メリットとデメリットを解説します。インチアップとは逆のインチダウンにも触れるので、ぜひご覧ください。

外径を変えずにタイヤサイズを変更すること

インチアップとは、タイヤの外径を変えることなく、タイヤの内径(リム径)が大きいタイヤへ変更することです。外径を変えずに内径が大きくなるので、必然的にタイヤの厚みは薄くなります。

タイヤの厚みは偏平率で表され、インチアップすると偏平率は低くなります。また、タイヤの横幅のみを大きくした場合も、偏平率が低くなる要素の一つです。


インチアップした場合のメリット・デメリット

インチアップの最大のメリットは、外観の印象を大きく変えられるところです。ホイールの面積が増えると、車の外観が引き締まった感じになるので、インチアップはカスタムの定番となっています。タイヤの厚みが薄くなることから、キレのある走行感覚を得られるでしょう。

一方のデメリットは、乗り心地が悪くなる傾向がある事です。タイヤはクッションの役割もあるため、厚みが薄くなると衝撃を吸収する性能が落ちます。サイズ変更前よりも乗り心地が固くなるのは避けられません。


インチダウンという方法もある

タイヤのサイズ変更にはインチダウンという方法もあります。インチアップとは真逆で、タイヤの外径はそのままにリム径を小さくする手法のことです。乗り心地を良くしたい場合にインチダウンします。

見た目のスタイリッシュさは若干失われますが、路面からの衝撃が気になる方はインチダウンを検討してみてください。なお、タイヤの偏平率が高くなるとタイヤの価格も安くなる傾向なので、維持費を下げたい場合にもおすすめです。


タイヤサイズの見方

タイヤのサイズ変更を検討する場合、タイヤサイズの知識が必要不可欠です。また、外径を変えないインチアップとインチダウンのためには、ホイールサイズの見方も把握しておくべきでしょう。ここでは、タイヤサイズとホイールサイズの見方を解説します。

乗用タイプのタイヤサイズの見方

タイヤサイズは「ISO(国際標準化機構)」を用いることが一般的で、タイヤのサイドウォールに「215/45R18 89 W」などと書かれています。最初にある「215」はタイヤの幅を表し、単位はmmなのでタイヤ幅は215mmということです。

スラッシュの後ろにある数値の「45」は偏平率を表しています。タイヤの断面幅に対しての断面高さの割合で単位は「%」です。数字が小さくなるほどタイヤは薄くなります。

「R」はラジアルタイヤを表し、「18」はタイヤのリム径のことです。「89」は荷重指数の値で、「W(速度記号)」はそのタイヤが規定条件のもとで走行できる最高速度を意味します。


ホイールサイズの見方も把握しておこう

ホイールはタイヤと違い、直接足回り(ハブ)に取付けられます。車体に合わせて選ぶ必要があるため、サイズの見方を知っておくことが重要です。以下の表示例を見てみましょう。

例:18×8.0 J 5 114.3 43

「18」はリム径のことです。ホイールとタイヤが合わさる部分の形状を表す「J(フランジ形状)」が途中にあり、その前に付く数字「8.0」はリム幅を表しています。単体の「5」はボルト穴の数で、軽自動車だと「4」がほとんどです。「114.3」はP.C.Dといい、ボルト穴を結んだ円の直径をmmで表しています。

最後の「43(インセット)」は、ホイール中心とハブに接する取付け面との距離を表しており、単位はmmです。ここを間違えると、タイヤやホイールが車体からはみ出したり接触したりします。

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サイズ違いのタイヤに変えるならホイールセットがおすすめ

タイヤのサイズ変更は、初めての方にとって難しい判断をいくつかしなければなりません。タイヤとホイールの相性も大切です。気軽にタイヤサイズを変更したい場合は、タイヤとホイールのセット交換を検討してみてはいかがでしょうか。ここでは、タイヤホイールセットのメリットを解説します。

ホイールとセットでタイヤを変えるメリット

タイヤサイズを大きく変更する際は、一緒にホイールも交換する必要があります。もちろんタイヤとホイールを別々に選んでもいいわけですが、セットで購入するとさまざまなメリットがあります。

まず、履替えの工賃が安いことです。タイヤとホイールが既に組まれているので、今履いているタイヤをホイールからはがす工賃がかかりません。また、作業にかかる時間が大幅に短縮できるのもセット購入ならではのメリットです。


スタッドレスタイヤもセットで購入するメリットがある

冬用のスタッドレスタイヤを購入する際にもセット購入がおすすめです。その際は、インチダウンを検討してみてください。インチダウンするとタイヤの価格を下げられるメリットの他、雪道での走行が安定するとされています。タイヤ幅が狭いと地面への接地圧が増すため、グリップ力が増すというわけです。

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タイヤ購入ならイエローハットのWEB注文が便利

イエローハットではオンラインショップでもタイヤの注文・予約を受け付けております。「違うサイズのタイヤを履きたいのだけど…」といったご相談もお気軽にどうぞ。ここでは、イエローハットのオンラインショップでタイヤを購入するメリットと、タイヤ履替えのWEB予約について解説します。

WEBだからいつでも注文可能

オンラインショップを利用するメリットは、手軽にタイヤが選べるという点です。WEB注文なので、スマートフォンがあれば店舗を回る必要もありません。もちろんパソコンからでもご注文いただけます。

注文方法も簡単で、車種・取付希望日・店舗を順番に選ぶだけです。いつでもどこでもネットさえあればご利用可能なので、ぜひご利用ください。


タイヤだけでなくホイールセットも選べる

オンラインショップで取り扱っているタイヤは夏タイヤだけではありません。冬用のスタッドレスタイヤもラインナップしており、ホイールセットもお選びいただけます。

また、お得な「イエローハット専売タイヤ」も取り扱っています。ウェット性能や静粛性を重視するなら「プラクティバ」、燃費性能を重視するなら「エコファイン」がおすすめです。


シーズンオフでのタイヤ履替え作業もWEB予約できる

夏タイヤから冬タイヤへの履替え、もしくはその逆のタイヤ履替えはお店に依頼すると混みがちです。「待ち時間を少なくタイヤを履替えたい!」といったお客様におすすめなのが、タイヤ履替え作業WEB予約です。予約の変更やキャンセルもWEBから可能なので、お気軽にご利用ください。

タイヤの履替え作業

WEB予約 コチラ


まとめ

サイズ違いのタイヤを履く際は、4つのポイントを意識するのが大切です。「タイヤの外径を変えないこと」「ロードインデックスを下げないこと」「車体への干渉がないこと」「車体からはみ出さないこと」。

これらのルールを守れば、タイヤ交換の選択肢の幅がグンと広がり、お得なタイヤがきっと見付かります。イエローハットでは魅力的なタイヤホイールも販売しています。気になる方はぜひチェックしてみてください。

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