HOME > コラム > タイヤ交換コラム > タイヤからのロードノイズの原因を解説!静粛性が高いタイヤの特徴も分かる

COLUMN

タイヤからのロードノイズの原因を解説!静粛性が高いタイヤの特徴も分かる

走行中のノイズが大きくなり、ストレスに感じる方もおられるでしょう。一般的にロードノイズといわれ、タイヤから発生した音が車内まで伝わることで耳に届きます。何とか小さくできないかと、悩んでいる方は多いかもしれません。

このコラムでは、ロードノイズの発生要因を解説しつつ、タイヤから発生する騒音の種類を紹介します。静粛性が高いタイヤの特徴にも触れるので、ぜひ参考にしてみてください。

タイヤからのロードノイズとは?

タイヤからのロードノイズの発生原因は、いくつかあります。原因を知ることで、タイヤを替えるべきなのか、別の対策も検討した方がいいのか判断がつくようになるでしょう。ここでは、ロードノイズが発生する3つの原因を解説します。

路面と接地する際の振動により発生

タイヤが路面に接地する際、タイヤ内部にあるベルトと呼ばれる部分が振動します。その振動がホイールから足回り、そしてボディへと伝わり、最終的に車内へロードノイズとして入ってきます。「ゴー」や「ガー」というような低周波音域の音です。


路面の状況にも影響される

ロードノイズが伝わる要因は、「タイヤの静粛性」が関わっています。路面からの振動をタイヤが抑えきれないのが要因の1つです。しかし、路面の状況も無視できません。路面が荒れているほどロードノイズは大きく聞こえるので、完全に消すことは難しいでしょう。


タイヤの摩耗も一つの要因

タイヤの摩耗もロードノイズの大きさに関わっています。擦り減ったタイヤは騒音エネルギーが大きくなる傾向です。新品時よりもロードノイズが気になる場合はタイヤの摩耗状態をチェックし、残り溝4mm以下であれば交換してみることをおすすめします。


ロードノイズの他にもあるタイヤからの音とは?

タイヤから発せられる音はロードノイズだけではなく、いくつかの種類があります。全てにたいして対策していくのは難しいですが、知っておくとタイヤ選びがしやすくなるでしょう。ここでは、ロードノイズ以外の騒音について3つ解説します。

パターンノイズ

タイヤの接地面(トレッド)は、銘柄ごとに配置(パターン)は異なります。パターンノイズとは、タイヤのトレッドパターンに起因して発せられる騒音のことです。タイヤは速度を上げるほど高速で地面に叩きつけられます。その時に溝の中の空気が圧縮され、タイヤが地面から離れる瞬間に膨張することで騒音が発生するのです。

パターンノイズは「ヒュルヒュル」や「シャー」というような音です。速度によって聞こえ方(周波数)が変わる性質があります。


空洞共鳴音

路面の凹凸を乗り越える際に発生するのが「空洞共鳴音」です。道路のつなぎ目などを乗り越える際に、「パカーン」というような感じで発せられます。その発生原理は太鼓と同じで、タイヤ内部で空気が共鳴しているのです。

常に鳴るような騒音ではないため、気になる方は少ないかもしれません。ただタイヤメーカーは、少しでも音を小さくしようと「吸音スポンジ」をタイヤトレッド面の裏側に取入れるなどの対策をしています。


ビート音

2つの音がある条件で重なり合った際に聴こえてくるのが、「ビート音(うなり音)」です。ビート音の要因は、タイヤから発せられる周波数とエンジン回りに装着されている駆動系の部品から発せられる周波数が近い場合で、なおかつ音圧が同レベルであると発生します。

必ずしもタイヤが関係している訳ではありませんが、タイヤの回転が不均一の場合に発生しやすい現象です。「ウォンウォン」というような音が発生するので、音圧によってはかなり気になるでしょう。

ネットで注文・店舗で取付け

タイヤ オンラインショップ


ロードノイズやパターンノイズが小さいタイヤの特徴

タイヤの騒音の種類をおさらいすると、「ロードノイズ」「パターンノイズ」「空洞共鳴音」「ビート音」がありました。タイヤメーカーはこれらの騒音を解決するために、さまざまな工夫を施しています。
ここでは、静粛性にかかわる代表的な対策を見ていきましょう。

静粛性能を高める素材が採用されている

ロードノイズが発生する主な要因は、タイヤ内部に設置されたベルトの振動です。静粛性が高いタイヤは、ベルトの外側に振動を吸収するシート等を組み込んでいます。タイヤ側面への振動を伝わりにくくするために、ショルダー部のカットデザインを工夫してクッション性も高めています。

また、先述したタイヤトレッド面の裏側に吸音スポンジを組み込んでいるケースもあります。これにより空洞共鳴音が低減され、ロードノイズ対策としても効果を発揮するのです。


トレッドパターンが工夫されている

タイヤのトレッド面が地面に接触する際、溝の空気が圧縮・放出されることでパターンノイズは発生しますが、空気の逃げ道を作ることでノイズは低減されます。

タイヤの駆動力や制動力を高めるためには、「横溝」が必要です。しかし、その横溝は一定の速度域では「ピッチ音」というパターンノイズを発生させる原因となっています。これは等間隔で溝を配置すると発生するため、間隔をずらして配置する「不等ピッチ」を採用することで騒音を低減させているのです。


静粛性のためにタイヤ交換する際のポイント

どうしてもロードノイズが気になって、タイヤ交換を検討している方もおられるでしょう。耳障りな音が鳴っている空間の中では、なかなか運転に集中できません。
ここでは、静粛性の高いタイヤを選ぶポイントを解説します。

タイヤの性能表で静粛性能を確認する

静粛性の高いタイヤかどうかを調べるには、まずタイヤの性能表を確認します。タイヤには様々な性能があり、燃費性能が高かったり、グリップ力が高かったりします。他にも、ウェット性能や摩耗への耐性もあり、静粛性能はそういった性能の一つです。

静粛性能を重視する場合はタイヤの性能を理解しつつ、トレッドパターンも確認します。ただ、一般的に高い性能を持つタイヤほど高額になるため、価格と性能のバランスを見極めることが大切です。


偏平率の高いタイヤを検討する

静粛性を高めるには、偏平率を上げるという選択肢もあります。偏平率とは「タイヤの厚み」のことです。タイヤ幅に対しての割合を示しており、低偏平率だと厚みは薄く、高偏平率だと厚くなります。高偏平率のタイヤは柔軟性が高いという特徴があるため、車内に届くノイズを抑えられるのです。

ただし、偏平率を変えるとタイヤの外径が大きくなるため、場合によってはタイヤハウスに干渉してしまいます。そのため、外径を合わせるためにインチダウンが必要になるため、ホイールもセットで交換しなければなりません。


【番外編】タイヤ選びはバランスが大事

ロードノイズが気になる場合は静粛性の高いタイヤを選ぶことになりますが、グリップ性能やウェット性能も忘れてはいけません。例えば、通勤に車を使用するのであれば、雨の日に走ることも考えられます。燃費性能も高いに越したことはありません。

一方で、週に1度晴れた日にドライブする程度であれば、上記の点をそこまで気にせずに済みます。このように、タイヤは用途に合わせ性能のバランスを考慮することが大切です。

ネットで注文・店舗で取付け

タイヤ オンラインショップ


タイヤ交換以外でロードノイズを低減させるには?

走行ノイズの発生源ともいえるタイヤを交換すると、騒音の低減が期待できます。しかし、それだけでは物足りなく感じる方もおられるかもしれません。ここでは、タイヤ交換以外にできる騒音対策について解説します。

ノイズ低減グッズやデッドニングを検討する

ロードノイズは「ノイズ低減グッズ」を使用したり、「デッドニング」を施工したりすることで対策できます。例えば、タイヤハウスに使用する静音スプレーや、吸音効果のあるフロアマットも効果的です。

デッドニング施工とは、遮音材や吸音材などをフロアやホイールハウスに貼り付けて騒音対策することを指します。しっかりと騒音対策したい場合は、デッドニング施工を扱っているお店に依頼するのもおすすめです。費用はかかりますが、ノイズ低減効果は期待できます。


乗り換え時は静粛性の高い車を選ぶ

車の乗り換えを検討されている場合は、もともと静粛性が高い車を選ぶという手もあります。サスペンションのセッティングや強靭なボディ剛性などによって、静粛性が高くて乗り心地が快適な車は多数あります。

ただし乗ってみないと分からない部分もあるため、車を購入する際は試乗してみることが重要です。キレイに舗装された路面や荒れた路面を走行し、走行ノイズが気にならないレベルかどうかを確認してみてください。

ネットで注文・店舗で取付け

タイヤ オンラインショップ


コスパと静粛性で選ぶならイエローハットの専売タイヤ

イエローハットでは、さまざまなメーカーのタイヤを豊富に取り扱っています。その中でもコストパフォーマンスに優れ、静かさとウェット性能のバランスが考慮されたイエローハット専売タイヤがおすすめです。ここでは、イエローハットの専売タイヤやオンラインショップなどについて紹介します。

専売タイヤ「ピレリ チントゥラート ロッソ」の特徴は静かさ!

イエローハットでは、専売プレミアムタイヤ「ピレリ チントゥラートロッソ」をラインナップしています。チントゥラートロッソは、センターに配置された魚のうろこ状の溝が、タイヤが回転する際に穏やかに剛性を変化させることで、ロードノイズを抑制しています。


注文はWEBからも可能

イエローハットではWEB上でタイヤを注文できるオンラインショップをご用意しております。「ピレリチントゥラートロッソ」をはじめ、コストパフォーマンスに優れた国産タイヤ「プラクティバ」や、低燃費性能に優れた「エコファイン」や、スタッドレスタイヤなど多くのタイヤを購入可能です。

パソコン・スマートフォンからアクセスでき、注文方法も車種・取付け希望日・取付け店舗を選択していくだけなので簡単にご注文いただけます。


4本セットの購入で無料のアフターサポートを実施

イエローハットで税込2万円以上のタイヤ4本セット、もしくはタイヤ&ホイール4本セットをご購入いただいた方に、「無料タイヤアフターサポート」を実施しています。特典内容は、ホイールナットの増し締め点検と、タイヤローテーションの2つです。それぞれ1回ずつを無料で実施させていただいています。

増し締め点検を受けていただくタイミングは、タイヤ交換後100km程度走行した時。タイヤローテーションは5,000km走行を目安に実施することをおすすめします。

ネットで注文・店舗で取付け

タイヤ オンラインショップ


まとめ

タイヤのロードノイズ対策にはタイヤ交換がおすすめです。静粛性能を確認しつつ、車の用途に合わせて各種性能のバランスを考慮したうえでタイヤを選んでみてください。

イエローハットでは静かさとウェット性能を両立した、お手頃価格の専売タイヤを取り扱っています。もちろん、国産メーカーや海外メーカーも充実のラインナップです。購入の際は、ぜひオンラインショップをご利用ください。

ネットで注文・店舗で取付け

タイヤ オンラインショップ

タイヤ オンラインショップ

ネットで注文・店舗で取付け

タイヤ オンラインショップ