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タイヤ交換ついて解説
タイヤ交換の際、ホイールはそのままでタイヤのみを交換したい方もおられるでしょう。タイヤはホイールに組み付けられているため、同時に交換した方がいいのか、別々に交換した方がいいのか迷われるかもしれません。
当コラムでは、2パターンあるタイヤ交換の、それぞれのパターン別に内容を解説します。タイヤ交換費用の内訳まで把握できるので、ぜひ最後までご覧になってください。
目次
結論からいうと、ホイールはそのままで、タイヤのみの交換は可能です。タイヤを交換する際、必ずしもホイールごと交換する必要はありません。
ここでは、タイヤ交換という言葉に含まれる2つの意味について解説します。
タイヤ交換という言葉は、2つの意味で使われます。一つは、タイヤの「履替え(脱着)」です。タイヤの履替えとは、ホイールごとタイヤを外し、別のホイール付きのタイヤを取り付けることをいいます。
もう一つは、タイヤの「組替え」という意味があります。タイヤの組替えとは、タイヤとホイールを分離して、既存のホイールに別のタイヤを組み付けることです。このように、タイヤ交換は2つのパターンのどちらかを指しています。
タイヤ交換を依頼する際、タイヤの履替えか、組替えかで工賃は異なります。比較的作業が簡単なタイヤの履替えは、4本で税込3,300円前後の工賃設定です。一方でタイヤの組替えだと1本あたり税込1,100円以上の工賃がかかるため、4本組替える場合だと税込4,400円以上かかることになります。
このようにタイヤ交換の工賃は、コスト面を考慮すると無視できないものです。タイヤサイズによって組替え作業の難易度は異なることから、工賃も難易度に比例して高くなります。
タイヤ交換には2つの意味がありましたが、その中でもタイヤの組替えにはいくつかの工程があります。また、タイヤ組替え時はゴムバルブの交換もおすすめします。
ここでは、各作業でかかる費用の目安について解説します。
タイヤの履替え作業は、タイヤとホイールをセットで買い替える際や、ホイール付きの夏用もしくは冬用タイヤへ履替える際に行います。作業工賃の目安は4本税込3,300円前後で、タイヤローテーションする際の料金も同程度です。
基本的な作業の流れは、車をリフトアップしてタイヤをホイールごと外し、別のホイール付きタイヤを取り付けます。最後に、ホイールナットをトルクレンチで締め付ければ終了です。
タイヤの組替え費用は、タイヤサイズによって変動します。組み換えが難しい低偏平タイヤほど工賃は上がる傾向です。一般的なタイヤサイズの工賃は1本あたり税込1,100円程度で、組替え工賃にはタイヤの脱着費用も含まれています。
タイヤの組替えは、タイヤチェンジャーという専用の機械を使用して作業します。ホイールを傷つけないよう慎重に行われるため、作業時間もかかる傾向です。このように、ピットメニューの工賃は作業時間が影響しています。
タイヤとホイールは高速で回転するため、タイヤバランスが大事です。タイヤもホイールも真円のように見えますが、必ずしも重さのバランスが取れているとは限りません。そのため、タイヤの組替え時は専用機械でバランスを調整します。
バランス調整費用は、組替え工賃に含まれていることもあります。ただ、別途調整料を取るケースもあり、料金設定もお店それぞれです。高速走行時にハンドルが震えると感じたら、バランス調整を単体で依頼することもできます。
タイヤの組替え費用は工賃だけではなく、別途諸費用がかかります。代表的なのが「ゴムバルブ代」と「廃タイヤ処分代」です。ゴムバルブはタイヤと同じくゴムなので、時間経過や遠心力などで劣化します。タイヤ交換時に同時交換するのがおすすめで、費用目安は1本税込275円前後です。
また、タイヤの組替えでは、今まで履いていたタイヤを処分する場合、お店にとってもタイヤ処分には費用がかかります。そのため廃タイヤ処分代を設定しているのがほとんどで、処分代は1本あたり税込250円程度になります。
ホイールごとタイヤを交換する「タイヤ履替え」と、タイヤのみを交換する「タイヤ組替え」についてお伝えしてきましたが、2つの交換パターンはどのようなケースで実施されるのでしょうか。まずは、ホイールはそのままで、タイヤのみを交換するケースについて解説します。
一般的なタイヤ交換では、タイヤのみを交換する組替えがほとんどです。タイヤは過酷な環境で使用され、走れば走るほど、または時間が経つほどに性能は落ちていきます。そのため、数年に1回は交換が必要となり、その度にホイールを交換するのは費用面で現実的ではありません。
組み換えは工賃こそ高めに設定されていますが、タイヤ交換にかかる総額を抑えられるのがメリットです。
車の外観を変えたくない場合も、タイヤのみを交換します。ホイールを変えてみると分かりますが、車の外観の印象はホイールだけでも大きく変わります。
そのため、現状の外観に満足している場合や、特に外観にこだわりがない場合は、ホイールを交換する必要はありません。破損や傷が原因で交換することはありますが、劣化して交換するケースはまれです。
続いては、タイヤとホイールを同時に交換するケースについて解説します。
交換費用が高くなってしまうホイールセットでのタイヤ交換には、どのようなメリットがあるのでしょうか。
ホイールとタイヤを同時に交換するケースとしてよくあるのが「インチアップ」です。インチアップとは、タイヤの外径をそのままにホイールのリム径を大きくすることをいいます。
インチアップするとホイールの面積が大きくなるのに対して、タイヤの面積は小さくなります。そうすることで、車の外観の印象が引き締まります。また、ホイールのデザインにこだわることで、同じ車種の中でも個性が出せます。
タイヤは性能だけでなく、サイズが大きくなるほど値段も高くなります。同じ外径サイズでも偏平率が低くなるほど高額です。逆にいえばタイヤを小さくして偏平率を上げると、タイヤ代は安くなります。
タイヤを小さくすることはタイヤ外径が変わるため難しいですが、タイヤの外径を変えずに偏平率を上げるインチダウンは可能です。ホイールも同時に変えることになるため、初期費用はかかります。しかし、将来的にかかるタイヤの維持費は抑えられる傾向です。
積雪地域では、シーズンごとにタイヤを履替えなければなりません。ホイールはそのままにスタッドレスタイヤへ組替えても問題ないのですが、インチダウンしてホイールごとスタッドレスタイヤへ履替える方法もあります。
スタッドレスタイヤへの交換時にインチダウンすると、多くの場合でタイヤ幅が狭くなります。接地面積が減るため滑りやすくなると思われますが、面積あたりにかかる荷重が増加するため、雪道では滑りにくくなるのです。
ホイールごとスタッドレスタイヤを購入すると、将来的にかかる維持費を抑えられるだけでなく、他にもメリットがあります。シーズンごとにタイヤを履替えるのは、結構な手間です。
ここでは、ホイールとセットでスタッドレスタイヤを購入するメリットを解説します。
夏タイヤとスタッドレスタイヤの交換は、基本的に毎年2回行う必要があります。冬時期に夏タイヤからスタッドレスタイヤへ、春が来たらスタッドレスタイヤから夏タイヤへと交換するのが一般的です。
もしホイール付きのスタッドレスタイヤを持っていれば、ホイールごと履替えるだけなので時間と工賃が軽減できます。知識や工具を持っていれば自分で交換できるのもメリットです。使わなくなったタイヤホイールは、カーショップや修理工場で保管してくれるケースもあるため、持ち運ぶ手間も省けます。
自宅でシーズンオフのタイヤを保管するには、スペースを用意しなければなりません。ホイール付きだとタイヤを横積みで保管できるため、縦積みが推奨されるホイール無しタイヤよりもスペースを取らないメリットがあります。また、タイヤの変形が起こりづらい点もメリットです。ホイール付きのタイヤを保管する際に意識したいポイントは「下敷きを引くこと」「空気圧を半分程度に減らすこと」です。下敷きはタイヤから薬品が染み出た場合の色移りを防ぎ、空気圧を減らすことでタイヤを休ませつつ変形も防げます。
タイヤは車の消耗品の中でも高額の部類に入ります。購入費用だけでなく、保管などにも意識を向けなければなりません。イエローハットなら、タイヤの購入だけでなく履替え作業や保管まで依頼可能です。
ここでは、イエローハットのオンラインショップや履替え作業のWEB予約、タイヤ保管について紹介します。
タイヤをお探しなら、イエローハットのオンラインショップにアクセスしてみてください。
タイヤのみの購入はもちろん、ホイールセットも購入可能です。希望のタイヤが見つかったら取付け希望日と店舗を選択し、お客様情報をご入力いただくだけです。
イエローハットでは、シーズンオフのタイヤ履替え作業予約をWEBからも受け付けています。いつでもどこでも簡単に予約可能で、予約日時の確認や日時の変更、キャンセルも可能です。
WEB予約のメリットは、作業開始までの待ち時間がないことです。予約日時にお越しいただければ、すぐに作業を開始します。シーズンオフでのタイヤ履替えをスムーズに終わらせたい方は、ぜひご活用ください。
マンションやアパートでタイヤを保管すると、運ぶだけでも一苦労です。ベランダに置くと劣化しないか心配な方もおられるでしょう。タイヤやホイールは高額なパーツのため、盗難のリスクもあります。
このようにタイヤ保管でお困りの方は、イエローハットにお任せください。お客様の大切なタイヤを責任持って管理いたします。「屋外で保管すると安心できない」という方も、お近くのイエローハットまでお問い合わせください。
タイヤ交換は必ずしもホイールまで交換する必要はありません。タイヤの劣化などが理由であれば、ホイールはそのままで、タイヤのみを交換するのが一般的です。
イエローハットでは、オンラインショップからタイヤをご注文いただけます。作業予約もWEBから可能なので、お気軽にご活用ください。
ネットで注文・店舗で取付け