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タイヤの適切な洗い方とポイントを解説!正しい保管方法も分かる

タイヤは適切な洗い方をしないと、劣化を早めてしまうことがあります。しかし、タイヤは車のパーツの中でも汚れやすいため、「とりあえず綺麗になれば良い」と洗い方をあまり気にされない方もおられるでしょう。

しかし、正しい洗い方について知っておくと、タイヤの劣化を最小限にすることが可能です。このコラムでは、タイヤの適切な洗い方のほか、いくつかのポイントを紹介します。正しい保管方法にも触れるので、タイヤの寿命を延ばすためにぜひ参考にしてください。

タイヤの洗い方を知る前に確認しておきたいポイント

タイヤの適切な洗い方を実践するためには、タイヤに付着する汚れの特徴や使用する道具、タイヤを洗う頻度について知っておくことも大切です。前提として、タイヤを傷めないように、きちんと汚れを落とす必要はあります。
不適切な洗い方をすると、劣化を早めてしまうかもしれません。ここでは、これら3つの項目を詳しく解説します。

タイヤに付着する汚れの把握

タイヤに付着する汚れといえば、砂や泥などを想像する方も多いでしょう。しかし、それだけではなく、ブレーキを起因とする汚れも付着します。ブレーキダストと呼ばれ、タイヤだけでなくホイールにもこびりつく鉄粉汚れです。放っておくと、サビの発生につながるため、きちんと落とす必要があります。

また、洗車するときのカーシャンプーなども洗剤なので問題ないと思われるかもしれませんが、きちんと洗い流さないとタイヤを痛める要因となるでしょう。


タイヤの洗浄で使用する道具

タイヤを洗う時の道具は専用でそろえましょう。ブラシやスポンジなどをボディと兼用すると、タイヤについていた砂などがボディを傷つける要因となります。タイヤを洗うためのブラシとスポンジ、拭き取り用のクロスなどは別途用意する事をおすすめします。

また、汚れがひどく水だけでは落ちないという場合、中性洗剤の使用を推奨します。商品によって弱酸性や弱アルカリ性もあるため、表記を確認してから使用するようにしましょう。洗浄力の高いアルカリ性の洗剤は、油分を含む汚れに強い反面、タイヤの保護成分に影響を与えてしまうためタイヤへの使用はおすすめできません。


タイヤを洗う頻度

タイヤは頻繁に洗う必要がなく、洗い過ぎは逆に劣化を早めることにつながります。洗車をする際、毎回念入りに洗う必要はありません。泥や土汚れで白くなっている場合は洗うことをおすすめしますが、そうでない場合は「汚れが目についたら洗う」程度で十分です。

タイヤには劣化を防止するための薬剤が含まれており、それがタイヤ表面に被膜を作ることで自らを守っているので、過度な洗浄はおすすめしません。

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タイヤの適切な洗い方

次にタイヤの洗い方について解説します。
洗浄によって傷がつくようなことはないため、ボディほど気を使うような工程はありません。黒いタイヤに付着した汚れは見分けにくいですが、ブレーキダストなどの汚れをイメージして洗っていくと綺麗に洗浄できるでしょう。

1.タイヤハウス・タイヤに水をかけて汚れを落とす

タイヤの洗浄を行う際には、先にタイヤハウスの汚れを洗い流します。タイヤハウスの内側は泥や土がつきやすい部分のため、ここできちんと洗い流しておきましょう。タイヤ全体にも水をかけ、汚れを落としていきます。

高圧洗浄機を使用する場合は、注意が必要です。汚れがひどいからといって近づけて洗うと、タイヤを傷めてしまうかもしれません。ノズルを拡散するタイプにし、ピンポイントでタイヤに当てないようにします。同じ部分に連続で当てることは避け、水圧を下げつつ30cmほど距離をとって洗うのがポイントです。


2.タイヤ全体・トレッドまでこすり洗いを行う

タイヤとタイヤハウスのおおまかな汚れを流し終えたら、タイヤ専用に用意したブラシやたわしを使って全体をこすり洗いしていきます。タイヤ側面のラインやロゴ部分、そしてトレッド面の汚れを掻き出してください。

フロントタイヤであれば、ハンドルを切ることで洗いやすくなり、溝にはまった小石などを取り除く際も簡単です。小石は走行中に発生する異音の原因の一つで、タイヤが回転中に飛んだ際、後続車に当たる可能性も有りますので、可能な限り取り除いておきましょう。


3.ホイールもあわせて洗う

タイヤと同時にホイールも、ブラシを使用して洗っていきます。ホイールもタイヤと同様に、砂やブレーキダストが付着する部分です。タイヤと違い洗剤を使用しても問題ないので、きちんと洗っていきましょう。

使用する洗剤は、タイヤに着いても影響が少ない中性洗剤を薄めたものがおすすめです。
ただし、ホイールについている鉄粉は、ブラシや洗剤だけではなかなか落ちません。中性洗剤で洗った後に、鉄粉除去剤を使用して取り除くのがおすすめの方法です。なるべくタイヤに付着しないよう注意しましょう。


4.水分を拭き取りホイールにコート剤を塗布する

タイヤとホイールの洗浄が完了したら、タイヤ専用に用意したクロスを使って水分を拭き取っていきます。ホイールの水分もきちんと拭き取ることが大切です。水分を残したままの自然乾燥は、ウォータースポットの原因となります。

乾かした後は、必要に応じてホイールにコーティングを施すと汚れに強くなります。ただし、コーティング剤がタイヤに付着しないよう注意が必要です。

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タイヤを洗う上での注意点

タイヤの洗い方や洗う頻度は、寿命にも関わる重要な要素ですが、他にも注意したい点があります。タイヤクリーナーの使用も注意すべきポイントの一つです。
ここでは、タイヤのメンテナンスで気をつけておきたいポイントを3つ解説します。

取れにくい汚れにはタイヤ用の洗浄クリーナーを使用する

中性洗剤でも取れないしつこい汚れには、タイヤ用の洗浄クリーナーが役立ちます。ただし、タイヤへの負担が少ないものを選ぶのがポイントです。主に油性と水性がありますが、タイヤへのダメージを考慮するとなるべく水性タイプをおすすめします。

タイヤ洗浄クリーナーの中には、艶が出るタイプもあり種類はさまざまです。水性タイプの光沢感は弱めですが自然に仕上がります。油性タイプは、効果が持続する点や水に強くなります。


タイヤを保管する前の洗浄は念入りに行う

タイヤを保管する前に、きちんと洗うこともタイヤの寿命にかかわる重要な要素です。タイヤに汚れが付着していると、劣化を早めてしまうことにつながります。特に、ゴムと油分は相性が悪いため、油汚れやワックス成分を残して保管することは禁物です。

タイヤを傷めにくい中性洗剤を利用し、内側となっていた部分まで全体を洗うようにします。また、洗浄後は十分に乾燥させましょう。タイヤは多湿も嫌うため、乾いた状態で保管することも大切なポイントです。

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タイヤの適切な保管方法も把握しておこう

ここでは、タイヤの保管方法について解説します。ゴム製品はデリケートなため、注意点を把握しておくことが大切です。適切な方法での保管が、タイヤの性能を保つために有効な手段です。ホイール付きとホイールなし、それぞれ分けて解説しますのでぜひ参考にしてください。

ホイールなしの場合

ホイールなしでタイヤのみを保管する場合は、タイヤを積まずに立てておくことが大切です。タイヤを重ねてしまうと、一番下のタイヤが変形する可能性があります。4本を立てて置くとスペースを取りますが、決して積み上げないようにしましょう。キレイにそろえておきたい場合は、タイヤラックを使用するのがおすすめです。


ホイール付きの場合

ホイール付きの場合は、ホイールなしの場合と反対で、タイヤを積み上げて保管するのが適切です。タイヤ内の空気を半分程度抜いておくと、緊張状態をやわらげタイヤを休ませられます。ただし、すべて抜いてしまうと変形しやすいため、完全に抜いてしまわないようにしましょう。ホイール付きのタイヤを立てて保管したい場合は、定期的に接地位置を変えて接地面の変形を防ぐ必要があります。


適切な保管環境とは?

タイヤにとって過酷な保管環境とは、高温多湿の空間と直射日光が当たる場所です。高温だとタイヤは劣化しやすく多湿も嫌うため、風通しの良い場所を選ぶと良いでしょう。

また、直射日光に当てると、紫外線でタイヤの劣化を助長してしまいます。どうしても屋外に保管する場合は、屋根付きの場所を選ぶかタイヤカバーを利用しましょう。エアコンの室外機の横もオゾンの影響によりタイヤが劣化するため、避けるべき場所です。

タイヤの履替え作業

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洗い方だけでなくタイヤの点検ポイントも把握しよう

タイヤを洗うタイミングで、日常点検をすると一石二鳥です。タイヤは地面と接する唯一のパーツで、車を支えつつ「走る・曲がる・止まる」という場面で酷使されます。

徐々にタイヤの摩耗が進行し、残り溝が4mm以下まで減ると性能が落ちはじめます。タイヤを洗うついでに、以下の項目をチェックしてみてください。

  • タイヤの空気圧
  • タイヤの残り溝(スリップサインに達していないかどうか)
  • タイヤの偏摩耗
  • タイヤの亀裂や損傷、ひび割れ、変形が無いか

上記の中で異常が見つかったら、安全に関わる重要なパーツなので早めに交換するか、お店に相談することをおすすめします。

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タイヤの劣化を見つけたらイエローハットへご相談ください!

タイヤを洗っていると、劣化や摩耗状態が気になることもあるでしょう。ひび割れが大きくなってきたり、溝が少なくなってきたと思ったら、ぜひイエローハットにご相談ください。ここでは、イエローハットのタイヤメニューについて解説します。

タイヤの購入はオンラインショップが便利

タイヤの購入は、ぜひイエローハットのオンラインショップをご利用ください。タイヤの注文は簡単で、豊富なラインナップの中から車に合わせてお選びいただけます。扱っているのはタイヤだけではありません。タイヤ&ホイールセットも選択可能です。

また、スタッドレスタイヤやオールシーズンタイヤも取りそろえております。スマートフォンやパソコンからならいつでも注文可能です。


「タイヤ保管」を利用する3つのメリット

イエローハットでは一部地区や店舗を除いて、タイヤ保管を取り扱っています。自宅で保管するのに良い場所がなく、困っている方もおられるのではないでしょうか。保管環境はタイヤにとって重要です。

また、タイヤは4本セットで保管することが多く、場所も取ってしまいます。自宅から運び出すだけでも一苦労です。そのようなストレスもイエローハットのタイヤ保管を利用することで解決しますので、ぜひお近くの店舗へお問い合わせください。


タイヤの履替え予約もWEBからできる

タイヤの履替えを、来店してからご依頼していただくと混み合っている場合があります。履替え時期は皆さま重なる場合が多いため、仕方がないと考えている方もおられるでしょう。

イエローハットなら、冬タイヤから夏タイヤへ、またはその逆の履替え作業をWEBから予約可能です。また、予約日に店舗へ行けば、待ち時間無しで作業が始まります。

タイヤの履替え作業

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まとめ

タイヤは水洗いが基本ですが、水洗いで落ちない場合は中性洗剤や、タイヤに優しい洗浄クリーナー等を使用すると良いでしょう。保管する際は、念入りに洗浄し乾かすことが重要です。

タイヤを洗っている最中に損傷や異常摩耗が見られたら交換時期かもしれません。タイヤをお得かつ少ない手間で手に入れるなら、イエローハットのオンラインショップが最適です。タイヤの履替え予約もWEBで受け付けています。タイヤ保管を検討しつつ、ぜひご利用ください。

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