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ホイール付きタイヤの保管は空気圧に注意!正しい保管方法とは?

ホイール付きのタイヤを保管する際に、少しでも良い状態を保とうとすると、さまざまな事が気にかかります。空気圧は抜いておいた方がいいのか、しっかり補充しておいた方がいいのかなどの疑問を抱く方もおられるでしょう。

例えば、ホイール付きでタイヤを保管する際に、空気圧を残しておくことは劣化を防ぐ上で重要なポイントです。

このコラムでは、空気圧を含めたホイール付きタイヤの適切な保管方法と、保管する際の注意点を解説します。次のシーズンに使用するタイヤの劣化を極力防ぐために、ぜひ最後までご覧になってください。

ホイール付きタイヤの保管で空気圧はなぜ大事?

空気圧は、ホイール付きのタイヤを保管する際に気をつけたいポイントのひとつです。タイヤはデリケートな部品で、何もしないと劣化は早まってしまいます。ここでは、タイヤの保管時に空気圧がなぜ重要なのかを解説します。

タイヤの「形状」を維持するため

ホイール付きのタイヤを保管する際、その空気圧の目安は指定空気圧の半分程度です。空気圧をすべて抜いてしまうと、ホイールの重みでタイヤが潰れた状態になり、変形してしまいます。潰れた状態で長期間置いておくと元の状態に戻ることができず、タイヤは使えなくなる可能性が出てきます。

また、指定空気圧でタイヤを保管しないのは、タイヤ各部の緊張状態をやわらげるためです。このように空気圧を半分程度にすることで、タイヤへの負荷を軽減しつつ、変形を防ぐことができます。


タイヤの「性能」を維持するため

タイヤを適切に保管することができれば、例外を除き約3年間は性能をキープできます。大手タイヤメーカーで行われた夏タイヤのテストで、適切に3年間保管されたタイヤと新品タイヤのウェット性能をチェックしたところ、制動距離の差がほぼありませんでした。

また、スタッドレスタイヤにおいても同様の試験が行われ、氷上での制動距離の差にほとんど違いはなかったのです。以上のことから、ホイール付きのタイヤを適切に保管するためにも空気圧を半分程度に調整し、タイヤを休ませ変形させないように配慮することがおすすめです。


タイヤ保管時の大敵とは?

ゴム製品であるタイヤには、相性の悪い存在があります。タイヤの天敵を把握しておけば、保管場所や保管状態に配慮を行いやすくなるでしょう。ここでは、タイヤの劣化につながる要素や弱点を遠ざけるポイントについて解説します。

オゾンや紫外線

タイヤは日光にさらされ続けると、紫外線により変質し表面にひび割れが発生します。そのため、保管時は日光があたらない場所を選ぶことが大切です。

また、タイヤはオゾンによっても劣化します。自然界に存在するオゾンは酸化力がとても強く、タイヤにひび割れを発生させる要因のひとつとなります。自然に存在するオゾンを気にする必要はありませんが、モーターやバッテリなどの近くはオゾンが発生するため、タイヤを保管する際はエアコン室外機などの周辺は避けましょう。


熱や油分

熱はタイヤの老化を促進するため、高温となる熱源の近くには保管しないように配慮するとよいでしょう。室内に保管する際は、ストーブなどの周辺に置かないことが重要です。

また、タイヤを構成するゴムは油分を吸収してしまうため、油汚れや溶剤などの付着も劣化を早めてしまう原因です。タイヤが持つ劣化防止機能を低下させることにもつながります。タイヤワックス等も落としておいたほうが良いでしょう。

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タイヤの保管で空気圧を下げる前にすべきこと

ここでは、ホイール付きのタイヤを保管する前にやっておいたほうがいいことや、準備するものを紹介します。適切に保管するための大切な工程です。以下の項目を踏まえ、保管前の準備をしていくと良いでしょう。

空気圧ゲージを用意する

タイヤの空気圧を調整して保管するには、タイヤ空気圧ゲージを用意する必要があります。簡易的なものだと1,000円程度で売っているため、簡単に手に入れられるでしょう。

注意したいのは、タイヤ空気圧ゲージにはタイヤ内の空気を抜く機能はありますが、補充することができない点です。空気圧ゲージを使用する際は、空気を抜き過ぎてしまわないように配慮を行うとよいでしょう。

空気圧ゲージの代用品として、パンク修理キットに付属しているエアコンプレッサーもエア調整に使えます。空気を抜くだけでなく、補充もできるのでおすすめです。


タイヤを清浄し乾かす

油分を含む汚れや化学薬品などはタイヤを劣化させてしまうため、保管する前に清浄することも寿命にかかわる大切な要素です。基本的にブラシなどを使って水洗い程度で問題ありません。しかし、タイヤワックスや油分が付着している場合は、中性洗剤を使用すると良いでしょう。

タイヤは湿気も嫌うため、洗浄後に乾かすことも重要なポイントです。水分をしっかり拭き取り、乾燥させてから保管場所に移すと良いでしょう。

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ホイール付きかどうかでタイヤの保管方法は異なる

ホイール付きのタイヤの場合は、保管する上で空気圧も重要ですが、他にも押さえておきたいポイントがあります。また、参考としてホイールなしの場合の保管方法も知っておくと良いでしょう。ここでは、ケース別に保管方法を解説します。

ホイール付きの場合

ホイール付きタイヤの保管方法として最適なのが、タイヤを寝かせて積み上げる「平積み」です。平積みはそこまでスペースも取りませんし、カバーを掛けておけば保管時の汚れも防げます。

一方で、タイヤを立てて保管することはできるだけ避けましょう。接地面にタイヤだけでなくホイールの重さが加わるので、フラットスポットの原因になるためです。


ホイールなしの場合

ホイールなしでタイヤのみを保管する場合は、タイヤを立てて保管(縦置き)すると良いでしょう。ホイールなしだとそこまで重さがないため、フラットスポットができにくいのです。ただし、スペースを取るので、保管場所の状況に応じてタイヤラックの導入をおすすめします。

また、平積みはおすすめできません。全体の重みで一番下になるタイヤが変形しやすいためです。定期的に入れ替える必要が出てくるので、縦置きをおすすめします。


タイヤの保管で空気圧以外に注意すべきこと

タイヤの保管では、タイヤの特性を考慮して気をつけるポイントがあります。また、保管期間が終わり、タイヤを再使用する際も注意が必要です。ここでは、タイヤの保管で空気圧の他に注意したい点を解説します。

タイヤから染み出す薬剤に注意

タイヤを構成するゴムにはさまざまな薬剤が配合されており、保管している間に滲み出してくることがあります。そのため、平積みで保管する際に床が薬剤で汚れないよう、下敷きを敷くと良いでしょう。

下敷きとしておすすめなのは、スノコです。タイヤの下部に空気の通り道ができるため、通気性も良好です。代用品としては、厚手のダンボール等があります。


再使用時は空気圧チェックを忘れずに

保管していたホイール付きのタイヤを再使用する際は、空気圧チェックと空気圧の補充を行ってください。4本とも同じ程度入っているかがポイントです。1本だけ少ない場合はパンクなどの異常が疑われます。

また、車に装着する前に空気圧の補充が必要です。空気圧が少ない状態で走行すると、タイヤの損傷につながります。パンク修理キットが車に搭載されている場合は、補充にエアコンプレッサーを使用すると良いでしょう。

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タイヤ保管なら空気圧などを気にしなくて済む

自宅でタイヤを保管するには、保管場所の確保や手間などのように何かと不便に感じる方もおられるでしょう。そこでおすすめなのが店舗メニューで行われている「タイヤ保管」です。タイヤの保管にまつわるさまざまな課題を解決できます。以下で、タイヤ保管のメリット・デメリットをご覧ください。

タイヤ保管のメリット

タイヤ保管は、文字通りタイヤを預けられる方法のひとつです。基本的にタイヤの特性を把握しているお店が保管を行うため、品質を気にする必要がなくなります。

【タイヤ保管のメリット】

  • 保管場所を確保する必要がない
  • タイヤを運び出す手間がない
  • 保管環境が整っているため、劣化を気にする必要がない
  • 盗難を防止できる

上記のように、保管を利用すると、タイヤの保管に関する心配事がかなり解決できます。


タイヤ保管のデメリット

タイヤ保管のデメリットは、「タイヤ交換をする際に予約が必要」「まとまった費用がかかる」の2つが挙げられます。保管ではタイヤを店舗内で保管するのではなく、別の場所にある倉庫に移していることがあり、運び出す作業が発生するため予約が必要になるのです。また、ある程度まとまった費用がかかるため、タイヤの保管にコストをかけたくない場合は利用しづらいと感じるでしょう。

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保管が不要なオールシーズンタイヤとは?

路面の凍結が起こりにくい地域にお住まいの場合は、オールシーズンタイヤという選択肢があります。オールシーズンタイヤとは、夏タイヤと同等のドライ性能・ウェット性能を持ちながら、雪道にも対応可能なタイヤのことです。ただし、氷上性能は高くありません。

オールシーズンタイヤを履くメリットは、シーズンオフでの履替えが不要になる点です。お住まいの地域の環境を考慮して検討してみることをおすすめします。

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イエローハットならタイヤ交換後の保管もOK!

イエローハットでは、タイヤの販売だけでなくサポートにも力を入れています。タイヤ保管にも対応している他、タイヤの履替えも予約方法によって待ち時間が発生しないため便利です。ここでは、タイヤに関することをイエローハットに任せるメリットについて解説します。

オンラインショップではオールシーズンタイヤも選べる

イエローハットでは、タイヤの注文をオンラインショップでも受け付けています。夏タイヤや冬タイヤはもちろんのこと、オールシーズンタイヤもWEBから注文可能です。タイヤ&ホイールセットも取り扱っており、種類も豊富なのでお目当ての商品が見つかるでしょう。

商品探しも簡単で、車種とタイヤサイズを選択するとお車に合わせた商品が表示されます。タイヤの購入を検討している方はぜひオンラインショップを活用してみてください。


タイヤ保管もイエローハットにお任せ

イエローハットでは、タイヤ保管(一部の地域・店舗を除く)も受け付けております。タイヤ保管を利用することで、「タイヤを保管するスペースがない」「タイヤを運ぶだけでも一苦労」「盗難が心配」などの問題がなくなります。タイヤの保管に気を使いたくない方は、ぜひ最寄りの店舗に問い合わせてみてください。


タイヤ履替え作業もWEB予約が便利

イエローハットなら、シーズンオフでのタイヤ履替え作業をWEBから予約可能です。店舗に行く必要も、電話する必要もなく、いつでもどこでもご予約いただけます。予約日を変更したい場合や、キャンセルしたい場合でもWEB上で出来るため便利です。

また、WEBから予約するとメリットがあります。作業日当日、店舗で受付を済ませていただければ待ち時間なしで作業がスタートするため、時間を節約できるのです。履替えにかかる手間が少なくなるので、ぜひ活用してみてください。

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まとめ

ホイール付きのタイヤを保管する際は、空気圧を半分にして平積みすることをおすすめします。空気圧ゲージの用意やタイヤの清浄など、前準備も忘れないようにすることがおすすめです。適切に保管すれば、性能を落とさずに済みます。

イエローハットでは、タイヤ保管にも対応しております。タイヤを購入する際や、履替え作業予約はWEBからが簡単でおすすめですので、ぜひご検討してみてください。

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