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タイヤローテーションの目安となる時期やタイミングとは?やり方も解説!

タイヤローテーションは、タイヤの寿命にかかわる重要なメンテナンスです。いつどのタイミングで行えば良いのか気になる方もおられるのではないでしょうか。

そこで当コラムでは、タイヤローテーションを行う目安や、その重要性について解説します。駆動方式別のローテーションの方法と、タイヤにとって重要な日常点検についても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

タイヤローテーション実施の目安【時期】

ここでは、タイヤローテーション時期の目安を「走行距離」と「タイヤの状態」から判断する場合について解説します。どちらか一方だけでなく、走行距離の目安時期にタイヤの状態をチェックすることで、より正確に判断できると言えるでしょう。

走行距離から判断する場合

タイヤローテーションの実施を走行距離から判断する際、多くの場合は5,000kmでの実施を推奨しています。5,000km走行すると各タイヤの摩耗度合いに差が出てくるためです。

走行距離で判断する場合、トリップメーターを利用すると良いでしょう。タイヤ交換時にメーター内やメーター周辺のボタンを操作してトリップメーターをリセットし、5,000kmに近づいたタイミングでローテーションを実施します。


タイヤの状態から判断する場合

タイヤの状態を見て、タイヤローテーションを実施するか判断することも重要な観点です。定期的にタイヤの摩耗状態を確認しつつ、各タイヤの残り溝の測定を実施します。

タイヤの接地面の摩耗が部分的に進行している場合や、残り溝に1mm以上の差がある場合は、タイヤローテーションを行いましょう。タイヤの残り溝を正確に測れる「デプスゲージ」の使用もおすすめです。


タイヤローテーション実施の目安【タイミング】

タイヤのローテーションは、「走行距離」や「タイヤの状態」が目安に当てはまったからといって、直ちに実施する必要はありません。直近で車検を控えていたり、シーズンオフが近い場合は、タイヤの取り外しを行うタイミングで実施するのがおすすめです。
車の使用頻度が少ない方や、走行距離がそこまで伸びない方にとって目安にしやすいでしょう。

タイヤ交換を行うタイミング

雪や路面凍結に備えてスタッドレスタイヤに履替えをする方も多いでしょう。その交換タイミングで前回と装着位置を変えて取り付けることをおすすめします。また、スタッドレスタイヤのシーズンが終わり、サマータイヤを履く場合も同様です。

この場合に注意したいのは、前回使用した時のタイヤの装着位置が分からなくなってしまうケースです。タイヤを取り外した際は、保管する際に「右前」や「左後」など装着位置が分かるようにしておきましょう。


車検・定期点検を受けるタイミング

自家用目的の車であれば、初回以降は2年毎に車検の時期がやってきます。また、車検から1年後に行う「12ヶ月点検」も重要な点検の一つです。これらの点検整備にあわせてタイヤローテーションを実施する方法もあります。

車検や点検を依頼する際に、ローテーションを実施したいという旨を伝えると良いでしょう。整備士がタイヤの状態を見て、適切な方法で実施してくれます。

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タイヤローテーションの重要性とは?

タイヤの装着位置や車の駆動方式により、各タイヤの摩耗ペースや度合いが異なります。この点を考慮し適切にローテーションを行うことで、タイヤ交換頻度を減らすことにつながるでしょう。ここでは、これらの理由について深掘りします。

装着位置・駆動方式により摩耗具合が異なる

タイヤは装着位置により、果たす役割の違いから摩耗ペースに差が生じます。前輪タイヤは旋回時や制動時に車を支える比重が高く、早く摩耗してしまうのです。後輪タイヤに比べて寿命は半分程度と言われています。

また、駆動方式によっても摩耗の程度が異なります。前輪駆動車であるFF車は、特に前タイヤの摩耗が激しく、反対に後タイヤの摩耗ペースは緩やかです。後輪駆動車であるFR車は、駆動輪である後タイヤがFF車より早く摩耗します。前タイヤについては、FF車ほど摩耗ペースは早くありません。


適切なタイヤローテーションを行えば交換頻度を減らせる

タイヤローテーションを行う目的は、タイヤを入れ替えることで摩耗具合を均一化させることにあります。定期的なローテーションの実施によってタイヤ4本をまんべんなく使い切れる可能性が高まり、交換頻度の減少につながるのです。タイヤは消耗品の中でも高額な部類に入ります。維持費節約のためにもぜひ適切なタイミングでローテーションを実施しましょう。

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偏摩耗を見つけたらタイヤローテーションを行おう

ここでは、タイヤのローテーションを行う上で知っておきたい偏摩耗において、代表的な「片減り」「両肩減り」「センター摩耗」という3つの状態について解説します。

偏摩耗には他にもいくつか種類がありますが、この3つはタイヤの接地面によく現れる症状です。それぞれの特徴を把握して、タイヤ点検時の参考にしてください。

片減り・両肩減り

特に前タイヤにおいて発生しやすい偏摩耗が「片減り」と「両肩減り」です。片減りとは、接地面の片側が早く摩耗する現象で、両肩減りは接地面の両サイドが早期に摩耗する現象のことを指します。

前輪タイヤはハンドルを切る旋回時にグリップ力が必要となります。その際タイヤのショルダー部近くに負荷がかかることで、片減りが生じるのです。両肩減りは、片減りと同様に旋回時の負荷の影響により生じますが、空気圧不足も一つの要因と言えます。


センター摩耗

センター摩耗とは、タイヤ接地面の中心部分が早く摩耗する現象のことです。主に荷重が垂直にかかる後タイヤに発生しやすいとされています。また、空気の入れ過ぎも原因の一つです。空気圧過多だとタイヤの中心部分が膨らんで路面に強く接地することから、センター摩耗につながります。以上のことから、片減りしやすい前タイヤと、センター摩耗しやすい後タイヤを定期的に入れ替えることが重要なのです。

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タイヤローテーションの方法

タイヤローテーションの方法は、駆動方式やタイヤの種類、スペアタイヤの有無によっても異なります。自身でローテーションを行う場合は、きちんと把握しておくことが大切です。ここでは、代表的な「FF車」「FR車・4WD車」「同一サイズのスペアタイヤがある場合」「タイヤに方向性パターンがある場合」の方法について解説します。

FF車の場合

FF車のタイヤローテーションの方法は、まず前後でタイヤを入れ替えます。次に、前に持ってきたタイヤの左右を入れ替えるとローテーションは完了です。

FF車においては前輪タイヤの負荷が大きいため、5,000kmに達する前にローテーションした方が良い場合もあります。空気圧チェックなどのタイミングで残り溝や偏摩耗の度合いを点検し、状況に応じて早めにローテーションを実施することが大切です。


FR車・4WD車の場合

FR車と4WD車のローテーションの方法でも、まずはタイヤを前後入れ替えます。FF車とは逆に、後ろに持ってきたタイヤの左右を入れ替えることで終了です。

FR車や4WD車は、比較的前後の摩耗ペースの差がFF車より大きくありません。その代わり、後タイヤが摩耗しやすいと言えますので、FF車と同様、定期的な点検が重要です。


同一サイズのスペアタイヤがある場合

基本的にタイヤローテーションは前後のタイヤ入れ替えをメインとしますが、同一サイズのスペアタイヤがあるときは変則的です。一見難しそうにも感じますが、手順通りに行えば初めての方でも簡単に実施できるでしょう。

  1. 右前タイヤはスペアタイヤとする
  2. 右後タイヤは右前へ配置
  3. 左前タイヤを右後へ配置
  4. 左後タイヤは左前へ配置
  5. スペアタイヤを左後へ配置

タイヤに方向性パターンがある場合

タイヤの種類によっては方向性パターンがあり、回転方向が決まっています。そのようなタイヤの側面には「ROTATION」(ローテーション)の文字が、回転方向を示す矢印とともに表示されているので簡単に判別可能です。

方向性パターンがあるタイヤのローテーションは、駆動方式に関わらずタイヤの装着位置を前後で入れ替えるだけです。左右を入れ替えることは避けましょう。


運行前・月に一度を目安にしてタイヤの定期点検を行おう

タイヤローテーション時期の目安は「走行距離」と「タイヤの状態」から判断できますが、適切な状態を保つためには定期的に点検することが大切です。あわせて、タイヤを長持ちさせるには空気圧を適正値に保つことも重要と言えます。ここでは、日常点検と空気圧調整のタイミング、重要性について解説しますのでぜひ定期点検にお役立てください。

運行前の日常点検

日常点検の実施は、車の使用者における義務として車検証の裏面に記載されていることをご存じでしょうか。日常点検の項目にはタイヤも入っており、運行前に実施することが基本です。

タイヤにおけるチェックポイントは、タイヤの空気圧・亀裂や損傷の有無、異常摩耗(偏摩耗)の有無、溝の深さです。空気圧については、タイヤの潰れ具合を見て判断しましょう。タイヤのエアゲージを準備しておくと正確に測れます。また、残り溝についてはスリップサインに達していないかをチェックします。


月に一度の空気圧点検

タイヤの空気圧調整は、月に一度の実施が推奨されています。ガソリンスタンドなどを利用して、給油時や洗車時に行うと良いでしょう。タイヤ空気圧の適正値については、運転席ドアを開けた際に見えるシールで確認可能です。

空気圧不足は、タイヤの偏摩耗の原因になるだけでなく安全性にも関わります。タイヤの性能が発揮できず、グリップ力不足によりスリップする可能性が高まるのです。安心して車を使用するためにも、空気圧調整は忘れずに行いましょう。

タイヤの履替え作業

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タイヤローテーションや交換はイエローハットへお任せ!

タイヤローテーションを依頼するなら、タイヤ交換となった場合に商品の選択肢が豊富なカー用品店がおすすめです。ここでは、各種ピットメニューがあり、多くのタイヤを取りそろえているイエローハットの強みについて解説します。

タイヤローテーションはピットメニューの一つ

タイヤローテーションを実施する際は、ぜひイエローハットへご依頼ください。税込3,300円からと、利用しやすい価格設定で承っております。ピットメニューは他にもあり、タイヤ交換・履替えやホイールバランス測定調整、パンク修理、窒素ガス充填なども対応可能です。

アライメント測定・調整や、アルミホイールの補修にも対応している場合があるため、詳しくはお近くの店舗にてお問い合わせください。


タイヤ4本同時購入でローテーションが1回無料

イエローハットでは、タイヤ4本もしくはタイヤ&ホイール4本セットのお買い上げ金額が税込2万円以上の方を対象に、タイヤローテーションを1回無料で実施しています。イエローハットでタイヤを購入することで、メンテナンス費用の節約が可能です。

特典はこれだけではありません。タイヤ交換後のホイールナット増し締め点検も1回無料で実施しています。まれに発生するトラブルを未然に防ぐための、安心の点検項目です。


タイヤ交換となったらWEB注文が便利

イエローハットでは、忙しい日々を過ごされている方でもタイヤ交換しやすい環境を整えています。オンラインショップを展開しており、タイヤ注文から取り付けまでがスムーズです。

商品のラインナップは店舗同様に豊富で、国産・輸入タイヤからイエローハット専売タイヤまでそろえており、ホイールセットも購入できます。車種と購入したいタイヤのサイズを元に、簡単に検索可能です。

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まとめ

タイヤローテーションの実施タイミングは、走行距離5,000kmもしくはタイヤの状態を目安に判断できます。シーズンオフでのタイヤ履替えの際や、車検などの点検時に実施するのもおすすめです。日常点検を実施し、必要に応じてローテーションを行いましょう。

イエローハットでは、タイヤに関する各種ピットメニューを用意しており、リーズナブルな価格でタイヤローテーションを実施しています。タイヤ交換が必要な際は、豊富に商品を取りそろえているイエローハットのオンラインショップをぜひご利用ください。

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