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タイヤの適正空気圧の表示はどこで確認できる?見方や調整方法などが分かる

空気圧は、タイヤのコンディションの維持や性能を最大限発揮するための重要な要素です。定期的に調整することが大切で、適正空気圧がどこに表示されているのか気になる方もおられるでしょう。

そこでこのコラムでは、タイヤの適正空気圧の表示場所や見方をメインに解説します。空気圧調整の重要性だけでなく、調整方法や空気圧の過不足によるトラブルについても解説しますのでお役立てください。

タイヤの適正空気圧の表示箇所と見方

タイヤの空気圧は定期的に調整が必要ですが、適正値がどこに表示されているかご存じでしょうか。適正値は車種ごとに異なるため調べる必要がありますが、取扱説明書を確認しなくても手軽に確認が可能です。ここでは、適正空気圧が確認できる場所と表示の見方について解説します。


運転席ドアを開けた際に見える表示シール

タイヤの適正空気圧(別名:指定空気圧)は車種ごとに異なっており、タイヤサイズや装着位置によっても異なることがあります。多くの場合、運転席のドアを開けると見えるシールの表示から確認できるでしょう。

シールが貼られている場所は、車体側のドアに隠れる部分や運転席ドア自体の隠れた部分に貼られています。車種によってはダッシュボードの側面や、給油口の裏に表示されている場合もあります。


表示の見方

タイヤの空気圧を表すシールには、kPa(キロパスカル)単位で適正値が表示されています。タイヤサイズの横にある「230」など3桁の数値を確認しましょう。一般的に前輪と後輪、スペアタイヤ搭載車については「応急用タイヤ」の表示項目があります。

貨物用のトラックやバンは、空気圧の設定値が前輪・後輪だけではありません。積載状態により区別されているため、積載物がないときは「軽積」、最大積載量に近い積載物があるときは「定積」の値を参考にしましょう。

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タイヤの空気圧を適正空気圧に合わせる重要性とは?

タイヤの空気圧を車種ごとに指定されていることに、疑問を抱く方もおられるのではないでしょうか。適正値が設定されているのには理由があり、表示されている適正値を保つことが大切です。ここでは、空気圧調整の重要性と、調整を行う頻度やポイントについて解説します。

空気圧調整の重要性

タイヤの空気圧は、安全性や走行性能に直結する要素で、グリップ力や燃費などに深く関わります。自動車メーカーは、車の開発段階で多くの試験を重ね、走行性能と燃費のバランスを取って空気圧を設定しているのです。

空気圧が表示されている適正値に合っていない場合、タイヤの能力を発揮できないだけでなく、劣化を早めてしまう要因の一つとなります。タイヤの空気は1ヶ月に5%~10%程度自然に抜けていくことから、空気圧調整は定期的に行うことが重要です。


調整を行う頻度

空気圧調整を、タイヤの潰れ具合を見て実施するケースもあるでしょう。しかし、それではタイミングとして遅い場合があります。実際のところ、空気圧調整を行う頻度として推奨されているのは、一般社団法人日本自動車タイヤ協会によると最低でも月に一度です。

車のスピードが速いほどタイヤトラブルが多い傾向にあるので、高速道路を走行する前に実施することも重要です。また、長距離を走る場合も事前にチェックしておくと、安心してドライブできるでしょう。


空気圧調整で押さえておきたいポイント

走行後に温度が高くなったタイヤ内部の空気は、熱膨張を起こしている状態です。通常よりも空気圧が高く表示されるため、空気圧の調整はタイヤが冷えてから実施しましょう。なお、空気の自然減少を見越して空気圧を高めにする場合は、プラス20kPaまでにとどめるようタイヤメーカーは推奨しています。

他にも、空気圧調整時にタイヤやエアバルブの状態を確認するのも重要なポイントです。異物・損傷の有無やスリップサインに達していないかを確認します。エアバルブも、石けん水をかけるなどして漏れがないかチェックしましょう。


タイヤの空気圧を適正値に調整する方法

タイヤの適正空気圧表示を確認できたものの、自分で調整を行ったことがなく不安に感じている方もおられるのではないでしょうか。一度、チャレンジしてみると案外簡単であることに驚かれるかもしれません。

ここでは、ガソリンスタンドに併設されている空気圧調整用の機器や、コンパクトタイプのエアコンプレッサーで調整する方法と窒素ガスの充填について解説します。

ガソリンスタンド等で調整する場合

以前、ガソリンスタンドではスタッフが空気圧調整をサービスで行っていましたが、現在はセルフ式が増えています。セルフのガソリンスタンドには主に、エアタンク式と据え置き型の調整機器があり、それぞれ使い方が若干異なります。

・エアタンク式
エアタンク式は、空気が入った球体のタンクとエアゲージがセットになったタイプです。エアバルブのキャップを開けてホースを接続し、指定空気圧まで空気を補充します。最後にエアバルブのキャップを付け忘れないよう注意しましょう。

・据え置き型
アナログとデジタルの2種類がありますが、使い方は基本的に同じです。まずはボタンやダイヤルを使用して、機器の表示を指定空気圧にします。あとは、タイヤのエアバルブにホースを接続するだけです。


市販もしくは車載のエアコンプレッサーで調整する場合

最近の車には、スペアタイヤではなくパンク修理キットが車載されています。キットにはコンパクトなエアコンプレッサーが付属しており、それを使用して空気圧調整が可能です。使い方は車にあるシガーソケットから電源を取り、ホースをタイヤのエアバルブにつなげて調整していきます。

業務用の調整機器と違い、車載タイプのエアコンプレッサーを使用した空気充填には多くの時間を要します。エアコンプレッサーによって連続使用時間が設定されているため、それを超えないよう注意しましょう。壊してしまうと緊急時に困るため、市販品を購入しておくことをおすすめします。


窒素ガスの充填もおすすめ

通常の空気圧調整で使用する空気は、人間が呼吸によって取り入れる空気と同じです。希望により、空気の代わりに窒素ガスの充填に対応している場合があります。窒素ガスを入れるメリットは、通常の空気よりも自然に抜けにくい点です。

燃費の悪化・偏摩耗がしにくくなり、内圧の減少ペースが通常の半分程度なので空気圧調整が2ヶ月に1回で済みます。ただし、パンクしていることに気付くためにも、空気圧チェックの重要性は通常と変わりません。また、窒素ガスの充填は基本的に有料で、1本税込550円程度かかります。


タイヤの適正空気圧を守らないと起こるトラブル

タイヤの空気圧を調整する重要性について解説してきましたが、適正値から外れるとどうなるのか気になる方もおられるでしょう。空気の注入量は多すぎても少なすぎても、タイヤにとって良い影響を与えません。
ここでは、空気圧を入れ過ぎた場合と不足している場合に分け、起こりうるトラブルについて解説します。

空気圧過多の場合

空気を多く入れ過ぎると、偏摩耗の種類の一つであるセンター摩耗につながります。センター摩耗は、文字通りタイヤ接地面の中心部分が早く摩耗する現象のことで、進行するとタイヤをまんべんなく使い切ることができず寿命を縮めてしまうのです。

また、空気圧過多の状態で走行すると、タイヤが損傷しやすいというデメリットもあります。タイヤが必要以上に張った状態だと、段差などを乗り越える際の衝撃を吸収できないからです。他にも、クッション性の低下から乗り心地も悪化します。


空気圧不足の場合

空気圧が不足している状態で走行すると、両肩減りという偏摩耗を引き起こします。タイヤが潰れた状態となり、接地面の両サイドに車の荷重が集中して路面に接地するためです。空気圧過多と同様に、タイヤの寿命を縮めることにつながります。

また、空気圧不足では走行速度の上昇とともに、スタンディングウェーブ現象が発生しやすくなります。スタンディングウェーブ現象は、タイヤが波打って変形を繰り返す現象のことで、タイヤが発熱し最終的にはバーストしてしまいます。以上のことから、空気圧調整を定期的に実施することが大切です。

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タイヤの空気圧を常時表示できるTPMSとは?

タイヤの空気圧を毎月、エアゲージを用いてチェックするのは大変に感じてしまう方が多いのではないでしょうか。忙しくて時間が取れない方には、リアルタイムで空気圧を表示してくれる装置がおすすめです。
国内では完全普及に至っていませんが、海外では装着が義務付けられている国もあります。ここでは、空気圧を監視するTPMSについて解説します。

空気圧モニタリングシステムのこと

TPMS(タイヤプレッシャーモニタリングシステム)とは、タイヤの空気圧をリアルタイムで監視する装置のことです。ABSのセンサーから回転数を検知して空気圧の低下を探り出す「間接式」、ホイール・タイヤの内側やバルブキャップ部分などに専用のセンサーを取り付ける「直接式」があります。

国産の一部の車種では標準装備しており、空気圧の低下など異常があった場合は警告灯が点灯します。走行中の安全性を高められることから、今後採用されるケースが増えてくると考えられるシステムです。


日本でも法制化が見込まれている

TPMSの装着は、欧州や韓国ではすでに義務化されています。アメリカにおいては、空気圧不足による事故が社会問題となった背景があり、2000年から導入されはじめ義務化されました。

ただし、日本ではまだ法的義務は課されていません。現在はメーカーや車の使用者が自主的に装備している段階ですが、法制化する動きはあるようです。


タイヤの空気圧チェックや窒素ガスを充填するならイエローハットへ!

イエローハットでは、タイヤに関するピットメニューを豊富に用意しています。空気圧チェックや窒素ガス補充もその一つです。ここでは、タイヤのメンテナンスやタイヤ交換でイエローハットを利用するメリットを紹介します。

窒素ガス補充をはじめタイヤのメンテナンスを依頼できる

イエローハットでは、空気圧調整時に窒素ガスの充填にも対応しています。補充料金は1本税込550円からとなっており、店舗にてご依頼が可能です。タイヤの点検や通常の空気圧調整を無料で実施しているため、メンテナンスに関してはぜひイエローハットをご利用ください。

あわせて、タイヤの寿命を延ばすローテーションや、走行安定性に関わるホイールバランス測定調整も承っておりますのでぜひご検討ください。


タイヤ交換時にWEBから注文できる

タイヤの空気圧調整時には、タイヤの状態もチェックしましょう。交換時期がやってきたら、イエローハットのWEB注文が便利です。オンラインショップを展開しており、国産メーカーから海外ブランド、イエローハット専売タイヤと商品を豊富に取りそろえています。

注文方法は簡単で、車種とタイヤサイズを選択し商品を決めた後、取付け希望日時や店舗を画面の指示にしたがって入力・選択していくだけです。注文後は予約日に店舗にてすぐに取り付けいたします。


条件を満たせばタイヤ交換後のアフターサポートが無料

タイヤ交換後、まれに走行による影響でホイールナットが緩むことも考えられます。そこでイエローハットでは、タイヤ4本セットもしくはタイヤ&ホイール4本セットのご購入金額が税込2万円以上の方を対象に、ホイールナット増し締め点検を1回無料で実施しています。

特典は他にもあり、通常のご依頼で税込3,300円から承っているタイヤローテーションも1回無料です。タイヤの交換頻度を減らすためにも、ぜひご利用ください。

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まとめ

タイヤの空気圧表示は、運転席ドアを開けた際に確認できます。安全性の確保や、タイヤを長持ちさせるためにも、月に一度は空気圧調整を行いましょう。

イエローハットでは、タイヤの空気圧調整や点検を無料で承っており、必要に合わせて各種タイヤに優しいピットメニューをご用意しています。また、タイヤを注文する際は、車に合った商品をすぐに検索できるオンラインショップもありますので、ぜひご利用ください。

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