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夏タイヤからスタッドレスタイヤへの最適な交換時期とは?寿命についても解説

夏タイヤからスタッドレスタイヤへいつ交換したほうが良いのか、見当がつかない方もおられるでしょう。雪が降ってからでは走行に支障をきたすため、その前に交換しなければなりません。そこでこのコラムでは、スタッドレスタイヤへ交換するおすすめの時期を解説しつつ、スタッドレスタイヤの特性についても紹介します。早めに交換するメリットも把握できるので、交換時期の判断にぜひお役立てください。

夏タイヤからスタッドレスタイヤへの交換時期はいつ?

スタッドレスタイヤの交換は適切な時期に行わないと、降雪時に間に合わない場合があります。反対に、降雪前までに交換していれば安心して運転できるため、しっかりと時期を見極めることが大切です。そこで、スタッドレスタイヤへの交換時期の目安となるタイミングについて解説します。


初雪の1ヶ月前が交換の目安

スタッドレスタイヤは雪が降る前までに交換しておく必要があるため、初雪の1ヶ月前に履いておくことを推奨します。初雪の時期は地域やその年によっても異なることから、何を参考にすれば良いのか迷われる方もおられるでしょう。

おすすめは気象庁のWEBサイトで、過去の記録から地域ごとの平年の初雪時期を参考にする方法です。また、タイヤメーカーも公式サイトで初雪の目安となる時期を公開していますので、参考にしてみてください。

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スタッドレスタイヤの特性とは?

冬はなぜスタッドレスタイヤの装着が適切なのか、疑問に思われる方もおられるでしょう。タイヤの特性を知ることで、その重要性を再認識できます。一方で、冬季以外の季節に、スタッドレスタイヤを使用しないほうが良い理由も把握しておくことが大切です。ここでは、スタッドレスタイヤの特性について詳しく解説します。

低温下でも硬くなりにくい特殊配合のゴム

スタッドレスタイヤの特徴のひとつに、低温下でも柔軟性を失わない特殊配合のゴムを使用している点が挙げられます。低温下では、通常の夏タイヤはゴムが硬くなってしまい本来のグリップ力が発揮できません。

一方で、スタッドレスタイヤは硬くなりにくいゴムを使用している特性から路面の凹凸に密着します。夏タイヤの苦手とする低温下において、高いグリップ力を発揮しやすいよう開発されたのが、スタッドレスタイヤです。


接地面の構造が特殊

夏タイヤとスタッドレスタイヤを比べると、接地面の構造が大きく異なります。スタッドレスタイヤは、積雪路面でもグリップ力を得られるよう太く深い溝が切られており、雪を効率的にかくことができる構造です。

また、水の膜がある凍結路でも、グリップ力を確保するために水分を吸収し路面を捉える特性を持っています。水膜を除去しつつ路面を引っかくことができるよう、「サイプ」と呼ばれる細かな切り込みをたくさん設けていることもひとつの特徴です。このように、スタッドレスタイヤは冬の路面に対応できる仕組みが採用されています。


乾燥路や湿潤路は苦手

スタッドレスタイヤは、積雪路面や凍結路面といった冬季の路面に対応していますが、冬季以外の乾燥した路面や湿潤路は苦手としています。乾燥した路面では柔らかさが影響し摩耗しやすく、路面温度が高い状況で走行し続けると、その特性から寿命を縮めてしまうのです。したがって夏に使用することはおすすめできません。

また、排水性能は夏タイヤに軍配があがることから、スタッドレスタイヤは雨の日においてグリップ力を得にくいと言えます。ロードノイズも大きい傾向であるため、不快に感じる方もおられるでしょう。スタッドレスタイヤを履く際は、これらの特性を把握しておくことが大切です。

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スタッドレスタイヤへ交換する時期を早めた方が良い理由

スタッドレスタイヤの交換時期は初雪が降る1ヶ月前を推奨されていますが、急な降雪に対応するだけが理由ではありません。早めに行動することで得られる、いくつかのメリットも挙げられます。
ここでは、スタッドレスタイヤの交換時期を早めたほうがいい理由について3つの観点から解説しますので、ぜひお役立てください。

スタッドレスタイヤへの履替えがスムーズ

スタッドレスタイヤへの履替えは、車を持つ多くの方が同じような時期に実施するため、降雪が近づくにつれお店は混み合いがちです。そのため早めに交換時期を設定しておくほど、タイヤショップや整備工場の稼働に余裕があるためすぐに対応してくれるでしょう。

また、タイヤの在庫切れの心配も少なくなります。多くの車種に適合するサイズは在庫を多く持っていることが考えられますが、混雑により供給が追いつかない場合は商品が届くのを待つ必要が出てきます。


すでに所有しているタイヤに不具合があっても慌てずに済む

昨シーズン使用したスタッドレスタイヤに履替えを予定されている方もおられるでしょう。タイヤの状態に合わせて対処する時間を確保するためにも、早めに交換時期を定めておくことが大切です。

タイヤは保管時に劣化しているケースがあり、ひび割れの発生や変形している可能性もあります。早期にスタッドレスタイヤをチェックしておけば、交換時に買い替えが必要なことに気が付いたとしても余裕をもって対処できるでしょう。


新品スタッドレスタイヤに必要な慣らし走行ができる

夏タイヤにも言えることですが、新品タイヤを装着した際はタイヤ本来の性能を発揮させるために慣らし走行を実施することが大切です。タイヤの表皮を一皮むき、ホイールになじませることができます。

スタッドレスタイヤの慣らし走行は、雪のない通常路面において時速60km以下で200km以上走行することが慣らし走行の目安とされています。そのため雪が積もる前に実施しておかないと、慣らし走行を完結できない点に注意が必要です。

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交換時期と同時に確認したいスタッドレスタイヤの寿命

スタッドレスタイヤは、夏タイヤとは寿命の判断基準が異なることをご存じでしょうか。滑りやすい路面での使用を想定したタイヤであるため、性能が低下すると安全性が顕著に損なわれることから、夏タイヤよりも使用可能かどうかの判断に気を使う必要があるのです。ここでは、スタッドレスタイヤの寿命について解説します。

プラットホームが出ていたら使用NG

プラットホームとは、スタッドレスタイヤの溝底部にある突起のことです。タイヤの使用限界を示すスリップサインと同様に、寿命の判断基準として設けられています。

プラットホームは、スタッドレスタイヤとして使用できる摩耗限度を示しており、接地面のブロックが50%消耗した場合の高さに設定されています。スリップサインと違い、露出しても法的に使用不可とはなりませんが、冬の路面での性能が期待できない状態です。そのため、早めに交換することを推奨します。


使用開始から3年~5年で劣化具合をチェック

タイヤは、年数の経過により徐々に硬化が進みます。スタッドレスタイヤは夏タイヤ以上に柔軟性が重要であり、劣化すると雪上性能と氷上性能が落ちて滑りやすくなることに注意が必要です。そのため、使用開始から3年~5年で劣化具合を確認し、必要に応じて交換することを推奨します。

タイヤの硬さの判断が難しい場合は、プロに頼るのもひとつの方法です。カー用品店やタイヤショップなどに相談してみましょう。


保管により変形や損傷がないかもチェックしよう

保管していたスタッドレスタイヤを使用する場合、昨シーズンに問題なく使用できていたからといって確認を怠ってしまうのは危険な行為と言えます。装着の際には都度、変形や損傷がないかをチェックすることが大切です。

タイヤの大部分はゴムという柔らかい素材でできているため、長期間にわたって保管していると自重により変形する場合があります。また、損傷に気付かず保管していた場合もあるでしょう。タイヤは、走行時の安全に関わる重要なパーツなので点検が欠かせません。

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交換時期が訪れるまでのスタッドレスタイヤの保管方法

スタッドレスタイヤを長く使用するためには、使用しないオフシーズンも適切に保管する必要があるため、タイヤトラブルを避ける保管方法について知りたい方もおられるのではないでしょうか。ここでは劣化しにくい保管環境や、ホイールの有無によって異なるタイヤの積み方について解説します。

保管環境によって劣化のペースが異なる

タイヤは保管環境によって劣化のペースが大きく異なります。屋外で紫外線や風雨にさらされる状況下では、タイヤは早期に劣化してしまうでしょう。屋内にスペースを確保できない場合は、屋根付きで風通しの良い場所を用意するか、カバーをかけるなどの工夫をすることが大切です。

屋内の場合でも注意が必要です。タイヤにとって大敵となるオゾンが発生しやすい場所を避けるために、モーター付きの電化製品(エアコンの室外機など)やバッテリーの近くには保管しないようにしましょう。また、高温にも弱いので、タイヤの保管場所付近にストーブなどの熱源がないことも重要な要素です。


ホイールの有無で積み方にも注意が必要

ホイールの有無による違いで、タイヤの適切な積み方が異なります。誤った積み方をしてしまうと、いざ使用する際に変形している場合があるのです。

タイヤのみ保管する場合、積み上げて保管(平積み)すると自重により下側にくるタイヤが潰れ変形してしまいます。そのため、縦置きにすることが適切な保管方法です。保管場所の高さを活かしたい場合は、タイヤラックを利用すると良いでしょう。

ホイール付きの場合は、平積みで保管することが適切な方法です。空気圧については、タイヤを休ませつつ変形を防止する目的で、指定空気圧の半分程度に調整しておくことをおすすめします。縦置きすると、ホイールの重みにより接地面が変形しやすいため避けましょう。


スタッドレスタイヤへの交換時期が訪れたらイエローハットへ!

スタッドレスタイヤの交換時期を見定め、新品タイヤを購入する際はぜひイエローハットのオンラインショップを利用してみてください。また、すでにスタッドレスタイヤを所有されている方は、履替え作業をWEBから予約可能です。
ここでは、イエローハットのWEB注文と、履替え作業のWEB予約の利便性を解説します。また、店舗にタイヤ保管を依頼できるサポートメニューについても必見です。

イエローハットなら履替えがスムーズ

スタッドレスタイヤへ履替えする際、イエローハットの専用ページから作業予約をすると、待ち時間なしですぐに作業させていただきます。予約方法は簡単で、メーカーや車種、店舗などを画面の指示に従って選択していくだけです。WEB予約なのでいつでもどこでも依頼できます。また、予約日の確認や変更、キャンセルもWEBで完結します。タイヤの履替えがスムーズに終わるのでぜひご活用ください。


スタッドレスタイヤの注文をWEBで受付

新品スタッドレスタイヤの購入を検討されている方には、オンラインショップの利用をおすすめします。タイヤだけでなくホイールセットも選択可能で、履替えWEB予約同様に簡単操作で注文可能です。注文後、予約日時にご来店いただければ待ち時間はありません。

なお、注文ページへアクセスする前に車種だけでなくタイヤサイズを確認しておくと、よりスムーズにWEB注文を進めていただけます。タイヤ交換にかかる費用総額も簡単にチェックできるので、一度オンラインショップで商品を検索してみてください。


タイヤの保管もお任せ

スタッドレスタイヤ交換後、使用を一時中止する夏タイヤの保管についてお困りの方もおられるでしょう。保管スペースの確保やタイヤの運搬に手間がかかり、面倒に感じてしまいます。また、屋外に保管すると盗難や劣化のリスクを気にしなければなりません。

そこでイエローハットでは、店舗にてタイヤ保管を受付けしています。保管時の悩みが解決でき、夏タイヤへの履替えもスムーズです。ぜひお近くの店舗にてご相談ください。

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まとめ

スタッドレスタイヤは初雪の約1ヶ月前に交換することを推奨します。初雪時期の目安については、気象庁やタイヤメーカーのWEBサイトにある情報が参考になるでしょう。混雑や在庫切れを避けるためにも、スタッドレスタイヤへの交換時期を早めに予定することが大切です。

すでにスタッドレスタイヤをお持ちの場合、履替え作業予約をイエローハットのWEBページから依頼していただくと、予約日に待ち時間なしで作業を開始いたします。スタッドレスタイヤの購入については、スピーディーに交換まで完了するイエローハットのオンラインショップからの注文が便利です。ぜひご検討ください。

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