COLUMN
タイヤ交換ついて解説
スタッドレスタイヤへの交換理由や費用とは？選び方のポイントも解説
なぜスタッドレスタイヤが冬に適したタイヤなのか、気になる方もおられるでしょう。どのような特徴を持ち、ノーマルタイヤと何が違うのかを知っておくと、スタッドレスタイヤを装着する重要性が分かります。
このコラムでは、スタッドレスタイヤ の基礎知識から交換費用まで総合的に解説します。選び方や長持ちさせるコツなども紹介しますので、疑問解決にぜひお役立てください。
目次
冬に向けてスタッドレスタイヤへ交換する理由
この項目では、スタッドレスタイヤの特徴や冬に適している理由について解説します。降雪の頻度が少ない地域でも、スタッドレスタイヤの装着によって得られるメリットについて把握できます。スタッドレスタイヤの基本的な知識を押さえておけば、冬季における運転時の不安が軽減されるでしょう。
冬の路面に強い特徴を持つため
スタッドレスタイヤは冬の氷雪路面に強い特徴を持っており、1トン～2トン近い車体を雪上路面や凍結路面で走行可能にする技術が詰め込まれているのです。
タイヤの接地面に「エッジ」を多く設けることで、雪や氷の上を引っかくことができ、グリップ力を生み出しています。また、路面上の水分を吸収する特性を持っているため、水の膜がある凍結路でタイヤを路面に接地できる点も特徴のひとつです。
低温下でも硬化しにくいため
車の走る・曲がる・止まるという運動をしっかり路面に伝えるためには、タイヤの柔軟性が重要です。
ゴムを主原料としているタイヤは、温度が低下すると硬くなり路面に密着しにくくなります。しかし、スタッドレスタイヤは低温下でも柔らかさを維持できるため、ノーマルタイヤより路面をしっかり捉えることが可能です。
このような特性から、スタッドレスタイヤは降雪の頻度が少ない地域でも、冬の気温下においてタイヤ本来の性能をきちんと発揮できます。
スタッドレスタイヤへの最適な交換時期
冬が訪れるまでにスタッドレスタイヤへ交換しておかないと、思わぬタイミングの降雪に困ってしまうでしょう。タイヤ交換時期の目安は地域によっても異なりますが、居住している地域に合わせて初雪の1ヶ月前にタイヤ交換を行うのがおすすめです。
気象庁のWEBサイトでは地域ごとに過去の初雪観測日を検索できます。その情報を参考に、1ヶ月前からスタッドレスタイヤを装着しておけば、想定外の降雪の際も安心です。
スタッドレスタイヤの見分け方とは？
スタッドレスタイヤとノーマルタイヤの違いについて知りたい方もおられるでしょう。ここでは、外観からタイヤの種類を見極められるよう特徴を解説します。あわせて、日本においても以前まで使用されていたスパイクタイヤについても紹介しますので、それぞれの違いを把握する際にお役立てください。
ノーマルタイヤとの外観上の違い
ノーマルタイヤとスタッドレスタイヤを見極めるには、サイドウォールの表記を確認するのが手短に確認できる方法です。スタッドレスタイヤの側面には「STUDLESS」の記載もしくはプラットホームの印横に雪だるまが示されています。
また、ノーマルタイヤとスタッドレスタイヤでは構造が大きく異なり、タイヤの接地面を見比べることでも見分けることが可能です。スタッドレスタイヤは各ブロックが大きく角張っており、ブロック表面に細かな切り込みが入っています。
スパイクタイヤとの外観上の違い
別名スタッドタイヤと呼ばれるスパイクタイヤは、接地面に金属製のピンがいくつも埋め込まれており、外観を見ると簡単に判断できます。スパイクタイヤは各ピンが路面をしっかり捉えることで、高いグリップ力を得られる点が特徴です。
ただし、日本では舗装路を傷めて粉塵が発生することを理由に使用がほぼ禁止されたため、実物を見かけることも余りないでしょう。
スタッドレスタイヤへの交換費用は本体代金+工賃
スタッドレスタイヤにかかる交換費用の内訳は、タイヤ代金と作業にかかる工賃の2つです。工賃はタイヤの組替え、もしくは履替えのどちらの作業が必要なのかによって費用が異なります。ここでは、タイヤの値段の傾向や交換方法の違いによる工賃の目安について詳しく解説します。
スタッドレスタイヤの本体代金
タイヤを購入して交換する際には、スタッドレスタイヤの本体代金が本数分かかります。1本3,000円程度の商品もあれば、1万円を超える商品もあるでしょう。スタッドレスタイヤに限らずタイヤ全般に言えることですが、タイヤの価格はサイズ・ブランド・性能・購入先によって価格設定はさまざまです。
主なスタッドレスタイヤの購入先として、自動車ディーラーやカー用品店、タイヤ専門店、通販が挙げられます。おすすめは取り扱い商品が豊富で選びやすい、カー用品店やタイヤ専門店のオンラインショップです。
スタッドレスタイヤへの組替え工賃
組替えとは、装着しているタイヤをホイールから外し、別のタイヤを取付けする作業のことを指します。タイヤチェンジャーと呼ばれる専用の機械と技術が必要なため、個人で行うには難易度が高い交換方法です。
タイヤの組替え工賃の目安は1本あたり1,500円前後で、バランス調整料やエアバルブの交換費用、廃タイヤの処分費用が含まれていることもあります。お店によって工賃は異なるため、事前に確認しておくと良いでしょう。
スタッドレスタイヤへの履替え工賃
履替えとは、ホイールが付いた状態のタイヤをまるごと交換する手法のことです。作業にかかる工数が少ないため、個人でもジャッキアップすることでタイヤを履替えられます。スタッドレスタイヤをホイールセットで購入した場合に履替え作業となることが多く、シーズンごとに実施するのが一般的です。
履替え作業にかかる工賃は1本あたり1,000円程度と、工数が少ない分比較的安価です。4本同時に実施する場合の工賃は、2,000円～4,000円程度が目安となっています。
スタッドレスタイヤへ交換する際の選び方のポイント
スタッドレスタイヤといっても、各メーカーから販売されており種類はさまざまです。商品によって性能も異なることから、どのような基準で選べば良いのか知りたい方もおられるでしょう。ここでは、スタッドレスタイヤの選び方のポイントについて解説します。
地域性に合わせて性能で選ぶ
豪雪地帯に住んでいる場合や、道路が凍結する可能性が高い地域、通勤や通学でよく運転する方は、安全性の面で氷雪路面での性能が高いスタッドレスタイヤを選択すると良いでしょう。また、冬のレジャーを楽しみたい方も同様に、性能が高いスタッドレスタイヤを選ぶと安心できるでしょう。
使用環境や頻度に応じてコストパフォーマンスで選ぶ
道路に雪が積もるほどの積雪が少ない地域にお住まいの方や、車を使用する頻度が少ない方はコストパフォーマンスを重視するのも良いでしょう。比較的安めのブランドや旧モデルを選択して、価格を抑えるのもひとつの方法です。車をよく使用する場合は、摩耗耐性の高さ（ライフ性能）や燃費性能も考慮すると、維持費の軽減につながるかもしれません。
スタッドレスタイヤを長持ちさせるコツ
スタッドレスタイヤを長持ちさせるには、ノーマルタイヤと同様に、メンテナンスを意識することが大切です。ここでは、スタッドレスタイヤの使用中と保管時に分け、長持ちさせる上で意識したいポイントを解説します。タイヤ本来の寿命まで使い切るために、ぜひお役立てください。
使用時に意識したいポイント
スタッドレスタイヤの使用時に意識したいのはタイヤの空気圧です。タイヤ内は密閉されていますが、空気は自然に抜けていきます。定期的に補充しないと空気圧不足になり、タイヤトラブルにつながるでしょう。
タイヤの空気圧は、月に1回以上の頻度で調整することが推奨されています。また、高速道路を走行する際や遠出する際も、調整しておくと安心です。
保管中に意識したいポイント
スタッドレスタイヤは夏に使用すると、摩耗ペースが早くなり寿命を縮めてしまいます。そのため冬季以外はノーマルタイヤを装着し、使用しないスタッドレスタイヤは保管しておくことが一般的です。
保管時にも意識したいポイントがあり、まずタイヤの適切な保管スペースを確保する必要があります。紫外線や風雨、熱などはタイヤの劣化を加速させてしまうため、日の当たらない涼しい場所を選びましょう。ホイール付きの場合は、タイヤの空気圧を半分程度にしておくことも大切なポイントです。
イエローハットならスタッドレスタイヤへの交換が手間なく可能
スタッドレスタイヤの交換は選定・購入・交換の作業が生じるため、まとまった時間が取れずにお悩みの方もおられるでしょう。イエローハットのオンラインショップをご利用いただくと、自宅で選定・購入が可能で交換日の作業もスムーズです。ここでは、WEB注文の方法とイエローハット専売タイヤの魅力などを解説します。
WEBから注文し店舗で取付け
イエローハットのオンラインショップでは、ノーマルタイヤやスタッドレスタイヤ、オールシーズンタイヤなどさまざまな商品を取り扱っています。車種とタイヤサイズを事前に確認しておけば、画面の指示どおりに選択・入力していくだけで簡単に注文可能です。
注文後は、予約日時に来店し受付けをしていただくと、取付け作業開始までの待ち時間が発生せずスピーディーに交換が完了します。ぜひご活用ください。
イエローハット専売スタッドレスタイヤの強み
イエローハットでは、2種類の専売スタッドレスタイヤをご用意しています。比較的リーズナブルな価格の「ice FRONTAGE」と、国産で燃費性能にも配慮した「PRACTIVA ICE BP02」です。どちらも、オンラインショップでも注文いただけます。
「ice FRONTAGE」は、12インチ～16インチのサイズを取りそろえており、「PRACTIVA ICE BP02」は13インチ～16インチのラインアップです。どちらもしっかりとした雪上性能と氷上性能を確保しているので、ぜひご検討ください。
履替え作業がWEBから予約可能
昨シーズン使用したスタッドレスタイヤをお持ちの場合、冬に備えて履替えする必要があります。イエローハットでは、履替え作業を店舗でも受付しておりますが、WEBでも予約が可能です。
WEBページでは予約日の変更やキャンセルも受付けしており、気軽にご利用いただけます。作業開始までの待ち時間も発生しないので、手間のかかる履替えを素早く終わらせられるでしょう。
まとめ
スタッドレスタイヤは、冬の走行における必需品と言えます。雪上性能や氷上性能が高いのはもちろんのこと、雪が降らない場合でも低温下で柔らかさを失わずグリップ力を発揮できるためです。
冬が近づきスタッドレスタイヤへ交換する際は、ぜひイエローハットのオンラインショップを利用してみてください。車に合ったサイズの商品を簡単に探し出せる他、コスパの良いイエローハットの専売タイヤも注文いただけます。
ネットで注文・店舗で取付け