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スタッドレスタイヤの寿命は3年~5年が目安!その理由と長持ちさせるコツ

スタッドレスタイヤの寿命は、使用を開始してから3年~5年程度です。ただし、使用環境や保管環境により早期に交換が必要となるケースもあるため、長持ちさせる方法があれば知りたいという方もおられるでしょう。

当コラムでは、スタッドレスタイヤの寿命についてメインに解説しつつ、交換時期の見分け方やタイヤの寿命に関わる内容をお届けします。タイヤの維持費を抑えるためにも、ぜひ参考にしてください。

スタッドレスタイヤの寿命は使用開始後5年以内が目安

スタッドレスタイヤの使用できる年数は、夏タイヤと比較してもそれほど大きな違いはありません。使用状況にもよりますが、スタッドレスタイヤは冬季期間かつ積雪路や凍結路を走行するため、舗装路のみを走行するよりも摩耗の進行ペースは遅めです。この項目では、スタッドレスタイヤの一般的な寿命について解説します。


一般的には使用開始から3年~5年で交換

スタッドレスタイヤの寿命は、一般的に使用開始から3年~5年程度です。タイヤはさまざまな要因により徐々に劣化していくため、3シーズン使用したら一度交換時期かどうか判断することを推奨します。

スタッドレスタイヤ交換の判断基準について詳しくは後述しますが、自分で判断がつかない場合はプロに頼るのも良いでしょう。タイヤは安全に深く関わるパーツなので、適切に判断する必要があります。


売れ残りのスタッドレスタイヤの性能は劣る?

スタッドレスタイヤを購入する際に、アウトレットタイヤに興味をお持ちの方もおられるでしょう。モデルチェンジにより型落ちした商品などで、新品タイヤがお得に購入できるお買い得商品です。

タイヤ公正取引協議会は、国産大手タイヤメーカー6社と共催試験を行い、適正な環境で保管されていたタイヤは3年間同等の性能を保つことを発表しています。2年前に製造されたタイヤであっても99%の性能を保つため、性能差を感じることはないでしょう。


スタッドレスタイヤの寿命を7年・10年持たせることは可能?

スタッドレスタイヤの寿命は長くても5年以内と解説しましたが、7年・10年と持たせることは可能なのでしょうか。技術の進歩により、以前よりは寿命が長くなってきてはいますが、現段階で5年以上使用し続けることは推奨できません。

例えば残り溝が十分に残っており、外観上問題ないとしても、ゴムの変質により冬の滑りやすい路面で性能を発揮できない場合があるためです。ただし、保管状態が良かった場合は使用できる可能性があるため、購入から5年以上経過している場合は一度タイヤ販売店などで点検を受けてみることをおすすめします。

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スタッドレスタイヤの寿命の見分け方

スタッドレスタイヤの寿命を見分ける方法について知っておくと、自分でも交換時期かどうか判断しやすくなります。タイヤの交換時期は使用環境に大きく左右されるため、日常的に点検することが大切です。その際異常に気付けるよう、ここで解説する内容を参考にしてみてください。

プラットホームの露出で交換を推奨

スタッドレスタイヤのみに設けられているプラットホームとは、タイヤの残り溝が50%程度摩耗していることを示す縦溝底部にある突起のことです。タイヤの摩耗が進み、接地面がすり減ってプラットホームと高さが同じになった場合、交換時期と判断できます。

プラットホームが露出した状態だと雪道や凍結路面での性能が期待できないため、早めに交換しましょう。


夏タイヤと同様に残り溝1.6mm未満で使用不可

スタッドレスタイヤにも夏タイヤと同様にスリップサインが溝底部に設けられています。プラットホームよりも低く、残り溝が1.6mmに達していることを示すサインです。

保安基準では、タイヤのすべての溝の深さが1.6㎜以上有する事と定められているため、スリップサインが露出しているタイヤは車検に通りません。また、車検に関わらず雨の日にスリップしやすいことから、速やかにタイヤを交換する必要があります。


ひび割れを発見した際は早めに交換

タイヤは劣化により硬化が進むと、表面にひび割れが発生します。注視しないと分からない初期段階であれば心配する必要はありませんが、徐々に大きく広がってくるため経過観察が必要です。

ただし、スタッドレスタイヤの場合は夏タイヤよりも柔軟性が重要なため、はっきりとひび割れが確認できる場合は早めの交換をおすすめします。硬化の度合いを測る「硬度計」の数値を参考にするのもひとつの方法です。タイヤ販売店が常備している場合もあるので点検を依頼するか、市販品を購入しても良いでしょう。

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スタッドレスタイヤの寿命が5年程度とされている理由

スタッドレスタイヤは、なぜ寿命が長くても5年程度となっているのでしょうか。ここでは、その理由について2つの観点から解説します。

スタッドレスタイヤの買換え時期が遅れてしまうと事故やトラブルにつながる可能性が高まるため、寿命を超えて使用するとどのようなリスクがあるのか知っておくことが重要です。

性能低下により冬の路面で滑りやすくなる

夏タイヤと違い、スリップの可能性が高い冬の走行において、スタッドレスタイヤの性能低下は楽観できません。新品時のタイヤは柔軟性があり、路面をしっかり捉えることが可能です。一方で、使用開始から3年以上経過している場合、あまり走行していなくても硬化による性能低下が懸念されます。

紫外線の影響を受けにくい屋根付き駐車や、シーズンオフの保管環境も適切である場合は5年程度まで使用できる可能性は高いですが、それ以上の使用となるとプロの判断を仰いだほうが良いでしょう。


高速道路や濡れた路面でのリスクもある

スタッドレスタイヤで高速道路を走る際は、ひび割れの有無を確認しましょう。高速走行はタイヤに大きな負荷をかけるため、ひび割れの程度によってはバーストする危険性が高いと言えます。

また、スタッドレスタイヤは雨の日の濡れた路面を得意としていません。排水性能は夏タイヤよりも劣り、劣化している場合はグリップ力の低下が顕著です。タイヤが水の膜の上を走行するハイドロプレーニング現象を引き起こすリスクが高い状態なので、スピードに注意が必要です。

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スタッドレスタイヤの寿命を5年以上持たせるコツ

スタッドレスタイヤをなるべく長く使用したい場合は、いくつかあるポイントを押さえることが大切です。メンテナンス方法や運転時の心掛け次第で、スタッドレスタイヤを長持ちさせることにつながるでしょう。ここでは、スタッドレスタイヤの寿命を延ばす5つのコツを解説します。

空気圧調整を欠かさない

スタッドレスタイヤに関わらず、タイヤの空気圧調整は基本的かつ重要なメンテナンスです。定期的な空気圧調整は、タイヤが持つ性能をしっかり発揮させ、偏摩耗の抑制やバーストなどのトラブル防止にもつながります。

基本的な調整頻度は月に一度が目安で、高速道路の走行前や長距離ドライブの前にも実施したいところです。タイヤの寿命を延ばすためにも、意識されてみてはいかがでしょうか。


ローテーションを実施する

空気圧調整と同様に、タイヤの基本的なメンテナンスと言えるのがタイヤローテーションです。多くの乗用車は、旋回時や制動時に負担が大きい前輪の摩耗ペースが早いため、定期的に前後を入れ替えると摩耗具合を均一化できます。

スタッドレスタイヤの場合は、保管前にタイヤの装着位置が分かるようにしておき、シーズンごとにローテーションを実施し、再使用する際に入れ替えることをおすすめします。


夏に使用しない

スタッドレスタイヤの素材は、夏タイヤよりも柔らかくできています。基本的にタイヤは温度が上がると軟化し、気温が下がると硬化するため、元々柔らかいスタッドレスタイヤを路面温度の高い夏に使用すると、より早く摩耗が進行してしまうのです。

したがって、降雪や凍結の心配がない場合は、早めに夏タイヤへ交換することが大切です。スタッドレスタイヤは夏タイヤよりもドライ路面やウェット路面での性能が低いため、履き潰す目的で夏に使用するのもあまりおすすめできません。


オフシーズンは適切に保管する

スタッドレスタイヤはオフシーズンの保管環境に注意しましょう。紫外線の強い夏に屋外で保管する場合は、日の当たらない場所に置くか、タイヤカバーを使用することが大切です。タイヤは熱の影響を受け劣化するため、可能であれば涼しい場所を選ぶと良いでしょう。

ホイールに組み付けられたタイヤの場合、平積みにして保管するのがポイントです。空気圧は適正値の半分程度にしておくことをおすすめします。タイヤのみの場合は、変形を防ぐために平積みではなく縦置きで保管しましょう。


タイヤに優しい運転を心掛ける

タイヤは車が走行している間、常に路面との摩擦を繰り返しています。激しい運転をするほど大きな摩擦力が発生し、早期に摩耗してしまいます。

したがって、運転時はタイヤをいたわることが大切で、特に乾燥路では急なハンドル操作やアクセル操作はなるべく控えると良いでしょう。元々摩擦力が生まれにくい積雪路面や凍結路面においては、スリップしやすいことからより慎重な操作が求められます。

タイヤの履替え作業

WEB予約 コチラ


スタッドレスタイヤが寿命を迎えたらイエローハットへ!

スタッドレスタイヤを購入する際は、ぜひイエローハットをご利用ください。店頭でも購入できますが、店舗へ行く時間が取れない方はWEB注文がおすすめです。ここでは、イエローハットのオンラインショップと履替え作業WEB予約、タイヤ保管の特徴についてご紹介します。

スタッドレスタイヤをWEB注文しよう

イエローハットのオンラインショップでは多くの種類のタイヤを扱っており、お車に合ったタイヤがすぐに見つかります。スタッドレスタイヤだけでなく、夏タイヤやタイヤ&ホイールセットを24時間いつでも注文可能です。

WEB注文する際に必要となる情報は、お車のメーカー名と車種、タイヤサイズだけです。この3点をメモしておくと、商品検索から注文までがスムーズに終了します。


履替え作業もWEB予約可能

スタッドレスタイヤを履く季節が終わったら、夏タイヤへ交換される方もおられるでしょう。その際に発生し手間のかかる履替え作業は、予約無しだと待ち時間が発生しがちです。手早く済ませたい場合はイエローハットの履替え作業WEB予約をご活用ください。

WEB予約すると、作業開始までの余分な待ち時間が発生しません。予約日の確認・変更・キャンセルもWEBからできるため大変便利です。


タイヤの保管について相談できる

スタッドレスタイヤの保管に最適なスペースを用意するのが難しい場合もあるでしょう。屋外だと盗難のリスクもあり、紫外線などによる劣化にも注意を払わなければなりません。

地域により状況は異なりますが、イエローハットではタイヤ保管の依頼が可能です。夏タイヤも対象で、期間中はイエローハットが責任を持って保管いたします。ぜひお近くの店舗でご相談ください。


まとめ

スタッドレスタイヤの寿命は、使用開始から3年~5年が目安です。使用期間中は、ひび割れやプラットホームの露出がないかをチェックしましょう。長持ちさせるためには、定期的に空気圧調整やローテーションを実施し、保管環境に気を配りつつタイヤに優しい運転を心掛けることが大切です。

スタッドレスタイヤが寿命を迎えた際は、ぜひ「イエローハット オンラインショップ」のご利用を検討してみてください。ホイールセットも扱っており、お車に合ったサイズのタイヤをすぐに見つけることが可能です。作業の待ち時間も発生しないので、タイヤ交換を素早く終わらせられます。

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