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タイヤのエアバルブを交換しないとどうなる?重要性や費用の目安が分かる

タイヤのエアバルブが果たす役割や交換の目安、種類について疑問をお持ちの方もおられるのではないでしょうか。エアバルブは定期的に交換しないと思わぬトラブルに発展する危険性があります。

そこでこのコラムでは、タイヤエアバルブの重要性と交換タイミングや費用について解説します。タイヤの重要なチェック項目についても触れるので、ぜひ最後までご覧ください。

タイヤ購入時に交換すべき「エアバルブ」とは?

エアバルブはタイヤのエア調整になくてはならない存在であると分かっていても、構造や仕組みまでご存じの方はそれほど多くないのではないでしょうか。
この項目では、エアバルブの基礎知識について解説します。エアバルブの役割や構造を知ることで、なぜ定期的な交換が必要なのかがお分かりになるでしょう。


タイヤ内の空気を調節するための部品

エアバルブは、ホイールに設けられた「バルブホール」に装着され、タイヤ内に空気を充填もしくは吐出するための部品です。空気量を調節することでタイヤの内圧を管理でき、逆止弁の役割も果たしています。

タイヤ内の空気は時間とともに自然に抜けていくため、定期的に補充する必要があります。また入れ過ぎた場合に抜く必要があります。エアバルブはどちらの機能も有しており、空気圧管理で必要不可欠なパーツと言えます。


エアバルブには2種類ある

エアバルブの種類は大きく分けて「スナップインバルブ」と「クランプインバルブ」の2つがあります。多くの国産車に純正装着されるのは、大部分がゴムで構成されたスナップインバルブで、タイヤと同様に劣化してしまうことから定期的な交換が必要です。

金属でできたクランプインバルブは、足回りの見た目がスタイリッシュになり、社外ホイールで採用されるケースが多い傾向にあります。スナップインバルブと違い半永久的に使用可能ですが、エア漏れを防ぐパッキンはゴム製のため交換が必要となります。


エアバルブの構成部品

エアバルブの構成部品は大きく分けて3つあり、バルブ本体・バルブコア・バルブキャップです。バルブ本体はいわゆるスナップインバルブやクランプインバルブ全体のことで、バルブコアとはバルブ本体内に取付けられる弁。バルブキャップはバルブコアを守るために本体先端に装着するキャップで、水分やゴミの侵入を防ぐ役割を持っています。

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劣化したタイヤのエアバルブを交換すべき理由

エアバルブでよく使用されているスナップインバルブの大部分はゴムが使われるため、劣化が進行するとエア漏れが発生してしまいます。クランプインバルブも同様にパッキン部分はゴムを使用しているため交換しなければなりません。
ここでは、劣化した部品を交換しなければならない理由について解説します。

エア漏れにより燃費が悪化するため

エアバルブが劣化するとゴムの柔軟性が失われエア漏れが発生してしまいます。エア漏れは必ずしも一気に空気が抜けるわけではなく、少しずつ漏れるケースもあります。ゴムが硬くなると、ホイールとの密着性が悪くなったり、ひび割れたりする事によりエアが漏れてしまいます。空気圧不足になると、タイヤがたわみ接地面が多くなり、転がり抵抗が増加し燃費が悪くなるので注意しましょう。


エア漏れによりバーストの危険性が増すため

エア漏れによる空気圧不足は、バーストと呼ばれる重大なトラブルに発展する可能性を高めてしまいます。特に高速道路ではタイヤが波打つように変形を繰り返すスタンディングウェーブ現象を引き起こしやすくなり、タイヤが発熱し、最終的にはタイヤの破裂に繋がりやすくなってしまうのです。

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タイヤエアバルブの交換目安と交換費用

タイヤエアバルブ交換をいつ行えばいいのか気になる方もおられるでしょう。交換費用についても把握しておきたいところです。ここでは、エアバルブを交換するタイミングと、費用の目安を解説します。定期的なチェックが大切な点と、その方法についても紹介しますので是非お役立てください。

タイヤと同時交換が一般的

エアバルブを脱着するには、ホイールからタイヤを取り外す必要があります。そのため、タイヤ交換と同時に、エアバルブを入れ替えることがオススメです。スナップインバルブの場合はまるごと交換、クランプインバルブならパッキンを交換することになるでしょう。

タイヤを交換することになったら、エアバルブ交換代金が含まれているか確認することが大切です。通常は含まれていることがほとんどですが、お店によっては含まれていない場合もあるため注意しましょう。


タイヤエアバルブの交換費用は?

エアバルブの交換費用はタイヤと同時交換する場合、1本あたり300円前後です。タイヤ入れ替えを伴わない場合は、タイヤ組替え工賃と同等程度の費用がかかるでしょう。目安は1本あたり1,500円前後なので、エアバルブ交換のみを依頼すると高く付いてしまいます。


エアバルブは定期的な点検が大切

エアバルブは、タイヤの回転により遠心力がかかることや、直射日光による紫外線の影響も受けて劣化していきます。3年~5年程度使用していると硬化が進み、付け根付近にひび割れや亀裂が生じるのです。そのため、定期的な点検が欠かせません。

点検方法としては、石鹸水を用いるのが一般的です。エアバルブ全体から根元にかけて石鹸水を吹き付け、泡が発生していないかどうかでエア漏れを判別します。タイヤの空気圧調整時に、ついでに実施すると良いでしょう。

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エアバルブ交換で押さえておきたいポイント

ここでは、タイヤのエアバルブ交換に関して押さえておきたいポイントを以下の2つの観点から解説します。エアバルブ交換は自分自身で実施することも可能ですが、タイヤサイズによっては非常に困難です。また、エアバルブキャップを社外品に交換する際も注意しましょう。

自分で交換するのは難しくリスクがある

エアバルブはホイールからタイヤを外すことで全体が確認できます。スナップインバルブの場合、ホイール内部側を切り落とすことで取り外すことができ、取付けする際はホイール内部側から外側に引っ張り出すのが通常のやり方です。

DIYでは、タイヤチェンジャーと呼ばれる専用の機械が使えないため、ホイールからタイヤを外したり、組付けたりする作業ができません。無理に外そうとするとタイヤやホイールを傷つける恐れがあるため、基本的にエアバルブ交換は、タイヤを扱うお店へ依頼するようにしましょう。


アルミ製のバルブキャップは腐食に注意

バルブコアを保護するために重要なエアバルブキャップは、黒色のプラスチック製のものが主流です。一方でカラフルなアルミ製の製品が販売されており、簡易的にドレスアップができるため交換される方もおられるでしょう。

ただし、アルミ製のバルブキャップを装着すると腐食により固着してしまう可能性があるため注意が必要です。固着してしまうとキャップを外せず空気圧調整ができなくなるので、想定外の出費につながってしまいます。


エアバルブと同様に重要なタイヤのチェック項目とは?

エアバルブの点検は定期的に実施することが大切ですが、タイヤは走行において重要なパーツのため、他にも点検しておきたいポイントがあります。タイヤの日常点検は車の使用者の義務となっており、点検項目を把握し安全な状態を保つように心掛けましょう。ここでは、タイヤのチェック項目について詳しく解説します。

トレッド面の摩耗状態

トレッド面とは、タイヤの接地面のことで最も重要な部分と言えます。トレッド面の点検で注目したいのは、残り溝の深さと偏摩耗の有無です。通常、夏用タイヤの溝は新品時で8mm程度です。1.6mm未満になると使用できなくなる上、スリップの危険性が高い状態となるので注意しましょう。

偏摩耗とは、接地面の一部が偏って消耗してしまう現象のことで、空気圧不足などの影響により発生します。偏摩耗を放置するとタイヤの寿命を縮めることにもつながるので、空気圧調整やタイヤローテーションの実施を検討しましょう。


サイドウォールに損傷やひび割れがないか

サイドウォールはタイヤ側面のことを指し、地面には接触しませんがコンディションをチェックすることは大切です。サイドウォール部分では亀裂やコブなどの損傷がないか、劣化によるひび割れがないかどうかを確認しましょう。

損傷に気付かず走行すると、バーストのリスクを伴うため重要なチェック項目です。異常が見受けられたら速やかに交換するか、タイヤのプロに相談することを推奨します。


タイヤの潰れ具合(空気圧)

タイヤの日常点検においては、潰れ具合を見て空気圧不足かどうかをチェックしましょう。4輪を見比べ、潰れ具合の大きいタイヤがあればパンクしているかもしれません。

潰れ具合をチェックする上で重要なのは、傾斜のない平坦な場所で実施することです。傾斜があると車体の重量が偏るため、潰れ具合を適切に判断できません。

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タイヤとエアバルブの交換はイエローハットにお任せ!

イエローハットはタイヤをオンラインショップからもご注文いただけます。注文前にタイヤ交換工賃を把握でき、本体代金を含めた総額が確認可能です。ここでは、オンラインショップを利用するメリットやタイヤパンク補償、履替え作業のWEB予約について紹介します。

WEB注文ならエアバルブ交換費用が含まれた総額が分かる

イエローハットのオンラインショップでは、車に合ったタイヤを探すのが簡単かつ注文までもスムーズです。注文の流れは、「タイヤの種類」「車種」「サイズ」「商品」「取付店舗」「取付希望日」を順番に選択するだけですので、難しいことはありません。また、夏用タイヤや冬用タイヤも扱っており、それぞれのホイールセットもご購入いただけます。価格と性能のバランスが良いイエローハット専売タイヤも注文可能で、エアバルブ交換費用を含めたタイヤ交換にかかる総額を一括決済可能です。


タイヤパンク補償への加入がおすすめ

タイヤのパンクは、いつ起こるか予測できないトラブルのひとつです。イエローハットでは、1本でもパンクもしくはバーストした場合にタイヤを新品へ交換可能な「タイヤパンク補償」というサポートメニュー(有料)を用意しています。

タイヤを購入後から2年もしくは2万5,000km走行まで補償期間があり、万が一のパンクトラブルに備えられます。全国680店舗以上あるイエローハットで補償を受けられるため、県外へ行く際も安心です。


夏用・冬用タイヤへの履替えはWEB予約が簡単

夏用タイヤもしくは冬用タイヤへの履替えを混雑する時期に実施しようとすると、お店での待ち時間が長くかかる可能性があります。混み合う時期を避けようとすると、適切な時期に履替えられないかもしれません。

そこでイエローハットでは、待ち時間無しで履替えが完了できるようWEBから作業予約を受け付けています。予約日の確認や変更、キャンセルもWEBからできるので、お気軽にご予約ください。

タイヤの履替え作業

WEB予約 コチラ


まとめ

エアバルブはタイヤの空気圧管理を行うための重要なパーツであり、定期的にチェックすることが大切です。空気圧不足によるトラブルを避けるためにも、タイヤを交換する際は劣化が懸念されるエアバルブも同時に交換しましょう。

イエローハットオンラインショップのWEB注文では、エアバルブ交換費用を含めた総額がすぐに確認可能です。タイヤパンク補償も用意していますので、ぜひイエローハットのご利用をご検討ください。

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