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スタッドレスタイヤの空気圧は適正値に調整しよう!調整方法や注意点も解説

冬を安全に乗り越えるため、スタッドレスタイヤの適正空気圧はどのくらいなのか気になる方もおられるでしょう。夏用タイヤの適正値と異なるのか、空気圧が不適切だとどのようなリスクがあるのか知っておきたいポイントがいくつかあります。

そこでこのコラムでは、スタッドレスタイヤの空気圧に焦点を当てて解説します。しっかりと調整することで、冬の走行における安全性を高められるでしょう。スタッドレスタイヤの空気圧管理に役立つツールやアイテムも紹介しますのでぜひ最後までご覧ください。

スタッドレスタイヤの適正空気圧とは?

スタッドレスタイヤは夏用タイヤと異なる性能を持っています。その性能を発揮させるためには適正空気圧かどうかが重要となりますが、夏用タイヤと同じで良いのでしょうか。また、空気圧不足であると、どのような弊害があるのか気になる方もおられるかもしれません。ここでは、スタッドレスタイヤの適正空気圧と、過不足があった場合に起こる現象について解説します。


適正値は夏用タイヤと同じ

夏用タイヤは、空気圧を適正値に保つことでタイヤ本来の性能を発揮できます。これはスタッドレスタイヤにおいても同様で、適正空気圧であれば雪道や凍結路でグリップ力を得ることが可能です。

タイヤサイズに変更がなければスタッドレスタイヤの適正空気圧は夏タイヤと同じです。車体の運転席ドア付近に貼られているシールの表記を確認し、指定空気圧に調整しましょう。


空気圧不足で引き起こされる現象

タイヤの空気圧が不足していると様々なデメリットが生じます。まず空気圧不足によりタイヤがたわむと、必要以上に路面へ接触し燃費が悪くなるでしょう。また、タイヤの耐荷重が低下するため、ダメージを負いやすくなります。

他にも、タイヤの接地面の両サイドに負荷が多くかかることから、偏摩耗を助長してしまい寿命が短くなります。


空気圧が高すぎると起こる現象

タイヤの空気圧を適正値より高めにする場合もあるでしょう。この場合、タイヤのたわみを小さくできるため転がり抵抗が減少し、燃費の改善が期待できますが弊害もあります。

タイヤがパンパンに張った状態だと、走行中のショックを吸収できずに乗り心地が硬くなり、強い衝撃が加えられると損傷しやすくなるのです。また、タイヤ接地面の中心部分に荷重が集中するため、センター摩耗と呼ばれる偏摩耗の発生が懸念されます。

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スタッドレスタイヤの空気圧調整方法

ここでは、スタッドレスタイヤの空気圧を調整できる場所と、調整方法について解説します。最近ではセルフ式のガソリンスタンドが主流となってきているため、車の使用者自身が空気圧調整をする機会が増えてきました。まだ、自身で調整した経験がない方は以下の内容を参考にしてください。

空気圧調整ができる場所とは?

タイヤの空気圧はガソリンスタンドをはじめ、ディーラー・カー用品店・タイヤショップ・整備工場など車を扱う多くのお店で調整できます。ガソリンスタンドは店舗数が多く、給油や洗車のついでに調整できるため利便性が高い選択肢です。ただし、セルフ式は自分自身で実施しなければなりません。その他の選択肢については、別の作業や買い物とあわせて作業を依頼しやすい点がメリットです。


空気圧調整のやり方

空気圧調整のやり方は至ってシンプルです。指定空気圧が分からない場合は、運転席ドアを開けた際に見えるシールで確認できます。前輪と後輪で別けて表記されている場合もあります。空気圧調整は基本的に以下の手順で調整できます。

  1. エアバルブのキャップを反時計回りに回して取り外す
  2. 調整用のエアホースをエアバルブに差し込む
  3. ホース先端を押さえつつ指定空気圧になるまで空気を補充する
  4. ホースを外してエアバルブキャップを取り付けする

上記の4つの工程をタイヤ4本分繰り返しましょう。空気圧の設定方法や空気圧ゲージの使用方法はタイプによって異なるため、不明な場合はお店のスタッフに相談してみてください。


【番外編】調整と同時にタイヤを点検しよう

空気圧調整のタイミングは、タイヤを点検する機会でもあります。タイヤは安全を支える最重要パーツですので、しっかりチェックすることが大切です。点検のポイントは、以下を参考にしてください。

  • タイヤ接地面の残り溝がスリップサインに達していないか
  • タイヤ接地面が部分的に摩耗していないか
  • タイヤ接地面に釘などの異物がないか
  • タイヤ側面に傷やひび割れ、コブのような膨らみがないか

もし接地面に偏摩耗が生じていたり、前後の残り溝に差があったりした場合は、タイヤローテーションがおすすめです。判断に迷った場合は、プロに点検してもらうと的確なアドバイスをもらえるでしょう。


スタッドレスタイヤにおける空気圧調整のポイント

スタッドレスタイヤの調整方法などが把握できたら、こちらで解説する内容を押さえておくと、より安全性が高まるでしょう。ここでは、空気圧の調整頻度や実施する際の注意点などを紹介します。指定空気圧はタイヤサイズの変更に伴い変わってくるので、検討している方はぜひ参考にしてください。

空気圧調整の頻度は月に1回以上

タイヤ内の空気は密閉されているため、一見漏れないと思われるかもしれませんが、実際はパンクしていなくても1ヶ月で約10kPa~20kPa減少します。ゴム風船が時間の経過でしぼむように、ゴムは空気を通してしまう素材だからです。したがってタイヤの空気圧は最低でも1ヶ月に1回は点検し、適正空気圧を下回っていたら補充するようにしましょう。


空気圧調整はタイヤが冷えている時に行う

空気圧調整は、タイヤが冷えている時に実施しましょう。空気は温度が上がると膨張し、下がると収縮する性質があるため、空気圧調整時はその点を考慮することが大切です。

タイヤ内の空気は走行すると温度が上昇するため、停止した直後の空気圧は高くなっています。この時点で調整しても、指定空気圧に正しく合わせることは困難なことから、ある程度時間をおいてから実施するようにしましょう。


インチダウンした場合は空気圧の適正値が変わる

スタッドレスタイヤを購入する際、夏用タイヤを履かせているホイールを再使用すると、同サイズのタイヤを取付けすることになります。しかし、インチダウンしたタイヤとホイールを購入する場合は、サイズの異なるスタッドレスタイヤを履くことになるので適正空気圧が変わる点に注意が必要です。

交換後の適正空気圧については、タイヤメーカーのWEBサイトで調べることもできますが、タイヤの購入と同時にお店に相談した方が早いでしょう。スタッドレスタイヤが持つ性能を十分に発揮させるためにも、使用前に把握しておくことを推奨します。


ホイール付きで保管する場合は空気圧を下げる

スタッドレスタイヤは、夏には向いていないタイヤであり、冬が終わったら保管することになります。その場合、ホイール付きでタイヤを保管するケースもあるでしょう。ホイール付きでの保管は、空気圧を適正値の50%程度に調整しておくことが重要です。適正値のまま保管すると、タイヤ自体が休まらないため劣化しやすい状態と言えます。また、完全に空気を抜いてしまうと自重により変形してしまうので、保管の際は空気圧を半分程度に調整しておきましょう。

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スタッドレスタイヤの空気圧管理に役立つツールをご紹介

スタッドレスタイヤ以外のタイヤにも言えることですが、空気圧管理は安全性や劣化具合にも関わる重要な要素です。パンクトラブルがいつどこで発生するか分かりません。また、空気圧チェックや調整のために、お店へ行くのが面倒と感じる方もおられるでしょう。ここでは、空気圧管理に便利なツールや窒素ガスの充填について紹介します。

空気圧ゲージ

空気圧ゲージは、タイヤの空気圧を測るためのツールです。調整はできませんが正確に空気圧を測定できるので、持っておくと空気圧管理が楽になるでしょう。

タイヤのたわみ量など、見た目で空気圧不足を判別するのは困難です。特に偏平率が低いタイヤは、空気圧が減っていても目視ではほとんど分かりません。したがって、空気圧ゲージをひとつ持っておくことをおすすめします。数千円程度で購入でき、何度でも使用が可能です。


空気圧監視システム(TPMS)

空気圧監視システムは、TPMS(Tire Pressure Monitoring System)とも呼ばれ、タイヤの空気圧を常時確認できる装置です。空気圧監視システムを車両に装着することで空気圧管理がしやすくなり、パンクした場合すぐに気付けるメリットがあります。

一部の車種で標準装備されている場合もありますが、カー用品店などで社外品を購入し後付けすることも可能です。エアバルブキャップの代わりにセンサーを取付け、表示装置を車内に設置するタイプが社外品の主流となっています。空気圧監視システムを導入することで、空気圧ゲージも必要なくなるでしょう。


ポータブルエアコンプレッサー

エアコンプレッサーといえば、ディーラーやガソリンスタンドなどお店に設置する大型のタイプをイメージする方もおられるかもしれません。しかし現在は、ポータブルタイプのエアコンプレッサーが販売されるようになってきました。スペアタイヤの代わりに採用されるパンク修理キットにも付属されていますが、パンク修理キットのコンプレッサーは非常用にとっておき、空気圧調整用に別途購入しておくことをおすすめします。持っておくことでわざわざお店に行く必要もなく、簡単に空気圧の補充が可能です。ポータブルエアコンプレッサーは、2,000円~1万円程度で購入できるでしょう。


【番外編】窒素ガスを充填しよう

ガソリンスタンドやカー用品店、タイヤショップを利用した際に、窒素ガスの充填をおすすめされた方もおられるでしょう。通常、タイヤに充填される空気は、約8割が窒素で約2割が酸素ですが、酸素は分子が小さいためゴムの分子間を通り抜けやすいとされています。そこで、酸素よりも分子が大きい窒素でタイヤ内を満たすと、空気圧の自然減少ペースが緩やかになります。また、水分を含まないので温度変化による空気圧の変動が小さい点も窒素ガスを充填するメリットです。1本あたり500円程度の費用はかかりますが、燃費維持に役立つでしょう。

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イエローハットならスタッドレスタイヤをWEB注文できる

スタッドレスタイヤへの交換を手早く終わらせたい方も多いでしょう。イエローハットでは、スタッドレスタイヤの購入がオンラインショップから可能で、交換までがスムーズです。また、タイヤの履替え作業をWEBで予約し、待ち時間を短縮することもできます。ここでは、タイヤ保管メニューの紹介とともに、イエローハットを利用するメリットについて解説します。

オンラインショップを利用するメリット

タイヤが交換時期にきている場合は、イエローハットのWEB注文が便利です。イエローハットオンラインショップは国産メーカーから海外ブランド、イエローハット専売のスタッドレスタイヤなど、商品を豊富に取り扱っています。

注文方法はシンプルで、車種とタイヤサイズを選択して商品を決定後、取付けの希望日時や店舗を画面の指示にしたがい入力・選択していくだけです。注文後は予約日に店舗にて、すぐに取り付けいたします。


シーズン終了時の履替え作業予約もWEBからが便利

冬用タイヤへの履替え作業については店頭でもご依頼可能ですが、混んでいる場合はお待たせしてしまう可能性があります。スムーズにスタッドレスタイヤや夏用タイヤへの履替えを完了させたい場合は、イエローハットのWEB予約がおすすめです。

作業予約の専用ページから簡単に予約が可能で、最大のメリットは予約日に受付を済ませた後、作業開始までの待ち時間が発生しない点にあります。予約日の確認や変更、キャンセルもWEBから可能ですので、ぜひご活用ください。


タイヤ保管で困ったならイエローハットへ

タイヤを履替えて、一時的に使わなくなったタイヤを保管する際、スペースの確保や管理に困ってしまう方もおられるでしょう。イエローハットでは一部の地域、店舗を除き、タイヤの保管を依頼することが可能です。

タイヤ保管をお任せいただくことで、タイヤの劣化や盗難などのリスクを回避できる上、履替え時に運び出す手間もなくなります。詳しくは、ぜひお近くの店舗にてお問い合わせください。

タイヤの履替え作業

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まとめ

スタッドレスタイヤの適正空気圧は、夏用タイヤと同じで、特別な空気圧設定は必要ありません。空気圧に過不足があると、偏摩耗やタイヤの損傷につながることもあるので、しっかり管理することが大切です。少なくとも月に一度は、タイヤが冷えている状態で空気圧のチェック・調整を行いましょう。

イエローハットでは、空気圧調整を含め、タイヤに関して相談しやすい環境を整えております。また、スタッドレスタイヤへの交換を気軽に行えるよう、オンラインショップからのタイヤ注文や履替え作業のWEB予約が可能です。ぜひイエローハットの利用をご検討ください。

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