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タイヤのひび割れによる交換時期の目安とは?タイヤの基本構造も解説

使用中のタイヤにひび割れを発見し、交換すべきか迷っている方もおられるのではないでしょうか。タイヤに発生するひび割れは、劣化のサインです。放っておくと悪化していきトラブルに発展する恐れがあるため、どの程度になったら交換すべきかきちんと見極める必要があります。そこでこのコラムでは、ひび割れによるタイヤの交換時期について詳しく解説します。ひび割れの要因や対策についての理解も深まるため、ぜひ参考にしてみてください。

ひび割れの発生によるタイヤ交換時期の目安

タイヤに発生するひび割れには程度があり、大きさや深さを確認することで交換時期が分かります。重度のひび割れがある場合、走行により負荷がかかるとバーストにつながる可能性があるため注意が必要です。ここでは、タイヤにひび割れが確認できた場合の交換時期について解説します。

くっきりとひび割れが確認できる場合は交換しよう

タイヤのひび割れを確認した時に、くっきりと目視できる場合は早めに交換することを推奨します。タイヤのひび割れは良くなることはなく、時間が経つほど悪化していくことは避けられないので、安心して走行するためにも交換を検討することが大切です。

ただし、うっすらとしたひび割れの場合、交換を急ぐ必要はありません。経過観察をしつつ、タイヤ選びの準備を始めると良いでしょう。


重度のひび割れはバーストする危険性がある

ひび割れが進行し、亀裂が大きく深くなると走行時にバーストの危険性が高まります。タイヤに重度のひび割れが確認できた際は、早めにタイヤショップなどへ持ち込むようにしましょう。

タイヤを交換するまではなるべく高速道路の走行を避け、いつもよりスピードを抑えることを意識して運転することが大切です。また、急加速や急旋回など、タイヤに大きな負荷がかかる運転もバーストのリスクを高めますので、できる限りタイヤを労わるような操作を心掛けると良いでしょう。

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タイヤの構造を知ってひび割れの危険性を把握しよう

タイヤに発生するひび割れの危険性を正しく理解するためには、タイヤの構造を把握しておくことが大切です。構造が分かれば、ひび割れ以外の異常があった際も交換すべきかどうかの判断に役立つでしょう。ここではタイヤ各部の名称とタイヤ内部の構成部品について解説します。

タイヤの部位別名称

まず、タイヤの見た目における各部位の名称を紹介します。それぞれ特徴や役割が異なるため、注目してご覧ください。

・トレッド部
タイヤが地面に接するトレッド面は性能に直結する部分であり、想定している路面状況や性能に合わせてブロックパターンや素材の配合が異なります。また、タイヤ内部の部品を保護するのも役割のひとつです。

・ショルダー部
ショルダー部は、トレッド部とタイヤ側面の中間に位置する部分のことで、タイヤにおける「肩」のことです。走行により発生した熱を放出する役割や、内部の部材を守る役割があります。

・サイドウォール部
サイドウォール部とはタイヤ側面のことで、ここにはメーカー名やブランド名、タイヤサイズなど各種情報が表記されます。トレッド部よりはゴムの厚みが薄く、タイヤにおいて変形が大きい部分です。

・ビード部
ビード部はホイールに密着する部分のことで、タイヤを固定するのが役割です。


タイヤ内部の構成部品

次にタイヤ内部の構成部品を紹介します。ひび割れにより、バーストにつながってしまう理由も分かるでしょう。

・カーカス
カーカスはタイヤの骨組みとも言える重要な部材です。外側のサイドウォール部などに重度のひび割れが発生すると、カーカスの伸びを抑えることができなくなり空気圧や走行時の負荷に負けてバーストにつながります。

・ベルト
カーカスとトレッド部の間に巻きつけられているのがベルトと呼ばれるコードです。カーカスを引き締め、走行時の衝撃を和らげる役割があります。タイヤの剛性にも関わる部分です。

・インナーライナー
現在主流のチューブレスタイヤにおいて、タイヤ内部の空気を逃さないようにしているのがインナーライナーと呼ばれるゴム層です。チューブと同様の役割を果たします。

・ビードワイヤー
ビード部の内側に、補強のために取り入れられているのがビードワイヤーです。ホイールにしっかりと固定する役割があります。

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タイヤの交換時期を早めてしまう「ひび割れ」が発生する要因

タイヤにひび割れが発生する理由について気になる方もおられるでしょう。ひび割れの発生にはさまざまな要因がありますが、ここでは3つの観点から解説します。タイヤのたわみ(変形)や手入れの仕方、紫外線などがひび割れとどう関係しているのか理解できるでしょう。

タイヤのたわみ

タイヤには車の重量を支える役割があり、地面に接する部分はたわみが発生します。このたわみが大きいと、ひび割れが発生する要因となるのです。

たわみが大きくなる原因には、空気圧不足が挙げられます。タイヤ内の空気はどうしても徐々に抜けていくため定期的に補充が必要になりますが、怠ってしまうとたわみが大きい状態で走行し続けることになり、ひび割れが発生しやすくなるのです。また、過積載もたわみがきつくなるので注意しましょう。


過度な手入れ

タイヤのゴムには劣化防止剤と呼ばれる成分が練り込まれており、タイヤ自体が保護機能を持っています。しかし、過度に手入れをしてしまうと保護機能が弱まり、ゴムが変質してひび割れにつながります。

したがって、洗車の度にタイヤを洗う必要はありません。汚れたら洗うくらいがちょうどよく、基本的に水洗いで十分です。化学物質がタイヤの劣化防止剤に影響する場合があるため、洗剤を使用した過度な洗浄や、タイヤワックスの塗り過ぎには注意しましょう。


紫外線や熱

タイヤのゴムにとって、紫外線は変質の原因となるため可能な限り避けることが重要です。紫外線はゴムを硬化させ、タイヤのひび割れを助長します。駐車場所で日の当たり方によっては、車両の片側のひび割れが進行しているケースもあるため注意しましょう。

また、熱もタイヤの質を落とすので、温度が上昇しがちな高速走行時は適正空気圧かどうかを事前に確認するようにしましょう。

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タイヤの交換時期を遅らせるひび割れ対策

タイヤのひび割れの進行が早いほど、交換時期も早まります。ひび割れ対策にはどのようなものがあるのか知りたい方もおられるでしょう。ここでは、ひび割れの進行を遅らせるポイントを3つ紹介します。ささいな意識で実践できる簡単な対策もありますので、ぜひご覧ください。

保管時は空気圧を半分にする

季節に合わせて、夏用タイヤとスタッドレスタイヤを履替えている方も多いでしょう。使わないタイヤは保管する必要があり、その際はなるべく劣化しないよう対策を打つ必要があります。

タイヤのみで保管する場合は当てはまりませんが、ホイール付きの場合は空気圧を適正値の半分程度に調整することを推奨します。タイヤの内圧を下げて各部材を休ませることで、ひび割れや変形を防ぐことにつながるでしょう。


直射日光に当たらないように保管する

紫外線はタイヤの劣化を招いてしまうので、保管時は直射日光が当たらないようにしましょう。可能な限り屋内や倉庫など屋根付きの保管場所を用意するか、屋外しか置き場所がない場合はタイヤカバーをかけることをおすすめします。

また、湿度が高い場所もタイヤの変質を助長してしまうので、風通しが良いことも重要な要素です。


熱・油分・電気火花を避ける

タイヤのひび割れ防止で注意すべきポイントは、紫外線だけではありません。保管環境において、熱や油分、電気火花を避けることも重要な要素です。

例えば、ストーブなどの熱源の近くで保管するのは禁物です。また、油分を含む汚れはタイヤの変質につながることもあるので、保管前に洗浄して落としておきましょう。また、モーターを搭載した電気製品やバッテリーの付近はゴムが劣化する要因となるオゾンが発生しやすいので避けてください。


タイヤの交換時期を早めてしまう要因はひび割れだけではない

タイヤの交換時期は、ひび割れ以外の要因で早まってしまうことがあります。走行中、タイヤは常に衝撃を吸収し、路面と摩擦しているため消耗してしまうのです。ここでは、タイヤのひび割れ以外のチェック項目と交換すべき状態や異常について解説します。

「トレッド部」のチェック項目とタイヤ交換時期の目安

トレッド部でまず注目したいタイヤのチェック項目は残り溝です。夏用タイヤの場合は1.6mm以上溝が残っているか確認しましょう。溝底部に設けられているスリップサインを確認すると簡単に判別できます。スリップサインの高さと溝の高さが同じである場合は、使用限界に達しているため早めに交換しましょう。

次に偏摩耗の程度をチェックしてみてください。トレッド部の摩耗が、片側や中心部分に偏っていないかを確認します。もし偏摩耗によりベルトやカーカスなどコード層が露出している場合は、継続使用は危険ですのですぐにタイヤ交換しましょう。


「サイドウォール部」のチェック項目とタイヤ交換時期の目安

地面に接しないサイドウォール部も重要なチェック項目です。タイヤのサイドウォールは、縦列駐車する際に縁石で傷つけやすく、亀裂が入るケースがあります。亀裂が深く、カーカスが露出している場合は交換が必須です。

また、タイヤに強い衝撃が加わった場合に発生するピンチカットがあると、カーカスが損傷しているため使用はできません。ピンチカットとは、サイドウォールの一部がコブのように膨らんでいる状態です。バーストのリスクが高いので、早急に交換しましょう。

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タイヤの取扱いがある代表的なお店とは?

タイヤにひび割れなどの異常があった場合、どこで交換できるのか知りたい方もおられるでしょう。タイヤを扱う代表的なお店には、ディーラーやカー用品店、タイヤ専門店、ガソリンスタンドなどがあります。

ディーラーは、タイヤ価格は比較的高めですが、販売している車に対しての技術はお墨付きであるため安心感があると言えるでしょう。カー用品店はタイヤの種類が多く、購入費用を抑えられる傾向にあります。タイヤ専門店は設備が整っていることが多く、特殊なタイヤサイズにも対応可能な場合がほとんどです。ガソリンスタンドは店舗数が多いため、緊急時に利用しやすいと言えます。

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タイヤの購入はイエローハットのオンラインショップへ!

スマートフォンやインターネットの普及により、タイヤも気軽にWEB注文が可能となりました。イエローハットでもタイヤのWEB注文を受付けしており、利用することで得られるいくつかのメリットがあります。ここでは、イエローハットのオンラインショップの特長と、タイヤパンク補償や履替え作業WEB予約についてご紹介します。

オンラインショップを利用するメリット

タイヤに劣化のサインを見つけたら、ぜひイエローハットオンラインショップをチェックしてみてください。豊富な商品ラインアップの中から条件に合ったタイヤが探し出せます。タイヤだけでなくホイールも取り扱っており、注文方法も簡単です。

画面の指示にしたがって選択していくだけで、お車に適合するタイヤを見つけることが可能です。取付け希望日と取付け店舗を順に選択し、お客様情報などをご入力いただくと注文完了となります。予約日に来店いただくと待ち時間が発生しない点がメリットです。


イエローハットでは「タイヤパンク補償」もご用意

イエローハットではタイヤを4本購入していただいた方を対象に、タイヤパンク補償への加入をおすすめしています。
タイヤパンク補償に加入すると、1本のパンクでも新品に交換でき、全国680店舗以上あるイエローハットで補償を受けられます。タイヤ購入時はぜひご検討ください。


冬用・夏用タイヤへ履替えする場合はWEB予約が便利

夏用タイヤや冬用タイヤへの履替えをお店で依頼することも可能ですが、イエローハットではWEB予約を推奨しています。WEB予約後、予約日に来店いただき、受付完了後はすぐに作業開始となるため、余分な待ち時間がありません。

また、予約日の確認や変更、キャンセルもWEBからいつでもできるため便利です。エンジンオイル交換やボディコーティングも予約可能ですので、お気軽にご活用ください。

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まとめ

タイヤのひび割れは軽度であれば走行に問題はありませんが、重度になるとバーストのリスクが高まるため交換を検討しましょう。ひび割れの要因には空気圧不足や紫外線などがあるため、把握して対策すると劣化の進行を遅らせられます。

タイヤのひび割れの状態が見極められず不安な場合は、イエローハットへご相談ください。すでに交換を決められている場合は、オンラインショップからの注文が便利です。注文から取付けまでスムーズに完了できますので、ぜひご利用ください。

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