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タイヤの空気圧管理が大切な理由とは?ロードインデックスとの関係性も解説

タイヤの空気圧管理は、良好なコンディションを維持するために重要な要素です。空気圧が適正値から外れていると、どのような不具合やトラブルが起こるのか気になる方もおられるのではないでしょうか。正しい空気圧管理は、タイヤを長持ちさせることにつながります。

このコラムでは、タイヤの空気圧管理が大切な理由と、起こり得るトラブルについて解説します。調整するタイミングや方法、タイヤの空気圧とロードインデックスの関係性など、重要なポイントについても理解が深まるでしょう。

タイヤの空気圧管理が大切な3つの理由

タイヤ内の空気圧は、自然に減少していくことをご存知でしょうか。時間経過とともに空気圧は低下して行くため、しっかり管理することが重要です。ここでは、タイヤの空気圧管理が大切な理由を3つの観点から解説します。タイヤの寿命にも関わるので、長持ちさせるためにもお役立てください。

1.タイヤ内の空気は自然に減少するため

タイヤに使用されているゴムは微量の空気を通してしまうため、徐々に内圧が低下します。自然減少ペースは、1ヶ月で約5%~10%とされており、空気が抜けるほどタイヤは車の重量を支えきれず、潰れた状態となるのです。

タイヤ内には一般的に空気を充填します。空気の約80%は窒素、残りの20%ほどは酸素で構成されており、ゴムの分子間を通り抜けやすいのは分子が小さい酸素です。タイヤショップなどで取り扱っている窒素ガスを空気の代わりに充填すると、酸素がほとんどないため空気圧の自然減少ペースが抑えられます。


2.性能低下やパンクなど安全性に関わるため

タイヤの空気圧に過不足があると、タイヤが元々持っている性能をフルに発揮できません。特に、空気圧不足には注意が必要です。空気圧が不足するとタイヤが過度にたわんでしまい、転がり抵抗が増加して燃費性能が悪化します。

また、空気圧管理を怠ると、パンクに気付くのが遅れてしまいます。パンクした状態だと、タイヤのグリップ力に差が生まれて走行安定性が損なわれるため危険です。このように、性能や安全性にも関わるため空気圧管理が重要と言えます。


3.タイヤの寿命を縮めてしまうため

タイヤの空気圧は、車両ごとに異なる指定空気圧に合わせることが基本です。空気圧が不足していたり、高すぎたりすると、タイヤの寿命を縮めてしまいます。

例えば、空気圧不足の場合、接地面の両サイドが早期に摩耗する「両肩摩耗」を引き起こします。また、タイヤのたわみが大きくなるので、ひび割れが発生しやすくなるでしょう。空気圧過多の場合は、接地面の中心が先にすり減ってしまう「センター摩耗」となるため、空気の入れすぎもタイヤによくありません。

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タイヤの空気圧が不適切だと起こり得るトラブル

ここでは、タイヤの空気圧管理が不適切な場合に起こり得る危険な現象、スタンディングウェーブ現象と、ハイドロプレーニング現象の2つを解説します。運転免許を取得する際に聞いたことがある方も多いでしょう。どのような仕組みで引き起こされるのか、再確認してみてください。

スタンディングウェーブ現象

スタンディングウェーブ現象とは、タイヤが波打ちながら変形を繰り返す現象のことです。主に空気圧不足が原因で、スピードが上がるほど起こりやすくなります。スタンディングウェーブ現象は運転中に気付くことは難しく、そのまま走行し続けるとタイヤの温度が上昇し、最終的に破裂(バースト)してしまいます。

高速道路で発生することが多く、重大な事故につながりかねない危険な現象です。一般道の速度でも起こらないとは限りませんので、空気圧不足には注意しましょう。


ハイドロプレーニング現象

ハイドロプレーニング現象とは、路面にある水分の上にタイヤが浮いてしまう現象のことです。タイヤの空気圧が適正値であったとしても、スピードが出ているほど発生しやすく、こちらも高速道路で起こりやすいと言えます。

ハイドロプレーニング現象が起こると、ハンドルが効かないなどコントロール不能状態となるため大変危険です。空気圧不足も原因となるため、雨天時の高速走行では特に注意しましょう。

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タイヤの空気圧調整のタイミングと方法

自分で空気圧調整を行った経験がない方もおられるでしょう。ガソリンスタンドがセルフ化してきたことにより、空気圧は車の使用者による管理が一層重要になってきました。ここでは、空気圧の調整方法や、調整の頻度と実施したいタイミングについて解説します。

空気圧調整のタイミング

タイヤの空気圧は自然に減少する点を考慮して、1ヶ月に1回の頻度で調整することをJATMA(一般社団法人 日本自動車タイヤ協会)やタイヤメーカーが推奨しています。

また、パンクによる空気圧不足に気付くためにも、遠方へ出かける際や、高速道路を走行する前のタイミングでチェックすることも重要なポイントです。車の挙動に違和感があった場合も、一度空気圧を確認してみてください。


空気圧の調整方法

タイヤの空気圧を調整する方法はシンプルです。エアバルブから空気を補充します。初めて調整する方は、以下の流れを参考にしてください。

  1. エアバルブキャップを取り外す
  2. エアゲージのホースをエアバルブに取り付けする
  3. 空気圧を確認し、必要に応じて適正値に調整する
  4. エアバルブキャップを取り付けする
  5. すべてのタイヤで上記の工程を繰り返す

上記の工程については、最初に空気圧を設定して自動でストップするタイプや、自分自身で空気の出し入れを操作するタイプがあります。お店や機器によって異なるため、初めて使用する場合は、スタッフに相談すると良いでしょう。


タイヤの空気圧とロードインデックスの関係性

タイヤの空気圧に過不足があると、トラブルに発展するケースがあることを解説しましたが、ロードインデックスとの関係性も把握しておくことが重要です。また、インチアップやインチダウンをすると、適正空気圧が変わる点を押さえておきましょう。ここでは、ロードインデックスの概要やタイヤサイズ変更時のポイントを含め解説します。

ロードインデックス(最大負荷能力)と空気圧の関係性

ロードインデックス(最大負荷能力)とは、タイヤが耐えられる負荷を示す指数のことです。タイヤ側面にはサイズが刻印されているのですが、そのサイズの横に2桁もしくは3桁の数値でロードインデックスが表記されています。

タイヤの負荷能力は、空気圧によって変動します。同じロードインデックスでも、空気圧が低いと負荷能力は小さくなり、反対に空気圧が高いと大きくなるのが特徴です。つまり、空気圧が不足している状態は、負荷能力が下がっている状態のためバーストのリスクが高いと言えます。


インチアップやインチダウンする場合に要注意

インチアップやインチダウンとは、タイヤの外径はそのままに、タイヤ内径(リム径)を変えるサイズ変更のことです。インチアップはドレスアップを目的に実施することが多く、インチダウンは乗り心地の改善や燃費改善の場合に行う傾向があります。

注意点としては、タイヤの負荷能力を純正サイズと同等以上にすることです。交換後のタイヤのロードインデックスを合わせつつ、タイヤ空気圧を元々の負荷能力と同レベル以上に設定することが重要と言えます。つまり、タイヤの指定空気圧が変わるため、インチアップなどのサイズ変更をする場合は、空気圧についてお店に相談することが大切です。

タイヤの履替え作業

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タイヤの空気圧と同時に行いたい点検のポイント

空気圧管理はタイヤのコンディションを保つために重要ですが、他にもチェックしておきたい項目があります。ここでは、空気圧調整と同時に点検したい「タイヤの摩耗状態」「損傷の有無」「応急処置キットの状態」の3つの項目について解説しますので、ぜひ参考にしてください。

摩耗状態

タイヤの摩耗に関しては、駆動方式や空気圧、運転の仕方によって状態が異なります。まず点検したいのは、すべてのタイヤの残り溝です。現在、多くの自動車に採用されている駆動方式は前輪駆動なので、前タイヤの摩耗ペースが早い傾向にあります。そのため点検では前後の残り溝の差を確認しましょう。また、スリップサインに達していないかも重要です。他にも偏摩耗の有無を確認することが大切で、前タイヤは片減り、後タイヤはセンター摩耗しがちです。残り溝の差や偏摩耗の度合いを見て、タイヤローテーションを実施すると長持ちにつながります。


損傷の有無

タイヤの空気圧を調整しつつ、見える範囲で損傷がないかどうかを確認しましょう。接地面に関しては、釘などの異物が刺さっていないか、亀裂がないかをチェックします。

タイヤの側面については、ひび割れ・亀裂の有無や大きさ、一部が膨らんでいないかを確認してみてください。ひび割れがある場合はタイヤが劣化している証拠です。一部が膨らんでいる状態はピンチカットと言い、内部が損傷していることを示すため速やかにタイヤを交換しましょう。


スペアタイヤやパンク修理剤の状態

パンクして走行不能になった場合に備えて、スペアタイヤやパンク修理剤を点検することも忘れないようにしましょう。現在多くの自動車に採用されているのはパンク修理キットです。キットに含まれるパンク修理剤(修理液)には使用期限があるため、切れている場合は交換しましょう。

スペアタイヤについては空気圧を調整し、エアバルブの状態を確認します。まれに劣化してエア漏れしているケースがあるので注意が必要です。

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タイヤの寿命がきたらイエローハットへ!

タイヤの空気圧管理をしっかり実施していたとしても、消耗は避けられないので交換時期はやってきます。もしタイヤチェック時に寿命だと判明したら、ぜひイエローハットをご利用ください。ここでは、イエローハットのオンラインショップやパンク補償などについてご紹介します。

タイヤの購入は好きな時間に選べるオンラインショップが便利

イエローハットのオンラインショップでタイヤをご注文いただくと、全国にある約700店舗で取付けができるため便利です。スマートフォンやパソコンから簡単に注文でき、24時間ご利用いただけます。

夏用タイヤの他に、スタッドレスタイヤやオールシーズンタイヤをそろえており、豊富な種類の中から車に合った商品を検索可能です。タイヤ&ホイールセットもお選びいただけますので、ぜひイエローハットのオンラインショップを利用してみてください。


タイヤのパンクに備えられる補償もご用意

空気圧調整していても、パンクトラブルはいつどこで起こるのか分かりません。パンクするとタイヤサイズによっては高額な費用がかかることもあるでしょう。イエローハットではパンクやバーストに備えられるよう、タイヤを4本購入した方を対象に、有償とはなりますが、タイヤパンク補償への加入をおすすめしています。

タイヤパンク補償へ加入すると、1本のパンクでも新品に交換いただけます。全国約680店舗のイエローハットで補償を受けられるため、気になる方はタイヤ購入時にスタッフまでお問い合わせください。


シーズンオフのタイヤ履替え作業はWEB予約が簡単

イエローハットでは夏用タイヤやスタッドレスタイヤへの履替え作業を、WEBで予約できます。店頭でご依頼いただいた場合お待たせしてしまう可能性もありますが、WEB予約していただければご来店後すぐに作業を開始いたしますので、履替えがスピーディーです。

予約日を忘れてしまっても心配ありません。WEBで簡単に確認でき、予約日の変更やキャンセルも受け付けしています。この機会にぜひご活用ください。

タイヤの履替え作業

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まとめ

タイヤの空気圧を適切に管理すると、偏摩耗の進行や損傷のリスクを抑えることができ、本来の性能を発揮させることができます。空気圧の点検・調整は月に1回の頻度で実施し、遠出や高速道路を走行する前にもチェックすることが大切です。

全国に店舗があるイエローハットでは、オンラインショップからの注文も随時受付けています。気軽にタイヤやホイールを選ぶことができ、注文方法もシンプルです。スムーズにタイヤ交換を済ませられるので、ぜひご利用ください。

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