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タイヤ組換え作業の流れと工賃の目安を解説!タイヤを長持ちさせるコツも

タイヤは消耗パーツのため、寿命を迎えたら新しいタイヤへ組換えを行う必要があります。どのような流れで組換えされているのか、工賃はどの程度かかるのか気になる方もおられるのではないでしょうか。

このコラムでは、タイヤの組換え工程や工賃の目安をメインに解説し、注意点についても紹介します。タイヤの長持ちのコツも把握できるので、ぜひ最後までご覧ください。

タイヤ組換え作業の流れ

タイヤの組換え作業は、脱着に比べて作業に時間を要します。車両への脱着を行うだけであれば、リフトアップし交換作業を済ませるだけで終了となりますが、組替え作業は複数の作業工程が必要です。この項目では、タイヤ組換え作業の流れを分かりやすく解説します。お店に依頼した組換え作業がどのように行われるのか、気になっていた方も疑問を解消できるでしょう。

1.タイヤ・ホイールを車両から取り外す

タイヤの組換えを行うためには、まず車両のリフトアップが必要です。通常、お店に依頼した場合はリフトと呼ばれる機械を使ってリフトアップを行い、ホイールナットを緩めつつ、車両からホイールごとタイヤを取り外してこの工程は完了です。

一方で、極端に車高が低い車の場合はリフトが使用できないケースがあります。対策を行ったりリフトを使用せずジャッキアップでの作業を要したりと時間がかかってしまうこともあり、最悪の場合は断られてしまうこともあるため注意が必要です。


2.ホイールからタイヤを外す

次にホイールからタイヤを外す工程です。まずタイヤの空気を抜くため、エアバルブ内のバルブコアを専用工具で取り外します。その後、タイヤチェンジャーを使用してビード部を落とし、タイヤをホイールから外していきます。


3.エアバルブを交換する

タイヤの組換えで重要な工程のひとつにエアバルブの交換があります。エアバルブはゴム製のものが多く、こちらも劣化してエア漏れの原因となることから、定期交換をおすすめします。金属タイプのエアバルブの場合は、パッキン部分のみの交換となります。


4.タイヤをホイールに組込む

次に新しいタイヤをホイールに組込む作業です。組込む前に、ホイールのリム部に付着した交換前のタイヤの残りカス等を取り除く必要があります。その後、タイヤチェンジャーを用いて、タイヤ、ホイールにダメージを与えないよう組付けしていきます。


5.ホイールバランスを測定し調整する

タイヤの組込み完了後は、空気を充填します。次に、ホイールバランスを専用の機械で測定し、ウェイトを取付けして調整完了です。

ホイールバランス調整を行わないと、ハンドルにブレや振動などの症状が現れることもあるので重要な工程となります。


6.エア漏れ点検後に車両へ取付ける

最後に、タイヤとホイールの接合部(表裏)と、エアバルブにエア漏れがないかを石けん水などを用いてチェックします。エア漏れしている場合、泡立つため簡単に判別が可能です。

問題がなければ水分を飛ばした後、車両への取付け作業です。ホイールナットを仮締めし、車両を降ろした後、トルクレンチを使用して本締めすると組換え作業は終了となります。


タイヤ組換え工賃の目安と脱着作業について

タイヤ組換えの工程を知り、意外と工程が多いと感じた方もおられるでしょう。タイヤ交換に慣れているプロは、4本の組換え工程を約1時間程度で完了できます。ここでは、工程が多い組み換え作業をお店に依頼した場合、どの程度の工賃がかかるのかと、脱着作業の内容について解説します。

組換え工賃の目安

組換え工賃の目安は、一般的な取り扱いサイズだと1本あたり1,500円前後が相場と言えます。組換え工賃には、ホイールバランスの調整費用やエアバルブの交換費用が含まれていることもありますが、依頼先によっては別料金の可能性もあるので確認が大切です。

多くのお店では、ホイールバランス調整だけを依頼することも可能なので、走行時の振動が気になる場合は、一度相談してみてはいかがでしょうか。


履替え作業とは?

履替え作業とは、タイヤがホイールに組付けされた状態のまま交換する作業のことです。ホイールセットでタイヤを購入した場合や、スタッドレスタイヤをホイール付きで所有している場合は履替え作業となります。

一般的に、履替え作業の工賃は組換え工賃よりも安価で、4本で3,000円程度が目安です。組換えと違ってタイヤチェンジャーを使用しない上、ホイールバランス調整も実施しない傾向にあります。

タイヤの履替え作業

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タイヤ組換えにおける注意点

タイヤの組換えにおいて、そのお店で購入した商品と持ち込みで工賃が異なる傾向があります。また、古いタイヤの処分を依頼した場合に、費用がかかることをご存じでしょうか。ここでは、タイヤの組換えで押さえておきたい注意点を解説します。DIYで組換えを行う難しさについても把握できるでしょう。

交換後のタイヤを処分する場合は費用がかかる

使用済みタイヤの処分を依頼した場合、別途処分費用が必要です。処分費用の目安は1本あたり300円前後となる点を押さえておきましょう。

廃タイヤは、廃棄物処理法で「適正処理困難物」に指定されているため、タイヤの販売店にて引き取りすることになっています。一般ゴミとして処分できない点に注意しましょう。


タイヤを持ち込みした場合の工賃は割高の傾向

ショッピングサイトでタイヤを購入したり、別の店舗で購入したりしたタイヤを持ち込んで組換えを依頼した場合、通常の工賃より割高になる傾向があります。

一般的にタイヤ組み換え工賃の料金設定は「〇〇円~」と表記されている傾向があり、持ち込みタイヤの場合は割り増し価格となるケースも珍しくありません。

ショッピングサイトなどではタイヤ価格が相場よりも安く魅力的ですが、組換え工賃を考慮しないと結果的にタイヤ交換費用が高く付くこともあるため注意しましょう。
※イエローハットでは持込タイヤの対応については店舗により異なりますので、店舗までお問い合わせください。


DIYで組換えすることは困難

タイヤの組換えをDIYで行いたいと、検討している方もおられるでしょう。ホイールからタイヤを外す作業や組付けする作業は、タイヤチェンジャーと呼ばれる専用の機械を使用した上でコツを押さえて行う作業です。

専用機器を使用せず、複数のタイヤレバーを使用した手組みと呼ばれる手法もありますが、ホイールが傷だらけになってしまうためおすすめできません。また、ホイールバランス調整もできないため、組換えに関してはお店に依頼することを推奨します。

ただし、脱着作業のみであればジャッキなどの工具を用意するだけでDIYが可能です。ホイール付きでタイヤを所有している方は、交換費用を節約できるでしょう。

タイヤの履替え作業

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タイヤ交換作業が発生する理由

車を所有していると、車検代や修理代などさまざまな費用が発生します。タイヤは消耗品のため、数年で交換する必要が出てきます。ここでは、タイヤの交換がなぜ必要になるのかを解説しつつ、タイヤが持つ重要な役割について説明するので参考にしてください。

タイヤは劣化・摩耗する消耗パーツのため

新品タイヤへの交換が必要になる原因は、タイヤは使用過程で劣化・摩耗するためです。劣化の要因には、日光に含まれる紫外線や熱、大気中にも存在するオゾンや化学物質などがあり、タイヤを構成するゴムに影響を与えます。一般的に、使用開始から3年~5年で組換え交換が必要になるでしょう。

摩耗に関しては、走行距離や運転の仕方で度合いが変わりますが、タイヤは走行時常に摩擦しているため、走れば走るほどすり減るのは避けられません。また、急加速や急ブレーキ、急旋回をすると、通常よりも摩耗のペースは早くなります。一般的に、使用開始からおおよそ3万km走行毎で交換時期となるでしょう。


安全性に深く関わるため

タイヤの劣化が進行したり、摩耗したりすると、安全性が低下するため交換が必要になります。タイヤは劣化するとゴムが硬くなり、グリップ性能が低下してしまうのです。また、徐々にひび割れ、進行するとバーストと呼ばれるトラブルになりかねません。

また、摩耗が進行して残り溝が少なくなると、排水性能が低下して雨の日にスリップしやすくなります。ハイドロプレーニング現象と呼ばれる危険な状態におちいりやすくなるため、スリップサインに近づいたら早めに交換しましょう。

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タイヤを長持ちさせるコツ

タイヤの劣化や摩耗の進行を遅らせ、交換の頻度を抑えるためには、日頃から意識しておきたいポイントがあります。状態をチェックし、タイヤに優しい環境を整えることが重要です。ここでは、タイヤの長持ちにつながる3つの項目を解説しますので、ぜひ実践してみてください。

日常点検とローテーションを実施する

日常点検の実施は、法律により車の使用者に義務付けられています。点検項目には、エンジンのかかり具合や灯火類などの他にタイヤも含まれており、空気圧や溝の深さ、損傷の有無がチェックポイントです。日常点検を実施することでパンクなどに気付くことができ、重大な損傷を防ぐことにつながります。

点検時に、前後タイヤの残り溝に差があったり、偏摩耗があったりした場合はタイヤローテーションを実施しましょう。摩耗状態が均一化され、接地面をまんべんなく使い切ることができます。


タイヤに優しい保管環境を整える

夏用タイヤとスタッドレスタイヤを使い分けしている場合、どちらかは保管することになります。保管時の劣化を防ぐためにも、タイヤに優しい環境を整えるようにしましょう。

適切な保管環境とは、日光が当たらず涼しくて風通しの良い場所です。電気製品(エアコンの室外機等)や熱源の近くを避けることもポイントで、オゾンや熱による影響を受けない場所が最適と言えます。


アライメント調整を実施する

空気圧を適正に保ち、タイヤに優しい運転をしていても偏摩耗が進行する場合は、アライメントが狂っている可能性があります。アライメントとは、車体に対してのホイールの取付け角度や位置関係のことです。

アライメントは足回り部品の劣化や交換、車高の変更、事故などによりずれる場合があり、偏摩耗の要因になります。定期的に調整すると、タイヤの長持ちにつながるので検討してみてください。

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タイヤの交換・履替えならイエローハットへお任せ!

タイヤの交換や履替え時は、ぜひイエローハットにご依頼ください。ここでは、イエローハットのタイヤに関する各種作業工賃の紹介と、オンラインショップからのWEB注文について解説します。また、シーズンオフとなったタイヤの履替え作業をWEB予約した場合のメリットも紹介しますので、ぜひご覧ください。

イエローハットの各種作業工賃をご紹介

ここでは、タイヤに関する各種作業工賃を紹介します。店舗や車種により変動することもあるため、詳しくはお近くのイエローハットにてお問い合わせください。

  • タイヤ交換:税込1,100円~/1本(バランス測定調整含む)
  • ゴムバルブ交換:税込300円~/1本
  • ホイールバランス測定調整:税込1,100円~/1本
  • タイヤ履替え:税込3,300円~(ホイール付きの場合)
  • タイヤローテーション:税込3,300円~
  • パンク修理:税込2,200円~

※2023年1月時点の料金となります


タイヤの注文はオンラインショップが便利

タイヤの交換を検討している場合は、イエローハットのオンラインショップからも注文と取付け日の予約が可能です。豊富な商品の中から車に合うタイヤを簡単に探し出せます。夏用タイヤやスタッドレスタイヤ、オールシーズンタイヤを取り扱っている他、ホイールセットも選択できます。

お持ちのスマートフォンやパソコンから、画面の指示に従い入力を進めるだけで商品を検索可能です。そのあと取付け店舗と希望日を順に選択いただき、お客様情報を入力すると注文が完了します。


WEBから夏用・冬用タイヤへの履替え作業を予約できる

イエローハットでは、タイヤ履替え作業予約を専用WEBページで受付けしています。いつでも簡単に予約でき、予約日時の確認や変更、キャンセルもWEB上で可能です。

WEB予約を利用するメリットは、作業開始までの待ち時間が発生しないことです。予約日に指定した店舗で受付を済ませていただくと、すぐに取付け作業を開始します。タイヤの履替えをスムーズに終わらせたい場合は、ぜひ作業予約ページへアクセスしてみてください。

タイヤの履替え作業

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まとめ

タイヤの交換には多くの工程があり、タイヤチェンジャーやホイールバランス調整機など専用設備を使用します。お店へ依頼する際は、組換え工賃にホイールバランス調整料などが含まれているかを確認して費用の総額を把握すると良いでしょう。

イエローハットでは、組換えや履替えなど各種作業を依頼できる他、オンラインショップでタイヤの注文を受付けしています。オンラインショップを利用することで、スムーズにタイヤ交換できるので、ぜひご活用ください。

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