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車のタイヤパンク時はどのような行動をとる?応急処置の流れをケース別に解説

車のタイヤがパンクした時にどう対処すれば良いのか、悩んでいる方もおられるのではないでしょうか。応急処置を施すにしてもパンク修理キットの使用方法や、スペアタイヤへの交換方法を把握しておく必要があります。

このコラムでは、車のタイヤがパンクした時にどのような選択肢があるのかを解説しつつ、パンク修理キットやスペアタイヤ交換の流れを紹介します。パンク時のNG行為についても把握できますので、万が一に備えてご一読ください。

車のタイヤがパンクした時の選択肢

車のタイヤがパンクした場合、取れる選択肢がいくつかあります。ただし、どの選択肢を選んだ方がいいのかは状況しだいと言えるでしょう。共通する点は自分でパンク修理できない場合、お店に車を持ち込んでタイヤを点検してもらう必要がある点です。
ここでは、お店へ持ち込む手段について解説します。

レッカー車を手配し、お店へ持ち込む

車のタイヤがパンクした時の対処におすすめの方法は、レッカー車を手配して車を移動してもらう方法です。レッカー車であれば、応急処置の手間もなく、比較的安全にお店へ持ち込めます。

レッカー車を手配する方法はいくつかあり、任意保険のロードサービスを利用するのが一般的です。他にも、お世話になっているディーラーや整備工場に問い合わせてみる方法があります。パンクに備えてロードサービスなどの電話番号を携帯電話に登録しておくと、パンク時や故障時にすぐレッカーを依頼できるでしょう。


応急処置を行いお店へ持ち込む

車にはパンク時に備えて応急処置用のパンク修理キットや、スペアタイヤが搭載されています。もし携帯電話でレッカー車を手配できない場合は、応急処置をしてお店へ持ち込むか、電話がつながる場所まで移動することを検討しましょう。

ただし、高速道路の路肩など危険な場所では二次災害につながるリスクが高いため、応急処置は不可能です。110番するか緊急ダイヤル(#9910)に電話をかけて通報を行い、その指示に従って行動するようにしましょう。


車のタイヤがパンクした時の応急処置【パンク修理キット】

最近の車には、スペアタイヤではなくパンク修理キットが搭載されるようになりました。スペアタイヤよりもコンパクトであり車内スペースの増加につながっていますが、使い方が分からないという方もおられるでしょう。ここでは、パンク修理キットの基本的な使用方法について解説します。

取扱説明書を読みキットをチェックする

パンク修理キットには、空気補充もしくは注入用のエアコンプレッサーとパンク修理液が入っています。

他にも、種類によって付属品が同封されており、使い方が異なるためはじめに取扱説明書を読みましょう。手順や使い方だけでなく注意事項も併せて確認することが大切です。


エアコンプレッサーと修理液を準備する

次にパンク修理キットの位置を確認し、エアコンプレッサーや修理液、付属品を取り出しましょう。修理液には有効期限が記載されているため、期限が切れていないか確認してください。

問題がなければエアコンプレッサーのスイッチがOFFになっていることを確認し、車両に電源コードをつなぎます。取扱説明書通りにセッティングしていきましょう。


空気と修理液を注入する

エアホースの接続など準備ができたら、エンジンを始動してエアコンプレッサーの電源を入れ、空気と修理液を注入していきます。

修理液は空気と同時に注入するタイプと、空気を入れる前に注入するタイプがあるので注意しましょう。また、エアコンプレッサーは防水ではないことが多いため、雨の日は濡らさないようにしてください。


テスト走行後にエア漏れを確認する

説明書に記載の圧力まで空気を補充できたら、10分間もしくは5km(説明書に記載)テスト走行して、再度空気圧をチェックします。

その際、130kPa(こちらも説明書に記載)以上保持できていたら、規定の速度以下で目的地まで走行可能です。

タイヤの履替え作業

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車のタイヤがパンクした時の応急処置【スペアタイヤ】

スペアタイヤを搭載している車は、まず使える状態か点検することが先決です。ひび割れが大きかったり、空気が入っていなかったりした場合は使用できません。

また、車載工具が搭載されているかも確認してみてください。道具を準備できたら以下の流れを参考に、スペアタイヤへ交換していきましょう。

ジャッキアップの準備をする

周囲の安全を確保した後、車両をジャッキアップする前に車が作業中に動かないよう対策をします。パーキングブレーキをしっかりかけ、パンクした場所の対角線のタイヤに輪止めをかけましょう。

鉄製のホイールの場合、ホイールキャップが付いていることが多いため、工具をかけ取り外します。


ホイールナットを緩めてジャッキアップする

次にレンチを使用して、パンクしたタイヤのホイールナットを少し緩めていきます。緩める方向は反時計回りですので、誤って締め付けてしまわないよう注意しましょう。すべてのホイールナットを緩めたら、ジャッキアップポイントを確認後、フロアジャッキを設置して車体を持ち上げます。


タイヤを入れ替えて仮締めする

タイヤが地面から浮いたら、ジャッキアップ完了です。ホイールごと車から取り外します。取り外したタイヤは、事故防止のためフロアジャッキ横の車体の下に置いておきましょう。

次にスペアタイヤを取付けたら、ガタつかなくなる程度にホイールナットを仮締めしていきます。この時、締め付ける順番は対角線上(星を描く)になるよう注意しましょう。


車体を降ろして本締めする

仮締めが完了したら、フロアジャッキを操作して車体を下ろします。そしてここでも、対角線上(星を描く)になるようホイールナットを本締めしてください。

本締めでは、いきなり強い力をかけるのではなく、2回~3回に別けて締め付けるのがコツです。最終的な締め付けトルクの確認はトルクレンチを使用するのが望ましいです。

力任せに締め付けすぎると、ホイールナットやハブボルトが損傷することもあるため注意が必要です。

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車のタイヤパンク時に事態を悪化させる行為とは?

乗用車にはチューブレスタイヤが採用されているため、パンクに気付き難いという特性はありますが、気付いた段階で走行を中止することが重要です。空気が抜けた状態で走行すると、タイヤのサイドウォールが過度に変形し、内部のカーカスと呼ばれる部材の損傷につながります。こうなるとパンク修理ができず、タイヤ交換が必須となるため注意しましょう。

また、パンクした原因が釘などの異物による貫通だった場合、抜かないようにしましょう。異物を抜いてしまうと、パンク修理キットが使用できなくなる上、空気が一気に抜けてホイールが傷付くケースもあるためです。

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車のタイヤにおけるパンク修理可否の見分け方と費用

車のタイヤがパンクした際、必ずしもタイヤ交換が必要になる訳ではありません。損傷によってはパンク修理で、再使用できる場合があります。タイヤ交換よりも費用がかからないため、出費を抑えられるでしょう。
ここでは、パンク修理の可否や費用の目安を解説します。

パンク修理の可否の見分け方

パンク修理できるかどうかの判断基準で重要なのは、損傷した場所と傷の大きさです。まず損傷箇所については、タイヤ接地面かどうかが重要で、ショルダー部やサイドウォール部だとパンク修理はできません。また接地面であっても、傷の大きさが6mm以下で2つまで、タイヤの周上間隔が40cm以上ないとパンク修理はできません。

また、タイヤが劣化してひび割れが発生していたり、摩耗が進行してスリップサインが露出していたりする場合もタイヤ交換をお勧めします。


パンク修理ができる場合の費用

パンク修理できる場合、1本あたり修理費用は2,000円前後です。ガソリンスタンドやタイヤ専門店、カー用品店などに依頼すると良いでしょう。

ここで解説しているパンク修理とは、車載されている様なパンク修理キットでの補修ではありません。お店で行われるパンク修理は、液体ではなく個体の補修材でしっかり穴を塞ぐタイプです。


パンク修理ができない場合の費用

パンクによりタイヤ交換が必要となった場合、パンク修理よりもまとまった費用がかかります。パンクしたタイヤだけを交換すれば良いのではなく、劣化や摩耗状態によっては2本もしくは全数交換が望ましいです。1本だけ新品にすると、残りのタイヤとのグリップ力に差が生まれ、走行安定性が低下するケースや、車の各種パーツを損傷してしまうケースがあるからです。

タイヤ交換にかかる費用の内訳は、タイヤの本体代金と作業工賃、廃タイヤ処分手数料、エアバルブ交換費用、ホイールバランス測定調整費用などです。タイヤの本体代金に関しては3千円~1万円を超えるものもあります。交換本数分の費用がかかるため、パンク修理よりも高額になるのは避けられません。


車のタイヤがパンクしてしまう要因とは?

車のタイヤがパンクしてしまう理由は、異物などによる外的要因だけではなく、劣化も要因のひとつです。劣化を緩やかにするポイントを把握しておくことで、パンクのリスクを減らせるでしょう。ここでは、パンクの要因を紹介しつつ、タイヤ交換時期の判断基準について解説します。

パンクを引き起こす要因は「外的要因」や「経年劣化」

パンクは、外的要因により引き起こされることが多いと言えるでしょう。外的要因とは、異物による貫通や傷、ホイールの損傷などです。異物がタイヤに刺さってパンクするケースや、進行方向の段差に気付かずホイールを変形させてパンクするケースもあります。

また、外側をゴムで構成しているタイヤは、紫外線や熱などの影響で変質し、徐々に硬くなっていきます。硬化が進行するとひび割れが発生して、最終的にはパンクやバーストの原因となってしまうのです。


タイヤは適切なタイミングで新しい物に交換しよう

タイヤは適切なタイミングで交換することが安全に使用する上で重要です。ひび割れなどの劣化によるトラブルを避けるためにも、使用開始から3年~5年で交換することを推奨します。

タイヤは摩耗により交換するケースもあります。走行するほど接地面はすり減るので、使用開始から3万km走行を目安にしつつ、スリップサインに達してないかどうかが交換時期の見極めが重要です。また、タイヤ内部が損傷し側面にコブのような膨らみ(ピンチカット)が見られたら、バーストする危険性が高いので速やかに交換しましょう。

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タイヤの購入はイエローハットのオンラインショップで!

タイヤのパンクや交換タイミングが訪れた方は、ぜひイエローハットをご利用ください。タイヤの購入がオンラインで完結できます。また、イエローハットでは、タイヤパンク補償をご用意しているため、パンクに備えることが可能です。ここでは、イエローハットを利用するメリットをご紹介します。

タイヤパンク補償に加入できる

車のタイヤパンクは、いつどこで起こるのか予測できません。帰省中や旅行中など、遠出の際にパンクするとせっかくの計画が台無しになってしまいます。そこでイエローハットでは、パンクやバーストに備えられるようタイヤパンク補償(加入料金有り)をご用意しています。

タイヤパンク補償へ加入すると、1本だけパンクした場合でも新品に交換できます。また、全国680以上あるイエローハットで補償を受けられるため、都道府県をまたいでも安心です。タイヤ購入時はタイヤパンク補償への加入をぜひご検討ください。


オンラインショップならゆっくりとタイヤを吟味できる

タイヤ交換を検討している方もおられるでしょう。イエローハットのオンラインショップならゆっくりと商品をお選びいただけます。国産メーカーや海外ブランドのタイヤ、イエローハットグループ専売タイヤなど商品を豊富に取り扱っているため、車に適合するタイヤが見つかるでしょう。

注文方法は車のメーカー名と車種、タイヤサイズを選択し商品を見つけた後、取付け店舗・希望日の順番で画面の指示に従って入力を進めていただくだけです。注文後は予約日に店舗にて、待ち時間なしで取付けいたします。


2つのアフターサポートをご用意

夏タイヤや冬タイヤがシーズンオフとなった場合の履替え作業を店頭で依頼いただいた場合、作業開始までにお時間をいただいてしまう可能性がありますが、イエローハットではタイヤ履替え作業予約を専用のWEBページで受け付けしています。事前にWEB予約していただければ、予約日に待ち時間が発生せず、受付した後すぐに履替え作業を開始するためスピーディーに完了します。ぜひご利用ください。

      

アフターサポートはもうひとつあり、通常税込3,300円以上かかるタイヤローテーションが1回無料で受けられます。タイヤをご購入した後は、ぜひアフターサポートをご利用ください。

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まとめ

車のタイヤがパンクしてしまった場合、ご自身で修理するか、スペアタイヤに交換するかを検討してください。修理が可能か判断がつかない場合や、スペアタイヤへの変更が無理な場合はレッカー車の手配を検討すると良いでしょう。

なお、イエローハットではタイヤパンク補償を用意しており、タイヤ購入時に加入できます。注文の際は、ぜひゆっくりと商品を吟味できるイエローハットのオンラインショップを活用してみてください。スマートフォンやパソコンから24時間いつでも利用可能となっております。

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