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夏タイヤと冬タイヤの違いを知れば見分け方も分かる!特徴を把握しよう

夏タイヤと冬タイヤは、どのような部分が違うのか疑問に思われる方もおられるのではないでしょうか。それぞれの特徴の違いを理解していないと、見分けることは困難です。また、性能を発揮できる環境が異なる点も、把握しておきたい要素と言えます。

このコラムでは、夏タイヤと冬タイヤの違いを、外観上や性質などさまざまな観点から解説します。それぞれ専用ホイールを用意した方が良い理由も分かるので、ぜひ最後までご覧ください。

夏タイヤと冬タイヤの違いとは?

ここでは、夏タイヤと冬タイヤの基本的な違いについて、4つの項目に分け解説します。この章を読むとそれぞれの特徴や違いが分かるため、見分けることが容易になるでしょう。性質の違いや適応路面の違いについても把握できるので、使い分けの判断もしやすくなります。


外観上の違い

日本において冬タイヤの定番とも言えるスタッドレスタイヤと夏タイヤでは、外観に違いがあります。トレッド面(タイヤが地面に接する部分)のブロック形状や、溝の深さで判別可能です。

夏タイヤと違いスタッドレスタイヤは角張ったブロックとなっており、表面に小さな切り込み(サイプ)が多く入っています。また溝が深く、ブロックが細かく配置されているのもスタッドレスタイヤの特徴です。

他にも、タイヤ側面の「STUDLESS」の表記や、スノーフレークマークは夏タイヤにはありません。
このようにサイドウォールに記される表記にも違いがあります。


性質の違い

冬タイヤと夏タイヤの違いのひとつに、ゴム素材の性質があります。タイヤのトレッド面に使用している複合ゴム(コンパウンド)において、夏タイヤは高温でも耐久性があり、冬タイヤは低温下でも柔軟性を失わない配合となっているのが主な性質の違いです。

上記の性質により、夏タイヤは低温になると硬くなるため冬季はグリップ性能が低下しますが、冬タイヤはしっかり密着します。反対に、冬タイヤはしなやかさがある分、ゴムの動きが大きく発熱しやすい特性を持っているので夏の使用には向きません。


適応路面の違い

夏タイヤと冬タイヤでは、設計上で想定している路面はまったく異なります。夏タイヤは冬季以外の路面に対応しており、舗装路において冬タイヤよりも高性能です。グリップ力や走行安定性、静粛性、省燃費性など、商品によってバランスは異なりますが、通常の舗装路での走行に最適と言えます。

一方、冬タイヤは雪上路面と凍結路面で高いグリップ力が得られるよう設計されており、夏タイヤよりも格段に冬の路面における安全性が高いのです。どちらのタイヤも想定外の季節で使用すると利点が欠点となってしまうため、違いを把握して使い分けることが大切です。


排水性能の違い

夏タイヤと冬タイヤでは、排水性能に違いがあります。夏タイヤは基本的に、舗装路上の水分を効果的に排水できるため、雨の日でも冬タイヤよりグリップ力が高めです。一方で、冬タイヤであるスタッドレスタイヤは薄い水膜を吸い上げる方法のため、厚い水膜は苦手としておりハイドロプレーニング現象を引き起こしやすいと言えます。

ただし、スタッドレスタイヤは水膜を吸収する性能があるため、凍結路面上に水分があってもグリップ力が得られやすいのです。このように、夏タイヤと冬タイヤでは排水の仕方が異なっています。

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夏タイヤと冬タイヤは交換目安の印にも違いがある

夏タイヤと冬タイヤでは、交換時期の判断の仕方に違いがあることをご存じでしょうか。それぞれ摩耗における使用限界が異なっており、交換時期を見逃さないよう把握しておくことが大切です。ここでは、夏タイヤのスリップサインと、スタッドレスタイヤのプラットホームについて詳しく解説します。

夏タイヤはスリップサイン

夏タイヤはスリップサインを目安に摩耗状況を確認し、交換時期を見極めることが基本です。スリップサインはタイヤの縦溝底に設置されている突起で、1.6mmの高さがあります。

走行を重ねることでトレッド面が摩耗していくと、徐々に溝底にあるスリップサインの高さへ近づいていきます。同じ高さまで使用すると、スリップサインが露出した状態となるため交換しなければなりません。残り溝が1.6mmを下回ると保安基準に適合しないため、スリップサインまで摩耗する前にタイヤ交換を実施することが大切です。


冬タイヤはプラットホーム

プラットホームは、スリップサインと同様にタイヤの縦溝底に設置された突起のことです。しかし、基準となる残り溝の深さに違いがあり、新品時の溝の深さが半分になった場合に露出します。新品のスタッドレスタイヤの溝はおおよそ10mmですので、残り溝が5mm程度になるとスタッドレスタイヤの交換時期です。

スタッドレスタイヤにもスリップサインが備わっていますが、スタッドレスタイヤとしての交換基準はあくまでもプラットホームです。残り溝が少ないほど雪上性能は低下していくので注意しましょう。


その他の交換タイミング

夏タイヤと冬タイヤに共通する交換基準はいくつかあります。タイヤを構成する各成分の配合は異なりますが、基本的にどちらもゴムでできているため時間経過と共に劣化するのは避けられません。使用開始から3年~5年経過が一般的な寿命とされているため、5年以上経過したタイヤは一度販売店で点検を受けると安心です。

タイヤは走行時に段差で衝撃を受けたり、異物を踏んだりします。タイヤ内部が損傷する場合や、釘が刺さるなどしてパンクする場合もあるでしょう。修理できるケースもありますが、損傷の度合いによっては摩耗や劣化が進行していなくても交換した方が無難です。

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夏タイヤと冬タイヤにおける履替え時期の違い

夏タイヤもしくは冬タイヤを季節ごとに履替えることは、車を安心して運転するためにも重要です。ただし、どのタイミングで履替えるのが適切なのか知りたい方もおられるでしょう。ここでは、夏タイヤから冬タイヤへ、もしくはその反対の履替え時期について解説します。

冬タイヤへの履替え時期は初雪で判断

冬タイヤへの履替えが遅れると、想定外の降雪があった場合に焦ってしまいます。急いで作業をお店に依頼しても混み合っていたり、在庫切れだったりとスムーズに履替えられないケースがあるでしょう。

お住まいの地域における平年の初雪観測日を調べ、その前に履替えることが大切です。気象庁の公式サイトでは、今までの初雪観測日のデータが地域別に公開されており、おおよその時期を把握できます。初雪予想の1ヶ月前に履替えることで、想定外の降雪にも対処でき安心です。


夏タイヤへの履替え時期は最低気温で判断

冬タイヤから夏タイヤへ履替えるタイミングは、判断が難しいと言えます。雪が降らなくなったタイミングでも、気温の低下により路面が凍結する可能性があるためです。タイヤメーカーでは夏タイヤへの履替えは最低気温を目安にすることを推奨しています。

目安となる気温は7℃です。路面温度が低い場所では凍結していることもあるため、最低気温が7℃以上になった場合に夏タイヤに履替えすると良いでしょう。

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夏タイヤと冬タイヤで専用ホイールを用意するメリット

夏タイヤと冬タイヤを同サイズでそろえ、ホイールを兼用している方もおられるでしょう。それぞれにホイールを用意すると購入費用はかさみますが、得られるメリットもあります。ここでは、それぞれにホイールを購入した場合の2つのメリットと、地域によっては選択肢のひとつとなるオールシーズンタイヤの特徴を説明します。

履替え工賃が抑えられる

タイヤ交換は主に2種類に分けられ、ホイールからタイヤを脱着する「組替え」と、ホイールごと交換する「履替え」があります。ホイールを1セットしか用意していない場合、シーズンオフのタイヤ交換では組替えを要する作業となるため工賃が高めです。1本あたりおおよそ1,500円前後で、タイヤ交換に6,000円程度かかるでしょう。

一方で専用ホイールを用意すると、ホイールごと車両から入れ替えるだけなので控えめの工賃です。履替え工賃の目安は4本3,000円程度で、1年に2回タイヤ交換が発生することを考慮すると、年間の交換費用を6,000円程度節約できることになります。ホイールは損傷しない限り長い間使用できるので、専用ホイールの購入がおすすめです。


保管時に劣化しにくくなる

夏タイヤと冬タイヤにそれぞれホイールがあると、シーズンオフでの保管時に劣化しにくいというメリットがあります。タイヤのみで保管すると自重で変形しやすいため、再使用したい場合に使えない状態になるかもしれません。保管方法に気を付ければ避けられますが、ホイール付きで保管するよりも手間がかかるでしょう。

ホイール付きであれば空気圧を残したまま保管できるので、変形しにくい点がメリットです。再使用したい場合に、空気圧を調整すればすぐに使用できることも利点と言えます。


【番外編】履替えの必要がないオールシーズンタイヤとは?

オールシーズンタイヤはその名の通りで、舗装路面での性能は夏タイヤとあまり変わらないため、春・夏・秋と通常通り使用できます。また、スノーフレークマーク付きの商品も多く、雪道にも対応しているのが最大の特徴です。履替え工賃も発生せず手間もないため、利便性の高いタイヤと言えます。

ただし、苦手とする環境もあり、凍結路面では夏タイヤと同レベルで制動距離が伸びてしまいます。したがって、オールシーズンタイヤの使用が向いているのは、稀に雪が降る程度の凍結リスクが低い地域です。

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夏タイヤと冬タイヤの購入ならイエローハットのオンラインショップ!

夏タイヤと冬タイヤは、特性を把握して使い分けることが大切です。履替え時期や寿命により交換時期が訪れた場合は、ぜひイエローハットをご利用ください。タイヤの購入はオンラインショップがおすすめで、履替え作業予約はWEBからが便利です。ここでは、この2つを利用するメリットを解説します。

品揃えが豊富

イエローハットではオンラインショップを展開しており、さまざまな銘柄のタイヤをお選びいただけます。夏タイヤや冬タイヤはもちろんのことオールシーズンタイヤも注文でき、品揃えが豊富です。コストパフォーマンスに優れたイエローハットグループ専売のタイヤも取りそろえています。

また、購入したいタイヤに合うホイールが簡単に見つかり選択肢も豊富です。簡単に商品を検索できますので、オンラインショップを利用してみてはいかがでしょうか。


注文がオンラインで完結

オンラインショップからのタイヤ注文なら、24時間対応可能です。簡単な操作なので車に合う商品がすぐに見つかります。車のメーカー名と車種、欲しいタイヤサイズを把握していれば簡単に利用できますので、ぜひ一度検索してみてください。

注文方法は、装着したい車のメーカー名と車種をリストから選び、お求めのタイヤサイズをクリックもしくはタップします。購入したい商品が見つかったら、取付け店舗、希望日を順に選択し注文を進めていきましょう。予約日当日、注文時に指定いただいた店舗にて待ち時間なしで取付けいたします。


シーズンごとのタイヤ履替え作業はWEB予約が便利

冬タイヤや夏タイヤへの履替えはスムーズに終わらせたい方がほとんどでしょう。イエローハットでは、タイヤの履替え作業予約をWEBから受け付けしています。WEB予約のメリットは、予約日当日に作業開始までの待ち時間が発生しない点です。

また、予約の変更やキャンセルしたい場合も、WEBページからできるため便利です。予約日時を忘れても、いつでも確認可能ですので気軽にご活用ください。

タイヤの履替え作業

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まとめ

夏タイヤと冬タイヤは、想定している環境が全く異なるため、外観や性質に大きな違いがあります。摩耗による寿命の判断も異なるので、把握しつつ使い分けることが大切です。

イエローハットでは、夏タイヤや冬タイヤ、オールシーズンタイヤ、ホイールなど、多くの商品をオンラインショップにて注文可能です。24時間利用でき、車に適合する商品がすぐに見つかるでしょう。

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