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タイヤチェーンの取付け方とは?注意しておきたいポイントも紹介

雪道をスムーズに走行する方法のひとつに、タイヤチェーンの活用があります。最近では金属の他に、樹脂製の非金属タイプや布製タイプのタイヤチェーンも販売されており、シーンに合わせて選べるようになりました。

タイヤチェーンの購入を検討されている方の中には、正しい装着方法を知っておきたいという方もおられるのではないでしょうか。このコラムでは、素材別にタイヤチェーンの取付け方をご紹介します。

タイヤチェーン取付け前の確認事項

タイヤチェーンを取付けする際には事前の準備が大切です。タイヤチェーンの取付け前の確認事項は、車両への適合確認、タイヤチェーンのサイズ、取付け場所、道具の用意 です。ここでは、それぞれのポイントについて解説します。

タイヤチェーンのサイズ

タイヤチェーンを購入する際にはサイズの確認が大切です。タイヤに適合したチェーンを取付ける事で、タイヤチェーン本来の性能が発揮され、安全に走行ができますので、タイヤのサイズに合ったタイヤチェーンを選びましょう。

タイヤサイズは、タイヤの側面に記載されている数字や記号で判別できます。ただし、取付けているタイヤが夏タイヤ、または冬タイヤによって、適合が異なる場合があります。タイヤチェーンを購入する際には店舗スタッフに尋ねるのがおすすめです。


タイヤチェーン装着の作業場所

タイヤチェーンはサービスエリア、パーキングエリア、チェーン装着場で取付けるのが良いでしょう。交通量の少ない場所でゆっくり落ち着いて適正に取付ける事が、ポイントとなります。

降雪時や夜間時に作業する場合、正確な取付けが難しくなってしまう場合があります。前もって十分なスペースを確保しておけば、スムーズに作業できます。


タイヤチェーンの装着に必要な道具の準備

タイヤチェーンの装着で最低限、用意しておきたい道具は手袋を用意することです。夜間にタイヤチェーンの装着をする場合、懐中電灯を用意しておくと良いでしょう。ヘッドライトタイプの懐中電灯なら、両手がふさがれずに作業できるので便利です。

季節によっては氷点下の気温の中で作業しなければならないでしょう。使い捨てカイロや防寒具などを用意しておけばスムーズに作業できます。


タイヤチェーンの取付け方

タイヤチェーンは積雪路や凍結路を走行する際に装着する器具で、舗装がむき出しの時には取外す事をおすすめします。必要に応じて脱着が必要なため、前もって取付け方を確かめておくと安心です。タイヤチェーンには金属製・非金属製・布製があり、商品によっても取付け方はさまざまですので、それぞれの取付け方の一例を後ほどご紹介します。

取付け方は商品によって異なる

タイヤチェーンを選ぶときの主なポイントは素材、形状、品質です。商品によって取付けの難易度が異なるため、自分に合ったタイヤチェーンを選ぶと良いでしょう。降雪時に取付ける機会が多いため、できるだけスムーズに取付けられるタイヤチェーンを選ぶのがおすすめです。

最近では、装着方法を紹介した動画や軍手などがセットになったタイヤチェーンが販売されています。また、ワンタッチで増し締めできるタイヤチェーンや車両移動せずに装着できるタイヤチェーンは、取付けに慣れていない方にもおすすめです。


金属製のタイヤチェーンの取付け方の一例

金属製タイヤチェーンは、鎖を使用しているタイヤチェーンのことです。また、リングタイプとケーブルタイプがあるため、金属製のタイヤチェーンといっても種類はさまざまです。

リングタイプチェーンについては、ほとんど種類が車両移動もジャッキアップもいらず、タイヤの裏側にチェーンを通し、タイヤ上部にチェーンを持ち上げ、裏側、表側の各フックを取付けていく事で装着できる物が多いです。装着時にあまり力が要らず、簡単ではありますが、装着前に金属チェーン本体が絡まる事がある為、絡まりを取ってから取付ける事が正確に取付できるポイントとなります。


非金属製のタイヤチェーンの取付け方の一例

非金属製のタイヤチェーンは、ゴムやポリウレタン樹脂などの素材で作られたタイヤチェーンのことです。耐久性があり、安定した走りができる為、速度が出しやすいというメリットがあります。

非金属製のタイヤチェーンにも表と裏があり、スパイクが付いている面が道路と接する表側です。装着の際には、表側を上向きにしてタイヤの裏側に回し込みます。回しこんだチェーンを上部に持ち上げ、裏側と表側の各フックを取付けていきます。ロック機構部品をロックする事で、タイヤに密着して取付ができます。


タイヤチェーンを取付けている時の注意点

タイヤチェーンを使用する際には、取付け方や運転の仕方に注意しなければなりません。ここでは、タイヤチェーンの装着時における3つの注意点をご紹介します。

取扱説明書にきちんと従う

1つ目の注意点は、取扱説明書の記載内容です。取扱説明書には、タイヤチェーンの取付方に加えて事前の取付け練習、取付け後の緩みの確認、タイヤチェーンの摩耗の確認などが記載されています。

取扱説明書の注意事項を守らないで使用すると、車両の破損につながりかねません。タイヤチェーンを使用する際には、前もって取扱説明書を読んでおくと良いでしょう。

また、タイヤチェーンは、駆動方式によって取付け箇所が異なります。前輪駆動の車両には前輪、後輪駆動の車両には後輪に取付けるのが基本です。四輪駆動車については車種ごとに異なり、全輪またはメイン駆動のみに装着します。


タイヤチェーン装着時の制限速度

2つ目の注意点は、タイヤチェーン装着時の速度です。制限速度を超えた走行をすると、タイヤチェーンの破損につながります。タイヤチェーンは緊急用の滑り止め装置であり、スタッドレスタイヤのようには使用できません。

金属製のタイヤチェーン装着時は30km/h以下の走行、非金属製のタイヤチェーン装着時は50km/h以下の走行とされています。制限速度を超えた走行は、破損につながる可能性があるため注意しましょう。


タイヤチェーン装着時の運転操作

3つ目の注意点は、タイヤチェーン装着時の運転操作です。急の付く運転操作を控え、慎重に運転することが大切と言えます。積雪時は路面の摩擦係数が小さく滑りやすいため、急発進しようとすると空転しタイヤチェーンが路面に打ち付けられ破損しやすくなるでしょう。また、急ブレーキはタイヤチェーンが大きくねじれが発生します。このように急の付く運転操作はタイヤチェーンに大きな負担がかかるため、慎重に運転することが大切です。


タイヤチェーンの買い替え時はいつ?

タイヤと同じように、タイヤチェーンについても定期的な点検や交換が必要です。タイヤの交換時期は分かるものの、タイヤチェーンについてはチェック方法が分からないという方もおられるのではないでしょうか。ここでは、タイヤチェーンの交換時期の目安や、走行中にタイヤチェーンが切れた場合の対処方法についてご紹介します。

タイヤチェーンの寿命や保管のコツ

タイヤチェーンのチェック方法は、摩耗具合です。金属製のタイヤチェーンであれば、1/3もしくは1/2まで消耗したら交換をおすすめします。非金属性のタイヤチェーンでは、1/2の摩耗や連続してスパイクピンが脱落したとき、製品購入から5年経過したときが寿命の目安です。

タイヤチェーン保管の際には、お手入れも大切です。使用後は水洗いして凍結防止剤を落とし十分に乾燥させます。金属製のタイヤチェーンは、防さび材の使用もおすすめです。


タイヤチェーンが切れたとき

走行中にタイヤチェーンが切れた場合には、リペアリングを使って応急処置をします。リペアリングは、切断されたタイヤチェーンをつなぐ修理用のパーツです。リペアリングでつないだ後にハンマーを使って隙間をふさぎます。リペアリングがない場合には、針金による代用ができる商品もあります。

あくまでも簡易的な応急処置となるため、なるべく早急に新しいタイヤチェーンへの交換をおすすめします。


タイヤチェーンとスタッドレスタイヤはどちらが最適?

雪道を快適に走行する手段として、スタッドレスタイヤがあります。雪道の走行では、タイヤチェーンとスタッドレスタイヤのどちらが良いのか気になる方もおられるのではないでしょうか。

タイヤチェーンとスタッドレスタイヤは状況に合わせて使い分けるのがおすすめです。ここでは、タイヤチェーンとスタッドレスタイヤを使用する際の適切なタイミングについてご紹介します。

寒冷地では併用がおすすめ

スタッドレスタイヤの特徴は、凍結した路面でも走行できることです。低温でも硬くなりにくい複合ゴムを使用しており、地面との摩擦を強めることで走行中のスリップを防ぎます。

一方で、スタッドレスタイヤは全てのシーンには対応しておらず、雪道の走破性や凍結路での制動力はタイヤチェーンには敵いません。タイヤチェーンとスタッドレスタイヤを併用すれば、さまざまなシーンで走行が可能となります。


チェーン規制区間の通過にはタイヤチェーンが必須

タイヤチェーンとスタッドレスタイヤの併用をおすすめする別の理由はチェーン規制への対応です。2018年12月に道路標識や道路標示に関する改正がなされました。大雪特別警報や大雪に対する緊急発表が発令された場合には、一部の区間でタイヤチェーンの規制が実施されます。

タイヤチェーンを装着していない場合、引き返すかチェーン規制が解除されるまで待たなければなりません。万が一の事態でも対応できるように、タイヤチェーンとスタッドレスタイヤの両方を用意しておくのが良いでしょう。

タイヤの履替え作業

WEB予約 コチラ


スタッドレスタイヤの買い替えはイエローハットにお任せ

雪道を快適に走行するためには、スタッドレスタイヤへの早めの交換がおすすめです。一方でスタッドレスタイヤの購入先や種類が多様化しており、購入場所に悩むという方もおられるのではないでしょうか。スタッドレスタイヤをスムーズに購入したい方にはイエローハットがおすすめです。
ここでは、イエローハットの2つの強みについてご紹介します。

WEBショップでタイヤとホイールの注文ができる

1つ目の強みはオンラインストアでの購入に対応していることです。イエローハットではWEBサイトで注文した商品を全国約700店舗で取付けられ、タイヤやタイヤホイールも購入可能です。

タイヤを購入する際には、メーカーや車種を選択した後に年式とタイヤサイズを選択します。最後に取付け店舗と希望日を選択すれば注文が完了です。イエローハットのオンラインストアを利用いただくと、いつでも気軽にタイヤを購入できます。


タイヤパンク補償への加入が可能

2つ目の強みは、イエローハットで4本以上のタイヤをご購入いただいた場合に加入可能なタイヤパンク補償です。タイヤ4本の購入金額+交換工賃または税込10万円の安い方を上限に補償が適用されます。タイヤ1本のパンクでも、全国にある約680店舗以上で新品タイヤに交換可能です。

ネットで注文・店舗で取付け

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まとめ

タイヤチェーンを装着する際にはサイズの確認や道具の用意などの事前準備が大切です。取付け方は商品によって異なるため、使用前に取扱説明書を読んでおくことをおすすめします。

快適に雪道を走行するにはタイヤチェーンとスタッドレスタイヤの併用がおすすめです。イエローハットのオンラインストアでは、車種や取付け店舗、希望日などを選択すれば簡単に注文できます。
有償とはなりますがタイヤパンク補償への加入も可能です。スタッドレスタイヤの購入をお考えの方は、ぜひイエローハットのオンラインストアをご利用ください。

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