HOME > コラム > タイヤ交換コラム > タイヤのインチダウンとは?メリット・デメリットやおすすめのスタッドレス

COLUMN

タイヤのインチダウンとは?メリット・デメリットやおすすめのスタッドレス

夏用タイヤからスタッドレスタイヤへの履替えをする際に、タイヤのインチダウンを検討される方がおられます。インチダウンは費用を抑えられるという魅力がありますが、一方で安定性や操作性に関する注意点があるため、慎重な検討が必要です。

タイヤの購入を予定されている方の中には、インチダウンについて詳しく知りたいという方もおられるのではないでしょうか。そこで本コラムでは、インチダウンのメリットとデメリットについて解説します。

タイヤのインチダウンについて知っておこう

インチダウンという言葉は聞いたことがあるものの、具体的な方法までは知らないという方もおられるのではないでしょうか。インチダウンはホイールのサイズだけではなく、タイヤの大きさとも関係があります。

インチダウンをお考えの方は、インチダウンの方法について把握しておくと良いでしょう。ここでは、タイヤのインチダウンの概要や、タイヤサイズの見方についてご紹介します。


タイヤのインチダウンとは?

インチダウンとは、タイヤ外径を変えずにタイヤ内径(ホイールサイズ)を小さくするサイズ変更を指します。インチダウンで重要となるのはタイヤの偏平率です。タイヤの断面幅に対する高さのことで、偏平率が上がるとゴムのボリュームが増します。

インチダウンをする際には、タイヤの偏平率を確かめておくと良いでしょう。偏平率を調整すれば、外径を変えずに小さなホイールが装着できます。


タイヤのサイズを確かめる方法

タイヤのサイズは、タイヤの側面に記載されている英数字から判別できます。側面に記載されている最初の3桁の数字はタイヤ幅です。続く2桁の数字は偏平率を指しています。

数字の後に表記されているアルファベット「R」は、ラジアル構造です。アルファベットの後に続く最初の2桁の数字がリム径、次の2桁または3桁はロードインデックスを表しています。最後のアルファベットは速度記号です。

タイヤの表記方法はISO(国際標準化機構)で定められており、全てのタイヤは同じ仕方で表記されています。


タイヤのインチダウンで得られるメリット

夏用タイヤからスタッドレスタイヤへ履替える際には、同じサイズのタイヤを選ぶのが基本です。しかし、異なるサイズを選ぶこともできます。タイヤのインチダウンにはメリットとデメリットがあるため、それぞれを比較してから決めるのが良いでしょう。この項目では、インチダウンで得られる5つのメリットについてご紹介します。

乗り心地が柔らかくなる

1つ目のメリットに挙げられるのは、乗り心地の向上です。タイヤをインチダウンすると、偏平率が上がりタイヤのクッション性が増します。走行中の振動や衝撃を和らげられ、乗り心地の向上につながるのです。

タイヤをインチダウンすれば、道路に段差が生じた場合でも安定した走りを期待できます。乗り心地が柔らかくなるため、長距離の運転でも快適に過ごせるでしょう。


タイヤ購入時の価格が下がり選択肢が広がる

2つ目のメリットは、タイヤ購入時の価格が抑えられる点です。一般的にタイヤの価格相場は、サイズによって変わります。同じ銘柄の同じモデルでも、タイヤのインチサイズが大きくなると価格がアップする傾向にあるのです。タイヤをインチダウンすると内径が小さなタイヤを選ぶことになるため、購入時の価格を抑えられます。

4本のタイヤを同時に履替えれば、よりお得感も大きくなるでしょう。タイヤ選びをする際、予算に余裕が生まれるため使用目的に合ったタイヤを購入できます。


走行中のスリップを軽減できる

3つ目のメリットは、走行中のスリップ軽減です。インチダウンをすると、タイヤの幅が狭まることで接地面積が小さくなり集中的に車重がかかります。小さい接地面積に対して集中的に車重がかかり接地圧が増すことで、スリップしにくくなるのです。ただし、路面の状態が良くないときは過信せず、慎重に運転することが大切です。


ハンドリングが軽くなる

4つ目のメリットは、ハンドリングが軽くなる点です。タイヤのインチダウンによって接地面積が減るということは、摩擦による抵抗が少なくなることにつながります。ハンドルを切るときに軽く感じるようになり、車体の操作がしやすくなるでしょう。

また、高偏平化することによりわだちなどの影響による車両のふらつきが起こりにくくなるといわれています。


静粛性が高まる

5つ目のメリットは、静粛性の高さです。走行中にタイヤが地面を転がる際、ロードノイズが発生します。インチダウンするとタイヤと地面の接地面積が小さくなり、車体に伝わる振動が小さくなるのです。ロードノイズが軽減されれば、車内の静粛性が高まります。より快適に車内での会話や音楽を楽しめるようになるでしょう。


タイヤのインチダウンにおけるデメリット

タイヤのインチダウンを検討する際には、デメリットのチェックも大切です。確認をしないままインチダウンしたタイヤに履替えると思わぬトラブルに遭遇する恐れがあります。デメリットを把握しておけば、運転中のリスクを軽減できるでしょう。ここでは、タイヤのインチダウンにおける3つのデメリットを詳しくご紹介します。

見た目のスタイリッシュさが失われる

1つ目のデメリットは見た目が変わることです。インチダウンしたタイヤを装着するとゴム部分の面積が大きくなり、ホイールが目立ちません。ボディとタイヤのバランスが悪くなり、スタイリッシュさに欠ける可能性が高いでしょう。ホイールのデザインを際立たせたい方や、より引き締まった印象に魅せたい方にはデメリットと言えます。


コーナリングの安定性が欠ける

2つ目のデメリットは、コーナリングでの走行安定性です。インチダウンには乗り心地の向上というメリットがありますが、人によっては柔らかく感じてしまう方もおられるでしょう。

ロープロファイルタイヤとも呼ばれる低偏平タイヤは、タイヤのたわみが少なくコーナリングにおいても横振れが小さいというメリットが挙げられます。反面、インチダウンによる高偏平化では、タイヤのたわみが大きくなります。


アイスバーンではグリップ力が下がる

3つ目のデメリットは、凍結路におけるグリップ力の低下です。タイヤをインチダウンするとタイヤと地面の接地面積が減ることで、摩擦が減りグリップ力が落ちてしまいます。

ハンドルを切ってもステアリング反応が遅れてしまい、すぐに曲がれなかったり停止できなかったりする恐れがあるのです。アイスバーンではタイヤが滑りやすく、グリップ力が失われる恐れがあります。インチダウンした場合には、より早めのブレーキ操作が重要です。


タイヤのインチダウンをする際に押さえておきたいポイント

タイヤのインチダウンでは正しいタイヤ選びが重要です。サイズの合わないタイヤを選ぶと、装着できなかったり走行中にトラブルが発生したりする恐れがあります。

タイヤを選ぶときのポイントは外径やロードインデックスに注意すると良いでしょう。ここでは、タイヤのインチダウンをする際に押さえておきたいポイントをご紹介します。

純正サイズと同じ外径にする

タイヤのインチダウンをする際には、タイヤの外径が変わらないようにします。純正サイズとは異なる外径のタイヤを装着すると、スピードメーターに誤差が生じるからです。スピードメーターは、トランスミッションに搭載された車速センサーや車輪に取り付けられた回転センサーから発生された電気信号を通して表示されます。

タイヤの外径が純正タイヤよりも小さい場合、実際のスピードよりも速い速度が表示されるため、運転に支障が出ないようにするには、純正タイヤと購入予定のタイヤのサイズ確認をおすすめします。


純正サイズと同等以上のロードインデックスにする

タイヤを選ぶときには、サイズだけではなくロードインデックスのチェックも欠かせません。ロードインデックスとは、タイヤ1本あたりが耐えられる荷重制限のことです。車は4本のタイヤで車体を支えており、ロードインデックスが低いタイヤを装着するとタイヤがバーストしてしまう恐れがあります。

また、純正タイヤよりもロードインデックスが低いタイヤは車検に通りません。タイヤを購入する際には、純正タイヤと同等以上のロードインデックスであるかチェックしましょう。


干渉の有無をチェックする

インチダウンしたタイヤを取り付けるときには、車体やパーツへの干渉がないかチェックも欠かせません。干渉した状態で走行を続けると、部品が破損する恐れがあるからです。

タイヤのインチダウンではタイヤがフェンダーに干渉する可能性は低いでしょう。ただし、ブレーキ部品に接触する恐れがあります。走行中のトラブルを防ぐためにも、ホイールの周囲のチェックをしておくと良いでしょう。


専門のスタッフに相談する

タイヤのインチダウンをする際には、専門のスタッフへの相談をおすすめします。インチダウンはデメリットもあり、やみくもに装着すると思わぬトラブルを招く恐れがあるからです。

装着の仕方によっては法律に抵触する恐れもあり、車検に通らないケースもあります。タイヤに関する専門的な知識や技術を有したスタッフに相談すれば、トラブルを未然に防げるのでおすすめです。

相談する際には車種、年式、グレードなどの情報を確かめておくと良いでしょう。同じ車種でも、年式やグレードによって純正のタイヤサイズが異なるケースがあります。

タイヤの履替え作業

WEB予約 コチラ


インチダウンに適したタイヤの購入はイエローハットへ!

タイヤのインチダウンをする際には慎重にタイヤ選びが大切です。さまざまなお店でスタッドレスタイヤを販売していますが、イエローハットでは品質や購入のしやすさなどの強みがあります。WEBによるタイヤ履替えの予約も可能です。ここでは、タイヤの購入や交換に関するイエローハットの3つの強みをご紹介します。

イエローハットでは2種類の専売スタッドレスタイヤをご用意

イエローハットでは、通常のスタッドレスタイヤに加えてイエローハットグループ専売品のスタッドレスタイヤの購入が可能です。

「ice FRINTAGE」は密着性能に優れており、アイスバーン、わだち、パウダースノーなどのあらゆる路面で快適な走りを体感できます。

「PRACTIVA ICE BP02」の強みはトレッドパターンです。路面の耕地面積の向上や発進時でのグリップ力の増大を意識したトレッドパターンを採用しています。ミニバン専用タイヤや低燃費タイヤなども用意しており、豊富な選択肢の中からお気に入りのタイヤを見つけられるのです。


オンラインショップなら注文して店舗に行くだけの手軽さ

イエローハットでは通常の店舗に加えて、オンラインショップでもスタッドレスタイヤを購入できます。タイヤの選択から注文まで、全てオンライン上で選択可能です。取付け希望日を選んでから店舗を選択するだけで手続きが完了します。

タイヤの購入や装着は、全国約700の店舗で対応しており、自宅や職場の近くなど、シーンに合わせた店舗選びが可能です。注文の受付時間は24時間となっており、好きなタイミングで気軽に注文できます。


既にタイヤをお持ちの方は履替えWEB予約がおすすめ

イエローハットではスタッドレスタイヤの購入に加えて、WEBによるタイヤの履替えの予約が可能です。メーカーと車種を選択し、店舗や希望日を入力すれば予約できます。希望日に店舗で受付をすれば、待ち時間なしで作業が可能です。

WEB予約は24時間対応しているため、忙しい方でも気軽に利用できます。予約の内容確認をはじめ、予約の変更やキャンセルについてもWEB上で対応可能です。急な予定が入ったときでも対応できます。

ネットで注文・店舗で取付け

タイヤ オンラインショップ


まとめ

タイヤの偏平率を変更すればタイヤのインチダウンは可能です。インチダウンすれば、乗り心地を変えられたり走行中の静粛性が高まったりします。一方でアイスバーンではグリップ力が下がるため、専門のスタッフと相談しながら決めるのがおすすめです。

イエローハットでは専売のスタッドレスタイヤをはじめ、さまざまなメーカーのタイヤを豊富に取りそろえています。WEBでの注文にも対応しており、自宅でのタイヤ選びが可能です。スタッドレスタイヤをお探しの方は、ぜひイエローハットをご利用ください。

ネットで注文・店舗で取付け

タイヤ オンラインショップ

タイヤ オンラインショップ

ネットで注文・店舗で取付け

タイヤ オンラインショップ