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スタッドレスタイヤの寿命の見分け方とは?長持ちさせるコツも分かる

スタッドレスタイヤの寿命の見分け方がノーマルタイヤ(夏用タイヤ)とどのように違うのか、気になる方もおられるでしょう。スタッドレスタイヤの接地面は、ノーマルタイヤとは異なる構造で、寿命の判断基準については共通点もあれば異なる点もあります。

そこでこのコラムでは、スタッドレスタイヤの寿命の見分け方について、ノーマルタイヤとの違いに触れつつ解説します。タイヤの寿命に関わるポイントについても紹介しますので、交換時期が近づいている方はぜひお役立てください。

スタッドレスタイヤとノーマルタイヤ(夏用タイヤ)に共通する寿命の見分け方

まず、ノーマルタイヤ(夏用タイヤ)とスタッドレスタイヤに共通する寿命の見分け方について解説します。劣化に関する見分け方と、使用限度を示すスリップサインによる見分け方の2つを覚えておくと適切なタイミングで交換できるでしょう。どちらも重要な項目なので、ぜひ参考にしてみてください。

ひび割れによる見分け方

タイヤに発生するひび割れは、寿命を判断する基準のひとつです。時間の経過とともに、ひび割れは徐々に大きくなり、水分の侵入によりセパレーションの発生につながる恐れがあります。そのため、ひび割れが深くなってきた場合は点検頻度を増やす、プロに相談するなど交換を検討した方が良いでしょう。しかし、目を凝らさないと分からない程度であれば、気にする必要はありません。


スリップサイン

スリップサインはタイヤの摩耗限度値を判別するために、タイヤの縦溝底に設けられた突起です。タイヤの各所に設置されており、接地面のブロックの高さとスリップサインが1箇所でも同じになった場合、交換する必要があります。

タイヤは残り溝が少なくなりスリップサインに近づくほど、雨天時にスリップしたり、ハイドロプレーニング現象が発生したりするため、日常点検においてしっかりチェックすることが大切です。

      
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スタッドレスタイヤ特有の寿命の見分け方とは?

スタッドレスタイヤはノーマルタイヤと異なる寿命の見分け方があり、早期に使用限度が訪れる点に注意が必要です。スタッドレスタイヤは、滑りやすく危険な冬の路面を走行する目的で開発されており、性能の低下は安全性の低下に直結しやすいと言えます。この項目では、タイヤの硬度とプラットホームについて詳しく解説しますのでぜひ参考にしてください。

硬度

スタッドレスタイヤは、ノーマルタイヤよりも交換タイミングが早期に訪れます。雪道や凍結路面でグリップ力を得るためには柔軟性が大切で、スタッドレスタイヤはノーマルタイヤよりも柔らかい素材が使用されています。

ノーマルタイヤであれば硬化により発生するひび割れで判断できますが、スタッドレスタイヤの場合は、ひび割れが発生していなくても硬化により安全に使用できなくなります。硬度計を常備しているお店で交換時期かどうか判断してもらうと良いでしょう。


プラットホーム

スタッドレスタイヤもノーマルタイヤと同様に摩耗していきますが、残り溝1.6mmが使用限界と定められているノーマルタイヤとは異なります。スタッドレスタイヤの縦溝底にはプラットホームという突起もあり、ブロックの高さが新品時から半分になった際に露出します。

このプラットホームが露出している状態では、冬タイヤとして利用できないため交換が必要ですが、残り溝が1.6mmに到達するまではノーマルタイヤとしては使用できます。ただし、冬季以外の路面では摩耗しやすい点、基本的な運動性能が劣る点には注意が必要です。


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スタッドレスタイヤの寿命に関わらず交換が必要な損傷の見分け方

スタッドレスタイヤに限らず、タイヤは本来の寿命に達するまでに急な交換を要するケースもあります。走行時に受けた強い衝撃や、想定されていない状態での使用により損傷した場合は交換が必要になることもあるのです。ここでは、タイヤの損傷の見分け方について解説します。

コード切れ・露出

タイヤが縁石などに接触したり、ホイールとの間で潰されたりすると、タイヤ内部にあるコード層が切れてしまうケースや、露出してしまうケースがあります。コード層が切れてしまうとタイヤの強度が極端に低下した状態と言えるため交換が必要です。

また、露出してしまう場合も同様に交換は必須で、どちらも放置してしまうとバーストにつながりかねません。


セパレーション

タイヤの接地面が内部のコード層と剥離してしまう損傷をセパレーションと言います。セパレーションが生じると、振動を感じるなど走行に支障をきたすため交換が必要です。

セパレーションの原因には、慣らし走行不足や空気圧不足、過積載など、タイヤが正常ではない状態で使用した場合が挙げられます。新品タイヤを履いた際はしっかりと慣らし走行を実施し、メンテナンスを定期的に行い、正しい使用方法を守ることが損傷を避けるために重要です。

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スタッドレスタイヤ使用において実施したい寿命を延ばすコツ

ここでは、スタッドレスタイヤを使用する際に重要なメンテナンスや、ノーマルタイヤへの履替え時期について解説します。タイヤの寿命を延ばすために重要な項目ですので、ぜひ参考にしつつ実践してみてください。本来の寿命までタイヤを使用し続けることにつながるでしょう。

空気圧管理

タイヤの空気圧は低すぎても高すぎても、タイヤの寿命を縮めてしまう要因となるため、適切な空気圧管理が大切です。

空気圧不足は両肩べりという偏摩耗につながり、最悪の場合は高速走行時にスタンディングウェーブ現象が発生してバーストしてしまうリスクもあります。他にも、タイヤの損傷を招きやすく、燃費も悪くなるなど、多くのデメリットがある点を押さえておきましょう。

空気圧が高すぎる場合もセンター摩耗と呼ばれる偏摩耗になりやすく、乗り心地も硬くなります。多めに空気圧を設定したい場合は、適正値のプラス20kPaまでに留めておくと良いでしょう。


タイヤローテーション

タイヤローテーションは、タイヤの装着位置を入れ替えるメンテナンスのことです。定期的に実施することでタイヤの摩耗度合いの均一化につながり、より寿命を長くできます。

タイヤの摩耗ペースや偏摩耗の生じ方は、装着位置によって異なります。また、駆動方式によっても摩耗の程度が異なるため、車検などのタイミングでプロに相談しつつ、車の使用環境に合わせてローテーションを実施すると良いでしょう。5,000km走行毎やシーズンの切り替わり時を実施の目安として覚えておくのもひとつの方法です。


シーズンオフ時はすぐにノーマルタイヤへ履替える

スタッドレスタイヤを使用するシーズンが終了したら、早めにノーマルタイヤへ交換することが摩耗ペースを抑える上で重要です。タイヤは温度が上がるほど柔らかくなり、路面との摩擦で摩耗しやすくなります。スタッドレスタイヤはノーマルタイヤよりも柔軟性のある素材が使用されているため、雪や氷のない舗装路で使用すると早期に摩耗しがちです。

夏にかけて路面温度が上昇してくるほどすり減りやすくなるため、シーズンオフ時は早めに履替えることを意識すると良いでしょう。

タイヤの履替え作業

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スタッドレスタイヤ保管中に寿命を縮めないためのポイント

スタッドレスタイヤを使用しないシーズンは、適切に保管しておくことが寿命を縮めないために重要です。タイヤは適切な環境で保管すると劣化を抑えられます。この項目で、保管時のポイントを押さえておくと、スタッドレスタイヤをより長く使えるでしょう。

新品かつ適切な環境での保管なら3年間性能を維持できる

タイヤは時間経過とともに劣化していくのが一般的ですが、新品かつ適切な保管環境であれば製造から3年目であっても性能低下がほとんど見られないことが分かっています。これは、国内の代表的なタイヤメーカー数社と、タイヤ公正取引協議会が共催して行った試験で示されました。ただし、タイヤ保管時は環境を整えることが重要です。
中古タイヤでも実践できる保管のポイントは、次の項目以降を参考にしてください。


タイヤが劣化してしまう要因を避ける

タイヤが劣化する要因を避けることが、保管する際に重要です。タイヤはオゾンにより劣化してしまいます。オゾンが発生しやすいモーターを搭載する製品や、バッテリーの近くで保管することは避けましょう。また、日光に含まれる紫外線もタイヤにとって大敵です。屋外で保管する場合は、日光が当たらない風通しの良い場所を選びましょう。

また、屋内の場合は、保管場所の近くにストーブなどの熱源がないか確認することも大切です。他にもタイヤは油分に弱いため、保管前に洗浄して油を含む汚れを落とすようにしましょう。


積み方と空気圧に注意する

タイヤをホイールに装着した状態で保管する場合は、積み方と空気圧に注意が必要です。ホイール付きのタイヤは重量があるため、縦置きで保管すると接地部分が変形しやすいですが、平積みにすることで問題を解消できます。また、空気圧は適正値の50%程度にしておくことで、タイヤにかかる負荷を減らし休ませることにつながります。

ホイールなしでタイヤのみの場合は、平積みではなく縦置きが基本です。平積みにすると下部のタイヤが重量を受けて変形してしまいます。スペースを確保できれば、タイヤラックでの保管が便利です。


スタッドレスタイヤが寿命を迎えたらイエローハットへ!

スタッドレスタイヤの寿命が見受けられたらタイヤを探し始めましょう。その際は、ぜひイエローハットのオンラインショップを利用してみてください。豊富なラインアップから、最適なタイヤを探し出せるでしょう。注文方法もシンプルです。ここでは、タイヤ交換時にイエローハットを利用するメリットについて紹介します。

WEB上でタイヤを検索・注文できる

イエローハットのオンラインショップではタイヤを注文可能で、全国にある店舗にて取付けできます。スタッドレスタイヤ以外にもノーマルタイヤやオールシーズンタイヤ、ホイールも取りそろえています。

オンラインショップでは、車のメーカー名・車種・タイヤサイズを選択するだけで適合するタイヤを簡単に検索可能です。スタッドレスタイヤが寿命を迎えたら、ぜひ一度オンラインショップでタイヤを探してみてください。


イエローハット専売のスタッドレスタイヤをご用意

イエローハットでは、スタッドレスタイヤの専売モデルを2つご用意しています。氷雪路面に効く「ice FRONTAGE」と、性能と価格のバランスが取れた国産の「PRACTIVA ICE BP02」がイエローハット専売のスタッドレスタイヤです。

コストパフォーマンスを重視する場合は「ice FRONTAGE」、燃費性能にもこだわる場合は「PRACTIVA ICE BP02」を検討してみてはいかがでしょうか。


ノーマルタイヤとの履替え作業はWEB予約しよう

スタッドレスタイヤからノーマルタイヤへ履替えする場合は、WEBからの作業予約が便利です。シーズン毎の履替え作業はトラブル時のタイヤ交換と異なり、実施時期が重なるため混み合うことが想定されます。

ノーマルタイヤへスムーズに履替えするため、ぜひイエローハットのWEB予約をご検討ください。専用ページから数ステップで申込みでき、予約日時にお越しいただければ作業開始までお待たせすることはありません。スムーズに履替えを終えれます。

タイヤの履替え作業

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まとめ

スタッドレスタイヤの寿命の見分け方で重要なのは、プラットホームと硬度です。ノーマルタイヤとは性質や性能を発揮する場面が異なることを押さえつつ、寿命を判断することが大切です。

スタッドレスタイヤやノーマルタイヤが寿命を迎えたら、イエローハットのオンラインショップでタイヤを探してみてください。簡単操作で検索から注文まで完結し、24時間いつでも利用できます。

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