COLUMN
タイヤ交換ついて解説
タイヤは適切に処分するよう定められています。処分方法が分からずお困りの方もおられるのではないでしょうか。処分費用の目安や、売却できないかどうかも気になるところです。
このコラムでは、タイヤの処分に関するルールや方法、費用について解説します。処分、もしくは売却で迷った際の判断基準についても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
タイヤの処分については、廃棄物処理法で規定されています。不法投棄した場合の罰則も定められており、適切に処分することが大切です。タイヤを処分した後の動向について気になる方もおられるでしょう。ここでは、処分方法のルールや罰則、タイヤのリサイクルについて解説します。
廃棄物処理法は、環境保全を目的に廃棄物ごとの適正処理について規定している法律です。同法では、産業廃棄物と一般廃棄物の2つに分類しています。
廃タイヤにおいては、一般消費者から出た場合は一般廃棄物、事業者の活動によって生じた場合は産業廃棄物の分類です。個人的に使用していた車のタイヤを処分したい場合は一般廃棄物に該当し、タイヤ販売店が引き取ることになっています。ただし、処分を依頼する側は費用を支払うことが通常です。
不法投棄は、廃棄物を不適切な場所に投棄することを言います。廃棄物ごとに定められた最終処分場で廃棄することがルールです。不法投棄した場合の罰則・罰金については、個人の場合「5年以下の懲役もしくは1,000万以下の罰金または併科」の処罰内容となります。
法人が不法投棄した場合はさらに重く、処罰は「法人に対して3億円以下の罰金」です。比較的重い罰則と感じた方も多くおられるのではないでしょうか。
適切に処分されたタイヤは、ほとんどがリサイクルされています。JATMA(日本自動車タイヤ協会)の2021年のデータによると、重量にして98万7,000トンの廃タイヤが排出され、約92%(90万4,000トン)がリサイクルされました。タイヤはリサイクルによって再生ゴムや燃料として利用されたり、中古タイヤとして海外に輸出されている物もあります。
タイヤを処分する方法にはいくつか種類がありますが、タイヤ交換時に処分を依頼するケースが一般的です。他にも、お店に持ち込んで処分してもらう方法や、売却する方法もあります。
ここでは、処分方法と併せて特徴を解説しますので、ぜひ参考にしてください。
一般的に、廃タイヤが発生するのは寿命によるタイヤ交換時です。交換費用に処分料が含まれているケースもあり、基本的にタイヤ交換後の廃タイヤは販売店側が引き取ります。もしタイヤの廃棄を希望しない場合は、その旨を伝えると良いでしょう。
交換工賃とは別に廃タイヤ処分料が設定されている場合もあるため、タイヤ交換費用を抑えたい場合は事前に問い合わせをしてみると良いでしょう。
タイヤ交換時と同様に費用はかかりますが、販売店であればタイヤ交換時以外でも処分を依頼できます。また、購入したお店以外でも問題ありません。
使用するかもと考え残しておいたタイヤや、譲渡してもらったタイヤを処分したい場合なども引き取ってもらえるため、気兼ねなくお店へ依頼すると良いでしょう。
カスタム目的などで純正タイヤを新品に近い状態で交換していた場合や、スポーツカーなどで使用される特殊なサイズのタイヤを所有している場合は、売却もしくは譲渡することもひとつの方法です。
一般消費者から排出されるタイヤは一般廃棄物に当てはまるため、自治体では基本的に回収してもらえません。自治体によっては処分可能なケースもありますが、廃タイヤは一般廃棄物であっても「適正処理困難物」として扱われ、タイヤ業界で回収し処分することが求められているのです。
気になる方は、お住まいの地域の自治体に問い合わせしてみるか、ゴミの分別表などを確認してみると良いでしょう。
タイヤはタイヤ業界で処分することが基本となっているため、タイヤを扱うお店へ依頼することになります。タイヤ販売店といってもどのような選択肢があるのか気になる方もおられるでしょう。ここでは、主なタイヤ処分の依頼先と、処分費用の目安について解説します。
タイヤ販売店には、タイヤのみを扱う専門店やカー用品店、ガソリンスタンドなどがあります。タイヤ交換だけでなく、タイヤのみ処分を依頼することも可能です。処分費用はお店によって異なりますが、1本あたりおおよそ300円程度でしょう。基本的にタイヤ交換時か、持ち込みでタイヤの処分を依頼することになります。
自動車メーカー系列のディーラーや、車検や修理を行う整備工場も多くの場合、タイヤの処分に対応しています。ディーラーについては車を購入した場合に依頼しやすいでしょう。地域にある整備工場も車検や修理を依頼したことがあると、安価で引き取ってくれるかもしれません。処分費用の目安は、1本あたり250円~550円程度です。
タイヤの運搬に手間をかけたくない場合や、他の不用品がある場合は、不用品回収業者に処分を依頼するのもひとつの方法です。出張で自宅まで引き取りにきてくれます。
ただし、出張料が発生する点に注意が必要です。お店に持ち込んで処分を依頼するよりも、比較的費用がかかるでしょう。不用品回収業者を利用した場合、1本あたり1,000円以上が処分費用の目安です。
タイヤを処分すべきか、売却すべきか迷っている方もおられるでしょう。ここでは、その代表的な判断基準について解説します。不用になったタイヤの残り溝や損傷の有無、劣化の度合い、ホイールの有無が売却できるかどうかの主な判断基準です。ぜひ参考にしてください。
※イエローハットではタイヤ単体での買取は行っておりません。詳しくは店舗にお問い合わせください
残り溝は、タイヤがまだ使用できるかどうかを判断する目安のひとつです。スリップサインが一部でも露出している場合は、一般道で使用できないため売却は難しいでしょう。ただし、スリップサインに達していない場合は、残り溝が少なくても売れる可能性はあります。
車検に合格することを目的にタイヤを探しているケースなどがあるためです。溝が新品と同程度残っている場合は、売却しやすいでしょう。
残り溝が十分残っていたとしても、タイヤに目立つ損傷がある場合は売却できる可能性が低いと言えます。パンク修理跡が複数箇所あったり、比較的強度が低いショルダー部やサイドウォール部に傷があったりすると、売却は困難です。
また、タイヤは内部が損傷していることもあり、売却前にしっかりとチェックすることが大切です。損傷を見逃してしまうと、売却後のトラブルに発展してしまいます。
使用環境や保管場所により、タイヤごとに劣化の度合いは異なります。劣化が進行するとひび割れとなってタイヤ表面に症状が現れるため、サイドウォール部や接地面の溝を中心に、全体を確認してみてください。
小さなひび割れであれば使用は可能ですが、値はつきにくいと言えます。ひび割れが大きくコード層まで達している場合は、バーストに発展しやすく危険なため、売却は諦めて処分したほうが無難です。
アルミホイールが付いた状態のタイヤは、売却しやすいと言えます。タイヤ自体に価値がつかなくても、アルミホイールなら損傷しない限りタイヤよりも長期間使用できるため値がつきやすいのです。また、変形や傷などのダメージが大きくても、金属として価値があるため売却しやすいと言えます。
有名ブランドや人気モデルのアルミホイールであれば、高値を期待できるでしょう。
タイヤを処分する場合は、ぜひイエローハットへお任せください。タイヤ処分手数料は1本250円~となっており、責任をもって処分いたします。また、タイヤ&アルミホイールの買取も実施している他、タイヤ交換時の注文であればオンラインショップが便利です。ここでは、イエローハットが提供するタイヤメニューの一部を紹介します。
タイヤ交換を検討している場合は、ぜひオンラインショップをチェックしてみてください。車種に合ったタイヤを簡単に検索でき、気に入った商品があれば24時間いつでも注文できます。
扱うタイヤの種類が豊富で、夏用タイヤや冬用タイヤ、オールシーズンタイヤもあり、ホイールセットもお選びいただけます。タイヤ処分料を含めた交換費用の総額が一目で確認できるため、まずはお気軽に検索してみてください。
イエローハットは、タイヤ&アルミホイールの買取も承っております。買取と同時にタイヤ4本またはタイヤ&ホイールセットを購入した方や、イエローハットで購入したタイヤ&ホイールセットの場合は買取増額の対象です。
買取においてタイヤの残り溝やブランド、損傷の有無などいくつか条件はありますが、まずはお近くの店舗にてご相談ください。
夏用タイヤもしくは冬用タイヤへの履替え作業は、WEBからのご来店予約が便利です。店舗で作業を依頼すると、混雑状況によってはお待たせしてしまうこともありますが、事前にご予約いただければ待ち時間が発生しないため、履替えがスムーズに完了します。
WEB予約であれば、予約日の確認・変更・キャンセルも簡単な操作で完結しますので、ぜひご活用ください。
タイヤは、廃棄物処理法にしたがって適切に処分する必要があります。一般消費者の場合は、タイヤ専門店やカー用品店など、タイヤを販売するお店に処分を依頼するのが一般的です。そして処分には、1本あたり数百円の費用がかかります。
タイヤの処分だけでなく、注文や履替えの際もぜひイエローハットへご依頼ください。タイヤ&ホイールセットの買取も受付けしています。増額の対象になる場合もありますので、一度お近くの店舗にてお問い合わせください。
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