HOME > コラム > タイヤ交換コラム > タイヤ交換は自分で行える!交換したタイヤの保管・処分のやり方

COLUMN

タイヤ交換は自分で行える!交換したタイヤの保管・処分のやり方

タイヤ交換を自分で行いたいと考えていても、どのように実施するのか分からないという方もおられるのではないでしょうか。安全性を確保するためにも、タイヤ交換の手順や注意点などいくつかのポイントを押さえておくことが大切です。

そこでこのコラムでは、タイヤを自分で交換する場合の事前準備や手順について解説します。交換したタイヤの保管方法や処分方法も分かりますので、ぜひ最後までご覧ください。

タイヤを自分で交換する前に押さえておきたいポイント

タイヤ交換を自分で実施する場合、適切な道具をそろえなければなりません。また、作業環境も安全性の面でも注意が必要です。ここでは、タイヤ交換を実施する前にしておきたい最低限の準備やリスクについて解説します。しっかり把握しておくことで、失敗する可能性を低くできるでしょう。

適切な作業環境や道具を用意する必要がある

タイヤ交換を実施するなら、まずは適切な作業環境を確保しましょう。作業に適している環境の条件は平坦で舗装されており、スペースに余裕がある場所です。傾斜がついていると、作業中にバランスを崩す可能性があります。また、砂利のある場所や土の上も同様に不安定であるため避けるのが無難です。

ジャッキやレンチなどの車載工具があればタイヤ交換は可能ですが、利便性・安全性においては不十分と言えるでしょう。車載工具の他にも、リジットラック・輪止め・トルクレンチを用意しておくと安心です。また、厚すぎず、滑りにくい加工を施している作業用グローブも準備しましょう。


事故や部品を破損するリスクがある

タイヤ交換を自分で行うなら、起こり得るリスクについても把握しておくことが大切です。まず怪我をするリスクがあることを念頭においておきましょう。

タイヤや工具を落として足を痛めたり、力をかける場面で工具が滑るなどして手を怪我したりするかもしれません。不安定な場所で作業すると、ジャッキが外れて車が倒れる可能性もあるため、作業場所の選定については十分に考慮することが大切です。

また、ホイールナットの締め付けすぎによるハブボルトの折損やネジ山をなめてしまうなど、パーツが破損するリスクがあることも押さえておきましょう。


新たに取付けるタイヤやホイールのチェックも忘れずに

取付けるパーツの事前チェックも大事なポイントです。取付けるタイヤやホイールに異常がないかを確認しましょう。空気圧がほとんど残っていない場合や、パンクしている可能性もあります。前シーズン使用したタイヤへ交換する場合は、劣化の程度も確認することが大切です。

また、新たに取付けるホイールに、ホイールナットが適合しているかどうかも重要なチェック項目です。装着中のものを流用しようと考えている方は注意しましょう。ホイールとホイールナットの座面が合っていないと、取付け時の破損や走行中に緩みが発生する可能性が高まります。

タイヤの履替え作業

WEB予約 コチラ


タイヤを自分で交換する手順

タイヤを自分で交換する場合、事前に手順を確認しておくとスムーズです。ここでは一般的なタイヤ交換の方法や注意したいポイントについて解説します。ただし、今回紹介する手順はホイール付きのタイヤを脱着する方法です。組替えを要するタイヤ交換は、高価な機材がないと困難なため、お店へ依頼することになるでしょう。

その1.車が動かないようにする

安全な場所に車を止めたら、作業中に車体が動かないよう対処します。AT車であればシフトが「Pレンジ」、MT車であれば1速もしくはリバースに入っていることを確認し、パーキングブレーキをしっかりかけましょう。

次に、作業する対角線上のタイヤに輪止めを設置します。車体の固定が不十分だと、交換作業中の揺れによってジャッキが外れる重大なトラブルにつながるため注意しましょう。


その2.ホイールナットを緩める

次にホイールナットを少しだけ緩めます。また、ソケットをしっかりと奥まで差し込まないと、ナットの頭をなめてしまう可能性があります。強い力が必要な場合もあるため、難しそうであればタイヤ交換はお店へ依頼するのもひとつの方法です。

なお、ホイールカバーやセンターキャップが付いている場合は、先に外さないとホイールナットにアクセスできませんので、マイナスドライバー等を使用して取り外しましょう。


その3.ジャッキアップする

ジャッキアップの工程では、車体下部のジャッキアップ指定位置を取扱説明書で確認し、ジャッキをかけます。指定位置からずれていると、車体が凹むため注意しましょう。

ジャッキをしっかりかけたら、タイヤが少し浮くまで持ち上げていきます。高すぎると車体が不安定になり、低すぎるとタイヤは外れません。指一本分の隙間を目安にジャッキアップしましょう。


その4.タイヤを取り外す

ジャッキアップが完了したら、ホイールナットを全て取り外します。ホイールナットは紛失しないよう、トレーなどに入れておくと安心です。一般的にタイヤとホイールの合計重量は10kg~30kg程度あるため、腰に負担をかけず力を入れやすい姿勢で外しましょう。

ジャッキにトラブルが起こった際の支えとなるリジットラックがない場合は、代用として取り外したタイヤを使用すると安心です。ジャッキ横の車体と地面の間に置いておけば、万が一ジャッキが倒れても最悪の事態を避けられます。タイヤを再使用する予定がある場合は、「右前」「左後」など装着していた位置を記しておくと、次回取付け時どこに装着したら良いか判断が容易です。


その5.タイヤを装着する

次に、新たに装着するタイヤを取付けていきます。ハブボルトとホイールの穴の位置を合わせる必要がありますので、タイヤを持ち上げる前に、ある程度位置を決めておきましょう。ホイールをしっかりと奥まで差し込み、ホイールナットを取付けます。

ネジ山部分にゴミがないかチェックし、貫通タイプのホイールナットであれば向きにも注意が必要です。全てのホイールナットを手で軽く取付けしてから、工具を使ってガタつきが出なくなるまで仮締めしましょう。対角線上を意識して数回に分けて締め付けるのが適切です。


その6.本締めする

仮締めが完了したら、次は車を降ろして本締めする必要があります。仮締め同様に対角線を意識した順番で締め付けることがポイントです。本締めでは、トルクレンチを使用しましょう。締めすぎによる部品の破損や、緩すぎて脱輪してしまうリスクを下げられます。

規定の締め付けトルクが分からない場合は、取扱説明書を確認するか、ディーラーや整備工場などに問い合わせてみてください。


その7.確認走行する

タイヤをすべて交換し終えた後は、確認のために走行してみましょう。緩やかな操作を意識し、急が付く操作を避けることが大切です。走行中は、タイヤ交換前とは異なる異音がないかどうかや、不自然な振動を感じないかをチェックします。特に問題なければ、タイヤ交換作業は完了です。

ただし、走行による振動や熱などが原因でまれにホイールナットが緩むことがあります。そのため、交換後100km走行を目安に再度規定トルクで締め付けすると安全が保たれます。

ネットで注文・店舗で取付け

タイヤ オンラインショップ


タイヤ交換を自分で行うメリット・デメリット

タイヤ交換を自分で行ったことがなく、いつもお店に依頼しているという方も多くおられるでしょう。自分で実施する場合、どのようなメリット・デメリットがあるのか気になるところです。ここでは、DIYでのタイヤ交換において、押さえておきたいポイントについて解説しますので、迷っている場合の判断材料としてお役立てください。

メリット

タイヤ交換は、夏タイヤから冬タイヤへ履替えるケースか、もしくはその逆のケースで実施することが多いでしょう。その場合、1年に2回タイヤ交換が必要です。お店に依頼すると1回の交換でおおよそ3,000円の工賃が必要となり、年間のコストは6,000円ほどですが、自分で行えばこの費用がかかりません。

また、自分でタイヤ交換をして経験を積んでいると、パンクなどの緊急時に焦ることなくスペアタイヤへ取り替えられるでしょう。


デメリット

自分で行うタイヤ交換では、ある程度力を必要とする点がデメリットです。タイヤの運搬やホイールナットの取外しなど、体格によっては難しい場合があるでしょう。特にタイヤサイズが大きい場合や、重量が重い車両の場合は、より強い力が必要です。

また、トルクレンチや輪止めなどのツールを用意するための費用がかかる点も、デメリットと言えるでしょう。また、車載工具だけでも交換自体は可能ですが、安全性の面で不十分な場合があります。


シーズンオフ時の適切なタイヤ保管方法と処分方法

現在装着中のタイヤは、適したシーズンが終わると交換して保管する必要があります。もしくは、交換と同時に処分を検討している場合もあるでしょう。ここでは、タイヤの適切な保管・処分方法について解説します。保管中におけるタイヤ劣化を抑える方法などが把握できますので、参考にしてください。

タイヤに適した保管方法

ゴムで構成されているタイヤには多くの弱点があり、適した方法で保管しなければ劣化しやすくなります。タイヤは油性の物質に弱い傾向があるため、保管前に洗浄して油汚れやタイヤワックスなどを落としておきましょう。水分も劣化につながるため、しっかり乾燥させることが大切です。

また、保管中は紫外線や熱、オゾンの影響を受けないようにしなければなりません。保管に最適な場所は、風通しの良い日陰です。バッテリーなど電化製品の近くはオゾンの発生が懸念されるため避けるようにしましょう。


適切なタイヤの処分方法

自分で交換した場合に発生する廃タイヤは、廃棄物処理法における「一般廃棄物」となります。一般廃棄物は基本的に市町村などで回収してもらえますが、タイヤは「適正処理困難物」に指定されているため、自治体で廃棄できない場合がほとんどです。

したがって、一般廃棄物となるタイヤを処分する主な方法には、タイヤ販売店に廃棄を依頼する選択肢が挙げられます。タイヤ販売店とは、タイヤを扱っているタイヤ専門店やカー用品店、ガソリンスタンド、ディーラーを含む整備工場などです。1本あたり300円程度の費用はかかりますが、適切に処分してもらえます。

ネットで注文・店舗で取付け

タイヤ オンラインショップ


タイヤの購入から保管までイエローハットにお任せ!

イエローハットでは、タイヤ選びから購入まで簡単に行なえます。タイヤの保管についても対応している店舗にて依頼可能です。ここでは、イエローハットのオンラインショップやタイヤ保管、シーズンごとの履替え作業WEB予約について、それぞれの強みをご紹介します。

オンラインショップから事前注文できる

イエローハットではオンラインショップをご用意しています。24時間いつでもタイヤやホイールを検索可能で、注文も可能です。タイヤの取付けに関しては、注文時に指定いただいた店舗で実施させていただきます。

オンラインショップは商品ラインナップが豊富で、画面の表示に合わせて選択していくことで、簡単に適合するタイヤやホイールが見つかります。合計費用も分かりやすいため、ぜひタイヤ購入時にご活用ください。


タイヤの保管に対応した店舗も展開

イエローハットでは、タイヤの保管を承っています。タイヤを自宅で保管する場合、スペースの問題や盗難などのリスクを考慮しなければなりません。タイヤ交換の度に運搬するのも一苦労です。

タイヤの保管をイエローハットにご依頼いただければ、上記の悩みがなくなり、適切な環境下で管理できます。タイヤ保管についての詳細や対応の可否は、お近くの店舗にてお気軽にお問い合わせください。


履替え作業のご予約はWEBがおすすめ

タイヤの履替えは自分でも行えますが、適切な道具や設備がないと重労働であり、安全性の面において不安を感じる方もおられるでしょう。プロに依頼したいとお考えでしたら、ぜひイエローハットへお任せください。

履替え作業のご予約は、WEBから完結できるため忙しい方にも最適です。作業当日に待ち時間が発生せず、スケージュールが合わなくなってしまった場合に予約日時の変更やキャンセルがWEBで簡単にできます。

タイヤの履替え作業

WEB予約 コチラ


まとめ

タイヤ交換を自分で実施する際は、安全に作業できる場所と適切な道具を用意しましょう。リスクを把握しつつ、注意点を押さえて手順通りに作業を進めることが大切です。タイヤ交換は走行時の安全性に大きく影響するため、正確性を重視して実施することを推奨します。

新品タイヤへの交換やシーズンごとの履替えタイミングは、イエローハットのWEBサービスが便利です。注文が簡単なオンラインショップをぜひご利用ください。

ネットで注文・店舗で取付け

タイヤ オンラインショップ

タイヤ オンラインショップ

ネットで注文・店舗で取付け

タイヤ オンラインショップ