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スタッドレスタイヤと夏用タイヤの違いを解説!季節に合ったタイヤを使用しよう

スタッドレスタイヤと夏用タイヤには多くの違いがあります。季節に応じた履替えが重要とされるのはなぜなのか、それぞれの特徴や違いについて疑問をお持ちの方もおられるのではないでしょうか。地域によっては、オールシーズンタイヤも選択肢に入れることが可能です。

このコラムでは、スタッドレスタイヤと夏用タイヤの違いについて解説します。最後まで読むと、自身の使用環境に最適なタイヤを選択できるようになるでしょう。

スタッドレスタイヤと夏用タイヤとの違い

スタッドレスタイヤと夏用タイヤの違いが分からないという方もおられるでしょう。しかし、見た目や性質、想定路面など多くの要素で異なる部分があります。交換基準についても違いがあるので、それぞれ特徴を把握して適切に使い分けることが大切です。ここでは、6つの観点から両タイヤの違いについて解説します。

想定路面の違い

スタッドレスタイヤと夏用タイヤでは、設計上の想定路面が異なります。スタッドレスタイヤは、主に雪上路面と氷上路面の走行を想定して設計されており、冬場のドライ路面やウェット路面でも使用できるタイヤです。

一般的な夏用タイヤは、ドライ路面とウェット路面の走行をメインとしたタイヤで、主に舗装路で使用します。路面温度が高い夏場の走行に適応していますが、氷雪路面での使用は推奨されておりません。


タイヤパターン(溝形状)の違い

タイヤパターンとは、接地面の溝の入れ方によって形成される模様のことです。スタッドレスタイヤと夏用タイヤでは、タイヤパターンに違いがあります。

スタッドレスタイヤに採用されるパターンはブロック型と呼ばれ、角張ったブロック表面に小さな切り込みが複数入っています。また、夏用タイヤよりも溝が深めです。

舗装路の走行を想定した一般的な夏用タイヤには、リブ型と呼ばれるタイヤパターンが採用される傾向にあります。縦に掘られた溝をベースにしており、操舵性や走行安定性に優れている点が特徴です。


コンパウンド(ゴム素材)の違い

タイヤに使用されるゴムにはカーボンブラックやオイルなど、いくつかの成分が配合されており、このような合成ゴムもしくは複合ゴムのことをコンパウンドと言います。

スタッドレスタイヤと夏用タイヤでは、コンパウンドが異なっており、想定路面と深く関係しています。スタッドレスタイヤのコンパウンドは、路面温度や気温が低くても、柔軟性を保持できる点が特徴的です。

一方で、夏用タイヤは低温だと硬くなるため、冬はグリップ力が低くなります。ただし、スタッドレスタイヤと違い、夏場の高温下でも剛性を保てる点が特徴です。


摩耗による使用限界の違い

夏用タイヤ、スタッドレスタイヤ共に、摩耗度合いを残り溝で判断する点は同じですが、使用限度の基準に違いがあります。夏用タイヤはスリップサインで判断し、スリップサインが露出すると排水性能が極端に低下するため使用不可となります。

スタッドレスタイヤの場合、スリップサイン以外にも目印があり、プラットホームと呼ばれる突起が設けられています。プラットホームは、残り溝が新品時の半分となった際に露出します。この状態になると冬用タイヤとしての使用は不可となります。


使用に関わる法律の違い

スタッドレスタイヤは、冬用タイヤとして販売されていますが、夏に使用しても法令違反にはなりません。一方で、夏用タイヤを氷雪路で使用すると法令違反になる場合があります。

道路交通法では、各都道府県に設置された公安委員会の規則に従うよう定められており、沖縄県以外は積雪時や凍結時に滑り止め措置の規定を設けています。滑り止め措置として認められるのは、駆動輪へのタイヤチェーンの装着もしくは全輪の冬用タイヤ装着です。


履替え時期の目安も異なる

スタッドレスタイヤと夏用タイヤを交互に使用している場合、1年に2度履替えが必要です。夏用タイヤからスタッドレスタイヤへ履替えは、平年の初雪日が目安となり、その1か月前に交換しておくことで降雪に備えられます。

一方で、スタッドレスタイヤから夏用タイヤへ履替える際は、平均気温が目安です。氷点下を若干上回ったとしても凍結の恐れがあるため、平均気温が7℃を超えた場合が履き替えの目安と言えます。

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スタッドレスタイヤとその他タイヤとの違い

冬に使用できるのは、スタッドレスタイヤだけではありません。スパイクタイヤやオールシーズンタイヤなど、スタッドレスタイヤとは違う特徴を持つタイヤがあります。それぞれの違いを押さえておくと、自身の使用環境に合わせてタイヤを選択できるでしょう。

スパイクタイヤとの違い

スパイクタイヤは、接地面にスタッドと呼ばれる金属を均等に配置したタイヤです。別名をスタッドタイヤと言い、ひと昔前まで冬用タイヤの代表格でした。現在は、スタッドを廃したスタッドレスタイヤが主流です。

地面に金属を突き刺すことでグリップ力を生み出し、凍結路面に強いスパイクタイヤは、現在一部の地域、車両でしか使用を許可されていません。

スパイクタイヤは冬用タイヤとして優れていますが、舗装路では粉じんをまき散らしてしまうことから規制されました。


オールシーズンタイヤとの違い

スタッドレスタイヤは氷雪路面だけでなくドライ路面でも使用できますが、夏場の使用には向いていません。また、安定感に欠けるため高速走行にも適しておらず、これらの点がデメリットです。

オールシーズンタイヤは、夏用タイヤと同様の使用感で、高速走行も無理なくこなせます。また、雪道も走れるため、夏用タイヤやスタッドレスタイヤよりも使い勝手が良いタイヤです。ただし、凍結路面ではグリップ力を発揮できないため、豪雪地帯など雪国の冬には向いていません。

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スタッドレスタイヤにも種類によって性能の違いがある

夏用タイヤには、スポーツタイプやコンフォートタイプ、SUV用やミニバン用など、様々な種類があります。スタッドレスタイヤは夏用タイヤよりも数は控えめですが、比較的選択肢が豊富です。ここでは、スタッドレスタイヤでも種類によって性能に違いがある点について解説します。

性能は銘柄や新旧モデルで異なる

スタッドレスタイヤは各タイヤメーカーから、様々な特徴を持った銘柄が販売されています。スタッドレスタイヤにおいて重要な氷雪性能を重視している商品や、ライフ性能を強みとする商品など、各性能のバランスに違いがあるのです。

また、同じ銘柄でも最新モデルと先代モデルで性能差があり、タイヤ選びでは高性能な新型か価格が控えめな旧型を購入するか、目的に応じて選択することが大切です。


SUV用のスタッドレスタイヤもある

スタッドレスタイヤを探す際、タイヤサイズで検索する方も多いでしょう。SUVにお乗りの方は、サイズだけでなくジャンルを考慮することも大切です。同じメーカーで同じタイヤサイズでも、乗用車用とSUV用でその特性が異なります。

SUV用のスタッドレスタイヤは、乗用車用より重い車重を支えられるようタイヤの剛性が高くなっており、安定感が違います。また、タイヤのたわみが抑えられるので、偏摩耗しにくい点がメリットです。SUV車にスタッドレスタイヤを履かせる場合は、SUVモデルに注目すると良いでしょう。

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スタッドレスタイヤとタイヤチェーンの違い

スタッドレスタイヤは雪が降る地域のドライバーにとって、欠かせないアイテムのひとつです。しかし、冬に活躍するのはスタッドレスタイヤだけではありません。タイヤチェーンも常備しておきたいアイテムの1つです。ここでは、スタッドレスタイヤとタイヤチェーンの違いを解説します。

乗り心地・使用方法・寿命の違い

種類やタイプにもよりますが、基本的にタイヤチェーンはスタッドレスタイヤよりも氷雪性能は高めです。ただし、スタッドレスタイヤとタイヤチェーンの違いは、氷雪性能以外にもあります。

まず乗り心地の違いです。スタッドレスタイヤはドライ路面でも快適に使用できますが、布タイプ以外のタイヤチェーンでは振動が発生するため不快に感じるでしょう。また、寿命も異なりタイヤチェーンを乾燥路で使用すると壊れやすいと言えます。

タイヤチェーンは使用方法に注意が必要です。スタッドレスタイヤは法定速度内であれば使用中の速度に上限はないようなものですが、タイヤチェーンは上限速度が商品によって決められています。一般的に金属タイプだと30km/h以下、非金属タイプで50km/h以下です。


チェーン規制ではタイヤチェーンの装着が必須

冬の路面に適したスタッドレスタイヤであっても、チェーン規制が敷かれた道路ではタイヤチェーンの装着が必須です。また、積雪により坂道を登れない場合にも使用できます。

冬のレジャーを楽しむ方や雪国にお住まいの方は、大雪やチェーン規制に備えてタイヤチェーンを常備しておきましょう。普段はスタッドレスタイヤを履いておき、必要に応じてタイヤチェーンを装着するという使い方をおすすめします。


タイヤ購入はイエローハットのオンラインショップが便利!

冬期はスタッドレスタイヤを使用し、その他の季節では夏用タイヤを使用するのが理想的です。タイヤをお求めの場合は、ぜひイエローハットのオンラインショップをご利用ください。ここでは、オンラインショップのおすすめポイントやイエローハット専売タイヤ・便利なWEB予約についてご紹介します。

オンラインショップはタイヤ探しがしやすい

イエローハットのオンラインショップはタイヤ探しが簡単です。夏用タイヤ・オールシーズンタイヤ・冬用タイヤなどのカテゴリーの中から欲しい商品のジャンルを選択し、お車とタイヤサイズをリストから選ぶだけですぐに適合する商品が表示されます。

表示された商品の値段は全て税込表示で、4本セットと1本あたりの価格が一目瞭然です。欲しいタイヤが見つかったら注文も簡単ですので、ぜひ利用してみてください。


各種専売タイヤをラインアップ

タイヤ選びの際は、イエローハット専売タイヤの購入をぜひご検討ください。夏用タイヤとスタッドレスタイヤそれぞれに、専売モデルを用意しています。

夏用タイヤでは、ウェット性能を高めた国産「PRACTIVA」と、省燃費性が魅力的でこちらも国産の「ECOFINE」、2つの専売モデルがおすすめです。

スタッドレスタイヤの専売モデルは、国産で省燃費性に優れたタイプと、十分な氷雪性能がありリーズナブルな価格のタイプがありますので、ぜひご検討ください。


夏・冬のタイヤ履替え作業をWEBで依頼できる

イエローハットでは、エンジンオイル交換やボディコーティングの他、タイヤ履替え作業についても専用のWEBページから予約を受け付けています。オンラインショップと同様に使い勝手が良く、数ステップで予約が完了するため便利です。

WEB予約であれば履替え作業開始までのわずらわしい待ち時間がありません。予約の確認や変更・キャンセルもWEBページから可能です。タイヤの履替えタイミングが近付きましたら、ぜひWEB予約をご活用ください。

タイヤの履替え作業

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まとめ

スタッドレスタイヤと夏用タイヤは、想定している路面状況が違います。タイヤパターンやコンパウンドの違いだけでなく、冬場は法的にも使用条件が定められているため、しっかりと使い分けることが大切です。

スタッドレスタイヤや夏用タイヤ、オールシーズンタイヤなど、各種タイヤの購入時は、ぜひイエローハットのオンラインショップでタイヤを探してみてください。イエローハット専売タイヤを含め、お車の使用環境に適合するタイヤが見つかるでしょう。

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