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タイヤの製造年月日や詳細情報が把握できるサイドウォールの表記とは?

車のタイヤは、走行安全性や快適性に影響を与える重要なパーツです。タイヤの製造年月日は、タイヤのサイドウォールから読み取れる情報のひとつですが、見方が分からないという方もおられるのではないでしょうか。

この記事では、タイヤの製造年月日やサイドウォールの表示内容について解説します。タイヤ交換の実施タイミングについても把握できるでしょう。安全で快適なカーライフを送るために、ぜひ最後までご覧ください。

タイヤの製造年月日(製造年週)はサイドウォールで確認できる

タイヤの製造年月日が確認できる場所はサイドウォールです。正確には年月日ではなく、製造された年と週が分かるだけで、日にちについては明示されていません。ここでは、製造年週の見方と、製造後から経過した年数と劣化度合いの関係性について解説します。

製造年月日(製造年週)の見方

製造年月日(製造年週)は、サイドウォールに表示されています。英数字の部分を探し出し、下4桁を参照しましょう。4桁のうち、下2桁が年で、最初の2桁が週を表します。

例えば、上記の画像の場合下4桁が「0722」で、2022年の第7週に製造されたことが分かります。一般的に製造年週は、タイヤの片面にしか表記がありません。見つからない場合は反対側を確認してみましょう。


古いタイヤの製造年月日(製造年週)は下3桁で判断

1999年以前に製造されているタイヤにおいては、下3桁で判断します。この場合、下1桁が年を表し、はじめの2桁が週です。例えば、製造番号の下3桁が「029」の場合、1999年の2週に製造されたことを示しています。


製造後の経過年数における許容範囲はどのくらい?

タイヤの製造年週と同時に、経過年数による劣化度合いが気になる方もおられるでしょう。タイヤメーカーにおけるテストでは、保管環境が適切な場合、製造から3年間は性能が落ちない結果となっています。

ただし、10年以上前に製造されたタイヤは劣化していることが多いため注意が必要です。タイヤメーカーにおいても「製造後10年以上経過したタイヤは販売店等で点検を受けることを推奨」しています。現在お持ちのタイヤが古い場合は、製造年週をチェックしてタイヤ販売店に点検を依頼してみましょう。

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サイドウォールの表記から製造年月日(製造年週)以外の情報も得られる

タイヤのサイドウォールには、製造年月日(製造年週)以外の情報も確認できます。タイヤサイズやタイヤの性能に関わる指標、取付けの向きなどが代表的な例です。これらを把握しておくと、タイヤ選びで役立つでしょう。ここでは、サイドウォールで確認できる表記を項目別に解説します。

タイヤサイズの見方

タイヤサイズは、新たに購入する際にもきちんと把握しておくことが重要です。サイドウォールには「185/60R15」のように表記されています。

見方としては、「185」がタイヤの幅(断面幅:単位mm)で、偏平率を指す「60」がタイヤの厚み(断面高さ÷断面幅×100:単位%)です。「R」はラジアルタイヤのことで、その後ろにある「15」はリム径を表します。同サイズのタイヤを探すときは、これらの各数値が同じものを選んでください。


ロードインデックス・速度記号の見方

ロードインデックスとは、タイヤの負荷能力を示す数値です。タイヤサイズの横に2桁から3桁の数値で示されます。例えば、「84H」がタイヤサイズの隣にあるとすると、「84」がロードインデックスです。

末尾の「H」は速度記号であり、タイヤが使用できる最高速度を示しています。例えば、「H」の場合は規定の条件下において210km/hまで耐えられます。


タイヤの脱着に関する表記

タイヤを脱着する機会がある場合は、取付けの向きに関する表記についても押さえておくことが大切です。サイドウォールに「ROTATION」の表記があるのなら、タイヤの回転方向を示す矢印が車の進行方向と一致するように取付けなければなりません。

また、「INSIDE」や「OUTSIDE」といった表記もあります。トレッドパターンが左右非対称のタイヤのサイドウォールに存在し、ホイールに組み付ける際に合わせることが大切です。


適応路面を示す表記

タイヤにはいくつか種類があり、適応路面が異なります。例えば一般的に使用される夏用タイヤは、舗装路の走行に適したタイヤです。乾燥路面や湿潤路面の走行は得意ですが、雪や凍結路での使用は推奨できません。

雪や凍結路などを走行するためには、サイドウォールにスノーフレークマーク(雪の意匠)があるタイヤの装着を推奨します。また、オールシーズンタイヤなどにある「M+S」の表記は、マッド(M)とスノー(S)の意味で、泥道や雪上路面に対応していることを示すマークです。


残り溝の確認時に便利な印もある

タイヤのサイドウォールには、残り溝の確認がしやすいように印が表示されています。スリップサインの場所は三角(△)マークで示されていることが一般的です。

スタッドレスタイヤに設けられているプラットホームの場所も、サイドウォールから簡単に探し出せます。スリップサインの場所を示す三角マークは接地面付近に表示されていますが、プラットホームの位置を示す矢印マークがあるのはホイールのリム付近です。

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タイヤの寿命は製造年月日(製造年週)よりも使用期間や状態で判断しよう

タイヤの寿命を見分ける上で重要なのは、製造年月日ではなく使用開始してからの期間や、残り溝などのタイヤの状態です。
ここでは、タイヤの寿命を見分けるポイントを解説します。日常点検のチェック項目や重要性についても触れるので、ぜひ参考にしてください。

使用開始から3年~5年がひとつの目安

タイヤの寿命を判断する上で目安となるのが、使用開始してからの年数です。タイヤは使用段階でどうしても劣化するため、残り溝が十分にあったとしても交換は避けられません。一般的に、3年~5年程度で寿命を迎える傾向のため、4年目に入った段階で劣化度合いをチェックし交換を検討しましょう。

劣化の度合いは、タイヤ表面に現れるひび割れから判断できます。うっすらと入った状態であれば特に問題はありません。ただし、くっきりとしたひび割れは経過観察が必要です。ひび割れが深くなるほど強度は落ちていくので、心配であればタイヤ販売店に点検を依頼してみましょう。


残り溝や硬度で判断

タイヤに溝が設けられているのは、主に「排水」や「駆動力・制動力の確保」、「放熱性を高める」「操縦安定性を高める」ことが目的です。残り溝が少なくなるほど、雨の日に排水が追いつかなくなるため、スリップの原因になります。夏用タイヤであれば、残り溝がスリップサインに到達する前に交換しなければなりません。

スタッドレスタイヤの場合は、残り溝が半分程度になると冬用タイヤとして使用できないので注意が必要です。プラットホームと呼ばれる突起を目印に、寿命かどうかを判断しましょう。また、スタッドレスタイヤの場合はゴムの硬度も重要です。劣化により硬くなっている場合、性能が低下している状態と言えます。


日常点検で寿命かどうかをチェックしよう

タイヤを安全に使用するためには、日常点検を欠かさないことが重要です。日常点検では、エンジンルームや運転席周り、タイヤの状態などをチェックします。

タイヤにおけるチェックのポイントは、摩耗の状況と空気圧です。接地面は、偏った摩耗がないか、残り溝は十分かどうかをチェックします。あわせて、外観上に変形がないかも見ておきましょう。空気圧に関しては、サイドウォールのつぶれ具合でも判断できますが、空気圧ゲージを用意しておくと正確に測定可能です。


新しいタイヤへの交換を実施するタイミングとは?

点検により寿命が近いと判断できた場合は、交換を実施するタイミングです。他にもシーズンごとに行う履替え時に、タイヤの状態を見て交換を検討しましょう。ここでは、タイヤの交換タイミングについて2つの観点から解説します。残り溝や経年劣化以外で交換するケースについても把握できるでしょう。

タイヤの寿命を迎えたタイミング

タイヤ使用時・保管時の環境による劣化、損傷により即交換となるケースがあります。摩耗においては、スリップサインやプラットホームが露出すると交換は必須ですが、内部のコード層がむき出しになるほど偏摩耗している場合も速やかに交換しなければなりません。

また、タイヤ側面が損傷してパンクしているケースや、亀裂が深くコード層が見えるケースでも継続使用はできません。速やかにタイヤを取り扱うお店へ持ち込むことが大切です。


シーズンが変わるタイミング

夏用タイヤであれば冬が終わるタイミング、スタッドレスタイヤであれば冬に入るタイミングでタイヤの状態を点検してみてください。残り溝がスリップサインやプラットホームに近づいている場合や、劣化により硬くなっている場合は、使用するのではなく交換をおすすめします。

シーズン途中よりも変わるタイミングで交換すると、走行時に高い安心感が得られるでしょう。

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タイヤの表記が分かるとオンラインでタイヤ選びができる!

タイヤを探す際、お店に直接行くケースも多いでしょう。お店でのタイヤ購入では店舗スタッフに相談できる点がメリットです。
イエローハットにはオンラインショップもあるため、いつでもタイヤ選びが可能です。ここでは、オンラインショップの利便性やアフターサポートなどについてご紹介します。

オンラインショップは24時間利用可能

イエローハットのオンラインショップは24時間利用できますので、仕事終わりや休日などいつでも気軽にタイヤを探せます。車種とタイヤの表記を押さえておくだけで簡単に検索可能です。

夏用タイヤの他にも、スタッドレスタイヤやオールシーズンタイヤを取りそろえており、タイヤの本体価格と取付け費用の総額が分かりやすいため、予算に合わせてタイヤを選べます。注文まで完結しますので、ぜひご覧ください。


2つのアフターサポートをご用意

イエローハットでは、税込2万円以上のタイヤ4本セット、もしくはタイヤ&ホイール4本セットをお買上げいただいたお客様に対し、厳選した2つのアフターサポートをご用意しています。

タイヤ交換後、極まれに走行による環境変化でホイールナットが緩むケースに備え、ホイールナット増し締め点検を実施します。また、摩耗の均一化に有効なタイヤローテーションもアフターサポートのひとつです。どちらも1回無料で実施させていただきます。


季節によるタイヤ履替え作業はWEB予約が便利

季節によるタイヤ履替え作業については、ぜひWEB予約をご利用ください。スマートフォンやパソコンからいつでも予約可能で便利です。また、予約日の再確認や都合が悪くなった場合の日程変更・キャンセルもWEB上で完結します。

WEB予約していただければ、履替え作業開始までの待ち時間が発生しません。スムーズにストレスなく履替えられますので、ぜひ専用WEBページからご予約ください。

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まとめ

タイヤの製造年月日(製造年週)は、サイドウォールにある製造番号の下4桁で確認できます。頭の2桁が製造された週で、下2桁が製造年です。サイドウォールではタイヤサイズやロードインデックスなど、タイヤの重要な情報が読み取れますので、ぜひ一度確認してみてください。

製造年週を確認するついでに、タイヤの状態をチェックしてみましょう。もし摩耗や劣化が進んでいたら、早めにタイヤ交換を検討することが大切です。イエローハットのオンラインショップでは、簡単にお車に合うタイヤを検索できます。

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