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ホイール塗装の方法やポイントを解説!DIYのリスクや注意点を把握しよう

ホイールの劣化や色に不満がある場合、塗装によって改善したいと考える方もおられるのではないでしょうか。アルミホイールの塗装は、外観だけでなくホイールの寿命にも影響します。DIYによるホイールの塗装にはリスクも伴うため、適切な方法や注意点を把握することが重要です。

このコラムでは、アルミホイール塗装の手段とそれぞれの特性、DIYでの塗装方法とポイントを詳しく解説します。仕上がりにこだわる場合は、お店に依頼することも検討してみましょう。ホイールの修理やメンテナンスに関心がある方は、ぜひ最後までお読みください。

アルミホイールを塗装する理由

ホイールの塗装は、車の外観を変えるひとつの選択肢です。イメージチェンジやドレスアップにつながるので個性を出せます。
また、劣化などにより色あせたホイールがよみがえるでしょう。アルミホイールの色やデザインを変更することで独自のスタイルを確立し、自分だけの特別な車を演出することが可能です。

また、ホイールの塗装は保護効果も期待できます。新しい塗装層がホイールの表面を覆うことで、小さな傷や腐食を防止でき、より長持ちするでしょう。このように、ホイール塗装は見た目と機能面の両方においてメリットが得られます。

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アルミホイール塗装の手段と特性

アルミホイールは車の外観にとって重要なパーツですが、日常の使用で傷が付いたり、色あせたりします。アルミホイールを塗装することで改善できますが、どのような方法があるのか知りたい方もおられるでしょう。ここでは、ハケや筆を使った補修、スプレー缶やエアブラシを使用した塗装など3つの手段とそれぞれの特性について解説します。

ハケや筆を使った補修・塗装

ハケを使った補修・塗装は、粉塵が飛ばないため周囲の環境に優しく、手軽に行えます。ただし、複雑なデザインのホイールには向かないでしょう。ムラや塗り残しに注意が必要です。

一方、筆を使った補修はピンポイントでの修正が可能で、塗装が剥がれた場合の再塗装も簡単です。きれいに仕上げることは難しいですが、目立ちにくくなるでしょう。どちらの方法もプロの施工のような仕上がりは難しいですが、比較的手軽に塗装できる点がメリットです。


スプレー缶を使用した塗装

スプレー缶を使った塗装も比較的便利な方法です。スプレー缶はホームセンターやカー用品店で簡単に入手できます。ただし、タイヤやホイールナット座面などにマスキングを施すこと、屋内で行う場合は換気することが重要です。

また、飛び散った塗料が壁や床に付着しないよう注意を払いましょう。これらの注意点を押さえた上で、スプレー缶を使った塗装は効果的な手段として活用できます。


エアブラシを使用した塗装

エアブラシを用いたホイールの塗装は、エアコンプレッサーを使用するため、主にプロが使用する手法です。緻密な作業が可能となりきれいに仕上げやすい一方で、塗装に関する技術と知識が必要です。

エアブラシを使うメリットは、繊細な調色が可能であり、オリジナルのカラーを作成できる点です。また、吐出量や塗料の粒子の大きさといった調整ができるため、スプレー缶と異なり美しい仕上がりが期待できます。

エアブラシは、本格的に塗装したい場合の選択肢ですが、コンプレッサーなど高額な機器が必要となるため、個人で行うにはハードルが高いと言えるでしょう。


DIYでアルミホイールを塗装する方法とポイント

DIYでアルミホイールの塗装をしようとお考えの方もおられるでしょう。ここでは、DIYでの塗装で必要となる基本的なアイテムと、手順やポイントについて解説します。
ただし、思い通りの仕上がりにならない可能性があることを念頭におき、DIYで実施するのかお店に依頼するのか検討することが大切です。

道具や塗料をそろえる

アルミホイールの塗装に必要な代表的なものは以下の通りです。

【洗浄グッズ】洗剤や専用クリーナー、スポンジ、ブラシ、クロスなど
【防護グッズ】手袋、保護メガネ、マスクなど
【塗料の付着防止グッズ】ダンボール、マスキングテープ、養生シートなど
【耐水サンドペーパー】400番、800番、1500番、2000番など
【脱脂剤・定着剤】シリコンオフ、プラサフなど
【塗料】ベースカラー、クリアなど
【仕上げ用グッズ】コンパウンド、クロスなど

上記のアイテムをそろえておくことで、塗装作業を開始できるでしょう。洗浄用具のスポンジなどはホイール専用に用意し、ボディ用と分けて管理することが大切です。ホイールの洗浄で使用したスポンジは砂などが付着している可能性があり、ボディに使用すると傷の要因となってしまいます。

また、足付けと呼ばれる作業で使用する耐水サンドペーパーは数字が小さいほど荒く、大きいほど目が細かくなっていることを押さえて用意しましょう。


塗装前の下準備

下準備では、まずホイールを洗浄し、塗装面に付着した砂や汚れをしっかりと落としましょう。市販のアルミホイール専用クリーナーを使うと、効果的に汚れを落とせます。

次に足付け作業を行います。これは塗装の密着性を向上させるための重要な工程です。荒目の耐水サンドペーパーでホイールをこすり、塗装を落としつつ表面をザラザラにします。この時、力の入れ過ぎには注意が必要です。

足付けが終わったら、ホイールの表面をきれいにし、乾いた布で丁寧に拭き取りましょう。この後、タイヤなど塗装しない部分をマスキングします。特にバルブ周辺やホイールナットの座面など、塗料が付着してはいけない箇所にマスキングしてください。最後に、塗装面をシリコンオフなどでしっかり脱脂します。


塗装工程の基本手順

アルミホイールの塗装工程は、下地作り・ベースとなる塗料の塗布・クリアの塗布の3ステップで構成されています。まず、プラサフなどの定着剤を塗布して下地処理を行いましょう。下地の厚さにムラが出ないよう数回に分けて吹き付け、30分以上乾かしたのち、1000番程度の耐水サンドペーパーで表面を軽く研磨します。

次に塗料の塗布です。スプレー塗料の場合、薄い層を何度か重ねて塗ることでムラになりにくくなります。また、塗装時は適度な距離を保ちつつ、素早く吹き付けるのがコツです。塗料を塗布した後は、十分に乾燥させましょう。

最後にクリアを塗布します。これは、塗装を保護し光沢を出すための工程で、薄い層を何度か重ね塗りすると高い耐久性が期待できます。


必要に応じて研磨しよう

塗装が完了し、乾燥後に仕上げとして研磨作業を行うことで、より一層美しい仕上がりを目指せます。研磨作業には、コンパウンドと呼ばれる研磨剤を使用します。コンパウンドは、粗いものから細かいものまで種類がありますが、仕上げには細目が最適です。

専用の研磨パッドやマイクロファイバークロスを使って磨いてください。この時、力を入れ過ぎないことが大切です。磨き終わったら、乾いたクロスで残ったコンパウンドをしっかりと除去しましょう。なお、作業を実施するにあたり、少しでも作業に不安要素がある場合は、お店などに依頼するか、新しいホイールの購入をおすすめします。
※イエローハットではホイール塗装作業についてはお受けしておりません。

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アルミホイール塗装におけるDIYの注意点

DIYでアルミホイールの塗装をする前に、注意点を押さえておくことが重要です。失敗のリスクがあり、その場合どのようなデメリットがあるのかを把握しておきましょう。ここでは、失敗しても問題ないラバースプレーによる塗装についても紹介しますので、ぜひご覧ください。

失敗した場合に売却しにくくなる

DIYでアルミホイールの塗装を行う際は、失敗するリスクについても考慮する必要があります。塗装が失敗した場合、ホイールの見た目が悪化するため、価値が低下してしまいます。売却を検討していた場合、買い手が見つかりにくくなるでしょう。DIY塗装に挑戦する際は、事前にリサーチや練習を十分に行い、失敗しないよう注意して作業に取り組むことが大切です。


塗装剥がれが起こりやすい

DIYでは、塗装が剥がれるリスクがあることを十分に認識しておく必要があります。塗装剥がれの主な原因は下準備不足が大半です。

下準備が不十分だと、塗料がアルミホイールの表面に十分密着せず、剥がれやすくなります。剥がれを防ぐには、ホイールの洗浄や足付け作業を丁寧に行い、塗装面を整えることが重要です。ホイールのデザインが複雑なほど、足付けが不十分になりやすい点に注意しましょう。


【番外編】ラバースプレーなら失敗しても簡単にはがせる

DIYでアルミホイールの塗装に挑戦したいけれど、失敗のリスクは負いたくないという方もおられるでしょう。そのような場合におすすめなのが、ラバースプレーを使用した塗装です。

ラバースプレーは、塗装対象の表面にゴム状の膜を形成する特殊な塗料です。この膜は、塗装が失敗した場合やカラーリングに飽きた場合に、簡単に剥がせます。また、ラバースプレーにより膜を形成することで、ホイールの保護にも役立つでしょう。

このような特徴から、ラバースプレーは初心者でも比較的安心して取り組めるアルミホイール塗装の方法と言えます。失敗のリスクを最小限に抑えたい場合は、ラバースプレーによる塗装を検討してみてはいかがでしょうか。


仕上がり重視ならアルミホイール塗装はお店に依頼しよう

ホイール塗装をお店に依頼することには、さまざまなメリットがあります。まず、プロならではの技術と経験により、美しい仕上がりと持ちの良さが期待できます。DIYでは難しい細かい部分や、ムラのない均一な塗装が可能です。

また、お店に依頼する際は好みのカラーに調色を依頼することで、理想のホイールを実現できるでしょう。仕上がりにこだわりたい方やより個性を出したい方、もしくはDIYで失敗したくない方は、プロのホイール塗装業者に依頼することを検討してみてください。
※イエローハットではホイール塗装作業についてはお受けしておりません。

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アルミホイールの修理はイエローハットへご相談ください

アルミホイールに傷が付き、補修を検討している場合はぜひイエローハットへご相談ください。イエローハットでは、一部店舗にてタイヤ・ホイールに関するピットメニューをご用意しています。また、タイヤ・ホイールを購入したい場合はオンラインショップが便利です。ここでは、イエローハットの強みをご紹介します。

アルミホイール修理を含めたピットメニューが豊富

イエローハットでは、タイヤ・ホイール関連のピットメニューが充実しています。例えば、タイヤローテーションやアライメント測定調整、ハブの防錆など、お車を良好なコンディションに保つためのメニューをご用意しています。

店舗によってはアルミホイール修理にも対応しており、傷や凹みがある場合や、塗装が剥がれてしまった場合などにご利用いただけます。お気に入りのアルミホイールの見た目を復活させたい方は、ぜひお近くの店舗にてご相談ください。


タイヤやホイールの購入ならオンラインショップが便利

イエローハットのオンラインショップは、24時間いつでもタイヤ選びができますので、お好きな時間に利用可能です。車種に合ったタイヤが簡単に見つかり、自動車メーカー名・車種・年式・タイヤサイズをメニューから選択するだけで商品を検索できます。また、画面表示に合わせて取付け店舗や取付け希望日を選択するなど、簡単な流れでタイヤとホイールの注文が完結します。


夏・冬タイヤへの履替えがWEB予約でスムーズに

夏・冬タイヤへの履替えをWEBから予約していただくと、作業がスムーズに完了します。WEB予約であれば、作業開始までお待ちいただくことはありません。すぐに履替えられるため、多くの時間が取れない方にもおすすめです。

WEB予約後、都合が悪くなっても問題ありません。WEB上で簡単に予約日時の変更やキャンセルが可能です。予約専用のページを用意していますので、履替え時はぜひご活用ください。

タイヤの履替え作業

WEB予約 コチラ


まとめ

ホイールを塗装することで、見た目の改善や個性を演出可能です。DIYでも経験を積めばある程度きれいに仕上げられますが、失敗のリスクもあります。売却を検討中の場合や、お気に入りのホイールの場合は、お店に依頼することを検討すると良いでしょう。

イエローハットの一部店舗ではアルミホイールの補修を承っています。また、タイヤ・ホイールの購入を検討している場合は、ぜひオンラインショップにアクセスしてみてください。豊富に商品を用意していますので、お気に入りのホイールが見つかるでしょう。

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