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ホイールスペーサーの基礎知識と弊害が分かる!車検に通る許容範囲とは?

ホイールスペーサーは見た目や安定性を向上させるカスタムパーツですが、安全性にも関わることから車検に通るのか疑問に思われる方もおられるのではないでしょうか。適切な知識を持たずに取り付けるとトラブルに発展することがあり、車検の際にも厳しくチェックされます。

このコラムでは、ホイールスペーサーの種類などの基礎知識、メリットと弊害、そして車検における許容範囲について解説します。また、取り付け時に注意すべきポイントも紹介しますので、ホイールスペーサーの装着を検討している方はぜひ参考にしてください。

ホイールスペーサーの種類とは?

車の改造やチューニングにおいて、ホイールスペーサーは広く知られているアイテムです。ホイールスペーサーを装着することで、見た目の印象を変えられます。ここでは、ホイールスペーサーの種類とそれぞれの特徴について解説しますので、基本情報を把握したい方はぜひご覧ください。

手軽に5mm程度までワイド化できる「ホイールスペーサー」

ホイールスペーサーは、車のホイールを外側に出したいときに使用するアイテムです。そのサイズには1mm・2mm・3mm・5mm・8mm・10mmなど、さまざまな厚みがあります。ホイールスペーサーは手軽に取付けが可能で、簡単にワイド化できるため、ドレスアップの手法として重宝されています。


15mm・20mmアップも目指せる「ワイドトレッドスペーサー」

ワイドトレッドスペーサーは、一般的なホイールスペーサーよりもさらにワイド化できるパーツです。通常15mmからスタートし、20mm、25mm、30mmといった5mmずつの刻みが一般的です。

このタイプのホイールスペーサーは、車両のハブボルトを使用してスペーサーを固定します。その代わりとなるボルトがスペーサー側に取付けられており、ホイールはそこで固定される構造です。このため、ワイドトレッドスペーサーは大幅なワイド化が可能となっています。

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ホイールスペーサー/ワイドトレッドスペーサーのメリット

ホイールスペーサーやワイドトレッドスペーサーを取付けることで、車のドレスアップや性能向上面においてメリットが得られます。一般的にはドレスアップ目的で装着するケースが多いでしょう。ここでは、「ホイールスペーサー」もしくは「ワイドトレッドスペーサー」を装着することで得られるメリットについて解説します。

ドレスアップ効果

ホイールスペーサーやワイドトレッドスペーサーは、車の外観をよりスタイリッシュに魅せるドレスアップ効果があります。これらのパーツを使用することでホイールが車両外側に張り出し、重厚感や迫力が増すでしょう。ホイールのワイド化によりアグレッシブな印象を与えるため、スポーティーな演出も可能です。

また、ホイールスペーサーを装着することで、車両の個性が強調され、オリジナリティを表現できます。ただし、車両からはみ出る程の過度なワイド化は車検に通らないため、適切なサイズ選びが重要です。


ワイドトレッド化による走行性能の向上

ワイドトレッドスペーサーを使用することで、走行安定性が向上します。トレッドが広がることにより、車体の安定感が増し、乗り心地が良くなったと感じる方もおられるでしょう。また、サスペンションの動き方が変わります。より小さな力で大きな動きとなるため、乗り味にしなやかさがプラスされるでしょう。

さらに、ワイドトレッドスペーサーはコーナリング時の安定感も良くなる傾向にあります。ワイド化により、コーナリング中の車の傾きが小さくなるためです。これらのメリットを考慮してホイールスペーサーを選ぶことで、見た目だけでなく走りも突き詰められるでしょう。


ホイールスペーサー/ワイドトレッドスペーサー装着の弊害

ホイールスペーサー/ワイドトレッドスペーサーは、ホイールを車両外側へ張り出すために使用されますが、いくつかの弊害があることも事実です。例えば、ホイールナットの緩みやハブボルトの折損、足回りの重量増加などが挙げられます。このようなデメリットを把握しつつ装着するかどうかを検討することが大切です。

ホイールナットの緩みやハブボルトの折損

ホイールスペーサーやワイドトレッドスペーサーの取付けでは、ホイールナットの緩みに注意しなければなりません。ホイールスペーサーの厚みの分だけナットの噛み込み量が少なくなるためです。

噛み込み量が少ないと、ナットが緩んだときにホイールがガタつき、ハブボルトが折損することも考えられます。適正トルクで締め付けた際にネジ山を舐めたり、ハブボルトが折れたりするケースもあるため、迷った場合はお店に相談しましょう。


足回りの重量増加につながる

ホイールスペーサーやワイドトレッドスペーサーの装着による弊害のひとつは、足回りの重量増加です。これは、サスペンション下側(スプリングより下側)の重量、いわゆる「バネ下加重」が増加することを意味し、運転のしやすさや乗り心地に大きく影響を与えることがあります。

バネ下重量の1kgの増加は、バネ上荷重10kgの増加に相当するといわれています。スペーサーの重量が重いほど、サスペンションの動きも鈍くなるため、ハンドリングや路面への追従性が悪化する点に注意が必要です。特にワイドトレッドスペーサーは厚みがある分重量がかさむため、これらの影響が顕著に出る可能性があります。

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ホイールスペーサーを装着しても車検に通る?

ホイールスペーサーの装着で、車検に通らなくなる可能性があるのか、気になる方もおられるでしょう。ここでは、ホイールスペーサーの装着と車検の関係性について解説します。車検の合否は、装着した状態で保安基準に適合するか否かで決まるため、許容範囲について押さえておくことが大切です。

車検の合否は装着時の保安基準適合による

ホイールスペーサーを装着しているという理由だけで、車検で不合格となる訳ではありません。車検では、車両の状態が保安基準に適合しているかどうかが確認されます。改造車やカスタムされた車=車検不合格ではありませんのでご安心ください。

つまり、ホイールスペーサーを装着した場合において保安基準に適合することが大切です。ワイド化することによってはみ出してしまったり、ボディや部品同士が干渉したりすると保安基準不適合とみなされます。


はみ出しの許容範囲を把握しよう

ホイールスペーサーを装着した際に車検に通るかどうかは、車体からホイールがはみ出していないかで決まります。保安基準によると、タイヤの外側方向への突出量が10mm未満であれば、「外側方向に突出していないもの」とみなされ問題ありません。

具体的には、車軸中心から上部の前方30°から後方50°までの平面において、タイヤのはみ出しが10mm未満であれば車検に合格します。

ただし、この許容範囲についてはタイヤに対しての基準です。タイヤよりもホイールが外側にきている場合、少しでもフェンダーからはみ出していると保安基準不適合で車検に落ちてしまいます。タイヤとの組み合わせによっても車検の合否が左右されるため注意しましょう。


ホイールスペーサーを取付ける際の注意点

ホイールスペーサーの取付けは、正しく行わないとホイールの脱落や事故につながる危険があります。ホイールナットの噛み込み長さや、規定トルクで締め付けているか、干渉していないかが重要です。ここでは、ホイールスペーサーを取付ける際に押さえておきたい注意点について解説します。

適切なホイールナットの噛み込み長さを確保する

ホイールスペーサーを取り付ける際には、適切なホイールナットの噛み込み長さを確保することが重要です。一般的には約10mm~12mm程度の噛み込み長さが必要とされています。噛み込み長さが短すぎる場合、ホイールナットの緩みにより脱輪の可能性が高くなるのです。

ホイールスペーサー取付け時に噛み込み長さを確保する方法として、ロングハブボルトへの打ち替えがあります。取付け予定の厚みに応じて打ち替えを検討しましょう。しかし、ハブボルトが長すぎる場合は干渉することがあるため、適切な長さを選ぶことが大切です。


トルクレンチの使用・増し締めを行う

ホイールスペーサーの取付けでは、適切なトルクで締め付けることが重要です。規定トルクで締め付けるためにトルクレンチを用意しましょう。ワイドトレッドスペーサーを使用する場合も同様に、固定するナットを締め忘れないよう注意が必要です。

また、ホイールスペーサーを装着する場合はインパクトレンチの使用を避けましょう。適正トルクで締め付けるため、手でホイールナットを取付けた後、トルクレンチで本締めする必要があります。後日、増し締めを行いホイールナットの緩みなどの異常がないか確認することが大切です。


部品の干渉がないかチェックする

輸入車に多く採用されているホイールボルトタイプの車にホイールスペーサーを装着する場合、ロングボルトが他の部品と干渉していないかチェックしましょう。ブレーキ部品だけでなく、ABSシステムなどで使用される車輪速センサーへの接触にも注意が必要です。干渉の有無をチェックしないと、重大なトラブルにつながりかねません。

また、ホイールやタイヤがフェンダーに干渉していないかどうかもチェックが必要です。タイヤが接触すると、損傷によりバーストする可能性があります。


少しでも不安がある場合はお店に相談しよう

ホイールスペーサーの取付けに関して不安や疑問がある場合、無理に自分で行うのではなく、専門家に相談するのが望ましいと言えます。カー用品店やカスタムショップでは、経験豊富なスタッフが適切なアドバイスや取付け方法を提案してくれるでしょう。

正確な取付けが重要であるホイールスペーサーにおいて、専門家の知識を活用することで安全性を確保できます。さまざまな点を意識しなければならないことから、ひとつでも自信を持てないポイントがある場合は、気軽にお店へ相談してみてください。

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ドレスアップ用のホイールをお探しならイエローハットへ

足回りをドレスアップすることで、車の印象が大きく変わり、愛着もアップするでしょう。イエローハットでは、オンラインショップからタイヤ・ホイールをいつでも検索可能です。多くのホイールを取りそろえていますので、タイヤ交換とあわせて購入を検討してみてください。

オンラインショップでタイヤ/ホイールセットが注文できる

ホイール選びでは、車種に適合しているかが重要です。イエローハットのオンラインショップでは、お車のメーカー名と車種、そしてタイヤサイズを選択いただくだけで、簡単に適合するタイヤとホイールが見つかります。

検索結果からお好きなタイヤとホイールを選び、取付け店舗・取付け希望日など、表示内容に合わせて入力・選択していただくと注文が完了します。まずは一度、お好みの商品があるかどうか、オンラインショップで検索してみてください。


対象商品ご購入者様に2つのアフターサポートを提供

イエローハットでは、税込2万円以上のタイヤ4本セットもしくはタイヤ&ホイール4本セットを購入いただいた方に2つのアフターサポートをご用意しています。

アフターサポートの内容は、ホイールナットの増し締め点検と、タイヤローテーションです。どちらもイエローハットが厳選したサポートメニューですので、タイヤ交換後、ぜひご活用ください。


履替えを予約するなら専用WEBページからがおすすめ

タイヤは季節に合わせて履替えることが重要です。履替え作業を店頭で依頼する方も多くおられるでしょう。イエローハットでは、履替え作業の予約を専用WEBページからも受け付けています。

WEB予約していただくと、混み合い状況に左右されずスムーズにタイヤを履替えられます。同ページから予約日の確認・変更・キャンセルも簡単にできますので、ぜひご利用ください。

タイヤの履替え作業

WEB予約 コチラ


まとめ

ホイールスペーサーやワイドトレッドスペーサーの使用を検討している場合は、メリットとともにデメリットや弊害についても把握することが大切です。はみ出しや干渉の有無、締め付けトルクなどに注意し、保安基準に適合する範囲で取付けましょう。

装着について迷われている場合は、ぜひイエローハットでご相談ください。タイヤの購入については、オンラインショップが便利です。ドレスアップ用にホイールセットでの交換を、ぜひご検討ください。

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