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車のホイールは修理できる?可否や使用限度、損傷の種類や原因も解説!

ホイール修理が必要になる場面はありますが、どのような損傷に対して修理が可能なのか疑問に思われる方もおられるのではないでしょうか。車のホイールは見た目だけでなく、走行安定性にも大きく関わります。

このコラムでは、ホイール修理の可否や使用限度、損傷の種類と原因について解説します。また、修理費用の目安やDIYの方法も紹介しますので、ホイール修理に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

ホイールの傷や割れは修理可能?

ホイールに傷や損傷を見つけた場合、修理を検討する方もおられるでしょう。ホイールを購入する場合、数万円~数十万円ほどの出費になります。コストを抑えたい場合やお気に入りのホイールの場合は、修理を検討するのもひとつの選択肢です。
ここでは、日本自動車タイヤ協会(JATMA)が示す基準をもとに、ホイール修理の可否について解説します。

ホイール修理の可否について

車のホイールが損傷した場合、修理が可能かどうかは損傷の種類や程度によって異なります。例えばリムやディスク面に亀裂や大きな傷がある場合、事故の危険性が高まるため、日本自動車タイヤ協会(JATMA)では修理を禁止としています。

一方で、軽微な損傷であれば、基本的には修理可能です。ただし、修理に対応してくれるかどうかは、ショップによって差があります。修理が不可能と判断された場合は、新しいホイールへの交換を検討しましょう。


ホイールにおける使用限度の定義

車のホイールには使用限度があり、強度が低下するような損傷がある場合、修理ではなく交換が必要です。日本自動車タイヤ協会(JATMA)の資料によると、「ホイールは亀裂、損傷、変形、又は、摩滅及び錆、腐食の著しいものは使用してはならない」とされています。

安全性を確保するためにも、損傷が大きい場合は交換を検討しましょう。修理によって一時的に問題が解決されることもありますが、割れなどは再発する可能性があるためです。


代表的な損傷の種類

車のホイールには様々な損傷がありますが、代表的なものには「ガリ傷」「変形」「クラック」の3つが挙げられます。ガリ傷は、縁石などタイヤの厚みよりも高さのある障害物との接触によって生じる表面的な傷です。見た目が悪くなるだけでなく、場合によってはタイヤの密着性にも影響を与えることがあります。

変形やクラックは、ホイールに加わった衝撃などが要因で発生します。変形があると、走行中に振動が発生することもあります。クラックに関しては強度の低下により、事故につながるリスクが高いため、早めに交換することが大切です。


純正品もしくは社外品かで修理のおすすめ度は異なる

ホイールの修理において、純正品と社外品でおすすめ度が変わります。アルミホイールの純正品は比較的入手しやすいため、損傷がある場合は交換がおすすめです。

一方、社外品は在庫が限られていることも多く、特に気に入ったデザインやブランドのものを装着している場合は、修理もひとつの方法です。

ただし、修理を選択する際には、ホイールの損傷の程度を考慮し、信頼できるお店に相談しましょう。修理費用が高額な場合は、資金を新たなホイールの購入に充てることも選択肢に入れることが大切です。

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ホイール修理が必要となる損傷の主な発生要因とは?

せっかくホイールを修理しても、要因を把握していなければ再度傷を付けてしまうかもしれません。どのような場面で損傷し、修理が必要となるのか把握しておくことが重要です。ここでは、傷が付きやすい走行シーンや損傷の発生要因について解説します。気付かないうちに傷が発生している場合は、走行ルートや駐車場所に気を配ると良いでしょう。

縁石などへの接触

ホイールに損傷が生じる主な原因のひとつは、縁石や輪止めなど障害物への接触です。特にスペースが小さい駐車場や狭い道路は、障害物に気付きにくいため注意しましょう。路肩への幅寄せ時にホイールと縁石が接触し、傷や変形が発生することもよくあります。

このような状況では、運転操作に十分注意し、慎重に車両を動かすことが大切です。仮にホイールを損傷した場合は、修理が必要かどうかを判断するためにも、早めにお店で点検してもらうことを推奨します。


走行中の飛び石や強い衝撃

ホイール損傷の原因として、走行中の飛び石も考慮する必要があります。飛び石による傷は、ホイールの美観を損なうことになるため、気になる場合は修理を検討しましょう。

また、走行中に異物を踏んだり障害物に乗り上げたりすることで、ホイールに強い衝撃が加わることもあります。この時、早めにタイヤとホイールを点検したほうが良いでしょう。損傷が見つかった場合は、専門家にアドバイスを求めることが大切です。


パンク・バースト状態での走行

パンクやバーストにより、タイヤ内部の空気が空に近い状態になってしまった際は、すぐさま走行を中止しないとホイールに大きな負担がかかります。サイドウォールが潰れた状態で走行すると、タイヤがホイールから外れたり破断したりして、ホイールが路面に接触し傷付くでしょう。

最悪の場合、ホイールの変形やクラックにつながり、再使用できなくなります。したがって、パンクやバーストを感知したら速やかに安全な場所に停車し、ホイールやタイヤの状態を確認しましょう。


ホイールの損傷は早めに修理・交換を検討しよう

ホイールが損傷した場合は、修理・交換のどちらにするか早く判断することが大切です。放置により、さまざまなリスクが発生する点についても押さえておきましょう。ここでは、損傷した場合に考慮したいリスクの他に、ホイールバランスやアライメントの狂いに関して解説します。

放置した場合にリスクがある

ホイールの損傷を放置すると、さまざまなリスクが生じます。まず、エア漏れが懸念されるリスクのひとつです。タイヤ空気圧の低下は、走行性能や燃費の悪化につながり、最悪の場合バーストして事故を起こしてしまいます。

また、ホイールの損傷部分にサビが発生し、内部で腐食が進行することもリスクとして挙げられます。見た目が悪くなりホイールの価値も下がるため、放置することは避けましょう。


ホイールバランスに狂いが生じている可能性がある

ホイールの損傷により、ホイールバランスに狂いが生じることがあります。ホイールバランスとは、タイヤとホイールの組み合わせにおいて、重さの分布が均等かどうかを表す際に用いられるワードです。ホイールバランスが狂うと、走行中に振動や異音が発生し、タイヤやサスペンションに負担がかかります。

そのため、ホイールの損傷を発見した場合は、ホイールバランスを点検することが大切です。タイヤを交換できるお店であれば、バランス調整に使用する機械を大半は備えています。不具合が発生する前に、早めに相談しましょう。


ホイールアライメントのずれにも注意

ホイールアライメントとは、車体に対するホイールの取付け角度のことで、走行に影響する要素です。ホイールに衝撃が加わった場合、適正値からずれることがあります。ずれが大きいと、車がまっすぐ走らなかったりタイヤに偏摩耗が強く出たりと、さまざまな悪影響があるため注意が必要です。

ホイールアライメントの調整は、精密で高価な機器を必要とするため、どこでも対応してもらえるわけではありませんのでご注意ください。なお、ホイールを損傷した際、違和感を感じた場合は、ホイールバランスだけでなくアライメントの狂いも念頭に置きつつ、お店に相談することが大切です。

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ホイールの修理費用とDIYの方法について

ホイールを修理するかどうかは、費用により判断する方が多いでしょう。ホイールの購入よりも修理費用のほうが高く付く場合は、ホイールを購入するのが一般的と言えます。また、軽微な傷であれば費用を抑えるために、DIYで修理を実施するのも選択肢のひとつです。ここでは、ホイール修理費用やDIYの判断基準と補修の流れについて解説します。

修理費用には幅がある

ホイール修理の費用は、ホイールの材質や損傷の程度、仕上げの方法などによって変動するため修理費用にも幅があり、最低でも1万円程度はかかるのが一般的と言えます。

お店によって、修理の可否だけでなく費用も異なることから、見積りを比較して判断すると良いでしょう。
※イエローハットの一部店舗ではホイール修理を承っておりません


軽いガリ傷の場合はDIYも可

軽いホイールのガリ傷については、DIYでの修理が検討できます。費用面においても工賃が発生しない分、安価に済ませられることが一般的です。ガリ傷に効果的なパテ補修において、必要な道具はカー用品店等で簡単に手に入ります。基本的に、耐水サンドペーパー、パテ、マスキングテープ、脱脂剤が必要です。

ただし、DIY修理では、プロのように仕上げることは困難です。遠目で目立たない程度に補修できますが、特殊な加工が施されたホイールなどの場合、悪化させるリスクがあることを押さえておきましょう。


DIYによる傷補修の流れ

パテによるガリ傷の補修は、基本的に以下の流れで実施します。

  1. まずは、修理箇所周辺をマスキングテープで保護します。
  2. 次に、荒目の耐水サンドペーパーを使って修理箇所を研磨し、盛り上がった部分を削ります。
  3. 研磨後、シリコンオフなどの脱脂剤を使用して修理箇所を脱脂します。
  4. 脱脂が完了したら、パテを傷に塗布します。少し厚めに塗り込みましょう。
  5. パテが完全に乾燥した後、細目の耐水サンドペーパーで磨いて表面を整えます。
  6. 最後に防錆対策(塗装等)をすれば完了となります。

これで一般的なDIYによるガリ傷の補修が完了です。


ホイールの修理・交換はイエローハットにお任せ!

アルミホイールの修理に関しては、イエローハットの一部店舗で対応しております。また、新品ホイールも扱っており、オンラインショップからも注文可能です。ここでは、イエローハットのアルミホイールリペアやオンラインショップ、タイヤ&アルミホイールの買取についてご紹介します。

アルミホイール修理を検討している場合はぜひご相談ください

イエローハットは全国に約700店舗展開しております。アルミホイール修理(リペア)に対応している店舗もありますので、ぜひお近くのイエローハットにてご相談ください。

また、新品のホイールを数多く取り扱っています。ホイールの傷が深い場合や、変形・クラックがある場合は、ぜひイエローハットのオンラインショップで新品を探してみてください。


ホイール修理ができないときはオンラインショップが便利

イエローハットではオンラインショップを運営しています。オンラインショップでは、タイヤだけでなく、タイヤ&ホイールセットを注文可能です。さまざまな種類の商品を取りそろえていますので、お車に合った商品が見つかるでしょう。

タイヤ・ホイールの価格や交換にかかる工賃など、費用の詳細や合計金額が分かりやすく表示されますので、予算に合わせて商品を選べます。注文方法も簡単ですので、ぜひオンラインショップにアクセスしてみてください。


状態によってはタイヤ&アルミホイールの買取に対応

イエローハットではタイヤ&ホイールの買取にも対応しています。社外ホイールに交換した際、純正ホイールとタイヤが余る場合などは、お気軽に店舗にてご相談ください。

タイヤ・ホイールの状態しだいで買取させていただきます。タイヤのブランドや残り溝など、対象となる条件がいくつかありますので、詳細については店頭のスタッフにお問い合わせください。

タイヤの履替え作業

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まとめ

ホイール修理は、損傷が軽い場合に検討する選択肢です。変形やクラックなど、著しく損傷している場合は、安全性に関わるため修理よりも交換をおすすめします。なおDIYで補修できるケースもありますので、費用を抑えたい場合には検討してみてください。

アルミホイールの補修を検討している場合は、イエローハットの店舗でご相談いただけます。購入についてはオンラインショップからも可能ですので、ぜひ一度検索してみてください。

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